Windy day  - 映画感想 2007


 _つまらん
 _いまいち…
 _まあまあ
 _面白かったー
 _最高オォッ!♪



   ポリアンナ  

ポリアンナがいまいち可愛く見えななかったのがいまいち。顔の造作はいいんだろうけど、眩しそうというかしかめっ面な表情をしてることが多かったですよね。
*以下、作品のラストに触れてます。まだ観てない方はご注意ください。
木から落ちて、普通の映画なら足をくじいたとか、大したことないケガで済むんだけど、両足のマヒという事態になって少し衝撃的でした。
バザーが成功したのは確かにポリアンナのおかげかもしれないけど、それにしてもあれだけの人がお見舞いに来るのはちょっとありえないのでは、という気もしたけど、でもなかなか感動でした。手術がどうなったかは、「ご想像におまかせします」 的な終わり方だったけど、きっとうまくいったのでしょう。


 
 ユー ・ ガット ・ メール  



映画館で観た時はイマイチだったけど、数年経ってまた違う感じ方ができるかも、と観てみたけどやっぱりイマイチだった (^^ヾ
なんというか、せっかくメールでの出会いっていうステキな題材なんだから、もっとうまい見せ方が出来たんじゃないかな。敵役として出会うのもいかにもすぎて何だかなだし、お互いに恋人がいるのに、円満に別れられるのもちょっと出来すぎ。

*以下、作品のラストに触れてます。まだ観てない方はご注意ください。
ジョーの、
「もし僕と君が、ただ普通に会ってたら、 (中略) こう言ってた。一緒にいようよ、死が2人を別つまで、って」
という告白はステキだったけど。

ラストで公園にジョーが現れた時、 「え、彼があの人だったの? まさか、でも ・ ・ ・ 」 という様子をもう少し見せて欲しかった。
「THE END」 もちょっと大人しすぎでした。


 
 クレイジー ・ イン ・ アラバマ  



とんでもないことが淡々と進んでいって、「おいおい、いいのか?」 という感じで面白かった (と言っていいのか) 。 『ポイントブランク』 の雰囲気と似てるかも。

「死体慣れしてる」 ダブおじさんって警官か医者なのかなと思ったら、葬儀屋かい。確かに慣れてはいるだろうけど、処分してもらうために呼んだのかと思ったので、「それは違うだろ!」 と突っ込んじゃいました。
ルシールが逮捕された時の留置場の警官、チョロすぎ。どれだけ飢えてたんだよ (笑)  容疑者を逃がしちゃって、この後どんな処分を受けたのか。
立ち寄ったレストランのウエイトレスに、
「 (夫は) 殺したの」
とあっさりしゃべっちゃうし、まさか本気にしないだろうとわざと言ってるのか、それとも何も考えてないのか。
ウエイトレスと話が合って、警官からもかばってもらえたし、カジノで大儲けしたし、ルシールは強運で、人を引き付けるものを持ってるのでしょう。

一方、黒人の人種差別という真剣な題材もあって、ルシールの跳んだストーリーとは全く違って、少し戸惑いました。
テイラーのお葬式の日、プールで大勢の黒人が逮捕された後、場面が切り替わってルシールになったけど、この頃には、ルシールのことなんてどうでもいい感じでした。
なんでこ両方のエピソードを入れたんだろう、それぞれ別の作品として充実させた方が良かったんじゃないのかと思っていたら、テイラー殺しの保安官への証言を巡って、ようやく交わりました。そういうことだったのか。

*以下、作品のラストに触れてます。まだ観てない方はご注意ください。
裁判の結果はドキドキでした。20年と聞いて、「うわー」 と思ったけど、執行猶予。良かった、のか? (私は人を殺したら死刑にするべきだと思ってるもので)

ピージョーはきっとこの夏で、ぐっと成長したんでしょうね。この子はきっといい男になる気がする。


 
 ザ ・ セル  



状況の説明があまりなかったので、最初少し分かりにくかった。

最初にスターガーの意識に入った後、キャサリンが外で話してたけど、そんな悠長に過ごしてる場合かよ、とイリイリしちゃった。異常な意識化を見てショックだったのは分かるけど、しょせん意識下のことでしょ。現実に今、殺されそうになってる女性がいるってのに。
あと、「100倍ひどい虐待を受けても、きちんと育つ人間もいる」 というのは、この男の人自身のことだったのでしょうか。

*以下、作品のラストに触れてます。まだ観てない方はご注意ください。
2回目に意識下に入った時は、はっきりってどーでも良かった。こういう異常な世界を描くのを楽しんでるみたいで、この監督だか脚本家だか知らないけど、こういう趣味があんじゃないの? と思っちゃった。ジュリアも、寸前で助かったけど、あんなに水が入って来て、見てて辛かったっつうの。やっぱり私はSにはなれないと改めて確信。


 
 博士の愛した数式  



事故で脳に損傷を受け、80分しか記憶が持たない、というのは、 『50回目のファースト ・ キス』 を思い出しました。 『50回目の〜』 での症状はフィクションだそうですが、こういうことって本当にあるんでしょうか。

でもあまり、「80分しか記憶が持たない」 ということが生かされてなかったというか、うまく描かれてなかったような気がする。 『50回目の〜』 とは雲泥の差でした。
いきなり 「約数を知ってるかね?」 と計算させられるバイトって、イヤだーっ。
√先生の自己紹介も、授業みたいになってたし (授業だったのか?) 、はっきりいって面白くなかったと思うんですけど。


 
 理由  



ダニーもJTと同じくぶっ飛んだ警官なのかと思ってたけど、教授と話してる様子を見たらまともそうで、あれっと思った。
ボビーが逮捕歴があったことを言わなかったり、でもボビー側の話を聞いたら本当に冤罪っぽかったし、この辺りから、誰を信じていいんだろうかという感じ。

*以下、作品のラストに触れてます。
後半は、そういうことだったのか、という衝撃的な展開でした。確かに、 「ボビーは真犯人を知ってたなら、普通なら真っ先に言うんじゃないのか」 とか、教授が立ち去る直前にブレアが凶器のことを話し出したのには、少し違和感は感じてたけど。
これは何かあるぞと思ったのは、裁判がやけにあっさり終わって無罪になった時。そしてダニーが 「オレはだまされんぞ。これからもずっと見張ってるからな」 としつこく脅したり、ボビーが教授の誘いを 「やる事があるので」 と断ったりしてて、コイツもしかして本当に犯人なんじゃねーの、と思った。

ダニーは彼なりに、女の子を殺した人間を真剣に逮捕したかったんですよね。でも、本当にダニーが犯人だったから良かったようなものの、証拠もなく犯人だと決めつけて、乱暴に自白を取ったのは事実なわけで。

ボビーが妻子を誘拐して、教授達が来るだろうと分かっていながらあの沼地に連れて行くなんて、ここからはちょっとご都合主義でした。普通ならさっさと妻子を殺してるよね。そして、死刑反対論を唱えていた教授が、支持に回る、ということになるのかと思ったけど、さすがにそこまでひどい展開にはならなかったのでした。
しかし、ボビーが前に逮捕されたのって、10年以上前? その間ずーーっと復讐を計画してたなんて、恨む側っていうのは忘れないもんなんだなあ、恐ろしい。あーでも、去勢されたんなら、そのくらい思って当然かも。その時の警官はもちろんJTでもダニーでもない別人だろうけど、イカレた警官はあちこちにいるってことですね。

ダニーが生きてたのは 「そんなバカな!」 という感じ。ボビーはあれだけ残虐な殺人を繰り返してるんだから、普通しっかり殺すだろ。
その後沼に落ちて、ボビーだけワニに食べられるのも出来すぎ。
どんでん返しは面白かったんですが、その後の展開でシラケてしまったのが残念です。


 
 ザ ・ メキシカン  



前に観たことがあって、確かあまり面白くなかったよなあ〜と思いながらもう1度観たら、やっぱり面白くなかった。もう、ジュリア ・ ロバーツがギャンギャンうるさい、うるさい。
あとブラッド ・ ピットはやっぱりカッチョいい役がいいなあと思うわけで。
リロイを殺した所はちょっとドキッとしましたが、それくらいかな。後は完全にダラ観しちゃいました。


 
 サンタクローズ  



夢があっていいんでないの、と思います。最初から妻にも、ソリに乗せるか見せるかすれば良かったのに。
息子は 「パパの仕事を継ぐ」 と言ってたけど、ということは、息子もあんな体型になってしまうのね (笑) 
あとトナカイは、近くで見ると結構顔がコワかった。


 
 バイオハザード  



これってゾンビ映画だったのか?
「食べる欲求だけ残した」 とのことだけど、だったら、アイツら同士で食い合えばいいのに。
妹やかつての仲間が死人となって、恐ろしい形相で襲って来る姿を目の当たりにするのって、一生忘れられない哀しい光景だろうなあ。ゾンビものって、これが辛いですよね。
全体的には、マンガ的なSFすぎてあまり好きじゃなかった。アリスが、記憶がないなりに体か反応して 死人や犬を倒したのは、マトリックスみたいで面白かったけど。
ラストも、いかにもって感じ。あんな状況になったら、マシンガンを構えて戦うより、さっさと自殺した方がいいような気がするけど。というより、それしかない気がするけど。


 
 オレンジカウンテイ  



最初はテンポいいなと思ったんだけど、理事が面接に来ることになった時点で、「長げーよー」 と思ってしまった。第一、理由を説明して改めてショーンの成績表を送り直せばそれでいいんじゃないの? なんでショーンだけ面接?
母親とか兄貴のハチャメチャぶりも、楽しんで観るというより、疲れるんだよね ・ ・ ・
まあ、ハッピーエンドだったので良かったけど。


 
 摩天楼 (ニューヨーク) はバラ色に  



すごい懐かしい。かなり以前に観たことがあって、結構面白かった覚えがあるんだけど、今観てみると、「うーん」 でした。
テンポはいいし、ステキなシーンもたくさんあるんだけど。暗い部屋でパンをかじりながら、
「切符は片道だけでいいよ。帰りは自家用ジェットだ」
と両親に話してる映像がフラッシュバックするシーンなんて、対比が切なくて可哀想で、でもきっとこれから転機が訪れるだろうなという予感で少しワクワクもして、すごく良かったし。
エレベーターの中でバタバタ着替えるシーンも面白かった。

でも、配送係として、あちこちの郵便物や資料を見て、これまで誰も気にしなかった、情報や無駄な経費などを社長に報告して、認められてどんどん出世していく、という方が良かったかなーと改めて観て思いました。その中でクリスティーンと知り合って、距離を縮めていく、っていう。おばさんとの情事とか、社長とクリスティーンの不倫とかはナシで。

*以下、作品のラストに触れてます。
最後のどんでん返しも爽快ではあったけど、結局これって、ブラントリーの実力というよりはベラのおかげじゃ? という気がするベラを夢中にさせたのも、ブラントリー自身の実力 (魅力?) のうちなのかもしれないけど。
クリスティーは、ベラとの情事があったからってことについて、全くしこりは感じないのか?
それにおじさんをクビにするのも、雇ってもらった恩があるのに、ちょっとヒドくない?
浮気はベラもしてたんだからお互い様だし、ブラントリーも、何かひどい仕打ちをされたってわけじゃなく、クリスティーを取り合いになったってだけだし。
先輩と秘書も招き入れてたけど、秘書の人って、それほど重要なことをやってのけたわけでもないのに、「何で?」 と思っちゃった。

ラストの 「自家用ジェットで帰ろう」 というセリフも、リムジンでオペラを観に行くのも、やっぱりしっくり来なかった。もっと、ブラントリー自身の実力だけで 「のし上がった!」 という感があっての結果だったなら、素直に感動したと思うんだけど。


 
 セレナ  



嫌がる子供達に無理やりバンドの練習をさせる父親を、
「横暴だ! 親のエゴだ! 子供が可哀想だー!」
とすごくイヤな気分で観てたんたけど、そのおかげでセレナの才能が目覚めたんですよね。そうか、子供が嫌がっても、無理やりいろんなことをやらせた方がいいんだ! ( ← 単純すぎだっつの)

グラミー賞発表の時の、
「他の人が取ったら、蹴っ飛ばす」
というヨランダのセリフの 「蹴っ飛ばす」 という部分は、自国語でも 「蹴っ飛ばす」 と聞こえてちょっと面白かった (笑) 

*以下、作品のラストに触れてます。
ヨランダが、 「指輪のお金を預かって、私が買っておくわ」 と言った時、絶対持ち逃げする気だと思ったど、ちゃんと買って来て、考え過ぎだったのかと思ったけど、やっぱり! つかお店の経理を任せるなら、前歴くらい調べとこうよ。
しかし、まさかセレナが殺されてしまうとは。
セレナが歌っているシーンはいつも長くて、 「これってひょっとして実話で、セレナという歌手を見せるために作られた映画?」 と思ってたんだけど、ラストもそれっぽかったし、本当に実話なのでしょうか。

あと関係ないけど、セレナのお父さんは私の好きな故 ・ 丹波哲郎さんに少し似ていて、ちょっと嬉しかった (笑) 




 
 Shall we Dance?  

以前ケーブルでやってるのを半分くらい観たことがあって、今回ロードショーで放送されたので、じっくり観ました。
日本版のも観たことあるけど、本当忠実にリメイクされてますね。日本映画がリメイクされたってことも嬉しいけど、これだけ忠実にされてると、演出や脚本も認めてもらえたのかなと思えて、更に嬉しい♪ (それがリメイクの条件だったのかもしれないけど)
「あの役者さんが、ハリウッドだとこういう人になるのかー」 と比べるのも面白かったです。

これってプチ浮気の話、なんでしょうか? 教室では 「独身です」 って言っちゃってるし、妻には内緒だし。まあダンスってのが恥ずかしかったのもあるんだろうけど。
プラトニックだし、いやらしーい下心も露骨には見えないし、男の人の可愛らしい思いじゃん、いいじゃんこれくらいって気はするんだけど、妻にしてみれば、やっぱりいい気持ちはしないよね。

それだけに、 「パーティーに行って」 とプレゼントを置いておいた妻と、一輪のバラを持って タキシード姿で来たジョンはステキでした。 (これ、日本では無理だよね (笑) )
「僕のパートナーは君しかいない」
というセリフには、周りの店員もズギューンッとヤラレちゃってた様子でした。私もヤラレました。




 
 恋のドッグファイト  

美人でない人ばかりに、歯の浮くようなセリフで褒め立てていたので、何かあるなとは思ってましたが。
てっきり、出征前夜に一発ヤリたいのかと思ったら、一番のブスを連れて来たヤツに賞金を出すというパーティーでした。最ッ低だな、コイツら。ホント女の敵だわ。

怒って帰ったローズの家に、エディーが訪ねて来た時、
「何の用だよ!?」
とムカついたけど、好きになったあ!?
確かに店に入る前とダンスの前に、 「やめよう」 って言ってたもんなあ。
でもローズのどこにそんな急速に惹かれたのか。店で声をかけた時は、
「おっブス、いいぞ」
って思ったから誘ったんだろうし。
それから少し話して、パーティーのお店に行くまでに、「いいコだな」 って思ったのかな。

高級レストランに行って、
「外見で人を判断するのは良くないわ」
とローズが店員に言ってたけど、それって普段の生活では確かに一理あるけど、こういう店では別じゃないですか。お高くとまってる店って好きじゃないけど、そういうのがイヤなら行かなきゃいいんだし、第一行けないし (笑) 、行く人は、雰囲気も楽しみに行くんだと思う。静かで落ち着いた店内の雰囲気ってのも、ああいう店では値段のうちでしょう。だからやっぱり、それなりの服装で、それなりのマナーを持った人しか来ちゃいけないと思う。いい服着てなきゃダメな人間ってわけじゃなく、服装ってTPOだし。
まあ、店員の言い方も態度も、見下しててヤな感じではあったけど。

出会ったその日にベッドまで行っちゃって、あーそんな、いいの? とお母さんみたいにハラハラしちゃった。
見てる分にはエディは真剣そうだったけど、仲間の所に戻った時に何て言うのかなと思ってたら、ローズのことは言わず。へー、やっぱり真剣だったのかな。

*以下、作品のラストに触れてます。
と思ったら、バスの窓から破った住所のメモを捨てちゃって ・ ・ ・ 何よ、やっぱり遊びだったわけ? とショック。ローズは可哀想だけど、これを教訓に、これからいい恋して下さい。 ( ← だからお母さんかよ)

しかしその後、脚を負傷したエディが街に戻って来ました。何年後なのか分からないけど、「街も様変わりした」 と言ってたってことは、数年は経ってるってことだよね。
何も言わずに抱き合う2人。って、これで終わりかい!
エディは結局ローズのことは真剣に愛してたの? じゃあどうして住所のメモを捨てちゃったの? 何の連絡もないまま何年後も放ったらかしにされてたのに、ローズはそれでもいいの?
と、ちょーっとスッキリしないんですが。




 
 ネバーランド  

ジョニー ・ デップの顔を初めてまじまじと見た気がします。『シザー ・ ハンズ』 は何度も観たことあるんだけど、あれはかなりメイクしてましたしね。

自分が 「妻」 という立場だからか、奥さんが可哀想になってしまいました。夫婦関係がこうなってしまったのは、奥さんの方にも原因はあったんだろうけど。
子供達が、しっかりしたことを言うようになって、大人になっていくさまが良かったです。




 
 背徳の囁き  

リチャード ・ ギアは当然いい役なんだろうと思ってたので、いきなり射殺された被害者にナイフを握らせて 正当防衛を工作したのには驚きました。でもこんなの序の口、めちゃめちゃ悪いヤツの役だったんですねえ。ヴァンが警官だったことにも驚いた。

パートナーが女性だってだけで、余計な心配してしまうもんなんですね。何でだろう。メールでのやり取りもそうだけど、人ってまだ見ぬ相手を、「ステキな人」 と理想化してしまう傾向にあるのでしょうか。

エイミーから電話がかかって来てた時、「彼女はレズだ!」って叫んだの、聞こえてたよね? ラスト当たりで、皮肉っぽく否定するシーンが欲しかったな (笑)

ヴァンの死因が銃弾でなく、絞め殺されたことによる窒息死って、後で分かるんじゃないのかと思ったんですが。警官であるデニスの目撃証言があるから、わざわざ検死は行われないのか。

*以下、作品のラストに触れてます。
ドリアンの葬儀の日、デニスにヴァンの妻が会話を聞かれてしまったから、てっきり殺されると思ってたけど、なぜかレイモンドの妻を狙いに。なんで? という感じでした。

バーンとデニスを撃ち殺して終わり、というのもちょっとあっけなかった。グダグダしゃべってて、デニスに反撃されて揉み合いになる、というトロい展開にならなかったのは良かったけど。




 
 未知との遭遇  

UFOとか宇宙人の存在は信じてはいるものの、こうして映画で見せられると、
「んなわけないじゃん」
と思ってしまうのはなぜでしょう。
とにかくくだらなかったです ・ ・ ・




 
 スカイ ・ オブ ・ ラブ   

中国の映画は実は好きじゃなかったんですが、たまたま録画してあったこれはかなり良かったです。これからは中国映画は面白くないという先入観は捨てようと思わせるほどでした。

シャオジャーの片想いぶりの様子が、初々しくて、微笑ましくて、キュンキュンしちゃいました。いいなあ。
シャオジャーの無線機のマイクが大きくて、それを握るシャオジャーの手が、筋の出具合いとかがキレイで、結構手にも見とれてました。 (マニアック?)

*以下ネタバレです。
ジャーフェイと無線で交信するシャオジャーは、実は21年前の時にいた ・ ・ ・ 道理で、シャオジャーの着てる服が、どれもやけに古くさかったわけだ。中国ってこうなのかなあ、と思ってたんですが。 ( ← 失礼)
年齢差を考えた時、ジャーフェイはシャオジャーと先輩の子供なのでは、と気付いてワクワクしました。
先輩がヤーチンと1階違いの病室に入院することになって、まさかこれでお近付きになってしまうんじゃないだろうな、と一瞬思ったんだけど、シャオジャーに、ギプスに 「名前を書いて」 と頼んでたので、ああ大丈夫だなと安心したのですが。
ジャーフェイが、「僕の両親の話みたいだ」 と言った時、「ほーらやっぱり!」 と思ったんだけど、母親の名はヤーチン。ショックでした ・ ・ ・

シャオジャーが先輩と別れたのは (というか付き合ってたの?) 、運命だから仕方ないと思ったのか、ジャーフェイを消してしまってはいけないと思ったからか。
この時点では、先輩は会いに来てくれてたし、シャオジャーに気持ちがあった風なのに、もったいないというか、切なかったです。

ジャーフェイの言ってた、
「人を好きになると欠点も受け入れるべき?」
というのは、難問ですよね。確かに、ああしろこうしろと自分の好みを押し付けて、その通りにしなきゃ付き合わないというのは、その人自身を好きなわけじゃない気がするし、言うことを聞く人であれば、自分でなくても誰でもいいんじゃないかと思ってしまいそう。
でもかといって、「これが自分なんだから」 と開き直って、自分の気のおもむくままに行動して相手の気持ちを思いやらないのでは、一緒にいる意味がないし。
逆に彼女のように、相手が嫌がることをやめようとか直そうとかするのも、相手が好きだから出来ることだろうし。でも、自分を押し殺しすぎて無理をして合わせるのでは、「本物」 でない気がするし ・ ・ ・ 難しいなあ。

2002年のシャオジャーが幸せでいるのがどうか結局分からないままだったけど、これはこれでいい、と思えました。
20歳そこそこで失恋なんて珍しいことじゃないんだし、そんなに責任感じることないんじゃないでしょ、だーい丈夫でしょお、と思うんだけど、もしかしたら恋愛の感覚が日本とは違うのでしょうか。付き合う時は真剣で、結婚前提くらいに考えてるとか。

ジャーフェイにまとわりついてた彼女は、んもうたまらなくウザかったんだけど (途中までシャオジャーとジャーフェイが付き合うようになるのかなと思ってたから、おジャマ虫的な存在だと思ってたし) 、ジャーフェイが実家に誘ってからは、ジャーフェイの気持ちが彼女に戻ったこともあって、可愛く見えました。ラストなんてすごく可愛かったもんね。
でも、あまり飲み過ぎないでね (笑)




 
 A.I.  

マーティンがまたクソガキでしたね〜。こんなクソガキでも、親にとっては可愛いんですね。 (当たり前か)

デイビッドを森に捨てたのは、食べなくても生きていけるから、廃棄するのは可哀想だからという、デイビッドのためというよりはモニカ自身の身勝手さだと思う。デイビッドのためを思うなら、廃棄してあげた方が良かったような気がする。

ジャンク ・ フェアは残酷で、所どころ笑えるっぽくしてあったんだけど、全然笑えませんでした ・ ・ ・ 機械とはいえ、人間の言葉をしゃべって、感情があるかのようなメカを、火あぶりにしたり、劇薬で溶かしたり、粉々に砕いたりして大ハシャギするのって、理解できない。マーティンが 「オモチャは壊して遊ぶのが面白い」 と言ってたけど、さっぱり理解出来ない。

*以下、作品のラストに触れてます。
前半は星4つの勢いで面白かったんだけど、後半つまらなくなったのが残念。
ただ、デイビッドの、母親を求める気持ちがすごく一途で、切なかったです。父親に対する愛情も同時にインプットしたはずなのに、やっぱり 「母親」 を求める気持ちが大きいですね。
1日だけでも、モニカと幸せに過ごせて良かったね。




 
 激突!  

2、3回観たことがあって、かなり久し振りにまた観てみました。

主演の男の人の運転してる姿勢が初めて映った時、シート前に出しすぎ! 完全なモンチッチスタイル。運転しにくそう ・ ・ ・  (ハンドルを握った状態での肘の角度は、90度がベストだそうです)

かなり前に観たきりだったので、
「最初に追い越した時、結構乱暴に追い抜いたんだっけ?」
と思ってたんですが、全然そんなことなくて、普通でした。普通〜に追い抜いて、別に強引にでもなく前に出て、普通に走ってたら、また追い抜かれて。でも遅いし、排気はクサイしで 「何なんだ?」 と思いつつまた普通に追い抜いて、そしたらまた追い抜かれて、前に出たらまた遅〜〜くて。完璧にトラックの方がケンカ売ってます。
男の人の方にも問題があったんじゃないかと思ってたけど (仮にどんな乱暴な追い抜き方したとしても、後であんな目に遭わされる理由にはならないけど) 、1回目、2回目はもちろん、3回目に追い抜いたのも、普通の人ならああするだろうと思ったし、私でもすると思う。
完全に、トラックの運転手の方がイカレてます。

最初に追い越して、追い抜き返された時、そのまま2度と追い越さなければ良かったのか、または最初に追い越した時、「ありがとう」 とハザードを上げてお礼していれば良かったのか (当時の、しかもアメリカで、その合図ってあったのかどうかは分からないけど) など、「一体いつ、トラックの運転手はあそこまでの殺意を持ったのだろう」 と考えてしまう。

レストランでのシーンは、それまでの車同士のカーチェイスとは一風違ったスリル感で面白かった。
カウンターに座る男達をチラチラ見ながら、「どいつだ?」 と足元を確かめる。ドキドキします。つか全員そう見える。
こいつだろう、と思った男に、
「おい、もうやめてくれ」
と声をかけるんだけど、もし本当にこの男だったとしても、あんな言い方じゃ逆効果だと思うけど (笑)
しかしカウンターの男達、みんな普通にビール飲んでたけど、全員ドライバー、ですよね?

レストランを出てからは完全に殺されそうになってて、怖い怖い。ガソリンスタンドに突っ込んで来たり、踏切で押されたり。
でも、エンストしてたスクールバスは押してあげてましたね。何、親切してんだか (笑)  (子供達はバス降りてたはずなのに、いつの間に乗ったんだ)

*以下、作品のラストに触れてます。
ラストは完全にカーチェイスで、最初に観た時は、ただ 「怖いよう」 とドキドキしてたと思うんだけど、今回観て、ここまで執ように追って来るトラックの運転手に、「追い越したくらいで、何なんだよ!?」 と腹が立った。つか仕事中だろうがオマエ。仕事しろよ。通行止めなのに、こんな所まで追いかけて来てるんじゃねえよ、ヒマ人が。

最後にトラック運転手が、「ヤバイ!」 「ああ、こんなことするんじゃなかった〜〜〜」 と、ブレーキが間に合わなかった時、断崖から落ちて行く時に、一瞬でも思ってくれたなら良かったんですが、つかザマミロですが。しかし、ただ追い越しただけなのに何だったんでしょう。単なるヤク中だったのか。この運転手のいた会社に行って、どんな男だったのか、会社での評判を聞いてみたいもんです。
あとあの男の人、あそこから車の通る道に歩いて行くのは、大変だったろうなあ。




 
 釣りバカ日誌16  

誰だ、このセリフ棒読みの女優は!? と思ったら伊東美咲さんでした (^^ヾ 

今回はあまり釣りの話はなかったですね。
相変わらず浜ちゃんはおバカです ・ ・ ・ ある意味うらやましい。こんな性格になりたい (のか?) 。

ボビー ・ オロゴンが出てて、こんな有名シリーズの映画に、しかもかなり出番ある役で出れたのに、あんな事件起こしちゃって、バカだなあとしみじみ思った。




 
 愛と呼ばれるもの  

ミランダとジェームスの恋愛が、等身大で親近感が持てて、すごくステキでした。初めてのケンカもドキドキしたけど、ちゃんと仲直りしたし。
オーディションでは、最初はまるっきり相手にされない素人っぽかったのに、後半では、相変わらず合格してないのに、なぜか存在感だけはいっぱしになってた (笑) 

ミランダとジェームスは本当に結婚したの?
で、離婚はしないんだよね? 「 (結婚した場所へ) 一緒に行く」 って言ってたけど。




 
 アスペン  

親友だけどライバル、というか、相手が常に自分より1歩前を行ってるっていうのって、男同士でもキツイだろうなあ。
きっとJTは、常にデックスよりモテて、いい目を見て、恵まれて来たんでしょう。
アスペンまで乗せてもらった車でも、助手席に乗ってたのはJTだったもんね。別に2人とも意識してるわけじゃないんだろうけど、何となくそういう図式が成り立ってしまってるんだろうと思えた。

JTがクレバスに落ちた時は、ヘタしたらこれだけで映画が1本作れそうだと思ったほどなのに、デックスは鮮やかに、すぐに救出しましたね。冷静かつ迅速な対応で、デックスがカッチョ良く見えましたよ。

というか、2人ともスキー上手すぎ。 (もちろん吹き替えだろうけど)  これだけの腕前なのに、ルックスで落とそうとしてたなんて、校長ってば、見る目なさすぎ。デックスはそんなにルックス悪くないしさー。

デックスが麻薬の運び屋を請け負ったのは、あーあやっちゃった、という感じ。挙動不振すぎだし、悪いこと向いてないんだよー。やめときなさいって。
あれだけのブツをトイレに流しちゃって、大変なことになるんじゃないの、とこっちまで青くなっちゃった。裸で雪道を走ってたのには、
「身ぐるみはがされただけて済んだんなら、良かったじゃーん」
と笑っちゃったんだけど、それだけでは済まなかったようで。

*以下、作品のラストに触れてます。
雪崩のシーンを見て、これは自然界のごく自然な現象だなあと素直に感じました。たまたまそこに人間がいたから、悲劇になってしまうんですよね。
人が亡くなるというのは、やっぱり救いようのない状態なので、あまり好きじゃない ・ ・ ・ デックスはケガで入院ということにして、松葉杖をついて、優勝したJTとパートナーと握手、というふうにして欲しかった。

JTはハンサムでこれからもモテそうだけど、浮気しちゃダメだよー。




 
 招かれざる客  

同じ黒人のメイドが、ジョンを差別するのが不思議で、不快でした。人種差別の実態は、私達が考えてるよりずっとずっと根深いものなんでしょうね。

「ご両親が反対なら結婚はしません」
と宣言したジョン。普通なら 「親が反対したくらいで、情けない!」 と思ってしまうところだけど、ジョンは黒人であることの差別と偏見の厳しさを身を持って知っているからこそですよね。自分の父親にはガツンと言ってたもんね。

10日前に会ったばかりっていうのが、聞いて驚いたし、 「ちょっと早いんじゃない?」 と心配になってしまったけど、でも、何十年も連れ添って幸せに暮らしてる夫婦だって 「出会って10日目」 の時はあったんだし、たまたまその時に結婚を決意した、という考え方もあるかなと思った。

*以下、作品のラストに触れてます。
ジョーイのお父さんが、
「妻は現実をロマンチストで忘れ、神父はねじ伏せると言い、彼の父親には正気かと言われ、母親には老いぼれと言われ ・ ・ ・ 」
と言い出して、間違ってはいないけど、そこだけかいつまんで言うと、みんながすごいひどい人みたいじゃん、と笑ってしまった。

「え、これで終わり?」
と少し拍子抜けもしたんだけど、きっとジョンの父親もこの後折れ、互いの両親に祝福され、幸せな結婚式が行われたのでしょう。
この後、2人がうまくいかなくて離婚してしまったとしたら、
「だから反対したのに」
「やっぱりやめておけば良かったんだ」
となってしまうけど、末永く幸せでいたら、
「あの時、許して良かった」
となりますよね。そうなるよう、2人にはこれから頑張って欲しい。ジョンは年上で大人だし、ジョーイをきっと包んでくれるだろうし、ジョンの方も、ジョーイの若くて真っ直ぐな情熱に救われることもたくさんあると思う。いいカップルですよね。どうか末永く幸せに暮らしたことを祈ってます。




 
 007 / リビング ・ デイライツ  

007シリーズって、実はちょっと苦手で、あまり観たこともないです。
スパイものは好きなんだけど、コミカルすぎるというか出来すぎというか、「ボンドがモテることは前提」 という所が、「ケッ、何だよそれー」 と思ってしまうのです。トム ・ クルーズの 『ミッション ・ インポッシブル』 のように。

今回もいきなり、
「ステキな男が1人でもいればいいんだけど」
と、見るからに欲求と時間をもてあましてる金持ちの女がクルーズで電話してる所へ、ボンドがパラシュートで降りて来る、といういかにもなシーンだったし。 (この女性がボンドガールなのか? と思ったけど、違って良かった)

カーラと車で逃亡した時、車から次々と秘密兵器が出て来るのは面白かった。007はこういうものだ、と割り切って見れば、楽しめるのかも。でもやっぱり 「子供だまし」 な気がして、個人的にはリアルな感心させて欲しいんですが。
チェロのケースで滑りながら国境を越える際、ゲートをくぐるのに、ボンドがチェロをポンッと放り投げて受け取るのは楽しかった。
日本には国境がないから、「国境を越えたら警察も追って来れない」 というのがいまいちよく分からなくて、相変わらず不思議な気がする。

飛行機での 「普通、絶対落ちるだろ!」 というアクションはお約束という感じ。
それにしてもボンドは全てにおいてスマートすぎて、ラストでカーラとキスしてベッド (?) に倒れ込んだのも、
「きっとベッドでのテクニックもすごいんでしょうなあ」
と思ってしまいましたよ。

しかし、穴の開いたチェロって、音には支障ないの?




 
 きみに読む物語  

アリーがノアに夢中になって、「好きなの!」 と親に泣きながら言うのを見て、男性はやっぱり 「押し」 だあッと確信しました。ノアがあれだけ押してなかったら、絶対アリーは鼻にも引っかけないままだったろうし。
でもアリーの両親に反対されて、
「うまく行きっこない」
とノアが弱気になって別れようとしたのには、
「じゃあ何で誘ったんだよ?」
と情けなくなっちゃった。ここまで好きになるとは思わなかったから?

*以下ネタバレてます。
現在、物語として読み聞かせてる老婆が 「アリー」 と名乗って、2人が結婚したんだと種明かしをするのは、もう少し後にして欲しかったかな。婚約者との間で揺れて、どうなるのかをハラハラしながら見守りたかったもんなあ。

最後のシーンはちょっと蛇足のような気がしました。アリーが物語が自分達のことだと思い出して、ノアと静かにダンスをする ・ ・ ・ というままで終わった方が良かったのでは。それがちょっと出来すぎというなら、その後、アリーがまた忘れてしまい、「何なのアナタは!」 とパニックになり、画面が暗くなって、「翌朝」 ・ ・ ・ で終わりでも良かった。こうして物語を読み聞かせることが毎日繰り返されて行くんだ、という感じで。




 
 オータム ・ イン ・ ニューヨーク  

「悲劇の彼女を愛する自分」 に酔ってるだけの、ただの不誠実なヤリチン男の話。

てっきり、「今までどの女も本気になれなかったけど、シャーロットは特別」 という展開になるのかと思ったら、ヤッた後、冒頭の彼女へ言ったのと同じようなセリフを聞いて、何だよ結局遊びだったのかよ、と一気にザーッと冷めた。

「リンとは何もやってない」 とあれだけキッパリ言ってたのにウソだったわけだし、全く信用出来ないわー。それでキレられたら、
「君は子供だ。僕は君にふさわしくない」
だと。何なんだよそれは。バカにすんのもいい加減にしろ。
シャーロットの母親とも、ヤリはしなかったらしいけど友達を妊娠させたとのことで、その時からずーっと同じことしてるわけやね。情けなくないのかね。

なぜか友人は、
「彼女を失ってもいいのか? 会いに行け!」
と、本当はシャーロットを愛してるんだろ素直になれ、と洗脳してるし。なんでそうなるんだ? シャーロットのことも、しょせんその他大勢と同じようにしか考えてないんだろうが。

シャーロットに言い訳しに来た時も、「同じようなことを、今まで何10回も繰り返して来たんでしょ。どうせまたヤリたいだけなんだろうが」 と完全に白けて観てました。本当に愛してるってんなら、プラトニックでいてみろよ。
この後のセックスシーンも、中年男が若い娘の身体にむしゃぶりついてるようにしか見えなくて、はっきりいって気持ち悪かった。

外科医を必死で探してる時も、「アンタさー、もし手術が成功して、さあこれでシャーロットはあと何10年も生きられます」 ってなったら、どーすんの? 結婚すんの? アンタが死ぬまで愛し続けられんの? ムリでしょうが」 としか思わなかったし。

ラストで子供を抱いてるのも、「今まで、何回中絶させたわけ? シャーロットの母親の友達も妊娠させたんでしょうが」 と思うと、何もなかったかのように笑って赤ちゃんを抱いてる姿には嫌悪すら感じました。




 
 ジャイアント ・ ピーチ  

ディズニー映画だったんですね ・ ・ ・ なまじ最初がファンタジーっぽい普通の映画のようだったので、しばらく観てしまって、ジェームスが桃に入ってから 「何だこりゃ」 と思ったんだけど、ここまで観たんだしもったいない、と結局観ましたが。ディズニー映画はもういいです〜。




 
 時計じかけのオレンジ  

有名な映画なので、20年近く前に1、2度観たことがあるんですが、あまり覚えてないし、面白いというよりは 「なんかものすごい映画」 という印象しか残ってなかったので、今一度観てみました。
面白かったです! やっぱりこの年で観ると違いますね。

レイプのシーンは、演技だと分かってても観てるだけで辛くって、『es』 でも思ったけど、
「なんで女ってだけでこんな目に遭わなきゃいけないのよ!」
と生物学的な不満まで吹き出す始末。
それにしても部屋のインテリアなどについては、初めて観た20年近く前、「○年の映画とは思えず、今観ても新しい感じがする」 と評されていたけど、現在でもそうなのが凄い。
また、「暴力行為やセックス行為をしようとすると、猛烈な吐き気に襲われるようになる」 というシステムも、十分現代でも斬新であるし、問題提起にもなっている。

神父の、
「善は心より欲するもの。善は選択され得る。選ぶことの出来ない者は人間とは言えない」
という言葉が印象的でした。
確かに、例えば財布を拾って、それを届けるか届けないかを選択するのは自分ですもんね。

出所した主人公が、両親や、元の仲間や、昔襲ったホームレスに痛めつけられるのは、少しは可哀想な気もしたけどやっぱり自業自得だと思った。自分が痛めつけた人達は、もっともっと辛くて苦しい思いをしてるはずだし。

妻を強姦された夫の復讐は、いまいち生ぬるかったかな。横でじーーっとにらんでたのはコワかったけど。
食事やワインを出してやるのも、私だったら、どんなわずかな幸せや快楽も味わせたくないって思うから絶対しないと思う。おいしそうに飲み喰いしてるのが、ムカついて仕方なかった。
音楽をガンガン聴かせるのはなかなか良かったけど、窓を開かないようにして、逃げ場をなくしておけば良かったのに。あんな風に飛び降りさせることが狙いだったのかもしれないけど。

ラスト近くで、病院で 「パカッ」 と口を開けて食事を食べさせてもらってるのも、見ててムカついた。
こいつは根本は全く変わってないと思うし、これまで被害に遭った人達のためにも、とことん地に堕ちて地獄を見させて欲しかった。




 
 ベイ ・ フォワード 可能の王国  

見ず知らずの他人に自分の高級車をポンと譲る行為が、小学校の授業とどう関連しているのだろうと、ワクワクしながら観てました。そういうことだったのかー。

トレバーの案は、実に 「子供らしい」 、単純で純粋で真っ直ぐなものだと思う。これを、「そんなこと続くわけないじゃないの」 と鼻で笑うのではなく、「その通りだなあ」 と共感できる大人でありたい。

また、この映画は大人の 「弱さ」 がすごく描かれてると思った。それらの大人を勇気づけたり立ち直らせるトレバーも、決して 「大人」 ではないのだけれど。

*以下ネタバレてます。
それだけに、トレバーが亡くなってしまったのはショックでした。ドラマ 『海猿』 で池澤が殉職した回の感想でも書いたけど、人の死を 「美しいもの」 「永遠に」 みたいな描き方は、やっぱり私は反対です。 (そういう意図ではなかったのかもしれないけど)  死んでしまったら本当に 「終わり」 で、ストーリーとして救いようがないと思うのです。
ラストでは、トレバーのために大勢の人がキャンドルを捧げに来てくれていたけど、例えアメリカの全国民が訪れて来たとしても、母親は 「良かった」 なんて思えないと思う。癒されはするだろうけど。

トレバーが 「いいこと」 をしようとしたために殺されてしまい、
「あんな案を考えつかなければ良かったのに」
と絶対思ってしまうだろうし、この映画自体を否定するものになってしまった気がする。本当に、なんで殺しちゃったのかなあ。




 
 コレクター  

美人は狙われる危険性がある、というのを再認識。
護身術を身につけておいた方がいい、と以前書きましたが、薬を使われたり、縛られたりしたら、どうしようもないよなあ ・ ・ ・
人1人を誘拐するのは、本気になればそう難しいことではなく、きっと世界中のあちこちでこうしてさらわれてる人はいるんだろうと想像すると、本当に恐ろしい。

部屋に運んでからは、手足を縛らずに自由にしてやってたのが少し意外でした。
この男は、かなりコンプレックスが強くて、人付き合いもうまく出来ない (と思い込んでいる) のでしょう。友人もうまく作れない、ましてやきれいな女性になど、まともに話しかけても相手にされないだろうと決めつけているんだろうな。

男がミランダの髪を両手で触って、顔を近付ける仕草をした後、
「2度としないで。またしたら、もう口をきかないわ」
と戒めたのは、監禁されているミランダの方が立場が上みたいで、奇妙な感じで面白かった。

でもお風呂のお湯をあふれさせたり、スコップで殴ったりした後など、男がどういう反応をするんだろうとやっぱり怖かった。

*以下ネタバレてます。
ディナーでプロポーズして来た時は、ゾーッとした。一体何て答えればいいのか、帰らせる約束の日にこんなことを言うなんて やっぱり帰す気はないんだな、と。
イエスと答えても気に入らなかったみたいだし、じゃあ、どうしろっていうんだよ!? とむかっ腹が立った。身体を投げ出しても受け付けないし。おそらく、何を言っても、何をしてもダメだったんだろうけど ・ ・ ・

ミランダが肺炎 (?) をこじらせて亡くなってしまったのはショックでした。この瞬間、男に対して、
「ほら見ろよ、こんなことになって! このクソ男! 変態! 異常者! 不能! クズ!」
と思いつく限りの言葉で、心の中で罵倒しまくってました。ミランダとその両親、可哀想に。
肉体的に暴行されなかったことだけはまだ幸いだったのかもしれない。でも、男を前にするたびに、レイプや殺人の恐怖は感じていただろうな。
ミランダを敷地内の地面に埋め、また新たな女性を探しに行く、という最悪のラストで、ものすごく後味の悪い映画でした。

ただ、次々に新しい展開が繰り広げられて退屈することなく、またラストがどうなるのか全く予測できず、かなり秀逸な作品だと思います。




 
 コレリ大尉のマンドリン  

ペネロペ ・ クルスはやっぱりキレイだなーとしみじみ。
ペラギアのコレリ大尉への気持ちは、一時の情熱じゃなくて本当の恋なのかなあ、と他人事ながら心配に。まあ恋愛そのものが、一時の情熱なのかもしれないけど。

ペラギアとコレリ大尉の恋愛は、あまり 「切ない」 という感じもしなかったし、結構冷静に観てたんですが、それよりも戦争です。
この映画で観たのは、戦争の残虐さのほんの何億分の1なのだろうけど、それでもやっぱり、「戦争は絶対にしてはいけない」 と感じました。
兵士が一気に殺されて、まだ生きていた兵士の頭を銃で改めて撃ち殺したのには、
「この人の後ろの家族が見えないのだろうか」
と思った。相手がどんな性格で、どんな生き方をしてきて、どんな夢があって、家族がいて、ということも全く考えず、簡単に殺してしまうなんて。個人的な恨みも何もなく、「殺されなければ殺される」 という状況でもないのに。
恨みや憎しみなどでなく、国や人種や思想が違うからという理由だけで人を殺すなんて、あってはならないことですよね。




 
 フェイス ・ エレメント  

SFはやっぱりあまり好きになれない。
エイリアンが出て来た途端に冷めてしまった。どうしても子供だましというか、あほくさく (失礼) なってしまうのです。

反面、ブルース ・ ウィリスのシーンは面白かった。未来の設定の話って、ワクワクして大好きです。
車がビュンビュン空を飛んでたり、電車 (とは言わないだろうけど) がビルの壁をギュイーンと走ってたり、こういうのが現実になるのは、何百年 (何千年?) 後なんだろう。憧れるけど、でも心のどこかでは、永遠にこうはならないんじゃないかとも思える。だって私達が子供の頃って、21世紀になったら車は空を飛んで、人は銀色のピタッとしたボディスーツみたいな服を着て、食事は栄養バランスの整ったクッキーとジュースで済ませて、ていう風に考えてたけど、いざなってみたら、全然そんなことないもんね。これから500年、800年経っても、基本的な生活は変わらないんじゃないかな。
もちろん夢は持ってますけどね。ドラえもん欲しいし。 ( ← ?)

ダラスとリールがそういう仲になるのは、ピンと来なかった。年齢が離れすぎってのもそうだし、リールはやっぱり 「異性人」 って感じで、女性として惹かれるというのに無理があるのでは。無理に主人公2人をくっつけなくてもいいのに。




 
 アラクノフォビア  

町の人の急死は毒グモのせいだと、みんながなかなか信じなかったのがイリイリしちゃった。1番反論していた町医者が、3番目に刺されて亡くなったのはちょっと 「いい気味」 という気もしたけど、やっぱり可哀想でした。

クモを探すのに、コーヒーカップの中をのぞいたり、台ふきをどけてみたりしてのを見て、確かに虫ってどこにでもいるし、怖いなあと思った。毒グモに比べたら、ゴキブリなんて可愛いもんかも。 (でもやっぱり気持ち悪いけど)

調べ物をしてる時に、コオロギがピョンと飛んで来たのに驚いたり、夜中、壁のフックをクモと間違えて近付いて行くのなど、うまいなと思った。

*以下、作品のラストに触れてます。
最後の女王グモとの闘い (?) は、ちょっと凝りすぎだったかな。

クモ騒動で田舎暮らしに懲りた主人公一家が、都会のマンションに引っ越すっていうのも、なんだかなあ。
で、地震でグラグラッと揺れるラスト。何が言いたいんだ? 「田舎だろうが都会だろうが、どこだって命の危険はあるんだよ。ふっふっふ」 と皮肉ってるのでしょうか。まあ、確かにその通りではあるけど。




 
 アンナと王様  

アンナと王様がいい雰囲気になってしまったのが意外で、人種が違うせいかやけに生々しくて、ちょっとイヤでした。王様が黒髪でアジア系なのが、 『愛人 (ラマン) 』 を連想させたし。
男女の仲でなしに、毅然としたアンナの態度に王様が一目置く、という方が良かったかも。

*以下、作品のラストに触れてます。
でもラストを観て、こういう終わり方なら良かったかな、と思いました。
最後の最後で、次の王となった息子からの目線で語っていたのも良かった。




 
 ニューヨーク セレナーデ  

「だから何なの?」 というタイプの映画でした。
ボビー (ケビン) がなぜTVカメラの前ではブッ飛んだ発言をしてしまったのかもよく分からないままだし、ただ、プッツンタレントが元カノとヨリを戻しだけ、なお話。

リリーのヒステリーぶりは凄くて (言ってることは当たってたけど) 、それでもボビーは好きだと言ってくれて、そうか、ヒスリーでもいいんだ、と妙な安心してしまいました。 (するな)




 
 荒馬と女  

動いてるマリリン ・ モンローを見るのはもしかして初めてかもしれないけど、やっぱりキレイでした。よく目にする、バッチリとメークして 「アハ〜ン」 ってなポーズしてるのもキレイだけど、この映画のように大人しめのメイクの方が好きかな。寝顔 (寝てないだろうけど) もカワイかった。
なのに、なぜああも簡単にゲイの女になってしまう? ちょっと口惜しかったですよ。大していい男じゃないのにさー。 (失礼)

ロデオでは、「男ってバカだなあ ・ ・ ・ 」 とつくづく思った。

馬を捕まえるのを見てるのは少し辛くて、確かに可哀想だったけど、イザベルはちょっと過剰に嫌がりすぎだろう。普段自分が見てないだけで、食用のお肉はみんなああして動物達が殺されて出来るんだから。
「このドッグフードは何で出来てると思う?」
と言われた時も耳を塞いでたし、ただキレイ事を言ってお嬢様ぶってるようにしか見えなかった。

ゲイはてっきりめちゃくちゃ怒るのかと思ったら、イザベルの魅力の方が勝っていたようで、馬を逃がして彼女を許しちゃいました。いつまでもその気持ちか続けばいいけどね。




 
 21g  

時間を前後させすぎ。それぞれの人物がどういう状況なのかなかなか把握出来なくて、巻き戻して観直したりしてました。
私の頭が悪いだけかと思い、観終わってからもう1度最初から観てみたけど、こりゃー分からんわ。なんでこんな風にしたんだろう。ストーリーは十分面白いんだから、わざわざこんな見せ方をしなくてもいいのに。

クリスティーナがとにかく可哀想でした。夫と娘2人を同時に亡くして、それまでさぞ賑やかだっただろう家に1人でいなきゃいけないのって、どれほど寂しく辛いでしょうか。ベッドサイドでお酒を飲んだり、スポーツクラブで1人でお茶を飲んでるシーンなど、本当に気の毒だった。
ポールも、クリスティーナがお酒とクスリでラリッてる姿や、車のチャイルドシートを見て、たまらない気持ちだったろうな。

 *以下ネタバレてます。
でもできれば2人には、恋愛の要素は入れて欲しくなかった。寂しさから衝動的に一夜を共にする、というならまだ良かったと思うけど、ポールがクリスティーナに告白するのも、クリスティーナがそれを受け入れるのも、ピンと来なかった。キスシーンやセックスシーンはやけに生々しかったし、ちょっとなあ ・ ・ ・

ポールがクリスティーナに対して申し訳なく思う気持ちは分からないでもないけど、そこまで責任感じなくてもいいのに。マイケルが死んだのはポールのせいじゃないし、ポールだってマイケルが死ぬのを待ってたをわけじゃないのに。

ジャックに銃を向けた時は、殺人犯になって欲しくなかった。ポールいい人だったし。
ジャックが夜中にモーテルの部屋に来たのは何のためだったんだろう。そしてポールが自分の胸を撃ったのは? このままではジャックを殺してしまうと思い、止めるために撃ったのかとも思ったけど、何も胸を撃たなくてもいいのに。死ぬつもりだったのか、死ぬとは思わなかったのかは分からないけど、余命1か月の宣告を受けて、移植して助かった人間が、そんな風に命を粗末にするのはちょっと考えにくいのだけれど。

ポールが亡くなってしまい、またクリスティーナが1人残されたのはショックでした。妊娠もしてたのに ・ ・ ・ なんで彼女ばかりこんな残酷な目に遭わせるんだろう。
ポールがこんな風に死んでしまうなら、この映画は何のためにあって、何が言いたかったんだろう、と思ってしまう。




 
 陪審員  

脅迫の具合が、想像してたのと違ってました。もっとビジネスライクというか、組織的にクールにやって欲しかったな。
アニーの友達に、恋人として近付くというのも、友達の好みだってあるのに、そんなにうまくいくか? という気もしたし。

陪審員は何人もいるのに、アニー1人に無罪と言わせて何になるの? 1人でも無罪の人がいると有罪にはならないのか? と思っていたら、他の陪審員達を説得するってことだったんですね。でもいくらなんでも、ほとんどが 「有罪」 としてたのに、くつがえるとは思えないけど。

*以下、作品のラストに触れてます。
アニーが隠しマイクを利用して、仲間割れを起こさせる、というアイデアは良かったと思うので、これでどんでん返しにして欲しかった。
アニーがコーデルを撃ち殺して、なんか、結局それかい? という感じでイマイチな終わり方だったかな。




 
 コーヒー&シガレッツ  

なぜか白黒の映像で、短編のたくさんの話が続くというスタイルなんだけど、はっきりいって面白くない。オチもひねりもないし、「 ・ ・ ・ 何だったの?」 という感じ。登場人物が全員繋がりがあるとか、ひとつのテーマをそれぞれ別の視点で話し合ってるとかいうなら面白いと思うけど、それでもないし。何だったんでしょう。




 
 スカートの翼広げて   

戦争中だろうと、若い男女は男女なんだなあという感じです。
ジョーはなぜあんなにモテるのか。正に入れ喰いです。まさかステラまで参っちゃうとは思わなかった。

*以下ネタバレてます。
ステラがフィリップと別れなかったのは、完全に同情ですよね。もしケガしてなかったら別れてたと思うもん。同情なんかで結婚しても、絶対に後悔すると思うんだけどなあ ・ ・ ・ おまけに他に女作って離婚だなんて。トホホすぎます。

何年後かの再会は、みんなそれぞれの人生を歩んだという感じで良かった。ステラとジョーが再燃するんじゃないかとちょっとハラハラしたけど、握手してキレイにお別れ。ジョーには子供もいるし、これで良かったんだよね。




 
 続 ・ 激突! / カージャック  

なんで 「続 ・ 激突!」 なんてタイトルにしちゃったのかなあ。はなから 「激突!」 の続編だなんて期待してなかったので、最初からまるきり関係ない作品として観てましたが。

実話が元になってるとのことで、面白かった。
私服に着替えるだけで刑務所から出れたのを見て、平和な時代だったんだなあと思いました。その後、ジーン達を追跡するのに全てのパトカーが出払っていたり、街でパレードまでやり出したのも同じく。

ジーンがとにかくバカです。あと4か月で出所できる夫を脱獄させて、なりゆきとはいえ罪を重ねて。こんな状態で子供の所に行ったら、ますます渡してもらえなくなるだろうに。

世論がジーン達に好意的なのも驚きました。この辺はフィクションなのかもしれないけど、案外実話かも。
確かに動機は、 「子供と暮らしたい」 という親心かもしれないけど、今や犯罪者ですよ? 警察なんて、射殺許可も出してるというのに。
街は人が大勢集まってるだろうから迂回しよう、という提案を却下して、わざわざ人の中に行くのも理解出来ない。どんな人間がいるのか分からないってのに。中古車店で銃をぶっ放したような、自分が正義だと勘違いしてるようなヤツがいて、至近距離でズドンとやられるかもしれないとは考えないのだろうか。

*以下ネタバレてます。
何だかんだいっても主人公だし、何となくジーンもクロービスも憎めない感じで、内心は無事にシュガータウンまで行けるよう応援してたんだけど、家の前でジーンがヒステリックに車から降りたがったのには、「ああもう、このバカ女!」
と腹が立った。
代わりに外に出たクロービスが撃たれるのはもう分かってて、あーあ ・ ・ ・ と思った。

こんなブッ飛んだ母親が、養育能力が認められたというのも驚いた。きっとかなり情状酌量されたんだろうし、世論の力もあったんだろうな。ひょっとしたらヒュービーも養護したのかも?

けど、やっぱりジーンはバカだと思う。夫が出所するまでの4か月間、仕事を見つけて一生懸命働いて、少しでも貯金して、夫と子供を受け入れる基盤を固めてれば良かったのに。そうすれば、自身も1年4か月も服役することも、何より、夫を亡くすこともなかったのに。




 
 イヤー ・ オブ ・ ザ ・ ホース  

これは実在のバンドメンバーの話なんでしょうか。ファンの人にはたまらないだろうけど、私は全くそうではないので、正直かなり退屈で、ながら観しちゃってました ・ ・ ・ 特にライヴなど、演奏してるシーン。岩に囲まれた所での野外コンサートは、スゴイなと思ったけど。
メンバーの中では、ラルフが大人な感じで一番好きです。髪型は 『ヒミツの花園』 の修みたいだけど。 (時節ネタです)




 
 悪い男  

中国だからというわけではないんだろうけど、計画的に女性を追い詰めて人身売買もどきのことをやらせる巧妙な手口が、ものすごく恐ろしかった。財布をネコババするなんて、もちろんいけないことではあるんだけど、誰しも出来心でやってしまいかねない程度のことなのに。
拾得物を届けずに横領した罪が、中国ではどれほどのものなのかは分からないけど、まさか懲役何年にもなるわけじゃないだろうに。でも、やはり後ろめたさがあることと、男に脅された恐怖とで、言われるがままに誓約書にサインしてしまうのは仕方ないのかもしれない。

体を売るなんて、自分で決断して覚悟してても相当キツイだろうに、脅されて強制的に、しかも処女とあっては、どれほどの苦痛と恐怖でしょうか。観てて可哀想になりました。
でもソナを指名した最初の客もちょっと気の毒。彼にしてみればそういうお店に行って、ちゃんとお金を払ってコトに望もうとしたのに、途中でワケ分かんないままに追い出されちゃって。

女主人はなんだかんだ言って結構優しいですよね。 「最初は恋人に抱かれたい」 というソナの希望を受け入れて段取りしてあげたり (叶わなかったけど) 、荒れたソナを見て、仕事を休ませて飲み物を出してくれたり。
「銭湯に行けない」 体というのは、どんなだったんでしょう。あれを見てソナは黙ってしまっていたし、相当なんでしょうね。やっぱり怖い世界だ。

中盤くらいから、ハンギ兄貴はどうしてしゃべらないのか、いつしゃべるのかが気になって仕方なかった。
しかしこの人もヘンですよね ・ ・ ・ ソナに一目惚れしたんだろうけど、冒頭でいきなりキスしたのもヘンだし、マジックミラーから執拗に覗き見して、酔っ払ったソナにゲロをぶっかけられた後になぜか欲情、別の女性相手に激しくイタしてるし。ワケ分からん。
しかも不死身です。レンガで頭を殴られても、ガラスで刺されても生きてるし (しかもレンガの傷跡は全くなし) 、死刑囚になってもなぜか出所。ナイフで刺された時はさすがにこれで死ぬんだな、と思ったのに、しばらくして起き上がってタバコ吸い出すし。どこまで不死身なんだよっ。

 *以下、作品のラストに触れてます。
ソナがハンギに惹かれてるのも理解出来なかったし、砂浜に埋まってる写真を一発で掘り当てるのも信じられん。トリュフを探す黒豚か、アンタは。
そして、トラックの荷台にベッドを作り、ここで愛し合うのねと思いきや、客取ってますけど! ソナのことを愛してるんじゃなかったのか?
途中まではすごく面白くてグイグイ引き込まれてたんだけど、ラストがいまいち意味不明だったのが残念です。




 
 堕天使のパスポート  

トイレから心臓が出て来た時点で、どういうことなのかものすごくワクワクしました。 (不謹慎だけど、映画の中のことなので)

オクウェがいい人なのが、観ててすごく心地良かった。主人公がまともな人だと、安心できるというか、健全な気持ちで観れますね。
シェナイもすごく聡明で潔癖な素晴らしい女性だと思う。「女」 ということで、可哀想なことにはなってしまいましたが ・ ・ ・
友人医師のグオイもいい人で、オクウェが国際指名手配されてると聞いても、態度を変えなかったのが嬉しかった。

不法入国者、というのは私には全く関係のない状況なのですが、現実にそういう人が世界には大勢いて、毎日怯えたり、臓器や身体を差し出すくらい切羽詰った人達がいるんですよね。その現実のほんの一部を、切り取って見せられた気がします。

 *以下ネタバレてます。
シェナイの手術をすると見せかけて、フアンに薬を飲ませ、
「シェナイ!」
と呼んでシェナイがバッと飛び起きた時は、「うわ、そういうことなのか!」 とゾクゾクッとしました。
フアンの腎臓だけでなく、心臓も全て取ってやれば良かったのに。 (殺人になってしまうから、そういうわけにはいかないか)
移植相手と、血液型はちゃんと合うのかな、と少し心配になりましたが。

オクウェとシェナイが、最後までプラトニックなのもすごく良かった。出国審査を済ませたシェナイが、口の動きだけで 「I LOVE YOU」 とそっと伝えたシーンは、シェナイの気持ちと映像ともに、美しい、と思いました。

パスポートがきちんと通用するか心配だったけど、シェナイも、そしてオクウェも、あの終わり方なら無事に帰れたんだろうし、本当に良かった。日本でもパスポートにICチップが内臓されるなど、偽造防止が進んでいます。パスポートの偽造はもちろんいけないことだし、テロリストなど悪用されることは絶対にあってはならないので、仕方ないとは思うのですが、こういう人達がいることを思うと、あまり複雑になって欲しくないなあ ・ ・ ・ ともほんの少し思ってしまいます。




 
 コン ・ エアー  

ストーリー設定は面白いと思うんだけど、演出というか、見せ方がヘタすぎ。主要人物を1人1人もっと生かせば、単なるアクション映画じゃなく、人間ドラマもぐんと感じれるようになったのに。
カメラアングルも下手くそで、囚人達が暴動を起こすシーンも、何がどうなってるのかよく分からなかった。もっとうまく見せれば、いいシーンになったと思うのに。とにかく全てがもったいない。

キャメロンが服役することになったのも、酔っ払いのチンピラに挑発されて、ノコノコ相手にしてしまったからだし。奥さんがからまれてどうしようもなかった、という状況じゃ全然なかったんだから、放っといて、とっとと車に乗って帰れば良かったのに。
あげく10年の懲役。代償が大きすぎ。バカです。
でもどうして妻子とも、10年間1度も面会に来なかったんだろう?

飛行機の中のやり取りは、時々ハラハラさせてくれてそこそこ面白かった。けどラスベガスの街中に着陸して、普通だったら何人も死んでると思うんですけど? そんな様子、全くなかったけども。
消防車とのカーチェイスは、ありえないだろーと完全にシラケちゃいました。キャメロン、撃たれた方の腕一本でぶら下がったりしてるし。絶対ムリ。

妻子との再会 (娘とは初対面) シーンも、良かったんだけど、なんかそこだけこれまで流れと浮いてるような、妙な感じでした。
そしてもっとも理解できないのが、あの凶悪犯が、カジノで大儲けしてたラストシーン。この映画は一体どうしたいんだ、と全く分かりません。何なんだこのラストは。




 
 ポイズン  

アンジェリーナ ・ ジョリーがブラッド ・ ピットの現奥さん (結婚はしてないんだっけ?) ということで、つい彼女がアップで映るたび、「ほほお、これがブラピが惚れた顔なのね」 とまじまじと見ちゃってました。厚い唇がエロいです。
あと、相手役の男性とはかなり濃厚なラブシーンやっちゃってますが、ここまでしてもこの人とは恋に落ちなかったけど (落ちたのかもしれんけど) 、ブラピとはああなっちゃったのね、とか。あとヌードも披露してますが、いいの? ドキドキしてしまいましたよ。

オペラ会場の舞台裏で男性といるのが一瞬見えて、その直後に ルイスに色っぽく囁いて来た時は、ジュリアが叶恭子さんに見えました (笑) 
「葉巻の匂いがする」 と言われてた時は、はい浮気確実で、片っ端から男と寝まくるセックス大好き女かと思ったら、意外にルイスには本気で惚れちゃったみたい。
しっかし、ルイスといい大佐といい、「どいつもこいつも、全く」 と呆れちゃいました。ここまで男を夢中にできるジュリア (ボニー) がうらやましくもあるけど。

でもさすが、鳴き声がうるさいからと小鳥の首を折る女、ビリーを殺した (と思った) 時も、恐ろしいほど冷静です。帽子を買ったのとは全然違うだろっ (怖)

*以下、作品のラストに触れてます。
脱獄したのはさすがです。でも内心ホッとしちゃった。
でも、あのカードのイカサマ法は、絶対またバレるからやめといた方がいいです。




 
 赤い月  

常盤貴子さんって演技うまいと思っていたんだけど、去年から洋画中心で、映画を結構観てるからでしょうか。セリフが棒読みに聞こえました (^^;
エレナの血のりも、チャチだったし ・ ・ ・ ストーリーもさほど興味がなく。
1度は観たいと思ってた映画だったので、いいけど。
とりあえず、母親が他の男とセックスしてる場面を見てしまった息子達はショックだったろうなーと。しかも騎乗位。




 
 コースト ・ ガード  

南北戦争状態が続いており、徴兵制度がある韓国は、やはり日本とは違うのだなあ ・ ・ ・ としみじみ思いました。
カンは最初から、ヘルメットをかぶらなかったり、民間人に突っかかったり、血の気の多い危ないヤツで、何かしでかすなとは思ってた。
立ち入り禁止区域に入ったミヨン達がもちろん一番悪いけど、「民間人を撃ったのか!」 と言っていたし、やはり確認してら発砲する必要もあったのでは。しかし過失を認めるわけにはいかないので、「任務を遂行したまで」 とし、カンを表彰し、特別休暇まで与えてしまう。

*以下ネタバレてます。
恋人を目の前で射殺されてしまったミヨンは、気がふれてしまうのも無理ないのでしょうか。ものすごく気の毒でした ・ ・ ・
その上、軍の男達は、片っ端から手をつけてしまう。ああやってすり寄って来られて、「やっちまっても分かりゃしないし」 という状況なら、若い男性なら仕方ないのかもしれないけど、やっぱり人として、女として、許せない。兄の怒り方は生ぬるいと思いました。私ならもっともっと、ボッコボコにしてる。
おまけに中絶手術まで自分達でやるって。中絶手術はかなりの技術が必要らしいのに、素人があんな暗闇で、しかも麻酔もなしでやるなんて無茶苦茶だ。兄もちゃんと病院に連れてってやれよ。




 
 奇跡の旅  

最初は、 『ベイブ』 と違って動物が話してる時に口か動かないので、なんかイマイチだなーと思ってたんだけど、3匹の旅が始まってからはもう、面白かった! 次々展開があって飽きさせず、同時に新しいパパと子供達との絆が深まっていく様子もうまく描かれていて、すごく良かったです。

チャンスは最初、可愛くないし、主人公なんだけどイマイチ好きになれないなあと思ってたんだけど、お調子モノで憎めなくって、なんかエディー ・ マーフィーが演じるようなキャラで (あくまでもイメージ) 、冷静で大人なシャドウとの掛け合いがすごく楽しい。おしゃまなサシーと、3匹のコンビは絶妙です。

*以下ネタバレてます。
遭難してる人間の女の子と出会って、この子とこの後ずっとダラダラいられると、ちょっとイヤかな〜 ・ ・ ・ と思ったんだけど、サッとカタがついて、山場になってたのも良かった。病院から抜け出すのも、3匹の友情が固まるきっかけにうまくしてましたしね。

ラスト、シャドウが姿を見せたシーンはウルウルしちゃった。チャンスも初めて家族が出来たという実感を持てたし、良かったね〜。楽しいくて素直に感動できる、いい映画でした (^^ 




 
 輝きの海  

エイミーを演じてた女優さん、レオナルド ・ ディカプリオに似てると一目見て思った。というか、「タイタニック」 の2人の娘って感じ。どうでもいいんですけど。

*以下ネタバレてます。
エイミーとヤンコの恋仲を、なんでみんなして邪魔するのかが、理解出来ない分悲しかった。
なので、土地と家を渡してあげるシーンは感動しました〜。小さくて古い家だったけど、そんなの関係なく嬉しいですよね。タダだし (笑)

子供も産まれて、てっきりこれでハッピーエンドになるのかと思ったら、「悪魔の子!」 とか言われて、なんだか雲行きが怪しくなってきて。そういえば、ケネディがなぜエイミーを嫌ってるのかを話してたんだっけ。そんなこと忘れてたよー。

熱にうなされたヤンコは、確かに怖かった。後ろで雷がピカッと光って、ちょっとゾンビっぽかったし。私でも、子供抱えて逃げちゃうかも。
でもエイミーも助けを求めるのに必死だったんだし、話も聞かないで 「ヤンコを見捨てた」 と思い込んで、その後何年間も嫌ってたなんて、ケネディもバッカじゃないの? 大体、アンタが時間通りに来なかったからいけないんじゃん! 最終的には仲直りしたんだし、良かったのかもしれなけどさー。
あと子供が、崖から落ちないか心配です。あのくらいの年になれば大丈夫かな。




 
 フルメタル ・ ジャケット  

クソだの豚だの、いくら教官でも人のことをそんなふうに言いまくるのは、やっぱりいい気持ちはしませんでした ・ ・ ・ あと 「マ○コ」 って、字幕でモロに何度も出て来たけど、いいのか? (ここでは伏せ字)

規律正しい、ビッとした行動は見てて気持ちが良くて、男らしい感じがして好きなんだけど、戦争のためということもあるし、やっぱり異常な世界だなと思った。でも、普通なら答えにくいことや黙ってしまうような都合の悪いことでも、教官に聞かれたら、
「〜であります!」
と大声で答えなければいけないのは、いいかも。

あれほど抑圧されてたら、レナードみたいな奴が出て来てもおかしくないかも。実弾は管理されてるとはいえ、その気になれば手に入れることが出来たなら、ああいう事件はひんぱんに起こっていたのかもしれない。

後半も気分良くなかった。戦争はやっぱり絶対しちゃいけないと、ただその一言です。
女子供を殺すことに対して、それだけはタブーのような、それをやった奴は本当の悪党だみたいな言われ方をしていたけど、じゃあ成人男子なら殺してもいいのか、と複雑な気持ちでした。
狙撃兵が女だったことは驚いたけど、「置いて行けない」 と言い出した時は驚いた。これが男だったら置いて行ったか、ためらわずにとどめをさしていたたろうに。命の重さに男も女も関係ないはずなのでは。




 
 バス停留所  

『荒馬と女』 に続き、私が観たマリリン ・ モンロー主演の映画の2作目です。まずはカラー映像なのが嬉しかったです。別に白黒でもいいんですが、やっぱりカラーの方が慣れてるので (^^ヾ 

前作はナチュラルメイク (?) でしたが、今回のマリリンはバッチリメイクでしたね。あの衣装がエロい。胸がこぼれそう。
それにポーが朝起こしに来た時、バッチリメイクのままで寝てましたね。さすがにスッピンではまずいのでしょうが、せめてナチュラルメイクにしておいて欲しかった。思わず、「お肌に良くないよお〜!」 と内心叫んでしまいました。 (もちろん、本当に寝てたわけではないと分かってはいますが)

*以下、作品のラストに触れてます。
それにしてもポーの強引さといったら。グレースの店で途中停車した時には、
「シェリーはこんなに嫌がってるじゃないよ、いい加減にしなよ」
とさすがに腹が立って来たのですが、この頃からシェリーの態度が変わって来たようにも見えて、
「ポーが身を引いたら、きっとついて行くんだろうな」
と予期できました。
ポーの真剣な思いは本物だろうし、シェリーも素直にそれに感激して好きになっちゃったんだろうし、めちゃくちゃ後味のいいラストでした。
でも、ポーは一生 「チェリー」 と呼ぶのかな? (笑)




 
 推手  

アメリカ人のお嫁さんに邪険にされて、おじいちゃんが可哀想だな ・ ・ ・ と思ったけど、お嫁さんの気持ちも分かるなあ。でも、グチグチ言われて 「いい加減にしろ!」 と怒る夫の気持ちも分かるし。自分の親を邪魔者扱いされたら、やっぱりいい気持ちはしないですもんね。
年老いた親の面倒というのは、日本同様、中国でも難しい課題なんですね。

*以下ネタバレてます。
朱さんと陳さんの子供も、別に厄介払いしようと2人を親しくさせようとしたわけじゃないだろうに、そんな風に誤解されてしまって、観てて切なかったです。

お皿洗いで働いてるのも気の毒でした ・ ・ ・ ラストは、自然に2人が親しくなっていくようで、良かった良かった。いい感じでしたもんね。





 
 マジック ・ キッチン  

「ウーマン ・ オン ・ トップ」 ほどではないけど、お料理が食べたくなりました。

*以下ネタバレてます。
男女と友情との複雑な関係に、これって現実にも良くあることだよなあ、と思いました。いや私はないですが。
「少女マンガなら、いつも一番近くにいてくれたクーリーとうまくいくよね」 と思っていたら、やっぱり。でも一番良かったですよね。




 
 フラバー  

フィルはなぜあんなに物忘れが激しいのか? 単に研究熱心で、その他のことはスッ飛んじゃうのでしょうか。天才とナントカは紙一重っていうもんなあ。

ウィーボが、気持ちや状況などを、ドラマやアニメのシーンとして映してみせるのが楽しかったー。
バスケの試合と、フィル達がフラバーを取り返しに行った時のフラバーの効果ぶりが面白かった。
反面、家でフラバーが1人 (?) で踊ったり遊んだりするのは、イマイチ白けました。マンガみたいなのは好きしゃないんですよね。線引きが微妙なんですが。

 *以下、作品のラストに触れてます。
ウィーボが壊されてしまって悲しかったけど、フィルとの間の娘 (?) としてのプログラムデータを残していってくれて、2機目が誕生してくれて、却って良かったと思えるほど。サラとの結婚式もそのモニターごしに、と最初の伏線も張られていたし。

あの男の子はかなりトラウマになるんじゃないでしょうか (笑) 親からは 「ウソついちゃいけません!」 って叱られてるだろうし。ちょっと可哀想だなあ (^^ヾ




 
 アビエイター  

ハワードの頑固、こだわり、狂人ぶりが、ディカプリオがうまく演じてたと思います。お金持ちってあんな感じなんだろうな〜。
婚約者の両親に会いに行って、親や親戚たちに対して合わないと感じるのは、よくある話ですね。相手は自分の生まれ育った家庭なんだから、何とも思わないだろうし。相手の親との付き合いっていうのは難しいですよね〜。けど、同居するんじゃないんだったら、その時だけだと辛抱すればいいのに、という気がするんですが。




 
 同い年の家庭教師  

コミカルでなかなか面白かったです。ジフンは最初 「こんのクソガキ!」 という感じだったけど、金持ちのバカ息子だったり、同級生からは持ち上げられてたり、「ジフン様だ」 と電話に出たり、「オマエは 『花より男子』 の道明寺かッ!」
と突っ込みたくなりました (笑)  神父と新婦を勘違いしてるし。

ジフンとスワンがどんどん気になる存在になっていくのも、もしかしたら無理のある展開なのかもしれないけど、割と自然に受け入れられました。ジフンがスワンのボランティア先までついて来て見に来た辺りなんか、「もう完璧にスワンが好きなのね〜」 とすっごく微笑ましかったし。

*以下、作品のラストに触れてます。
ファーストキスの話は、スワンは酔っ払って話したことを覚えてないけどジフンが叶える、という風にしてほしかった気もするけど、ラストのウインクし合うシーンがすっごく良かったので、これもまあいいか、と思いました。




 
 ディープインパクト  

前にも観たことあるんですが、なぜか内容をほとんど忘れてました。
本筋とはあまり関係ないけど。冒頭でウルフ博士が事故に遭うシーン。こういう時、なぜか相手は大抵トラックなんですよね。しかも運転手が居眠りとかよそ見とかしてる。トラック = 悪者みたいで、哀しいです。

主人公はジェニーなんだろうけど、あまり彼女に共感できませんでした。というか、両親の事情なんて正直どうでもいい。それより、人類滅亡の危機を前にして、暴動や混乱が起こる様子をもっと描いて欲しかったなと思います。まあ、エキストラが大勢必要になるし、大変だろうからあまりそこにはスポットを当てなかったのかもしれないけど。 (でも車の渋滞のシーンは十分凄かったけど)

ランダムに100万人を選ぶっていうのも、そりゃランダムに選ばなきゃ仕方ないんだろうけど、世の中にはろくでもない人間や生きてない方がいい奴もいるだろうに、そういうのが選ばれたらどうするんだ。シェルターに入ってから、1人殺人鬼みたいなヤツがいたら終わりじゃんか。 (皆殺しにはならなくて、その前に取り抑えられるだろうけど)
結婚したら配偶者も一緒に入れるから、と男の子 (名前忘れた) がサラにプロポーズしてたけど、そんなだったらみんな結婚すんじゃないの? 絶対定員オーバーになると思うんだけど。

シェルターに向かうバスが襲われそうになったり、シェルターの入り口に人が集結したり、もっともっとするんじゃないかと思うんだけど、それがあまりなかったのも違和感ありました。十分に想定できることだから、厳戒体制で警備してたんだろうけど。

 *以下、作品のラストに触れてます。
ジェニーが同僚を連れ出したのはいいとしても、自分の代わりにヘリに乗せたのは、ちょっときれいごとすぎるように思えた。それでどこに行くのかと思ったら、両親の写真の思い出の場所って。海岸沿いって。津波が来たら真っ先に飲み込まれるんですけど!?
ジェニー達は、2つめの大きな彗星が爆破されたことは知らなくて、津波を逃れても2年間は日光が当たらなくてどうせ助からないんだ、と思ったからなのかもしれないけど、例えそれでも、あっさりと生きることを諦めて、「ひいい〜〜!」 と父親と抱き合って津波に襲われるままになっていたのは、なんか共感できなかった。まあ、その人の人生だから好きにすりゃいいけどさ。

あとサラと逃げてた男の子、サラが抱いてる赤ちゃん、代わりに抱いてやれよ!




 
 皇帝ペンギン  

音楽とかセリフの入れ方がとても良くて、心地良く観れた映画でした。
オスが吹雪の中で卵を抱えてじっとしてるシーンは、「種の存続」 という言葉が自然に思い出されました。

メスからオスへ卵を渡す際、外の寒さに (卵は) 数秒間しか絶えられない、というのを聞いて、
「だからこんな寒い所で暮らすのやめなよ〜」
と思っちゃいました。

メスが戻って来た時、あんな何百匹の中からよく自分の夫と子供を探し出せるなあと本当に不思議だけど、それは人間の考えで、きっと匂いとかあらゆる感覚で分かるんでしょうね。凄いなあ。
ペンギンが魚を食べたり、逆に食べられたり、ペンギンのヒナが鳥など襲われるのも、一瞬すごく可哀想で助けてあげたくなるんだけど、これは人間がその場限りの同情で手を出してはいけない、食物連鎖の現実なんですよね。こういう映像を観るたび、野生動物の世界は本当に命がけで厳しいものなんだなあと思います。人間の方がずっとずっと気楽なのかもしれませんね。

子供は4年間海の中で暮らし、また元いた場所へ戻って来る。魔法のように。そしてまたこの映画が最初から、エンドレスで繰り返されていくだなあと思うと、なんだかジーンとさせられました。




 
 ジャッカル  

ブルース ・ ウィリスとリチャード ・ ギアという大物俳優の共演は確かに興味深かったのですが、何となく 「俳優をカッチョ良く見せる」 ことを意識していたように感じて、ここまで有名じゃない俳優を使って、純粋に役をやらせた方が良かったんじゃないかな ・ ・ ・ と思いました。

ラストは良かったです。
「今後どんなミスをしたとしても、クビが飛ぶことはないだろう」
というのも前置きになってたんですねー。ああいうラスト、好きです。




 
 アメリカン ・ スプレンダー  

ハービーもジョイスも、「いいのか? いいのか?」 とこっちがうろたえてしまうくらい、ベッドインしてトントンと結婚しちゃいましたね。てっきり実際に会った時、ハービーの散らかり放題の部屋を見た時、ジョイスがゲーゲー吐き出した時など、「あーもう幻滅するだろうな」 と思っていたのに。
ちなみに私は、ハービーが尼さんのことを 「男ができないから (尼さんに) なったんだろ」 という言い方をした時点で、あーコイツヤダ、と思いました。

結婚後にモメてるのを見て、離婚するだろうなーと思っていたのに、老後まで一緒にいるし。
夫婦って不思議ですねえ。 (と言ってしまっていいのか?)




 
 トゥモロー ・ ネバー ・ ダイ  

正直007シリーズはあまり好きじゃないんですが、それとは知らず録画してしまったので、せっかくなので観ます。
今回のボンドカー (っていうのかな?) は、まるでラジコンのように操作で走る車。ボンドカーを見るといつも思うけど、これってきっと、男の人の夢なんでしょうねえ。 「こんな車あったらいいなあ!」 とまるで子供みたいに無邪気に考えてる姿が目に浮かびます。

スカイダイビングのシーンは、私もタンデム体験した後だったので、興味深く観れました。といっても、ボンドは酸素ボンベでないと呼吸できないほどの上空から飛び降り、70mまでパラシュートを開かないというんだから、私なんかとはレベルが全然違いますが。

中国工作員の女性との連携プレーも面白かった。女の人が身軽にアクションをこなすのはやっぱりカッコいい。




 
 愛のエチュード  

ナターリアが、母親への反発心などではなく純粋にアレクサンドルを愛してるのだと分かってから、すごくナターリアの顔がキレイに見えて、素敵でした。
それだけにヴァレンチノフの野郎は許せない!!
(ナターリアの母親もあまり好きにはなれないけど、娘の幸せを願ってのことだろうから、100歩譲って許すとしても)

*以下、作品のラストに触れてます。
窓を飛び下りようとして、ナターリアの声で我に返ってくれなかったのはとても残念でした。
ナターリアがアレクサンドルに代わって勝負に勝つのも、哀しすぎる〜。

それにしてもチェスって、私も一時覚えてやってたことあるけど、あんなふうにシュミレーションできるもんなんでしょうか? 相手がどんな手を打って来るかなんて、予測つかないと思うんですが。アレクサンドルくらいのキャリアがあったら、読めるのかなあ。




 
 天使の贈り物  

語り口が子供 (ジュレマイア) というのも良かったし、現実的な話もいいけどこういう夢のある話も好きだなあ、と思っていたのですが、 ・ ・ ・ ダドリー、何もしてなくないか?(笑)
冤罪の青年のことも少し助言した程度だし、後は何した? 車のエンジンをかけたのと、オモチャの車のサイレンが鳴るようにしただけだよね。教会のことも、結局ヘンリーが解決したようなものだし。
結果的に、ジュリアを誘惑しに来ただけなような (汗)  スケートの時に信号を赤ばかりにしたのも、わざとだよね?

もっとダドリーの魔法 (?) や、握手した時の不思議な感覚を効果的に使えば、素敵なストーリーになったろうに。




 
 タキシード  

なんつーか、バカバカしい映画でした(笑)  なーーんも考えずに観るには良かったかも。

デルが作業しながら、
「溺死ではありません」
って独り言のようにカッチョつけて言った時、 「オマエはアンフェアの篠原涼子かッ!」 と突っ込んでしまいました。
しかし、アメンボで広めるってのはいい考えだけど、「こちらの半球では交尾しない」 って。計画、ずさんすぎ。誰か気付けよ ・ ・ ・

ラストでお店の女性が出て来た時は、そういえばいたなあ、という感じでした。全員があちこちで見張ってて実況中継してるのがウケました。どんなミッションなんだよ!(笑)




 
 ジュラシックパークV  

2を多分観たことないので、前作と比べてどうのこうの、とあまり考えずに観れたのは良かったかもしれません。
恐竜はやっぱりチャチだったけど、仕方ないのかな。
あと人間の演技の方も、最初に島に降りて慌てて離陸しようとした時、取り残された1人の 「止まってくれ!」 という様子や、グラント博士がエリックと会った時など、
「もっと必死だったり感動したりするんじゃない?」 
と思えました。しかし、2か月も子供が1人だけで恐竜だらけの島で生き延びてるなんて、ありえないと思うけど。
再婚したダンナさんが、妻が元夫に悪く (というか元夫を良く) 言われてたのがなんか可哀想でした。結局、元夫と復縁したのでしょーか。



 
 甘い人生  

前半は結構好きな (というか面白くなりそうな) 展開だったんだけど、後半がドロドロしすぎて怖かった。怖すぎ。

ヒスがいまいち魅力的に見えなかったのがイタかった。キムが男と一緒の現場へ乗り込んだ時、フラッシュバックしてヒスとのことを思い出してたけど、大したことしてねーじゃん。いつの間に、そしてどこでヒスを好きになったんだ!?

*以下、作品のラストに触れてます。
後半、ヒスはほとんど出て来なくて、とにかくキムが命を狙われていたけど、こうなった原因がヒスだと思うと、いまいちしっくり来なかった。 (パク社長とのことは、ヒスとは無関係だけど)
キムが吊り下げられて、バケツを下に置いて包丁を持って来たけど、一体何をするつもりだったんだろう? 怖すぎるんですけど。

あと指ツメは日本のヤクザの真似? それとも向こうにもそういうならわし (?) はあるのでしょうか。
穴に埋められたのに出て来た辺りから怪しくなってきて、そこから不死身のキム、やりたい放題。指を飛ばされた方の手でバッグは持つわ、うりゃうりゃうりゃッと何度も脇腹を刺されたはずなのに、平然と歩くわ。おいおい。
こういうのって私はかなりシラケる方なので、ダメです ・ ・ ・

あとどうでもいいけど、キムは堤真一さん、ムンは豊川悦司さんに見えて仕方なかった。(全然似てないんだけど)



 
 リディック  

ダメだ ・ ・ ・ 舞台背景が好きになれません。リディックもあまりカッチョいいと思えないし。白目の顔が怖い。




 
 恋愛小説家  

犬をゴミ箱に入れたのはまだしも (そうか?) 、キャロルに無神経なことを言って傷付けたのはものすごく腹が立って、 「あー、コイツ、ヤな奴!」 と大嫌いだと思ったんだけど、犬を可愛がっているのを見て、なんか微笑ましく思っちゃった。

息子に病院を紹介してもらった後、キャロルが母親に胸の内をぶちまけた時は、言ってることがすごく分かりました。大人の女性の悩みって感じですね。(それが理解できるようになって、年を取ったってことなんだけど、嬉しかった)

ユドールが、デートで上着とネクタイをして再び現れた時は、 「おお、カッチョいいじゃん」 と一瞬ドキッとしてしまった。ハンサムではないのに (失礼) 、私ってスーツ姿に弱いんでしょうか。
デートはすご〜くいいムードで、大胆なキャロルにドキドキしました。 「あなたとは絶対に寝ない!」 と言い切ってたのに、やっぱり男は押しだなあ。
なのに、正直なユドールは余計なことまで言っちゃって ・ ・ ・ ああ。

「なぜ普通のボーイフレンドになれないの!」
とキャロルが怒鳴ってた時、
「理想の恋人なんていないのよ〜」
とお母さんが後ろから助言してたのが面白かった(笑)

*以下、作品のラストに触れてます。
早朝の散歩に出た際のユドールのセリフは、ものすごく素敵でしたね。殺し文句だよ、ありゃあ ・ ・ ・ 最初の方は字幕のセリフに 『』 がついてたから、どこかからの引用か自分が小説で使った言葉なのかなと思ってたけど、後からはカギカッコなしだったもんね。
まだ暗い街にパン屋の明かりが点いて、2人で焼きたてのパンを買いに入って行く、ってのもすごくステキでした。




 
 天国の青い蝶  

*作品の内容に触れてます。
実話が元になっているということで、とにかくそれが衝撃的です。
天国の青い蝶というタイトルからして、ピートはきっと青い蝶は見つけられないんだろう、見つけられたとしてもその後ガンで亡くなってしまうんだろうと思っていたのですが。
「末期ガン患者とモルフォを探しに行き、帰って来たらガン細胞は消えていた」 という最後のナレーション。末期ガンというと、体中に転移してもう手の施しようがない、という状態ですよね? それらのガン細胞が消えてしまうなんてこと、医学に全く素人の私ですら信じられません。ドラマ 『Dr.コトー診療所』 の中でも、末期ガンだった女性のガン細胞が消えたという話があって、プロデューサーが 「元になった実話がある」 と話していたし、現実にあるんですね。

一体どういうことなんでしょう ・ ・ ・ モルフォが奇跡を起こした、という非科学的なことは到底信じられないんですが、でも、モルフォを探す旅に出なかったらピートのガン細胞は消えなかったのではないかという気がします。モルフォを見たいという強い意欲と、見れたという喜び、興奮などがガン細胞を消したのか。最後のナレーション部分を思い出すと、今でもゾワゾワッとして鳥肌か立ちます。




 
 殺したいほどアイ ・ ラブ ・ ユー  

浮気されるのが好きな人ってのはいないと思うけど、ホント嫌ですよねえ。ジョーイの域までいくと完全に病気。とにかく 「やりたい」 んだろうなあ。バーでの女の人の口説き方は、見事でした。
でもやっぱり見てて腹が立った。お風呂上がりの娘の髪を歌いながら拭いてあげてるのを見て、
「この娘が将来、自分みたいな男に遊ばれて、やりまくられてたらどう思うよ?」
と言ってやりたくなったわ。

*以下、作品のラストに触れてます。
中盤からはロザリー目線になったので、まだ落ち着いて観れました。
しかしジョーイはなぜ死ななかったのだろう? (笑)
殺そうとするほど自分を愛してくれてたんだ、という発想 (確かにその通りなんだけどさ) で、ロザリーたち全員を許したジョーイ。なんだよイイ奴じゃん! (笑)  マジで感動しましたよ、私ゃ。

ロザリーを心から愛してるのは本当らしいし、もう浮気はしないと誓ったけど、あれだけの浮気グセが果たして治るんでしょうかねえ。その後が観たい気もするけど、この映画はやはりここまでで、そしてお母さんのあのセリフで終わるのが絶妙なんでしょうね。



 
 ふたりのロッテ  

ルイーズに対する最初の生徒の態度って、いじめですよね。映画の中のこととはいえ、やっぱり気分良くないです。
でも、チャーリーと双子だということが分かってからは2人がすごく仲良しになり、とっても微笑ましかった。服装も性格も正反対といっていいくらいの2人なのに、あんなに仲良くなれるなんて不思議です。姉妹の絆ってスゴイですね。

パパとママに会いたくて、お互いが入れ替わるというのは、子供らしい大胆な発想ですよね。無意識かもしれないけど、勝手に離婚した両親への仕返しの意味もあったのかもしれない。

それにしても、親でも入れ替わったことに気付かないものなんでしょうか。双子の人を間近で見たことがないけど、微妙な違いってあるんじゃないかなあと思うのですが。もっとも、2人がサマースクールで会ったなんて思わないだろうから、少しヘンだなと思うことがあっても、まさか入れ替わってるなんて発想にはならないんでしょうけど。

2人が同じサマースクールに行くことも知らなかったということは、両親は全く連絡を取り合っていなかったんですね。
離婚の時にあれだけ親権を奪い合ったのに、もう1人の子供に会えなくてもいいのかなあ。双子で同じような外見だから、1人いればいいとか? そんなことはないと思うけど、世の中には 「親失格」 な人間も事実いるから、親だからって子供を心から愛してるとは限らないと思うので。

 *以下、作品のラストに触れてます。
父親と駅で別れる際、母親といい感じだったので、だったら復縁してくれればいいのにーとやっぱり思ってしまいますよね。でもコトはそう単純じゃなくて、離れてることが仲良くできる方法なんだよね、きっと ・ ・ ・ と思ってたのに!
でも電車の非常ブレーキってところはチャーリーの伏線もあったし、ハッピーエンドが好きだから、いいんですけとね。




 
 恋する40days  

40日間禁欲するってそんな大変なんすか?(笑)
あとひとつ疑問は、夢精もダメなんでしょーか。

しかしマットの友達たち、ひでーな。まああんなもんかもしれませんが。
誘惑しようとした女性は、もしあれでマットが乗って (気持ちが、ですよ。別に体がでもいいけど) 来たら、それでヤッちゃってたのか? 好きでも付き合ってるわけでもないのに。貞操観念のなさが恐ろしい。

エリカがすごくいいコだったので、エリカが悲しむのが辛かった。禁欲は別にいいと思うんだけど、もっと追いかけて弁解しろッと思ったな。

ニコールは何がしたかったんだ? (したかっただけか?)  よく分からん ・ ・ ・
マットの夢で、オッパイの波がうねってるのはバカバカしくて面白かった(笑)
ラストもなるほどーという感じ。




 
 やさしい嘘  

アダがハリセンボンの箕輪さんに見えて仕方なかった ・ ・ ・ 髪を下ろしてる時はそうでもないんだけど、まとめてると。

電気や水道もひんぱんに止まるようだし、あまり生活状況がいいとは言えないみたいで、母娘が一緒のベッドで寝てるのもそのためなのでしょうか。それを思うと、日本は本当に恵まれてるなあ。

息子が亡くなったことを隠し続けるというのは、果たして母親にとっていいことなのかどうか、誰にも答えられないんじゃないでしょうか。余命があとわずかという状態ならまだしも、いつまでも騙し続けられるものではないだろうので、無茶な発想ではあると思うんですが。

*以下、作品の内容に触れてます。
おばあちゃんは、てっきりニコからの電話で真実を知ってしまったのだと思ったけど、まだ分かってなかったんですね。
アパートの隣人に聞いて、死因やお墓などを知りたいだろうに、それを抑えて、娘と孫の優しい嘘を無駄にしないというのは凄いと思った。
ラストも良かったです。おばあちゃんステキ。




 
 ヘヴン  

フィリップとフィリッポ、名前が似ててまぎらわしい。

フィリッポが彼女を好きになったというのが、ちょっと生々しくてヤだったかも。でもそうしないと、彼女を助け出す動機がないから仕方ないのかもしれないけど。
せめてオネショしたりしない、普通のカッチョいい男の人ならまだ良かったのに ・ ・ ・

脱走する辺りのシーンはドキドキワクワクして面白かった。駅と言っていたのを変更したり、計画そのものも、フィリッポはなかなか頭がいいと思った。

前半はすごく面白かったんですが、その分後半が残念でした。フィリップがフィリッポを (ええいまぎらわしい) 好きになるのも 「えーっ」 とピンと来なかったし。
ただ、フィリッポが弟に父親のフリをして電話したのはやっぱり見事だったし、会いに来た父親も、怒るのかと思ったらそうではなくて、すごく息子を愛していることが伝わってきて、それはジーンとしましたが。

*以下、作品のラストに触れてます。
ラストは結局どうなったんでしょう?
青空の中にヘリが真っ直ぐ上昇して、消えていく映像はキレイだったけど。
あのまま国境を越えて逃げられた? (まさかね。すぐに手配されるだろうしな)
燃料が切れるまで飛び続けて、2人で心中?
国内のどこかでひっそりとながら幸せに暮した?
うーん、分からん。




 
 ヘドウィグ ・ アンド ・ アングリーインチ  

妻 (夫?) がオナベだったのが驚いた。でもよく見ると確かに女性ですね。ヒゲが結構濃かったけど、男性ホルモン打ってるんでしょうか。

いい加減な医師に性転換手術されて失敗したとのことですが、6cmのうち1cm残ってた、って ・ ・ ・ あれ、元が6cm? サオでなくてタマの方? (おいおい)  と思ったんですが、数の単位が日本とは違うのでしょうか。
恋人が股間に手を入れた瞬間、
「何だ今のは!?」
と一気に引かれるというのは、辛いだろうなあ ・ ・ ・ 相手の気持ちも分かるから無理ないと思うけどさ。でも、それまでうっふんと女性だったのが、がらりと 「何だてめえ」 と ”男” になるのがコワイ (笑)

「6インチから5インチ消えて、残った怒りの1インチィ〜〜!」
という歌詞を繰り返して歌ってたのは、この間 『エンタの神様』 で誰かが歌ってた、「数字の6に5を足してみたァ〜」 (うろ覚えなので多分数字違う) という歌を思い出しました。




 
 独身SaYoNaRa! バチェラー ・ パーティ  

トム ・ ハンクス若!
それにしてもみんなバカです (笑)  なーーんも考えずに楽に観られたので良かった。
結婚する前に友達同士でお祝いも兼ねてバカ騒ぎって、実際にやる人も多いんでしょうね。こんな風にホテルに部屋を取って、ってまでは少ないだろうけど、居酒屋さんとかエロいお店のはしごとか。 (でも独身最後だからエロい店のはしご、という発想が出る人って、結婚してからも行きそうな気がするけど)

リックが友達に、
「 (結婚しても) 火曜のボーリング、金曜のカード、日曜の下着交換会 ( ← 何だそりゃ) は今まで通り続けるよ!」
と宣言したのはいいけど、じゃあデビーにも同じように外出させてあげるんだろうねェ、とちょっと思ってしまった。男の人ばっか遊べるのはズルイぞ。アメリカはそなことないのかもしれませんが。

*以下、作品のラストに触れてます。
デビーとの約束を守って、他の女の人を抱かなかったリックにはちょい感動でした。
しかし、あのヤバイ友達の運転で、無事に新婚旅行には行けたのでしょうか。



 
 レインメーカー  

ケリーが、
「どんな人でも弁護するの? 殺人犯は? レイプ犯や幼児虐待は?」
とルーディに尋ねたのと同じ、私もそう思う。弁護士っていうと 「偉い、凄い、立派だ」 というイメージで見られているけど、犯罪者の味方をしてる姿を見ると、 「何なんだよ、お前は!?」 と本気で腹が立つ。
ただ今回のルーディは被告側の弁護人だったので、まだ観れました。法廷モノは難しいけど面白いですね。
異議を却下したり認めたりは判事の判断で、公正にと心がけてても、やはり判事だって人間だから、好き嫌いで対応してしまうこともあるんじゃないのかなあ。

暴力をふるう男って、最低最悪ですよねえ ・ ・ ・ ケリーの夫が暴れてる様子を見て、 「殺した方が世のため人のためだよ、こんな奴」 本気で思いました。

盗難資料を証拠として認めさせるために、過去の前例を出して来たらあっさりと認められて驚いた。前例があるからとかないから、という話は日本でも聞きますが、過去に1人、正しくない判断を下した判事がいたら、その後の判定ががらりと変わってしまうかもしれないなんて、考えると恐ろしいことだと思うのですが。

*以下、作品のラストに触れてます。
ラストは、一風変わった弁護士モノでした。良かったのそうでないのかは分からないけど、印象に残ったのは確か。ルーディにとってはハッピーエンド、なんですよね。でも静かに語るルーディの言葉には納得させられて、再度 「弁護士って何なんだろうなあ」 と思ってしまった。




 
 イン ・ ザ ・ ベッドルーム」   

前半と後半ではだいぶ内容というか雰囲気が違い、「こういう映画だったのか」 と思いました。

*以下、作品の内容に触れてます。
マットが殺された時の、一目で死んでいると分かる遺体の状態があまりにもショッキングで、それまでの前半の感想なんてないくらいぶっ飛んじゃいましたよ。

犯人の男が保釈され、事故として片付けられてしまうということ、懲役をくらってもたった5〜15年であること、裁判は何か月も先で、長くかかりそうだということなど、被害者側の悔しさと苦悩をほんの少し垣間見て、辛いだろうなあと思いました。愛する人を突然奪われた事実が、どれだけ家族や恋人をどん底へ叩き落とすことか。
もちろんナタリーも傷付いているだろうし、誰よりも自分を責めているだろうし、ものすごく辛いだろうけど、母親が殴る気持ちも無理ないと思いました。母親だって辛いんですもんね。ナタリーには可哀想だけど ・ ・ ・

簡単に分かるなんて言っちゃいけないんだろうけど、父親が犯人の男を殺した気持ちも、すごく分かる気がします。
この後どうなったかは分からないけれど、どうか捕まらないで欲しい。




 
 ファースト ・ キス  

韓国? では 「キム」 って名前が多いんですね。日本の鈴木さんとか佐藤さんより多い気がする。 (これまで観た韓国映画の全てに出て来てるんじゃないかなー)

ヨナって、普通ならとっくにクビになってると思うのに、なんで編集長はあんなに心が広いんでしょう? 私が同僚なら、 「ヨナに気があるんじゃないか?」 と勘繰ってしまいそう。ヨナが顔突っ込んだケーキのクリームもなめてたしな。
ギョンヒョンは、明るくて気さくで、結構タイプです♪
でも会社を辞めてからはウダウダ悩んでばっかで押しがイマイチだったなー。一度ヨナに会いには来たけど、自分の気持ちは結局言わずじまいだったしな。

*以下、作品のラストに触れてます。
いつ2人がくっつくんだろう、ヨナがオフィスに戻った時、みんながパネルを持ってた時? 映画館で再会した時? 映画が終わった時? と、そのたびにドキドキしてたんだけど、電話ボックスでしたか ・ ・ ・ 思い出の場所だし、まあそれもアリかなーとは思うんだけど、もう少し盛り上げて欲しかった気もします。




 
 ナチュラル  

ロバート ・ レッドフォードは、 『スパイゲーム』 でしか観たことない (と思う) のだけど、あの映画で 「カッチョイイ〜!」 と思って好きになったので、この映画は彼が出てるからということで録画しました。観たいような、ひょっとしたらカッチョ悪い役かもしれないから観たくないような気持ちたったんですが、カッチョ良くて良かった!

周囲の人間が 「あんなヤツ!」 とバカにしてるけど、実はすごい実力の持ち主で度肝を抜いてやる、という展開は見ててもスカッとしますね。気持ちいい。

ロイが撃たれて、てっきり死んでしまったと思ってたので、16年後ってのは彼の息子の話? と思ったらうわー本人だよ、ゆっ幽霊? ( ← バカ) と最初動揺してました。死んでなかったんですね ・ ・ ・
自分の身の上や過去のことについて口を割らずにうまくごまかす様子は、参考になりました。 ( ← 何のだ)

それにしても。おいおい、メモはさげまんかよ!? あまりそういうのは信じないタチなんですが、メモがあまり好きじゃなかったのもあって、 「ロイ、別れろお〜!」 と心の中で叫んでました。うまいタイミングで昔の恋人も現れたし。この彼女、癒されます。

 *以下、作品のラストに触れてます。
でもいきなり子供の父親になって、みたいな言い回しは早いだろ、そりゃ昔の恋人とはいえども男は引くよーと思っていたのですが。
情けないことに私、彼女がメモを渡してもらうシーンまで、息子がロイの子供だって気付きませんでした。いや、想像してたより、息子デカいじゃん、とは思ったのですが。確かに16歳くらいですよね。
「彼の息子が来てるの!」
と言ったのも、メモを渡してもらうためのウソなんだなーと思っていたのですが、数秒後、いや待てよ、本当に本当の息子なのでは? と気付いてからは、そうだったのか! うわあええ話やー! と鳥肌立ちました。

メモの詳しい内容は結局分からないままでしたが、それを視聴者の想像に任せる (想像できるだろうと信頼している) あたりが、「大人の映画」 だなーと思いました。 (大げさ?)

ホームランもすごく良かったです。ボールが直撃したライトが、まるでロイの引退を記念する花火のように飛び散って。
しかしよく球場ぶっ壊したなー(笑)




 
 英語完全征服  

エルビスはシーモに見えて仕方なかった。 (もみ上げはオリエンタルラジオ)
しかし、あれで基礎クラスって、ムズ (難) ! 私ゃさっぱり分かりません。ガス室行きです。
エルビスがいつ、どういう所に惹かれてキャンディを好きになったのかがさーっぱり分からなかった。
なので地下鉄の告白のシーンも、いいんだけど、 
「おいおい、『愛してる』 って、いつの間に?」
とかついて行けませんでした。




 
 死の標的  

スティーブン ・ セガールはこういう役が多いですね。 (といってもまだ2、3作しか、彼の映画観たことないけど)

犯人たちが、宗教というか黒魔術? みたいなのに取り憑かれてたのが、ちょっとシラケてしまった。
殺したはずのヤツが双子で、生き返ったかのように見せたのは面白かったけど。




 
 恋に落ちたら…  

観始めてしばらくしてから、タイトルと内容があまりにも違うので、間違ってるんじゃないか? と思わず確認してしまいました。あまりにも雰囲気が違うので。

「肩を抱いて」 とグローリーがウエインの腕を取って肩を抱かせてからは、昔を思い出して (?) ドキドキしちゃいました。恋愛のムードづくりを覚えたい男子は、AVでなく恋愛映画のそういうシーンを参考にするべし、というのがよーく分かる。

ウエインの会社に来た頃から、フランクってやっぱ怖いヤツなんだな、と思った。
それにしても、ウエインよりその友達がカッチョ良い!
向かいの部屋の女性の暴力男を退治しちゃうし、ウエインに 「月曜空いてるか」 と聞かれて、何があるのか一言も聞かずに 「何時だ」 と承知したり。フランクの護衛のあのゴツイ男にも勝ったし。いい!

しかしウエイン、フランクの言う通り、お前何もしてないじゃんッという気がするんですが。
前半では、てっきり向かいの部屋の女性とうまくいくと思ってたのに、グローリーとかあ ・ ・ ・ いや別にいいんですが、 「恋に落ちた」 というよりは、一緒にいて不幸な身の上話聞いて情が移った、というだけのような。そこから始まる恋愛もあるんだろうけど。




 
 28デイズ  

主人公のグエンに全く共感できないのがツライ。
姉の結婚パーティーでの、ラリッてる様子はひどすぎ。その上車を運転したのには、観てて腹が立って仕方なかった。もし対向車と正面衝突してたら、歩道の置物が子供だったら、突っ込んだ家に人がいたらどうすんだ。

更正施設をバカにし、面会に着た恋人から薬をもらい、治す気は全くない。だったらもうてめえら2人勝手にやってろよ。好きなだけ酒と薬漬けになって廃人にでも死人にでもなれよ。その代わり、他人に迷惑かけないように無人島にでも住んでくれ。

セラピーで会いに来た姉にも、
「 (結婚式をめちゃくちゃにしたことを) どう思ってるの!」
と開き直った態度。姉の言う通り、自分の方が被害者かよ。姉からしたら、一生に一度の結婚式で最高に幸せな思い出となるはずの日を台無しにされて、夫の家族や親戚にも、「あんな妹がいるなんて」 と自分自身の人間性もきっと疑われて、この後もきっと顔を合わせるたびに辛い思いをすることになるだろうに。

その後、本気でやり直す、と決意したようなので、まあいいですが ・ ・ ・
姉が、これまでにもいろいろあったんだろうに (結婚式が始まる前に 「あなたと縁を切りたい」 と言うほどのことが) 、涙を流して抱き合って和解するのが、ちょっとストーリー上のご都合主義なんじゃないかなとシラケてしまった。それとも血の繋がった姉妹だから、そんなもんなのかな。

*以下、作品のラストに触れてます。
てっきりあの野球選手の人に会いに行って、お互い支え合って愛し合って行くのかと思ったのに、そうでもなく、ラストもなんだかなあでした。




 
 ヴァン ・ ヘルシング  

主人公のヴァンがカッチョいい!
王子もなかなかでした。すぐにあまり出番がなくなっちゃって残念。
カールは結構好きで、かなり作品中の雰囲気を和らげてくれる役割を果たしてたと思う。

*以下、作品の内容に触れてます。
フランケンを殺さなかったヴァンの判断はきっと正しいんだろうなとは思ってましたが、4回も命を助けられましたね。 (薬があることを教えてくれたのを含めると5回)

アナがまさか死んでしまうとは思わなかった。観た時はこの展開もアリかな、と思えたのですが、やっぱり悲しいなあ。王子と共に天国に行けたようだけど、死んでからいくら幸せになれても意味ないと思うので、やるせなかったです。結局、最初にドラキュラとなった息子を殺せなかった先祖のせいで、一族は途絶えてしまったんだなあ。
ヴァンも、自分のせいでアナが死んでしまった心の傷を一生背負って行かなきゃいけないだろうし。
でもカールと2人で馬で帰って行く映像はキレイで、希望が見えるみたいでした。フランケンも幸せにねー。




 
 60セカンズ  

つか、最初に盗んだ車を無謀運転した弟がバカすぎ。
キャッスルベックいわく 「プロの窃盗団」 らしいけど、とてもそうは見えないのですが。

メンフィスがとにかくカッチョいいです。あとスフィングスも好き。友達になりたいとかじゃないけど(笑)

弟とその仲間は迷惑すぎ。キーがついてたからって関係ない車に乗って来たり、ど素人じゃんか! 勝手に隠れてついて来て、あげくの果てに撃たれてるヤツもいたし。あんた達全員、足を洗った方がいいよ。向いてないから。

メンフィスが最後に盗んだ車はスゴイですね。ニトロなんか積んでるんだなあ。しかし燃料入れてあって良かったね。
あれほどの車なのに、途中エンジントラブルを起こすってのは白々しかったけど。
路地裏に逃げ込んで遮られたのと、通りに出てから目の前に飛び出したのは、同じトラックですよね? 運転手はすげー迷惑だったろうなあ。私だったらブチ切れてます。
いくら運転のプロでも、パック走行で普通に走ってる車と同等に走るのは無理なんじゃないかと思うし、カーチェイスのシーンはちょっと出来すぎだったかな。車がキズつくことが気が気じゃなかった。
渋滞を飛び越えたのは、こういうシーンで映画でよくあるけど、乗ってる人間の衝撃ってきっともの凄いですよね。たまに仕事で道の悪い所を通るだけで、頭を天井にぶつけたりするもん。きっともっと衝撃あると思うんだけどなあ。

 *以下、作品のラストに触れてます。
12分遅れたから契約違反だと言い、メンフイスを殺そうとするというのは分かるけど、車を潰すのはありえないと思うけど。大口の客はいいのか?

刑事が、いくら自分を助けてくれたからって、あんなにあっさりメンフィスを逃がすのは拍子抜けでした。
「盗んだ理由も分かってる。弟のためだ」
と言うなら、最初から見逃してあげれば良かったのに。というわけにはいかないか。

弟がアトレーが話すのは感動したけど、こういうシーンを入れるなら、もっとその前に 「兄貴は仲間を捨てた」 と弟が兄貴を軽べつしてる伏線を張っといて欲しかった。

所どころツメが甘くて、ちょーっと不満です。だけど見終わった後の全体的なスピード感や達成感は清々しかった。
あとスフィンクスは、これを機会に今後はしゃべるようになるのでしょうか(笑)




 
 初恋の来た道  

お母さんの初恋が一途で初々しくて、切ないというか、何とかしてあげたいというか、とにかくキュンキュンしまくりでした!
あとご飯がすごくおいしそうだった。

先生のことは諦めるよう言ってたのに、茶碗を修理してあげたお母さんの思いやりもステキでした。 (諦めるように言ってたから、せめて、かな)

先生がいない間、学校の障子を貼りなおし、キレイな切り絵 (?) を貼ってあげたのはすごく良かった。戻って来た時、彼女があんな風に学校をキレイにしてくれてたなんて知ったら、んもうギューッてしたくなりますよねえ。カワイすぎるー。

再会してから2年間会えなかったのにお互い想い合っていたなんて。韓国映画って 「純愛」 が好まれてて、実は兄妹だったとか記憶喪失とかいう設定が使われるようですが、そんなややこしいドラマチックな設定をこじつけなくても、これぞ 「純愛」 なんじゃないかと思いました。

  *以下、作品のラストに触れてます。
思い出を全て聞いた後では、担いであげたいというお母さんの願いを何とかしてあげたくなりました。
大金をポンと出す息子も良かったけど、かつての教え子たちが集まって無償で手を貸してくれたというのが素晴らしかったです。お父さんは、それだけ素晴らしい教師だったんですね。

息子さんが授業をやるのは分かってたけど、昔 お父さんの声が聞こえた時のように、お母さんが家を飛び出して同じ橋を渡って学校へ行くのにジーンとしました。
お父さんは亡くなってしまったけど、お父さんとお母さんの愛は、息子さんの存在となって確かに受け継がれているんですよね。




 
 バンジージャンプする  

インウがテヒと入った旅館ってなんかスゴかったけど、韓国のラブホテル (?) ってあんな感じなんでしょうか? か、かなりイヤなんですけど (汗)
「こっち暖かいわよ」
とテヒがリードしてくれてるのに、
「いや大丈夫」
って。大丈夫じゃねーよ! とジタバタしちゃいました。全くもう (笑)

男子生徒と妙な雰囲気になってきて、何だ一体、この映画はどうしようっていうんだ、テヒとのことはどうなったんだ、としばらく分かりませんでした。

 *以下、作品の内容に触れてます。
てっきり、テヒの息子なのかと思ったら、まさか生まれ変わりだとは。というかテヒが亡くなってたとは。
つか、インウ、ちゃっかり結婚して娘まで作っちゃってますけど。 「君以外を好きになんかならない」 って言葉の信ぴょう性が全くないんですけどー。それとも恋愛感情はなくお見合いだったんですかい?

ラストがよく分からなかったんだけど、あれはたたのバンジージャンプ? それとも飛び下り心中? バンジージャンプのツアーっぽい看板のある旅行社から出て来てたし、タイトルもこれだし、バンジーかなと思ったんだけど、周囲の人が悲鳴を上げてたし、飛び下りてからのあのナレーションもだし。

てか、男子生徒も前世のことを思い出したようだし、2人でそのまま一緒に生きてけばいいのに。と簡単に言っても、同姓愛の道は厳しいんでしょうけど。
でも現世でできるだけ生きてみたわけでもないのに、今すぐ死ななくたっていいのに、と少し思う。お互いの親だって悲しむだろうに。




 
 007 / 私を愛したスパイ  

ボンドが女性をコロッと落としてねんごろになる、というパターンが出来すぎてて、何かなあ。列車で殺し屋を退治したと思ったら、すぐにまた口説いてるし。お前そのことしか考えないのかよ! と思いましたよ。
恋人を殺したボンドに銃を突きつけてた女も、あっさりベッドインしちゃってるし。いいのか。何なんだ。
ボンドカーももう見飽きたしなー。007シリーズはあと、私の好きなジェーン ・ シーモアがボンドガールをやった作品以外、もうパスだな。




 
 コラテラル ・ ダメージ  

いかにもアーノルド ・ シュワルツェネッガーのための映画という感じ。家族の敵討ちのために命がけでテロリストに飛び込んで行くってことで、好感度上げようとしてんのか? とすら思ってしまいました。

アクションも、なーーんかこれまでに見たような展開ばっかで目新しさないし、はっきりいって退屈でした。
ラストはまあ、良かったけど。




 
 カジノ  

裏の世界は怖い。マフィアものの映画もそうだけど、人がバンバン 「消されて」 いくのを見てると、明るみに出ない殺人っていっぱいあるんだろうなと恐ろしくなります。というか、こんなふうに邪魔な人間をサクサク始末できたらスッキリするだろうなーと考えてしまう。 (もちろん考えるだけですが。誰でも思うよね?)

ジンジャーの行く末も想像通り。しかしニッキーとまで何でヤルかな。ヤバイのは分かり切ってるし、大していい男でもないのに。 (失礼)  ボロ切れのような捨てられっぷりは、ちょっと可哀想でした。




 
 NOLA -ニューヨークの歌声-  

なんっか何もかもが中途半端な気がする。一体この映画は何を描きたかったんだろう。
都会に出て来たノラが出世していく姿? (それも、デートクラブのだし)  同僚の店員が弁護士として第一歩を踏み出したこと? この男性との恋愛? ノラの父親とのこと?
一体どこで盛り上がれば良かったんでしょうか。わ、分からん。




 
 LIMIT OF LOVE 海猿  

ホテルのロビーでは、
「要救助者は26歳女性、ただ今よりマウスーマウスで人工呼吸開始ッ!♪」
とハシャいでいた大輔 (前作で、酔っ払ってベッドで裸になった環菜に 「水面よーし、バディOK!」 と言いながら飛び込んでた頃と何も変わっとらん (笑) ) が、ウエディングドレス姿で環菜が現れたとたんに、
「 ・ ・ ・ ちょっと時間をくれ」
とテンション急降下したのにはドン引きでしたよ。
後で吉岡が、
「 (要救助者を) 助けられなかったことで自分を責めてるんです」
と言ってたり、大輔自身も、
「自分だけ結婚しておめでとうなんて ・ ・ ・ 」
と言ってたけど、あの最初のハシャギッぷりからは、とてもそんな葛藤があったようには見えないんですが (笑)

船に乗ってて 避難するように言われた環菜は、「ウエディングドレスは置いてけない」 とちゅうちょしてましたが、
「ドレスぐらいまた作りゃいいじゃんか」
としか思わない私は冷たいのでしょうか ・ ・ ・ だってさー、型紙とかまだあるんでしょ? 2回目だったらもっと早く作れるだろうし、うまく出来るかもよ。
つか、
「持ってくのがダメなら、着てきゃいいじゃんか」
とかも思ってしまった(笑)

しかし人間ドラマがクサすぎましたね ・ ・ ・
下川の 「一緒に空を見よう」 というセリフも、 「何言ってんだか」 としか思えなかったし、要救助者の2人があんな極限状態にいるのに妙に冷静なのとか、静かに身の上話を始めたり、ありえないと思うんですが (汗)
もうちょっとパニック状態をリアルにして欲しかったなあ。

とはいっても、パニクッた吉岡が 脱出経路をド忘れてしてしまうってのはありえないだろ ・ ・ ・ 何年保安官やってんだよ。マジでこんな保安官イヤだ。

  

そして30m潜るとのことで、最低1分半も息を止めてることに。絶対無理だと思うんですが!?
ちなみにこの時、
「息、止めるよ!」
と大輔たちが潜るのと同時に、ダンナさん ・ Oくんと息を止めてたんですが、しばらくしてOくんがそ〜っと息をしてるに気付いて、笑ってしまって私も息しちゃったんだけど。でも、1分半なんて絶対無理だよ! しかも潜りながらのパニック状態で!
男性はまだしも、女性の方 (しかも妊娠中) も気を失ってもなく平気だったのは、おいおいと思ったわ。
それに吉岡が動けなくなった時、一緒に 「ふんッ!」 と持ち上げようとしてたよね? 5か月ったらまだ安定期前なのに、いや安定期だったとしても、 「やめて〜〜〜!」 と心の中で叫んじゃったわよ。
なんでこの女性を妊娠してるって設定にしたんだろ。気が気じゃなかったっつーの。

記者会見会場とか、保安庁の部屋に環菜が入って来てたけど、普通入れないよね? まあ保安庁の部屋へは、大輔からの電話を届けに (?) 来たってのもあるけど、普通は電話だけ預かられるんじゃないかと思うし。

ここでの電話のプロポーズも、かなり白けました ・ ・ ・
愛してるだの子供いっぱい作ろうだの、そんなことは脱出して2人で会ってからして下さい。
つか吉岡が待ってるんだから、早く行けよ!
悪いけど全然感動しなかったんですけど〜。

ハシゴを上がろうってことになった時も、 「上りきれる自信はあるのか」 と聞かれた大輔が、
「空をみんなで見たいんです」
と言ったのも、冷めるんですが。つかこのままいても死ぬんだし、もう上に光が見えてるんだし、死に物狂いで上るだろ。
緊迫した状況なのに、ベチャベチャ世間話しながらハシゴを上るのもリアリティーがないし、第一女性、靴脱げよ! 滑るだろッ。
水道管 (?) が破裂して、手を滑らせた女性の腕を大輔ががっしとつかむのって、どんな握力だよ。100%不可能だろうよ ・ ・ ・ つか、アンタがウダウダ環菜と長電話してなかったら、上りきれたんじゃないの? と思ったり。

船が転覆し、もうダメだーという雰囲気になった保安庁。
だが、現場からは口々に 「潜水許可を下さい!」 との無線が。 ・ ・ ・ っていうのも、感動するよりはあ? と思う気持ちの方が大きかった。つか、 「もうダメだ」 と判断した上層部の根拠は? 現場の人間が 「行きます」 と言い出さなかったら、あのままだったわけ? ありえなくないっすか??
大輔はもちろん、吉岡まで生きてるってのは出来すぎだと思ったけど、まあ助かるんだろうなーとは思ってたし、死んじゃったら後味悪いし、まあいいけど。

しかしラストシーンで、環菜が 「チェックイン!」 と言いながらキスするってのはどうよ?
確かに大輔の 「チエックイン!」 ってセリフは、ドラマでも出て来てたけど、そんなにキーワード的なセリフじゃないし、ここで使うか? と思ってしまったわ。
一作目の映画もドラマも、私、結構好きだったんですよ。でも今回の集大成の映画がこれで、しかもラストがコレかよ ・ ・ ・ と哀しくなっちゃった。

きわめつけはエンディングのおふざけ。何ですか、ありゃ ・ ・ ・ シリアスな雰囲気も一気にぶち壊しだっちゅーの。
普通に結婚式の映像にしてくれりゃ良かったのに。本編であそこまで結婚しよう、するッと盛り上がってたんだから、実際の結婚式の映像を見せてくれるべきだったんじゃないの? こちとら大輔と環菜の出会いから、ず〜ッと見守ってきたんだからさあ。




 
 エリザベス ・ ハーレーの明るい離婚計画  

通告書を手渡すだけで、それで色んな国に行けるってんならいい仕事だなあ、と思ってしまいました。 (もちろん大変なんでしょうが)

なんかあまり主人公2人に共感出来なかったかも。
空港で服を物色した時も、持ち主と、空港の人の迷惑の方を考えて気の毒になっちゃったもんなあ。 (コメディだからそこまで考えなくていいんだろうけど)

だまされてあっちこっちの国に行かされたライバルが、時差のために腕時計の時刻が違ってたっていうのは、なかなか面白かった。




 
 マーサの幸せレシピ  

個人的にはかなり好きです! マーサが美人なので、観てるだけでも楽しめました。マーサの料理、食べてみたい。

リナが反抗した時、愛情をかけてあげなくてはいけないんだと頭では分かっていても、可愛くない態度に腹が立って、「勝手にしろよ!」 と放っておきたくなっちゃいますよね。こんなんじゃやっぱり子供なんて産み育てられないなあ、私。それとも自分の子なら優しくできるのでしょうか。

料理にケチをつけられるってことは、色んなお客さんが来る以上、必ずあることなんでしょうね。マーサはちと短気すぎるけど(笑) 、けど気持ちは分かる気がする。ちゃんと作ってるのにわけの分からないイチャモンつけられたら、そりゃ腹立ちますよね。ラスト近くで生肉をテーブルに叩きつけるのは快感でした。テーブルクロス引きも見事だったし(笑)

*以下、作品のラストに触れてます。
マリオともうまくいって (テリトリー争いで反発してしまっただけで、いいヤツだもんね) 結婚したみたいだし、リナのこともわざわざ引き取りに行くほど大好きになっちゃったようだし。迎えに来てもらった時、リナもものすごく嬉しそうだったし。良かった良かった。




 
 理由なき反抗  

くっっだらない意地の張り合いで、ナイフ振り回したりチキンレースしたり、バッカみたい! の一言です。
「オレはお前が好きだ」
ってんなら、チキンレースやめて友達になりゃいいじゃんか。男が人前で一度言ったことを撤回できないとか、そんな理由でやったんでしょ。本当バッカみたい。
それでハブは死んじゃうし。仲間がジムに、
「ハブは落ちたんだぞ!」
と責めてたけど、知るかっつーの。勝負を申し込んだのも、車を飛び降りるタイミングを間違えたのもアイツだろ。

ハブの彼女の変わり身の早さに仰天です。あれ、チキンレースのあった夜だよね? まあ、立ち直りの早いのは良いことです。 (としか言いようがない)

まともそうに見えた友達がテンパッてしまい、銃殺されたのは可哀想でした。彼が銃を持っていたからで、これも銃社会のせいだなあ、と現在問題になってることをしみじみと感じてしまった。




 
 ロジャー ・ ラビット  

う〜ん。半分実写なので何とか観れましたが、やっぱりディズニーはあまり得意じゃない。
ロジャーのお調子者ぶりも、軽くイライラしたし。それにしても嫁さんのスタイルはスゴイ ・ ・ ・ ディズニーアニメだから出来ることだ。峰不二子かお前はッと出てくるたびに心の中で突っ込んでました。




 
 バタフライ ・ エフェクト   

面白かった! 飽きさせずにスピード感のある展開で、こんなにぐいぐい引き込まれるように映画を観たのは久し振り。

悔やまれる出来事を 時間を戻してやり直したい、とは誰しも考えたことがあるだろうけど、思うようにはいかないもんだという典型のような映画。あっちを正したらこっち、こっちを正したら今度はこう、と。
しかしがらりと変わるもんですね。ケイリーが娼婦になってた時や、爆弾で死んだ母親と赤ちゃんを助けた時の結果はかなり衝撃的でした。

*以下、作品のラストに触れてます。
病院で目覚めて、「日記はない」 と言われた時にはここで最後なのかと思ったけど、ビデオ映像で再び過去に。
今度はどうやって正すのだろうと思ったら、初対面のケイリーにひどいことを言って自分に近付けさせないようにした時は、「うわあ、そうするか!」 と泣きそうになりました。エヴァンの覚悟と思いやりは凄いと思う。ケイリーが幸福な未来を迎える可能性に賭け、愛しているのに自ら手放すのは、どんな気持ちだったでしょう。

それによりケイリーはエヴァンに恋することもなく、母親に引き取られ、父親に虐待されることのなかったトミーは真っ直ぐに育ち、エヴァンやレニーとは全く接点なく別々の人生を生きる。でもエヴァンには、ケイリーと愛し合って過ごした日々の記憶があるんですよね。それを支えに生きて来たんじゃないでしょうか。そしてこれからも。
8年後、ケイリーと街中ですれ違うのも良かった。彼女は自分を分からないけど、エヴァンには分かるんだもんね。くう、切ない。ああ、面白かったです〜。




 
 バリー リンドン  

ノーラはもう少し相手を見て誘惑すべきだと思います。あんなに思いつめるタイプのバリーは、火遊びには向かないって。つか童貞はやめようよ。

この時代 「決闘」 は普通だったんでしょうか。それで相手が死んでも罪にはならないの? (けどノーラの婚約者との決闘では、相手が死んだ (と思った) からって逃げてたしなー)
紳士的振る舞いを重要視、というかそれが普通でもあったようですね。ブリンドンがバリーに対して非難する時も、丁寧な言葉使いだったもんね。
バリーに対するブリンドンの怒りはもっともだと思う。言ってることももっともだしね。しかしあのムチは痛そうだった ・ ・ ・

*以下、作品のラストに触れてます。
決闘で、バリーが地面に向かって撃った時は、おっなかなか男らしいじゃん、と少し見直したんだけど、ブリンドンは決闘を続行。まあ、そりゃそうですな。
あれで脚を切断しなきゃならないってのは、やっぱり2百年前の医療なんですね。気の毒に。




 
 わんぱくデニス  

私が大人になったせいか、デニスのイタズラは全然笑えなかった ・ ・ ・ 特に両親が出張になって 隣りの家に預けられた際にやったことはヒドイ。うがい薬をトイレ用洗剤に詰め替えたり、本当に 「なんでそんなことするの?」 とさっぱり分からない。けどデニスは、大人を困らせてやろうとかイジワルしてやろうってんではなく、無邪気にやってる、んですよね? (悪気がない分、タチが悪くもあるんだけど)
開花パーティーのごちそうをダメにして、開花の瞬間に大声を上げて見られなくしてしまった時は、ウィルソンさんが怒るのも無理ないなーと思えた。もちろん、この時もデニスはわざとやったわけではないんだけど。
「出て行け! 二度と顔を見せるな!」
と怒鳴ったのも、そりゃそうだよなーと思ったし、泣きながら自転車をこいで出て行くデニスを見ても全然可哀想だと思えなかった ・ ・ ・ ひ、ひどい大人でしょーか、私って (汗)

それよりも、だいぶ昔の映画なんだろうから、デニス役の子は今何歳になってるのかなー、成長した姿を見たいなーとそればっか考えてました。後でネットで調べてみようかな。




 
 バッドエデュケーション  

なんか、「そんな普通に同性愛の世界を語られても」 という感じです。同級生だった男性を 「初恋の相手だったんだ」 とさらりと言われた時は、「え、え? そゆことなの?」 と戸惑いましたよ。
フェラチオやアナルセックスのシーンが出て来るのを見たのも初めてで、一瞬唖然としちゃいました。

しかし、神父のくせに生徒の弱みを握ってヤッちゃうわ、その挙句裏切るわ、とんでもねーな。神父のくせにいいのか? 結婚前のセックスはダメなのに、同姓愛で人を裏切るのはいいのかっ。




 
 スペシャリスト  

メイの偽名がエイドリアンって。ネコの名前が 「タイマー」 って (笑)

メイといきなりベッドシーンをおっ始めた時は、 「はっ!?」 と思いました。しかも長いし濃厚だし。何なんだ ・ ・ ・
メイが電話をかけさせられて 「会いたい」 とゴネるのも陳腐すぎだし、それにレイが心を揺らされてるのも 「おいおい」 でした。そんなに飢えてたのか?

*以下、作品のラストに触れてます。
アジトを爆発させて地下壕に逃げた時、ネコが入ったのは分かったけど、その後は? いなかったよね (笑)

親玉を郵送したロケットの爆弾で殺したのも、 「だったら、最初から全員そうやって殺しゃ良かったじゃんか」 と思えてしまいました。




 
 恋人達の食卓  

朱さんの料理はおいしいのかそうでないのか、しばらく全く分かりませんでした (笑)  しかし娘3人にあの夕飯の量は、明らかに多すぎるだろ! 週に1度だけだから、娘たちもあのスタイルを保てていたのでしょう。作ってる所を見るとすごくおいしそうで、食べたくなったけど。

しかし、娘たちは父親をウザがっていっちょ前な口きくんなら、朝は自分で起きて、洗濯も自分でしろよって感じです。

*以下、作品のラストに触れてます。
娘たちの男運の悪さと、新しい恋人を見つけた後の行動の素早さはスゴすぎ。長女は特に唖然としました。
それ以上に、朱さんの結婚話にはもっと唖然としたけど。娘たちはダミーだったのか (笑)




 
 タイ ・ カップ  

タイの行動に、とにかく嫌悪感な2時間でした。
ただの過去の栄光にしがみついてる、頑固で乱暴で見栄っ張りなアル中ジジイじゃんか。
雪道を車で暴走したり、女に 「オレと寝たと言え」 と命じる場面は特に最悪でした。本気で気分悪くなった。
娘に門前払いされたのはちょっと可哀想だったけど、どうせ自業自得なんでしょう。

タイが亡くなった後、スタンプが彼のことを良く言ったり、看板を塗り直したりなどしてたけど、こういう 「亡くなったことで浄化されていい人になってしまう」 のはあまり好きじゃありません。死んだ人を悪く言っちゃいけません、とは昔から言うけど、死んだってヤな奴はヤな奴だ。

あと、スタンプが離婚通告書を届けに来た男を殺そうとしてるのを見て、 『エリザベス ・ ハーレーの明るい離婚計画』 で、通告書を渡すだけなんてラクでいいな、と書きましたが撤回します。




 
 マッドマックス  

マックスの最初の登場までが長すぎるし、登場してからも、あっさりしすぎかも。 『こち亀』 の本田さんみたいに取り締まってくれなきゃあ。ナイトライダーが 「もうダメだ」 とあっさり諦めたのも、マックスが追って来たからなんだろうけど、それがイマイチ伝わって来なかった気がする。
効果音がいちいち古かったけど、昔の作品だから仕方ないし、これはこれで味があって良かった。
ただ、もう少しマックスと暴走族との男同士の、正々堂々とした攻め合いにして欲しかったかも。奥さんが襲われそうになるのは、女性として観てて怖かったし、その結果も哀しかったです。

*以下、作品のラストに触れてます。
グースに火を点けたヤツにも、 「手錠なら10分、脚なら5分で切り落とせる」 と金ノコを渡したけど、そんな気を逸らせることをしないで普通に焼き殺してやればいいのにと思った。 (ひどい?)  結局爆発して、あれでほぼ即死だったろうし ・ ・ ・ 焼け死ぬのは最も苦しい死に方のひとつだそうなので、即死なんて楽な方法でなく、同じ苦しみを味あわせてやれば良かったのに。
全員殺しておしまい、とは、シンプルだけどなんつーか、暗く寂しい話だなあ。




 
 マッドマックス2  

前作と全く違う雰囲気で、マッドマックスの続編にする必然性があったのだろうかと思うほど。
時代背景もなんかリアリティーがないし。こういう時代の話だと思えばいいんだろうけど、前作が普通の町並みだったし、それの続編というのが振り切れなくて、どうしても割りきって観れなくて、はっきりいってつまらなかった。




 
 マッドマックス / サンダードーム  

2と同じく 『マッドマックス』 の続編にする必然性が分からない。本当にこれは続編なのかと疑い、雇い主の女に 「以前は (何をしてた) ? 」 と聞かれて、 「警官とドライバー」 と答えてたのを聞いて、ああやっぱり続編なんだよな、と思ったほど。
別に1作目にそれほど思い入れがあるわけじゃないけど、後の続編2本は残念だなあ。




 
 セレンディビティ  

私は運命論者じゃないので、これはサインだの、エレベーターに別々に降りようだのと言うサラには、「くっだらない」 としか思えなかった。
もったいぶって名前と電話番号を教えないで、数年後にそれぞれ別の相手と婚約中。もうここで、お互い忘れられなくて探して、結局くっついて、それぞれの相手はフラレるのね、という展開が見えてしまい、婚約者が気の毒になってしまった。 (たまにフラレた同士がカップルになることもあって、それはそれでめでたしなのかもしれないけど)
しかし、何か月か何年だかをきちんと付き合って来た恋人がいるのに、ほんの数時間話しただけの相手が気になるなんて、その恋人の立場がないよね。

*以下、作品のラストに触れてます。
お互い今さら相手を探すくらいなら、あの時にやっとけよ。特にサラ! 必死にジョナサンを探してたけど、運命論者じゃなかったの? 結婚式当日ってんなら諦めない? タクシーが渋滞に遭ったなら諦めない? タクシー降りて走ってましたけど。言ってることとやってることが全然違うぞ。

元はといえば、サラが訳の分かんない運命論を唱えてたせいだと思うと、なんかバカバカしかった。ハリーからのプレゼントの包みを開けたらあの本だった、という所は、ちょっとゾクッとしたけど。
最初から素直に名前と電話番号教えて付き合ってれば良かったじゃん、の一言です。




 
 クリムゾン ・ タイド  

前半はものすごくつまらなくて、ああ私はこういうジャンルは興味ないんだなあ、としみじみ思いました。
ミサイル発射命令の確認が出来なくなってからは一気に面白くなって、身を乗り出して観てたけど。
最初は単純に艦長にムカついて、ハンターの冷静さを素晴らしいと感じ応援してたけど、ハンターの判断が間違ってる (結果的に) ってこともありえるんですよね。そう気付いてからはすごくドキドキしてました。

*以下ネタバレてます。
好き嫌いは関係ない、命令に従うまでだと言った番号を知ってる人も、「3分だけ待つ」 と待った艦長も、男らしいと思った。
結果は発射中止。良かったねえ〜。
ただこれは結果オーライだっただけで、海軍本部の、
「どちらの判断も正しく、また間違っていた」
という言葉は深かった。

しかしそもそも、戦争を土台にしたミサイルや軍隊などの存在があるのが間違っていると強く感じた。
ロシア潜艦を撃ち落としたと狂喜乱舞したり、「原爆落とすか?」 と笑いながら話し合う兵達は、冷静に見れば異常であり、これ以上ないほど非人道的なことをしているというのに。
「たった100人足らずの犠牲を済みました」
とニュースで言っていたけど、100人の命は 「たった」 のはずがないし、その人達の死に絶望する人達はその何倍にもなるはず。この艦でも、艦底にいた3人は閉じ込められて溺死している。これは決して 「めでたしめでたし」 な映画ではないと思う。




 
 スパイダー  

身代金の受け渡しはああやればいいのか。とマネするヤツが出なけりゃいいが。
シリアスな話なはずなのに、全体的になぜか緊張感があまりなくて、ぼけ〜っと観てました。

*以下ネタバレしてます。
他人のコンピュータのパスワードを解読するシーンはよくあるけど、そして大抵パスワードを解読してアクセスできるけど、絶対無理だよね (笑)  しかも一発アクセスしてるし。無理無理無理。

あの女がグルだったというのはどんでん返しだけど、ちょっとズルイ気もする。そこまでいったら何でもアリじゃんって。
迎えに来た女が1人だったことを女の子が不審に思い、ドアを開けなかったのは、普通そこまで冷静になれねーよな、とこちらも冷静に観てしまった。
あの後、アレックスも1人で来たのに、こちらは (顔見知りでもないのに) 信じてたし。




 
 ライフ ・ イズ ・ ミラクル  

1回観ただけでは人物把握が出来なくて、もう1回観返してやっと分かりました。 (けどなんで分からなかったんだろう ・ ・ ・ 頭悪ぃよ自分、と落ち込んだ)
サバーハに対してルカが2度ほどキレてたけど、怖い。あんなキレ方されて、どうしてサバーハは泣きながら追いかけてついて行ったんだろう。服を順番に脱ぎ捨てて最後は裸で抱き合ったルカも分からん。いつから許してたんだオマエは。

ラストはあれはハッピーエンド、というわけなんでしょうか。失恋して自殺志願のロバは幸せになれたのか気になる。




 
 ブロンディー / 女銀行強盗  

カレンが頭が良くてシャキシャキッとしてて、観てて気持ち良かった。元夫を思い切り殴ったり、ジャックの使いの男の股間を蹴ったり (それも3回も!) 、「バカとは組まない」 とジャックにキッパリ言ったり。

でも息子を人質に取られて、協力させられることに。足を洗ったのに 身内を人質に取られて協力させられる所は、 『60セカンズ』 を思い出した。

*以下ネタバレしてます。
しかし、レベルAの銀行にしては、いやにあっさり破れたような気が。いやもちろん、全員その道のプロだから簡単そうに見えただけだろうけど、あまりハラハラドキドキはしなかったなあ。

TVモニターの映像も、「人がいる」 という見間違いなんてまずありえないんだから、いくら再び見たモニターに何も映ってなくても、そっちの方が 「おかしい」 と判断すると思うんだけど。ダメダメです、この警備員。

そしてジャック達を閉じ込めるどんでん返し。確かにここが成功したとしても、同じように脅されて、延々と協力させられるだろうしね。カレンにとっては服役した6年間は単純に時間だけでなく、そのせいで息子に会えなくなったという恨みもあっただろうし。

息子と一緒に行くことになったという展開も、ちょっと強引だけど、カレンにとっては嬉しいだろし、まあいいかな。あの父親じゃダメだし。

最後にドキッとさせられるのも、うまいスパイスで良かった。 「なんだそうかー」 と無理なく納得出来たし。 (実際にああいうことがあるのかどうかは知らないけど)




 
 ハッカビーズ  

なんだか全ッ然意味不明だったんですけど。何なんだ、この映画。
森の仲でのセックスシーンは最大級に意味不明。泥水に顔突っ込んでキスって。病気になりそうだな。

ドアマンの家に食事に行った際、人種や宗教などで意見が食い違うのを見て、日本は島国だしそれほど宗教でいさかいが起こることもないし、平和な国だなあと思った。




 
 アンナ ・ カレーニナ  

この時代の女性の服装って、華やかでいいですよね。着たいとは思わないけど。 (いや1度くらい着てみたいかも)

夫と子供を残して愛人と逃げといて、
「息子に会わせて下さーい。いつ行けばいいですかぁ?」
なんてのうのうと手紙を送りつける (こんな脳天気な言い方じゃないけど) アンナは、ちょっと自分勝手すぎだよね。よく言えるな、こんなこと。

*以下ネタバレしてます。
あれほど大恋愛で駆け落ちした2人が、愛が冷めて言い争いしている姿は、見ててちと悲しいものがありました。愛は永遠だ、なんては思っちゃないけどさー。
アンナは哀しい結末になってしまったし。

せめてコスチャとキティが幸せになってくれて良かった。
最初にコスチャからの告白を断られた時は、全く望みナシな感じだったけど。やっぱり男は押しですね。




 
 ダブルマックス  

所どころにギャグを取り混ぜて、コメディタッチにしてあるんだけど、はっきりいって面白くない ・ ・ ・ (おいおい)
「しらー」 として観てました。
ラストはでもちょっと感動しちったけど。いいねえ。




 
 パッチギ!  

ダンナさん ・ Oくんは、
「そういや昔、 『朝鮮学校のヤツらにはケンカ売ると大変なことになる』 って言われたなあ」
と言っていたのですが (いくつなんだアナタは) 、私はさっぱり分からなくて、冒頭のケンカのシーンで唖然としてしまいました。
と同時に、なんで国が違うからってこんなに憎しみ合わなきゃいけないんだ? という単純なこと。 過去の争いを知らない、平和ボケした現代人ならではの能天気な意見なのかもしれませんが ・ ・ ・ でもやはり、ケンカ腰のシーンではすごく気分悪かったです。




 
 デビル  

オミーラの普段の勤務風景がすごくリアリティーがあって (現実のアメリカの生活なんて知らないんだけど) 、そこが一番面白かったかも。
エディが丸腰の犯人を背後から撃ったことに対しては、銃を持ってるかどうかなんて、瞬時に判断なんて出来ないよ、と思うのですが。でもそれで 「仕方ない」 と不可抗力にしてしまっては、過失が増加する一方だろうから仕方ないんだろうけど。

*以下、作品のラストに触れてます。
この映画、ダンナさん ・ Oくんが 「すごく面白いよ! 観なよー」 と勧めてくれたのですが、 「悲しい結末だけどね」 とポロッとしゃべってしまい、おかげで結末がどうなるのか見えてしまっていた。フランキーが父親の話で、 「アメリカの話じゃないから、ハッピーエンドじゃない」 と言った時、これが伏線なんだなということも分かってしまってたし。全くもう!




 
 ブレイブ  

最初にグッとつかまれる展開だったので、中盤はよく考えたら中だるみしそうな気もしたのに、それほどでもなく観れました。
主人公であるラファエルがいまいち何を考えてるか分からなかったんだけど、それが却って良かったのかも。

*以下、作品のラストに触れてます。
ラストはあそこで終わったかー。ラファエルが逃げるとか、何とかして助かるとかはあまり思ってなかったので、自分にとっては納得の結末といえるのかもしれないけど、なぜか 「ええー!」 と悲しくなってしまいましたよ ・ ・ ・ 家族が悲しむと思ったからなのか、ラファエルがこれからどんな殺され方をするのかを想像してしまったからなのかは分からないけど。あのラファエルの後ろ姿が強烈な印象で目に焼きついて残ってます。




 
 ザ ・ コア  

ダイナミックすぎてリアリティーが感じられなかった。街が壊れるCGなんかは、ディズニー映画のようにすら見えてたもんなあ。
あと人間ドラマがクサすぎてダメでした。閉じ込められたサージに 「今助けるからな! 戻ったら○○に行こう!」 と語りかけてるのもクサかったし、この時扉を開けなかったレベッカをさんざん責めてたジョッシュが、後にエドワードを犠牲にしてミサイルを発射させる時には、 「俺が」 と代わりにボタンを押すのとか。エドワードが無事に解除できたのも何だかな。精神力だけで耐えられるってものでは到底ないと思うけど。
全体的に出来すぎな感がして、却ってシラケてしまってました。
ラストはなかなか良かったけど。ラット好きだし。




 
 ローズ家の戦争  

かなり前に1度観たことがあるけど、自分も結婚して 「夫婦」 になったせいか、夫婦ゲンカのシーンは全然笑えなかった。かつては愛し合った2人がこれほど憎み合い、いさかい合うことが哀しかったし。といってもオリバーの方はまだバーバラを愛していて、バーバラに触発されて対抗してるというのもリアルに物哀しいし。
バーバラがオリバーへの愛情がなぜこれほど冷めたのかが分からなくて、いまいち感情移入も出来なかった。家を舞台に争うというテーマが先にあって、無理矢理こじつけたみたいな印象。バーバラはともかく、オリバーまでなぜ 「家」 に固執するのかも謎だし。 (意地になってるだけなのか)
ラストも悲惨だし、なんか、一体何が言いたかったんだこの映画は、という感じ。テンポは良くて観やすかったけど。




 
 トゥルー ・ ブルース  

冒頭から、アマンダか可哀想すぎる。養父にヤラれ、母親に打ち明けても信じてもらえず、助けてもくれない。本当になんちゅう母親だ!
ビリーに、
「仕事あるぞ〜」
と言われてホイホイついてっちゃって、もう、 「あーあ」 と呆れてしまった。その後の展開も、ただただ、アマンダは 「子供だなあ」 の一言。ついてくれた大人が悪いんだよなあ。 「後で相談に乗るから」 と言ってくれたウエイトレスに相談していたら、店に戻った時、あのウエイトレスがまだいてくれたら、結果は違っていただろうにと思わずにいられない。

*以下ネタバレしてます。
てっきり、アマンダは無実でハメられたのかと思ってたら、殺ってるじゃん ・ ・ ・ クスリでラリッてたから覚えてないだけだったのか。
私は死刑制度には賛成だし、1人でも人を殺した人間は、よっぽどの情状酌量の理由がない限りは死刑にすべき (自分が殺したのと同じ方法でか、被害者の遺族の希望する方法で) だと思ってるんだけど、アマンダの場合はちょっと可哀想になってしまった。親にも愛されず、関わる大人が悪かったからこうなってしまったんだもんね。でも殺されたマイクは2人の子の父親であるという事実があるんだし、やっぱり、罪を償うために死刑になるのが妥当なのだとは思うけれど。

無実で真犯人が見つかるわけでもなし、逆転無罪になるわけでもなし、有罪、死刑になるラスト。か、悲しすぎるんですけど、何が言いたかっただこの映画は? ラストの、若者の死刑についてのナレーションによると、犯罪を起こす現代の若者の傾向を描いたのだろうか。




 
 サンキュー、ボーイズ!  

ビバリーが何となく 「子供を愛してない母親」 かのように思えてしばらく不安だったんだけど、ジェイソンのことはちゃんと愛してたみたいでホッとした。
レイは、あそこまでいくと離婚するのは仕方ないなと思うけど、やっぱり子供が可哀想だなあ。子供にとってはいい父親だったもんね。 (薬代使っちゃったけど)
同意書にあっさりサインしてくれたり、それの渡し方など、レイってなんとなく憎めないヤツなんだよなあ。

タイトルの 「サンキュー、ボーイズ」 というのは、何やかやいっても (ジェイソンが生まれた時は 「女じゃない!」 って泣いてたけど) 、レイやジェイソンなど、自分に関わってくれた男たち、ありがとうってことなのかな。




 
 トロイ  

戦いのシーンが、観ててちょっと辛かった。男の人なんかはもしかしたら面白いと感じるのかもしれないけど、私はやっぱり、戦争の映像は好きじゃないなあ。主人公はアキレスなんだろうけど、ヘクトルの妻子を見てしまっただけに、アキレス達が攻めて来た時も、ヘクトルの方を応援してしまったし。

アキレスがヘクトルと決闘しに行く時も、ブリセイスが 「彼はいい人よ、やめて!」 と止めようとしてたけど、いい人だろうが、どんなに周囲から信頼され愛されてる人だろうが、関係ないんだよね。世の中には罪を犯したり、死んだ方がいいような人間もたくさんいるのに。そういうのに戦争の不条理さをすごく感じる。

*以下、作品のラストに触れてます。
決闘は、なんたってブラッド ・ ピットなんだからアキレスが勝つだろうと思ってた。
喪に服すために休戦し、12日目に一気に攻めて来たのも、それだけ相手国を尊重して思いやるのなら 闘いそのものをやめればいいじゃんか、と思ってしまった。やっぱり戦争モノはイヤだなあ。




 
 ジャングル ・ フィーバー  

黒人、白人という単語がたくさん出て来て、島国日本で生まれて人種の違いには縁遠い私には、そのたびに不思議な気持ちでした。今の社会でどれくらい人種差別の名残があるのか分からないけど、きっと根強い部分もあるのでしょうね。嫌な話です。

フリッパーが、白人の部下が不満だと訴えてた時の、
「それは逆差別じゃないか」
「逆差別じゃない!」
というやり取りは、「差別」 という言葉は白人が黒人に対して (下に見る時の) 意味だというのが一般的にまかり通ってしまっているのを感じて、うーん、と思ってしまった。

フリッパーがあんなに奥さんとラブラブだったのに、あっさりアンジェラと浮気しちまったのがショック。
奥さんが激怒して、窓からフリッパーの仕事の書類やらを投げ捨ててたのも、「うんうん、分かるよ!」 と全く同情できなかったわ。

兄貴もろくでなしで、特にたまり場にいた時は 「もうどうしようもねーな」 と呆れ返ってしまったけど、弟もコレだからなあ。
母親が甘やかしすぎ。「縁を切る!」 とフリッパーが宣言してたけど、どーせあの母親はまた家に入れて、お金もあげちゃうだろうなとこの時点で思った。この後訪ねて来た時も案の定、あっさり玄関開けちゃうし。「あげるお金はないわよ〜」 と言ってたけど、最後には 「これ売りなさい。高かったからいい値で売れるわ」 と物渡そうとしてるし。ダメダメ。兄貴が殺されたのは、突き詰めればこの母親のせいなんじゃないかな。




 
 舞台より素敵な生活  

夫妻のでかいベッドがうらやましかった。うちも大きめの買えば良かったなー。以前に住んでたマンションでは、ダブルサイズでも大きかったから仕方ないんだけど。

子供が欲しい妻と欲しくない (と実は思っている) 夫。何となく夫の方に同情してしまったのだけど (独身の頃、「結婚しないの?」 と母親にせっつかれてイヤな気持ちになってたことを思い出すからなのか) 、きちんと妻と話し合ってあげないのは気の毒だなと思った。

エイミーの存在によって、なんだかんだいっても楽しそうにやってて、ビデオを借りて来てあげるのは可愛かったなあ。エイミーが泣いて家に来た時のあやし方なんかは、もう父親そのものってくらい上手かったし。
車を運転してて道を譲ってあげてたワンショットは、何気ないシーンなのだけど、 「今、毎日が楽しくて幸せなんだろうな」 というのが分かった。

*以下、作品のラストに触れてます。
それだけにエイミーとの別れは可哀想だった。ラストシーンではまた産婦人科に来てたけど、妊娠検査かな? ピーターも子供が欲しくなったのでしょうか (^^ 




 
 マシニスト  

主人公は、元々こういう体型だったのだろうか、それとも役作りでここまで痩せたのだろうか? 部屋の床磨きしてるヒマがあったら何か食えよ! と思ってしまったよー。
遊園地の 「666」 はマジ怖かった。あれの後に、分かれ道で 「地獄」 を選ぶ人って、SなのかMなのかどっちなんだろう。 (Sか)

*以下ネタバレしてます。
で結局、トレバーはニコラスをひき逃げしてたってこと? アイバンはトレバー自身というか、彼の罪悪感だったってことなのか?
なーんか、真剣に観てたのにダマされたというか、「何だったんだ」 というか。




 
 サベイランズ −監視−  

コンピューターで闘うというのはやっぱり面白い! 『ザ ・ インターネット』 も面白かったもんなあ。

*以下ネタバレしてます。
もしゲーリーが本当にプログラムを盗むために、あのプログラマーやテディを殺害したのだとしたら、なんて愚かなことなんだろうと思った。今後もっともっと素晴らしい技術を生み出したかもしれない人材なのに。買収するだけにしとけよ。
21号館はオトリで、実は託児所がカギだったというのもなかなか面白い。

アリスや捜査官、リサまでもがゲーリーのスパイで、こういう 「味方だと思ってたら敵だった」 という展開はよくあるけど、あまり好きじゃないなあ。なんかズルイ感じがするし、信頼してた人は最後まで信じられる存在であって欲しいという願望があるのかも。
アリスが料理を作ったシーンはゾクゾクした。でも結局、ゴマは入ってなかったってことですよね。せっかく、ゴマアレルギーの伏線まで盛り込んで盛り上げたシーンだったので、あそこはやっぱりフォークの傷跡からアレルギー反応が出て欲しかった。
アリスは最後には、マイロを愛していて寝返ったようになったけど、あれもなあ ・ ・ ・ お前、「私には何でも話すから大丈夫よ、ふっふっふ」 みたいな電話してたじゃんかーと思ってしまった。アリスには最後まで悪役を貫かせて欲しかった。

ラストは良かった。生放送のTV画面にガレージが映って、同時に取材陣が押し寄せて来る所や、マイロが現れてラリーと抱き合う所、 「知識は世界の財産だ」 とTVカメラに言う所など。いや面白かった。




 
 アイ、ロボット  

ロードショーの予告を観て、あまり好きなジャンルじゃないなあ ・ ・ ・ と思ったんだけど一応観てみたら、予想外に面白かった! 主人公の俳優が良かったのかも。
2035年という設定だけど、あと30年足らずでこんな生活、無理だよね。3百年後でもどうかと思うぞ。

スプーナーじゃないけど、私もロボットに関しては懐疑的というかいまいち信用できない。つい先日、人を抱えられるほどの力がある介護用ロボットが紹介されていて、実用化されれば介護で苦労してる人の救世主にはなるんだろうけど、私はなんか怖い。だって故障したりふとしたことで回線が狂ったりして、「ぐぎぎぎッ!」 と変な動きをしたらどうする? 抱えてる人を落としたらどうする? やっぱり信用出来ない。
*以下ネタバレしてます。
スプーナーがロボットを信用してない理由は何だろうと思っていたのだけど、左腕が機械なのには驚いた。当然怪力なわけで、 『Mr.クリス』 を思い出した。今じゃその設定はすっかり忘れられているけどね。
てっきり、水中から助け出される時にロボットに左腕を引きちぎれたのかと思ったけど、生存の可能性が低いからと女の子を助けなかったから。確かに 「心がない」 というのは、ロボットの決定的な短所だと思う。 (同時に長所でもあると思うけど)

ロボットが反乱を起こした理由が、「戦争を起こし、地球を汚染し続ける人間を止めるため」 ということについて、 「バカなことを言うな!」 とにスプーナー達人間が食い止めるのは、なんか、しょせん (映画を造ってる人間が) 自分たちのしてることを正当化してるようで複雑な気分なのだけど。




 
 恋に落ちる確率  

アメリ、 「いい女だ」 ってアレックスに言われた直後、鼻からフーン! とタバコの煙出してましたけど。100年の恋も冷めるよな ・ ・ ・ アレックスは平気なようだったけど。

途中、アレックスが友人や恋人から 「誰?」 という態度を取られて、あれは何だったんでしょう? アリスの復讐? けどみんな、演技してたようには見えなかったけど ・ ・ ・ それにいくらなんでも父親にまで他人のフリをしてもらうのは無理だよね。何だったんだろう ・ ・ ・

*以下ネタバレしてます。
不倫なんだけど、やっぱり主人公の2人の恋を応援してしまっていたので、アメリが夫から 「行かないでくれ。愛してる」 と出版した本を見せられるなどして引き止められて、戻ってしまわないかとドキドキした。けど行ってくれて良かったー。
なのにくぉらあ、アレックス! 元カノとデレデレしてんじゃねーよ!!! (してねーか)
ああもう、アメリ行っちまったじゃねーか、と思ったら待っててくれたよ。
だけど結局アメリにも 「誰?」 という態度を取られ、フラレちゃいました。ホント何だったんだろう。




 
 GOAL!  

サッカーに興味はないんだけど、面白かった。プレイそのものより、人間ドラマが丁寧に描かれていたし。

*以下ネタバレしてます。
お祖母ちゃんの愛に感動。無償の愛ってのはあるんですねー。父親も腹立ったけど、この人なりに生きてきた自信と信念があって、息子を愛してないわけじゃないんだよね。いい人なんだよね。バーで、「俺の息子なんだ!」 と叫び、嬉しそうに試合を観ていたシーンは目頭が熱くなりました。

ベッカムとジダンが出て来たのには 「ぬおお!」 と興奮したー。つってもこの2人くらいしか顔知らないんだけど。

お父さんが亡くなった時に帰国しなかったのは、「言い訳はもういらない」 と言っていた他に、葬式に出るより、練習して少しでも早く試合に出ることの方がお父さんは喜ぶと思ったからじゃないかな ・ ・ ・ 私の想像ですけど。
さまざまな人間ドラマがあって、飽きさせない展開で、面白かった。




 
 彼女は最高  

弟がどうしよーもねーなー。
セックスレスは、「男が求めてるのに女が応えてくれない」 より 「女が求めてるのに男が応えてくれない」 方が哀しいもんがありますね。私が女だからなのかもしれないけど。だから妻が可哀想でしたよ。
単にセックスレスだけってならまだしも、外に女作ってるし。最悪。それも兄貴の元恋人。
「何を言われても気持ちは変わらない!」
と偉そうに断言しておきながら、コールガールだったことを聞くと、10数秒後には 「結婚できない ・ ・ ・ 」 ってうなだれてるし。そんでフラレたからって慌てて妻にスリ寄ってるし。ルネにもフラレて、いい気味だけどね。

母親も浮気してて、女はいくつになっても女、ちゃんと構ったりセックスしてあげてないと他の男に行っちゃうぞ、ということなのでしょうか。当然だけどね。




 
 マルホランド ・ ドライブ  

見終わって 「は?」 という感じ。意味は分かるけど、分からん。つじつまが合わないんだけどどーゆーこと!?
*以下ネタバレしてます。
と思ってシネマレビューを読んだら、前半部分はダイアンの願望だったとあり、ああそういうことなのか ・ ・ ・ とようやく納得できたようなできないような。 ( ← まだあいまい)
レビューでは 「リンチ素晴らしい!」 と絶賛するものが多かったんだけど、中に 「1回観て分からん映画は映画じゃない」 とバッサリ書いてた人がいて、カッチョ良かった。こんなふうに絶賛する人が多い映画を 「つまんなかった」 と評してしまうのは、自分の方が映画をよく分かってない人みたいで言い出しにくいんだけど (だからレビューは普段は見ない) 、はっきりいってつまんなかったです。繰り返し観れば、観るたびに新しい発見がありそうな映画なんだろうなは思うけど、別に分からなくてもいいや〜というのが率直な気持ち。難しいことを難しく表すのは誰だって出来ることで、難しいことを分かりやすく簡単に表してこそ、「スゴイ監督」 といえると思う。




 
 愛と哀しみの旅路  

戦争を描いた映画は、それだけで殊勝な気持ちになるばかりです。こういう時代を生き抜いてくれた人達のおかげで今があるんだなと思うと、のほほんと生きてる自分達が申し訳なくなるのと、感謝のような思いが沸いて来る。しなやかに自分達の境遇を受け止め、懸命に生きるリリー達一家が印象的でした。
子どもがサンタクロースにお願いごとを拒否されるのが哀しかった。子どもには罪はないのになあ。

爽やかなラストはとても良かった。3人が抱き合うように寄り添いながら歩いて行く姿は、家族が一緒にいれればそれだけで幸せなんだ、ということを教えてくれてるようでした。




 
 ワイルド ・ アット ・ ハート  

登場人物がみんなヘン ・ ・ ・ 主人公2人がまともに見えるんですけど。ルーラの母親が特にヘンだ。

「このシーン必要だったのか?」
という場面がたくさんあって、なんだったんだろう、という感じ。特にラスト近くの 「いい魔女」 ってのは何だったんだ。あの不良達も何が目的だったんだ。てっきりルーラの母親が仕向けた刺客かと思ったぞ。




 
 ランナウェイ  

こういう内容ではごくごくフツーの展開で、なんか知らないけど退屈だった。
つかフランク、うるさすぎ ・ ・ ・ 護送車を襲撃させて脱走する際に人質に取られてたけど、私だったらあんなうるさいヤツ、絶対連れてかないね。というわけで、もうこの時点で 「うるせー」 と思っていたのでした。主人公なのに (笑)

バーに爆弾を仕掛けたという電話をして、仲の人間がワッと飛び出して来たのは、外国だなあと思った。日本なら、
「店長ォー、なんか変な電話がかかって来たんですけどぉ」
とヌボーとしてるだろうな。そういえば私が高校生の頃、学校帰りにカッチョいいサラリーマン風の男の人を見かけたので後をつけたらパチンコ屋に入ってなかなか出て来なかったので、「店に爆弾を仕掛けた」 とウソの電話をして閉店させようか、と考えたことを思い出しました。いや実行はしませんでしたけど。 (当たり前だ!)




 
 ダンサー ・ イン ・ ザ ・ ダーク  

ビルは最低だな。目のことを聞いておきながら、金を無心しに来たり、ついには盗むわ、リンダにもウソをつくわ。警官のくせい何ちゅう男だよ、全く!

それはそうとこの映画、ミュージカル仕立なのがとにかく受け付けなかった。夜勤でセルマが何か大失敗するんじゃないかとか、ビルを殺してリンダが人を呼びに行ってる間とか、こちらがハラハラしてるに踊り出して、「はあ?」 ですよ。ミュージカルってみんなこうなの? コメディならまだしも、かなりシリアスな内容なのに、思いっ切りシラケるんですけど。
ストーリーがなかなか良かっただけに、普通に見せてくれればと残念でたまらなかった。

*以下、作品のラストに触れてます。
刑務所に入ったセルマとキャシーが、息子に必要なのは目だ、いや母親だ、と言い争うのは、どちらの言い分も分かるなあと思った。
死刑執行で、立てないセルマを板にくくりつけるシーンなど、リアルで見てるのがツラかった。




 
 田舎の日曜日  

タイトル通り、ただの 「田舎の日曜日」 。どうでもいいっちゃどうでもいい (笑)
娘ちゃんがカワイかった。手相で不吉なことを言われてたけど、実際はどうなったのか?
イレーヌは、あそこまで恋人に振り回されてるようじゃ、いい恋してるとはいえませんな。男を見る目がないのかなあ。きっと今の恋人にもフラレるだろうな ・ ・ ・ ( ← 大きなお世話だ)

メルセデスが口ずさんでた歌がどこかで聴いたことあると思ったら、『紅の豚』 でジーナがお店で歌ってた歌でした。 ( 「チカラ」 ってシャンプーのCMにも使われてる)

あと、水道の水を普通に飲んでるのに違和感を感じてしまった。それほど水道の水は飲めない、というのが当たり前になってしまってるんだなあ。 (うちの地方じゃ飲もうと思えば飲めるけど)  フランスの田舎だからなのか、今も飲めるのかどうか知らないけど。




 
 ハードロック ・ ハイジャック  

みんなバカ ・ ・ ・ (笑)
こんなふうに、「オレには才能がある!」 と信じて疑わない人って、世界中にたーくさんいるんでしょうねえ。ミュージシャンには特に多そう。 (あとお笑い)
様子を見に1人が出てって、1歩踏み出すたびに、警官も同じ歩数動くのが面白かった。

主人公のチャズは、あんないでたちなのに女顔というか、誰か女優さんで似てる人いたなあ、と映るたびに思ってました。ドリュー ・ バリモアかな?

私はロックってよく分からないんだけど、ライヴで楽器やセットを叩き壊してたのは、ちょっと受け付けないなあ。そりゃ、あのいけ好かないレコード会社のヤツが用意したセットだけどさ。イチローや松井選手が野球道具をものすごく大切にしてるみたいに、道具は大切にしなきゃイカンと思う。

それにしても、ケイラとくっついたり離れたりのサイクルが目まぐるしすぎ。アンタら勝手にやってくれっ (笑)




 
 バートン ・ フィンク  

いつも思うんだけど、タイプライターって打ち間違えたらどうするんだろう。

前半は正直退屈だったけど、オードリーが殺されてからは 「おお、どういうことだ?」 とワクワクした。 (不謹慎だけど、あくまで映画としてね)
でも突然の展開だったので、 『マルホランド ・ ドライブ』 とか 『恋に落ちる確率』 みたいに、現実が交錯して視聴者を混乱させるようなタイプの映画を最近観たせいか、振り返ったら死体が消えてるんじゃないかとか、本当に現実なのかを疑ってしまった。

*以下ネタバレしてます。
隣りの男、いいヤツ、と思ってたけど、こいつが犯人だったとは。壁が薄いから、バートンの部屋に女が訪ねて来たのも聞こえてたろうしね。
戻って来て警官を殺した時、火を引き連れて来たのが、やっぱり現実が交錯しててシラケてしまった。
あ、あの箱の中身って、オードリーの首だよね? (ぞーっ)




 
 2人の5つの分かれ路  

生々しいエロシーンが多い映画でした。離婚したばかりのくせにセックスしようとしたり。
あと、いくら恋人の兄で、ゲイだとしても、
「素敵なドレスだ」
って後ろから腰を触るのってどうよ? ゲイなら平気なんだろうか。私だったら、「この人、実はバイだってこと隠してるんじゃないだろうな ・ ・ ・ 」 と疑ってしまいそうだ。

1人で旅行に来てる人を 「いやーん、可哀想。私だったら絶対イヤだわ」 の発言は許せん。悪かったなー。いいじゃんか1人で旅行したってーっ。 ( ← 1人で海外旅行行ったことあるヤツ。それも2度も)




 
 アリゾナ ・ ドリーム  

冒頭で主人を助けた犬、スゴすぎ。トリビアで 「主人が倒れた時に助ける犬はどのくらいいるか」 という実験をしてたけど、それよりスゴイよね。

ロシアンルーレットは、改めてしみじみ見ると もんのすごく怖いなあ。私は絶対出来ない (汗)
あの飛行機も怖い。落ちそうで。乗りたくない ・ ・ ・ 地上1mくらいの所をツィーッと進むんならいいけど。 (飛行機じゃないしそれ)
テスト飛行を屋根から見てたミリーが、タバコの煙を両鼻から 「フムーッ」 と出してたけど、『恋に落ちる確率』 でも思ったけど、百年の恋も冷めるってば。というか女優さんとしてこんな行為させちゃダメだと思うんだけど (汗)  外国ではあまりタブーじゃないのかな?

しかし親子ドンブリいいとこだなあ。エレインは確かに被害妄想でイカレ気味で、ウンザリするのも分かるけど。




 
 ボーン ・ コレクター  

ライムを見てると、寝たきりのうちの父親を思い出しました。しかしあのTVなどの機械、いいですね。値段もかなり高いだろうので、買ってあげようなどとはこれっぽっちも思いませんでしたが (苦笑)

犯人がまだいるかもしれないのに アメリアを1人で現場へ入らせるというのが、いくら 「現場を荒らされたくないから」 とはいえ不自然すぎる感じがした。手首を切れ、というのも、そりゃ無理だよね。やれと言う方が無茶だと思う。
女性の一人暮らしなのに、ドアをノックされて、覗き窓から見ても誰もいないというむっちゃ怪しい状況なのに、「誰ー?」 とチェーンを外してノコノコ出て行くのも不用心すぎ。

3か所の農場のうち1か所に 「賭けて」 アメリア達を向かわせたけど、3か所くらいなら、手分けして全部に向かわせれば良かったのでは?
チェイニー警部は悪役のように描かれてたけど、
「パトロールが現場検証のマネゴトか」
というセリフはその通りだと思ったし、体を張って電車を止めたからってだけで、なぜアメリアにそこまで一任させるのかがいまいち理解出来ない。
埠頭の下を調べさせるのも アメリアだけに無線で指示してたけど、一刻を争う事態なんだから、他の警官にも知らせて手分けして探すべきだったのでは。

*以下、作品のラストに触れてます。
リチャードが連続殺人を犯した動機も、薄い気がする。純粋にライムを殺すってだけなら分かるけど。
縁を切った姉とのことも、それほど伏線がなかったのに、ラストに持って来られても。アメリアと恋仲になるのもいまいちピンと来ないし。




 
 スリーピー ・ ホロウ  この時代の男性の髪型って、ヘンですよねえ。冒頭で馬車に乗ってた人が映った時、心の中で 「ぶっ」 と吹き出してしまった。さすがにジョニー ・ デップは普通の髪型でしたね (^^ 

強盗した男が地下に落とされて、あの後どうなるかは分からないけど、多分あのまま衰弱死させるのだと思う。強盗でそれはちょっと厳しい気もするけど、現在の日本での刑法は甘すぎるので、現代こそこのくらい厳しくてもいいのかもいいのかとも。

*以下ネタバレしてます。
首刈り殺人犯は、幽霊に見せかけた村の人間なのかと思ったら、騎士の霊は本当で、操っている者がいるというのは中世っぽくて良かった。何となく 『ヴァン ・ ヘルシング』 を思い出しました。
カトリーナが黒幕と見せかけてまだ続きがあるのも良かった。




 
 理想の女 (ひと)  

オペラを観に行って、アーリンとタピイの噂話をする人達のやり取りが、いろいろ複雑に渦巻いててスゴかった。人間って怖えぇ。

*以下ネタバレしてます。
メグがアーリンの娘というのは驚いた。けど、
「20歳の娘がいるように見えて?」
というのは、いや十分見えますがな。

ロバートはメグを心から愛してるのに誤解からすれ違ってしまうのが哀しかった。メグは愚かにも見えるけど、その場にいたらこうなってしまうのも無理ないのかも。

船での、アーリンがメグを説得した言葉や、ロバートが扇子を見つけた時の機転と思い切った行動は、頭のいい女性で、メグを愛している母親なんだと思った。タピィは可哀想だったけど ・ ・ ・

その後メグに会いに来た時の、
「ママに誓うわ」
というセリフや、
「また会いたいわ」
「私もよ」
というセリフがたまらなく良かった。「また会いたい」 とメグは何気なく言ったんだろうけど、「私もよ」 と答えたアーリンの胸の内の、複雑で切ない思いを察すると。

タピィと別れなければならなかったのがとても気の毒に思っていたので、あのラストは嬉しかった。全ての人の心情が丁寧に描かれていた、大人の映画だったと思います。




 
 県庁の星  

いかにもお役所って感じ。接客には向いてないよね (笑)
「洗って」 の"っ"が抜けてるってのも、どーーーでもいいし。誤字脱字のある貼り紙なんてたくさんあるけど、みんな心の中で 「おいおい、間違ってるぞ」 と思うだけにするのが大人のマナーだよね (笑)

ただ、古いじゃがいもでコロッケを作るっていうのは、賞味期限内ならいいんじゃないかと思えるのですが。芽が出てたって、丁寧に取り除けばいいんだし。
でも高いお弁当は確かに買わないかな。お弁当で千円近く払うんなら、外食した方がいいもんね。
その後 冷めたお弁当を食べて、これまでのやり方を反省してたみたいだったけど、そこの所をもう少し丁寧に描いて欲しかった。

消防法をイヤホンで聴いて言ってたけど、あれじゃバレるだろ! (笑)
あとマクラおばあちゃんは、もう相手にしなくていいと思う。あんなの相手にしてたら、人手がいくらあっても足りないっつーの。




 
 ギャング ・ オブ ・ ニューヨーク  

殺し合いを見せるのって、子供の情操教育にめちゃくちゃ悪いんだろうな。その上、父親が殺される場面なんて。一生忘れられないだろうなあ ・ ・ ・

スリ女がナイフを投げられるシーンが、むちくちゃコワかった。しかしすごいナイフの腕だなあ。実際にここまで出来る人って、いたのだろうか。神技だなあ。

暴動のシーンがむごくて、戦争や争いはあってはならないことなのだとしみじみ思った。
ラストのエンディングが流れるのが妙にカッコ良すぎ。




 
 クリスティーナの好きなコト  

恋の始めのドキドキワクワク感をちょっぴり思い出して、いいなあ〜と思っちゃった。 (もう一度味いたいとは思わないけど)
3人ともおバカですね ・ ・ ・ ザーメン事件やフェラチオ中にピアス事件のジェーンは特に。面白すぎ。でも、どちらがどこにピアスしてたのか? (そこは追求しなくていいのか)

*以下ネタバレしてます。
ピーターは結婚をドタキャンして、相手も同じ気持ちだったし円満解決 (彼女の父親以外は) に思えるけど、結婚まで決めた彼女にこんなあっさり冷めてしまったんだから、次も冷めるんじゃないか? と心配なのですが。主人公同士は運命の相手ということになっているから、そんな心配は不要なのですか。そうですか。
しかし 「キスが下手」 と言われるのって、男性にとってはかなりキツイ一言だと思うのですが。そのくせちゃっかり結婚してて、ハッピーエンドになってたから良かったけど、私なら一生忘れられないだろうなあ。




 
 戦場のピアニスト  

この映画はもう、なんて感想書いたらいいのか分かりません。最初はいつも通り、感想をメモするのに手帳とペンを前に置いて観てたんだけど、これは感想をちょこちょこ書き留める映画じゃないというか、そんな必要はないなと感じてやめました。

ただただ、どうして人間はこんなに残酷なことが出来てしまうのかということと、やはり戦争はやってはいけない、ということを繰り返し繰り返し思いました。
ずっと、「まだ戦争は終わらないの? 早く終わって、早く!」 と心の中で叫んでました ・ ・ ・

*以下内容に触れてます。
目の前にドイツ兵が現れた時、心臓が止まりそうになったんですが、緊張が解けたらなぜか涙が出て来て、それからずっとポロポロ泣いてました。なんで涙が出るのか自分でもよく分からないんだけど。映画で泣いたのは何年か振り。

コートを着たウワディクがドイツ兵と間違えられて発砲された時は、泣き笑いみたいになって少し笑っちゃった。 「ちょっとちょっと、ここまで生き延びて来て、こんな所で殺されないでよ、もう」 って。

最後のナレーションで、あのドイツ兵の人のその後を知って、「ああ ・ ・ ・ 」 と思いました。
とにかく胸にどすんと来る、すごい映画でした。




 
 カクテル  

なんかもー、男ってしょーがねーなって感じ。
ブライアンも、1度ならず2度までも、ダグのくだらない口車に乗っちゃうし。やれやれ。
ジョーダンは押せば戻って来るなと思ってた。スペシャルメニューを頭からかぶせた時点で、ある意味脈ありだもんね。怒ってるってことはそれだけ愛情の裏返しなんだから。
ラストは、あれ、これで終わり? という感じだったけど。まあハッピーエンド、その後も幸せに暮らしましたとさってことなんでしょう。




 
 ラスト ・ クリスマス  

両親にとにかく腹が立った。離婚したのは仕方ないとしても、トミーに会いに来る時くらいできる限り2人そろって、仲良く振る舞って来てやってもいいのに。
父親が来なかった時のトミーの失望ぶりは見てるこちらも可哀想で、いま彼の心がどれたけ傷付いてるのか、察するとたまらなくなった。それなのに母親は、
「もう大人でしょ」
だと? この子のどこがもう大人だっての? 全然子供じゃんか! 何歳から 「大人」 とみなすのかは一概には言えないけど、仮に高校生だったとしても、トミーのような状況で親がなかなか会いに来てくれなかったら、やっぱり寂しく感じると思う。

父親にも腹が立った。仕事が終わって、デレデレと愛人 (離婚したんだから恋人か) と過ごすくらいなら、トミーに会いに行ってやれよ。夜遅くて無理ならせめて電話くらいしてやれよ。恋人の部屋の水槽にあれだけ怒ったんだから、トミーのことを愛してるのは間違いないと思うけど、それをもっと彼に伝えてあげて欲しかった。
病院を抜け出したトミーの気持ちは無理もない。可哀想に ・ ・ ・

  *以下、作品のラストに触れてます。
保護した警官がてっきりすぐに病院に連れ戻すのかと思いきや、家に送って両親と過させてあげたということは、外に出たことで助かる見込みはなかったってこと?
動物園にも行って、田舎の家で両親とクリスマスを過ごして、トミーの願いは一応叶ったわけで、彼は幸せだったでしょうか。あのまま病院でもう少し長く生きることと、この現実と、どちらが良かったかは誰にも分からないし、他人が決めることではないと思う。トミーが選んだことなのだから、これで良かったのかもしれませんね。ただやっぱり、両親がもう少し思いやりを持ってあげて欲しかった。

あと、テリーのこともちょっと心配です。彼の両親も仲があまり良くないらしく、多分離婚するだろうし ( ← 決めつけ) 、そうなったらテリーも傷付くだろうし。またもう少し成長した時、トミーをすぐに病院に連れ戻した方が良かったのではないかと後悔するのではないかと。もし一生罪悪感を背負って生きていくことになってしまったなら、ものすごく可哀想だよなあ。




 
 不法侵入  

キッチンの天窓が開いてるのを見た瞬間、こちらまでゾーッとしちゃった。こういう時の反応の仕方というか、瞬時に警戒態勢になる速さは、日本より鋭いように思う。やっぱりそれだけ海外は物騒だってことなんでしょうね。 (日本だって最近は物騒だけど)

あの刑事が怪しいってのはすぐに分かったので、彼の前で暗証番号の設定をした時は、「あーヤバイ」 と思いましたね。キャッシュカードの暗証番号も、銀行員に提出してシールを貼ってもらうのに、「でもこの銀行員は見たよな ・ ・ ・ 」 と少し不安になってしまうんだけど。

「あいつには近付くな」
と言われたのに、なんで何年も連れ添った夫より、1、2度会っただけの男の方を信用するかね。 「はいはい、この後この男の正体を知って、レイプされそうになるんだろうから、その時にたっぷり後悔しなさいね」 と思ったな。
そんな風に ほとんど想像した展開通りに進んで、ハラハラする内容ではあるんだけど、ある意味気楽に観られる映画でした。




 
 スティング  

*ネタバレしてます。
もう、最初に運び屋をだました時からわしづかみですよ!
カードのイカサマも見事でした。正面からも、真後ろでも2人から見られてるのに、いつ取り替えたんだ? さすがプロだわ。
メインの銀行家をだます話に混じって、所どころ殺し屋に追いかけられるシーンがあるのも良かった。女殺し屋も意外だったし。

そして銀行家をだますやり口、あんたらみんなスゲエよ!! あの全員に分け前あげるのだろうか。
あと、本物のFBIはどうしたの? あれ? 私ってバカ ・ ・ ・ ?




 
 ダイヤルM  

全く余分なシーンがない感じで、サクサク進む映画でした〜。時間が早く感じました。

*以下ネタバレしてます。
夫が怖い。金と嫉妬とそろってるんだから、殺人の動機としてはめちゃくちゃ固いよな。
お風呂のシーンでは、お湯の出る所とかがすっごいステキな造りでした。あんなお風呂に入ってみたい。それだけで癒されそう。

殺された男からカギを奪って、ドアのカギ穴に隠して、夫の冷静で的確な行動がすげー。さすがに血のついた足跡にまでは気が回らなかったようだけど。
会話を録音されてるんじゃないかとヒヤヒヤしてたけど、やっぱり。テープもコピーしてあるかもしれないのに、殺してしまっていいのか? と思った。 (実際してあったし)

デイビッドは、列車にエミリーの写真をわざわざ持って来て飾ってたけど、愛してたんだろうか。手は下さなかったんだけど殺人依頼を横流ししたんだから、そんなわけないか。

息もつかせぬ展開でなかなか面白かったんだけど、欲を言えば、ラストに何か 「あっ」 と思うようなことが欲しかった。刑事とどこかの国の言葉でしゃべってたのも、何かの伏線かと思ってたけど何もなかったし。
例えば、スティーブンはエミリーを殺そうとまではしなかったけど、夫を許せなかったエミリーはスティーブンを殺害、刑事は正当防衛ではないと気付いていたが、(他の刑事に分からないように) あの国の言葉で、
「あれは正当防衛ですね (ということにしましょう) 」
「神のご加護を」
という会話を交わすとか。例えばですが。それまでの息をもつかせぬ展開に比べて、ラストが妙にあっさり終わってしまったのが少し残念。




 
 あの子を探して  

ミンジ役がもう少し可愛いコだったらなあ。なんつーか、ビジュアル的に観てる楽しみがイマイチでした。子供キライだから、ホエクーの悪ガキぶりには本気でぶっ叩いてやりたくなったし。 (おいおい)
バス代を計算するのに、何やかやいいながら今までで一番授業っぽくなってるのが笑えた。

ホエクーを探してるミンジの様子は、行き当たりばったりだけど一生懸命で、応援したくなったけど、そもそもなんでここまでして連れ戻そうとしてるんだろう、と根本的な疑問が。生徒数を減らさないという契約は、あの足の速い子が転校しちゃった時点で無効なんだし。学校で勉強させてあげたいから? ミンジはそれで自己満足できても、ホエクーの家の借金返済はどうなるんだ。肩代わりしてあげられるわけでもないのに無責任な、とか思ってしまった。まあホエクーも、働くのがイヤだから逃げたんだろうけど。

*以下ネタバレしてます。
ミンジが呼びかけるTVを観て、ホエクーが涙を流す場面は、なかなか感動的でした。みんなで黒板に一文字ずつ書くのも良かった。それにしても、どこの国でも、マスコミの力ってのはスゴイですね。
あと村も街も、暑そうで埃モワモワで、見てるだけでお風呂に入りたくてたまらなくなった。




 
 レナードの朝  

*ネタバレしてます。
ルーシーがメガネをバシッとつかんだ瞬間、「うおっ!」 とゾクッとした。セイヤー医師でなかったら気付かなかったでしょうね。他の医師は、患者を 「物」 扱いしてたもんなあ。「ここは庭。水と栄養を与えるだけ なんて言ってたし。まあ、この後 「奇跡」 が起こってからはみんな嬉しそうだったし、決して医師として悪い人達ではなく、ただ諦めてしまってただけなんだろうけど。

セイラーが勝手に1000mg以上の薬を量って投薬した時は、「おいおい、いいのか?」 と思ってしまった。あれでレナードが回復したから良かったけど、どうなるか分からなかったよね。
でも 『ブラックジャック』 だっけな、本間先生が、これは人体実験じゃないのかと批判され、
「そんなこと言ったら、初めての治療は全て人体実験になってしまう」
というようなセリフがあったっけ。確かに、これまでの症例というのも、治療した 「結果」 であるんですもんね。

全員を散歩に連れ出した時、みんなが退屈してしまうような場所しか思いつかないセイヤー医師が、デート慣れしてないのが分かってカワイかった。

みんな回復してめでたしめでたし、ではなく、その間に家族がバラバラになってしまったことを絶望したり、病院に閉じ込められてることについて反抗したりと、問題が出て来たのは観ててちょっと哀しかった。母親が女性と仲良くするレナードに戸惑って、相手の女性に反発するのもリアルでした。

一旦症状が改善しただけに、病状が再び悪化して来るのは辛かったです。レナードが女性とダンスを踊り始めてしばらくしたら、けいれんが治まってたので、もしや再び奇跡が? と期待したのだけど、違ったんですね。
セイヤー医師も辛かったでしょうね。レナードのビデオの映像を観て涙ぐんでたのがよく分かる。
看護師さんをコーヒーに誘ったのは良かった。あくまでメインはレナード達のことなので、セイヤー医師の恋愛なんてどうでもいいといえばいいんだけど、ほんのワンシーンで押し付けがましくなくて、でも 「ああ良かったな」 と思わせてくれるちょうど良い量で。




 
 ビューティフル ・ ガールズ 

男がどいつもこいつもどうしようもない感じ。まともに見えたウィリーも、13歳の女の子を10年待つみたいなこと本気で言ってたと思えば、やって来た恋人とフツーにイチャイチャして過ごしてるし。何なんだ。
この街の男、全員常に酔っ払ってやがんのか? と思うくらいふざけた行為しまくりでした。結局全員元のサヤに収まって、めでたしめでたしってことなんですか。何だったんだって感じ。




 
 スター80  

男がとことんダメ男で胸クソ悪くなった。顔も、いかにも一昔前のペテン師って感じだし。

*以下ネタバレしてます。
所どころに入る映像や関係者の証言シーンで、ドロシーが殺されてしまうのは分かってたので、観ててやり切れなかった。
車のキーを渡された時点で、ドロシーもさっさと出て行けばこんなことにはならなかったのに。自ら裸になったのもワケ分からん。これで妊娠でもしたらどうするつもりなんだ。
ポールが自殺したのも腹が立った。とことん汚い男だな。マジ最低だ。




 
 セント ・ エルモス ・ ファイアー  

飲酒運転で事故を起こしたってのに、反省もせずヘラヘラしてる男に不快感。ケガさせられたのに一緒に酒飲んでる女も理解不能。ヘタしたら死んでたかもしれんってのに。私が親なら、引っぱたいてでも別れさせるね。

でも、そのビリーもなんかどんどんいいヤツに見えて来たから不思議だ。最後の方はカッチョいいとすら思ったもんなー。




 
 バーティカル ・ リミット  

こんな思いするくらいなら山登りなんかしなきゃいいのに。部屋でぬくぬくしてTV観てた方が断然いいのにーと思ってしまう私は山登りには絶対向いてないタイプ。向いてなくていい。

具合の悪い男を殺したことで、 「人殺しーーー!」 と叫んで飛びかかったアニーにシラケた。助かる見込みのない者は切り捨てるっていうのは理屈で、感情的に許せないってのは分かるけど ・ ・ ・ このことをそこまで怒るってことは、父親のロープを切った兄のことも許してないってことだよな、とも思ったし。
他にも、うまく行きすぎで 「んなバカな」 という展開が多くて、いまいちでした。うまく行きすぎるのってシラケるんだよね。




 
 イン ・ ディス ・ ワールド  

間に人が入るたび、お金をだまし取られるんじゃないかとヒヤヒヤし通しでした。あと国境と。
「アフガン人だな」 と言われバスを降ろされたのを見て、人種で差別 (区別) されるのは、やっぱり哀しいしやるせない気持ちになる。なんで世界は一つの国じゃなかったのでしょうか。いや、人間はそういう風に考えられないのでしょうか。

アイスクリームがすごくデカかった。私はあれの5分の1でいいです。
あと、ジャマールのアメリカンならぬアフガンジョーク (?) は笑えませんでした ・ ・ ・




 
 フェーチャン 〜ぼくの恋人  

ジャックはジャイアンです。と思ってたら、ジアップの着替えたTシャツがドラえもんの絵だったり、学校でドラえもんのマンガの話をしてて笑った。しかしドラえもん、すげー。

なんか、こういう思いは誰しも似たような経験があるんじゃないかなあ。家の近くに女の子しかいないからその子達と遊んでたけど、成長するにつれ、それをからかわれたり、女の子の遊びが退屈に思えて、やっぱり男の子と遊びたくなる。それまで仲良くしてた女の子を突き飛ばして、男の子の方に行ってしまう ・ ・ ・ 甘酸っぱい思い出とはこういうことをいうのではないでしょうか。

それまで悪ガキでこんちくしょうと思っていたジャイアン、じゃない、ジャック達が、ノイナーが引っ越してしまう時、ジアップが追いかけるのに手を貸してやるのが良かった。でも、しょっちゅうエンストしてたし、人乗りすぎだし、あのまま自転車で追いかけてた方が早かったのでは (笑)  荷物落とすよりお前ら全員降りろよ、と思った (笑)
ノイナーが越してしまったら、いつも2羽いた小鳥が1羽になってたのも演出が細かい。

成長したノイナーを見たかった気もするけど、振り返ったのが少女時代の彼女だったのは、ジアップの心情を表してて良かったな。ああ、甘酸っぱい。




 
 秘密の絆  

 *ネタバレしてます。
兄貴ヤリすぎ。エレノアは落とせるの分かるけど。父親が見てるのに、股間を握って 「バイバイ」 するような女だしな。
アリスにもビックリしたけど、まさかパムまで食われちゃうとは。酔っ払ってたのかな?
母親の心情も、察すると切なくなりました。

ダグがパムを迎えに行ってくれて、「良かったねぇ ・ ・ ・ 」 としみじみ思った。タグは一途だし真面目だし、アボット家との哀しい絆を断ち切るために 兄を許そうと決めたくらい大人だし、きっと幸せになれるよ。
ウインドウに 「 I LOE YOU」 と逆さにスラスラッと書いた時はスゲーと思ったけど、逆なのはLとEだけだから、簡単なんですね。英語って便利かも。



 
 ナッツ *ネタバレしてます。
クロディアのプッツンぶりにはイライラしちまいましたよ。主人公なのに。応援してあげないといけないのに、とは思いつつ。
もう、コイツやっぱりおかしいよ! と我慢できなくなった時、アーロンもブチ切れてくれました。
けど直後に養父の性的虐待が明るみになって驚いた。母親が世間体で言っていたのではなく、きちんと心から娘を愛してくれてたのが救いでした。

ナレーションでその後が語られていて、こういうのがあると 「実話なのかな」 と思うんだけど、本やドラマでも、登場人物のその後を語ることってありますよね。実話とは限らないのかなあ。



 
 ぼくの神さま 

戦争はやっぱりイヤですね ・ ・ ・ 軍がここまでひどいことをやるのを見てると、人間って実は全員サディストなんじゃないかと疑いたくなる。ロメックに強盗を再現させるシーンなんて、子供の心がどれほど傷付くのか考えないんだろうなあ。ヒドすぎ。
しかしあの悪ガキは、本気で殺した方がいいっと思ってしまいました。ろくなガキじゃねえよホント。後ろから、思い切り頭ドツいてやりたくなった。



 
 名もなきアフリカの地で  

オウアは一体何頭身なのでしょうか。ドイツ人 (外人) って日本人に比べれば頭小さくてスタイルいいはずなのに、オウアと並ぶとすごく頭デカく見えました。

妻が最初すっごくヤな感じ。オウアにドイツ語を覚えなさいと言ったり (逆だろうが) 、夫の友人になぜ結婚してないのかと無神経に聞いたり、頼まれた冷蔵庫でなくドレス買って来たり。
肉が食べたいとヒス起こしてたくせに、狩りをしてるを見て、「ひどいことを」 って、はあ? アナタの頭の中では、動物や鶏が食卓に並ぶまで、一体どんな美しい過程を想像してたんだよ。どんなお嬢様だ全く。

オウアの素朴さ、物欲のなさというのは素晴らしかった。物より心を大事にするんですね。アフリカの人ってみんなそうなのでしょうか。




 
 マグノリアの花たち 

最初からほとんど最後まで、オバちゃん達のギャーギャー騒ぐ声しか残ってない。噂話や悪口にウンザリ。
夫が蒸発したというアネルに対し、
「私たちって最低ね、あなたの前で結婚式の話なんて」
とシュンとしてみせながら、その直後 結婚パーティーに強引に誘うのってどういう神経なんですか? さっぱり理解出来ないのですが。
終盤は悲しい展開で気が滅入るし。はあ ・ ・ ・




 
 B型の彼氏  

韓国の恋愛映画って、「変わった出会い方」 「なぜか男が女を好きになる」 というパターンが多い気がする。 (って語れるほど韓国映画観てないけど)

エレベーターのスーパーマンは、タイタニックで両手を広げるあのシーンを思い出しました。何となく。私も今度、ガラス貼りのエレベーターに乗る機会があったらやってみよう。 (1人じゃないとダメだけど (笑) )

私自身は、あまり血液型で人を見ることはしないんだけど。それぞれの血液型の特徴もよく知らないので、「何型だと思う?」 と聞かれると困ります。




 
 ホット ・ ショット  

妙にコミカルというか、ギャグっぽいのがどうもダメでした ・ ・ ・ アメリカの連続ドラマみたいで。 (連続ドラマ観たことないけど)  アリーMyLoveは平気だったのになあ。

食べ物を体に這わせるのは、あーこういう男っているよな。 (当たったことないけど)  いいからささとやれよ、と思うな私なら。ベーコンエッグを作り始めたのには、もう完全にギャグ。

シリアスなシーンでも同じ調子なのでイヤんなっちゃったけど、
「右翼が落ちた! 左翼も落ちた!」
の後にズドンと本体が落ちて来るのとか、殴った後にゴロゴロ転がって歯医者の椅子に座るのとか、ちょっと面白いと思ってしまった。慣れたのか?
けど、もういいかな。2も録画してあるんだけど、観ないことにしました。




 
 ラブ ・ アクチュアリー  

『グータンヌーボー』 で、
「私もあの映画一番好き! どのシーンが良かったーっ!?」
と内田恭子と菊川怜が ソエルを仲間はずれにしてぎゃあぎゃあ騒いでたので、どんなステキな映画なんだろうと期待して観たんですが。

どいつもこいつも異性を見る目がイヤらしくて気持ち悪い。
いつもは積極的なアプローチしてるのは対して好意的に感じるんだけど、なんか知らないけど、すごーく下心が気持ち悪く感じるのですよ。首相がナタリーに家の場所を聞くのも、原稿を拾いに湖に飛び込もうとしてる女性が服を脱いでるのがスローモーションになるのも、結婚式で新婦ばかりをビデオに撮ってた男も。 (1人でこれ見て何してたんだよ、と思うと怖い)
ナタリーにちょっかい出されそうになったのを見た首相が、TVカメラの前で国レベルの対立にしてしまうのなんて呆れ果てた。公私混同もいいとこだろ。しかも自分の女でも何でもないのに。
いいムードの時に電話に出て、
「忙しくないわよ。今からそっち行くわ」
と言う女も信じられない。
なんか、何もかもが共感できないし 「はあ?」 って感じでした。ラストも大して感動しない。




 
 ダイ ・ ハード  

あそこまで社長の経歴や家族構成などを調べておいて、顔を知らないのはおかしくないか?
あっさり殺してしまうのもビックリした。もしパスワードを社長しか知らなかったらどうすんだ。本当にプロなのか?

シリアスというよりは軽めに作ってあって、私はこういうのはあまり好きじゃないんだなーとしみじみ思いました。リアリティーがないんだよね。
緊急のチャンネルで無線してるのに、信じてもらえないってのも何だかな。それとも実際それほどイタズラが多いのか?
見回りに来た警官が帰ろうとした時、割れた窓から手を出して銃をぶっ放せばいいんじゃないのかなあ。犯人の遺体を落とすってのは、映画としての派手さを出すのにまあアリかなとは思ったけど、その後機関銃を打ちまくるのは必要なかたのでは。当たって死んだらどうすんだ。

ラストで、運転手がグワッと出て来て車をつけたのは良かったけど、確か酒飲んでなかったっけ?




 
 ターミネーター3  

やはり1が一番面白かったわけで。2、3とどんどん面白くなくなってくんですよね。何でだろ。凝りすぎなのかなあ。

それにしても街とかトイレとか、物を壊しすぎ。これで製作費○○億とか言われても。 (確かに迫力はあるけどさ)
あと前に観た時も思ったけど、ジョン役の俳優さんがイマイチ。2の子供の頃はカッコ良かったのにー。
それに、「僕には無理だあ〜」 と弱音吐いてるのもなんか情けなかった。




 
 ストレイト ・ ストーリー  

あの妊娠してた女のコはどうなったんでしょう。木の枝をまとめてヒモでしばってあった 「置き手紙」 はジーンとしました。ご家族が味方になってくれたらいいね。

シカ、食べてますけど。回りで家族 (?) のシカ達が見てますけど。すげー食べにくい。後ろから襲われそう (汗)

それにしてもみんないい人ばかりでしたね。途中、悪い若者グループに襲われてお金を取られたりするんじゃないかと心配してたけど、そんなこともなく。家の庭を貸してあげてた人は中でもすんごく親切。

*以下、作品のラストに触れてます。
お兄さんも、倒れているか、既に亡くなっているんじゃないか ・ ・ ・ と不安だったけど、フツーにいましたね。
会ってどうするんだろうと思っていたのだけど、ここで終わったということは、無事会えました、めでたしめでたし、ということなのでしょう。
しかしアメリカってやっぱり広いんだなあ。




 
 キングス ・ ウォリアー  

わがまま王女が神田うのに見えた。
いつも思うけど、この時代のドレスってスゴイですよね。胸元バーンで。抑えられなくなって王女を犯しちゃうヤツとかいなかったのかなあ。 (いないか)

しかし全員強すぎ! 絶対誰か犠牲者が出ると思って、ウィリアムは恋人とキスして別れるシーンがあったからこれが最後の別れになるのではとか、ケイティも危うくなるのでは、そこを父が助けて殺されてしまうのでは、とか勝手に色々想像してたのですが。

個人的にはジョンよりウィリアムの方が好みです。敵地に行く前の、1人で剣の練習してる所なんてカッチョ良すぎ! まあ、中身はおバカな浮気者なのでイヤですが。
ケンカばっかしてた2人が、結局末永く一緒にいた、というのがツボ。




 
 天国の口、終わりの楽園。  

あんたら全員、見境なさすぎ!
ルイサがそれぞれの男とヤッた時、片方がスネてたけど、3Pすれば問題解決じゃん、と思ったらしてましたね。
しかし、ルイサとも恋人とも、避妊全っ然してねーよな。大丈夫なのか? 妊娠も病気も。
でも3人でお互いのセックスについて話しては乾杯してたのは、なんかすげー楽しそうでした (笑)

*以下ネタバレしてます。
ルイサが末期ガンだったと知って驚いた。気になるのは、彼女は幸せだったのかどうかということ。夫に裏切られて傷付いたけど、テノッチとフリオに連れ出してもらい、最後の1か月はキレイなビーチをたくさん見ることができて幸せだったかもしれない。




 
 ダイ ・ ハード3  

1、2もイマイチだったけど、3は一番面白くなかったかも。しかしシリーズものなのに、全く統一性がないですね (笑)  そこがいいのかなあ。

爆弾犯って設定は良かったんだけど、電話で指示された通りのことをやるというのが、なーんかチャッチくて。
しかしホリーの出番、あれだけ? (笑)




 
 クジラ島の少女  

ジジイがひどすぎ。一生懸命おじいちゃんに気に入ってもらおうと頑張るパイケアが、可愛くて可哀想で仕方なかった。
産まれた時から 「男じゃないと価値がない」 という対応は、なんかまるで、紀子さまが第3子を妊娠してた時のことを思い出しました。イヤでしたよね、あの 「ぜひ男の子を!」 という世間の雰囲気。性別なんて親誰にもどうしようもないし、女の子だって大切な命には変わりないのに。

*以下、作品のラストに触れてます。
結局、パイの命は助かって、指導者だったってことも分かって、祖父とも仲良くなって、とハッピーエンドでしたが、でもパイが 「指導者」 じゃなかったら、祖父はやっぱり冷たいままだったんだろうなと思うので、結果オーライだったけど祖父にはやっぱ腹立つ。




 
 消えた金塊 -ブリンクス ・ マット強奪事件  

実話な映画はやっぱり面白い。説得力があるというか。

ミッキーは冷静で度胸も座っててカッチョいいなーと思ってましたが、刑務所に入ってからの考えは、奥さんの言う通り、甘かったてことなんでしょうね。「お前の浮気は許さねえ!」 って、自分も浮気してたくせにそんなこと言うし。

*以下ネタバレしてます。
でも最後まで仲間を売らなかったのは、ひょっとしたら一番カッチョいいのかもしれない。私だったら売るだろうな。 「なんで自分だけ」 って気持ちもあるだろうし。
さすがのミッキーもどうすることも出来ずに、指くわえて大人しく服役してたんですね。2000年から7年経ったけど、釈放されたんでしょうか。されたとしても、幸せに暮らしてるとはあまり思えないから、複雑だけど。
まあ悪いことをしたんだから、罪を受けるのは当然なんですが。映画の主人公となるとつい応援しちゃいますよね。




 
 セレブリティ  

ニコル、フェラチオならいいのか。浮気じゃないのか。 (浮気だろ ・ ・ ・ )
しかし、女性はフェラチオなんてなーーんにも気持ち良くない (むしろ苦しい) のに、何でわざわざそんなサービスしてあげるのか謎だ。男も、本番でなくても抜ければいいのか。謎だ。

しかしリーは最悪。とまではいかなくても、タチ悪い。ああイヤだ。
怒鳴り込んで来た夫は、レオナルド ・ ディカプリオ? 似てました。




 
 非日常的な彼女  

チョルスとチョウオンはすっごくいい父子だと思う。子供をバーに連れて行ったり、良くない言葉を教えたりなど、ハタから見れば 「なんて親!」 となってしまうけど、チョウオンは幸せだと思う。
他人だからそんな無責任なことが言えるんだと言われてしまいそうたけど、でもあんなに 「父ちゃん、大好き!」 としがみついてくれるような親子関係が間違ってるとは思えない。

エランは確かに自分勝手かな。会いたいと思うのはいいけど、その前に、突然一方的に子供を送りつけたことと、これまで育ててくれたことについて、地面に頭をこすりつけて詫びて礼を言うべきでしょ。それもしないで、
「私は母親なのよ!」
と逆ギレされてもなあ。

でもハッピーエンドで良かったです。私は、片方の親でもきちんと愛があれば、子供は全然可哀想でもないし幸せに育っていくと思ってるけど、愛してくれる人は多いに越したことはないですもんね。
ポッポもきちんと活躍 (?) したし (笑)  つか病院内は犬入れちゃダメだろ!




 
 レ ・ ミゼラブル  

前半はジャン、後半はコゼットが主役な感じでしたね。好きなのは前半です。 (前半だけなら星4つつけてた)
裁判で囚人3人の名を呼び、「俺を見ろ!」 と歩み寄り、次々に証言して行くのにはゾクゾクした。
ジャンは本当に素晴らしい人だけど、彼を信じて更正させた司教の存在を忘れてはならないと思う。

コゼットの里親はひどすぎ。宿代や靴下代など、言われた通りの金額を払ってやって、「何でこんな奴らにもうけさせるんだ!」 と口惜しく見てたけど、コゼットを引き取るのにお金を出しかけておいて 母親の委任状をズバッと突きつけたのは爽快だった。

コゼットとマリウスの恋は、冷静に見るととても素敵なんだけど、危険要素を避けなければならないジャンの目線に立っていたので、最初はマリウスをまるでサカリのついた犬みたいに憎らし気に見てしまってました (笑)

 *以下ネタバレしてます。
再びジャベールが現れたのにはたまげた。執念深すぎ! オマエは 『闇のパープル ・ アイ』 の曽根原薫子かッ。
しかしまさか、そのジャベールが最後の最後にああいう行動に出るとは。てっきり、ジャンがやったように空に向けて一発撃ち、撃ち殺して遺体は川に流れたことにして逃がすのかと思った。
自分を殺さなかったジャンへ義理を返し、しかし刑事として法に背くことは出来ない。だから自らの命を断つ。助けられた命を引き換えにして、自分を殺さなかった男と自らの職務を守ることを貫くなんて、ひょっとしたら彼が最も素晴らしい人間なのかも。コゼットの母親を蹴り飛ばしてた時は、明らかなサディストで異常なヤツだと思ったけど。
解き放たれて晴れ晴れとした表情で歩くジャンを見て、彼自身はもちろん、コゼットに対して、「良かったなあ」 と心から思いました。あのままジャンが処刑されてしまっていたら、自分達の居所を知られたことと、父親か犠牲になって自分のためにマリウスを救ったことを、優しいコゼットはきっと一生後悔して苦しむだろうから。




 
 ミラグロ / 奇跡の地  

ロバート ・ レッドフォードが監督! おお ・ ・ ・ とワクワクして観てたのですが、あれー、イマイチつまんなかったよう、ロバートぉ。 (友達かい)
いやきっといい作品なんだとは思います。人物の動きとかカメラアングルなんかはすごく的確で、文句なしに見やすかったし。ただ、ストーリーが私の好みじゃなかったんだと思う。豆畑がどうなろうと、どうでもいいもんなー。 ( ← ミもフタもない)
論文のため滞在しに来たハービーが、何気にいいヤツでお気に入りでした。




 
 逃亡者  

前にもTVで観たことあって2度目。こんなに面白かったっけ、というくらいがっつり夢中で観てました。

状況証拠では、どう考えてもキンブルが犯人にしか思えないですよね。
病院で黒人の男の子のカルテを書き替えるシーンが好き。ブラック ・ ジャックうぅ〜! ( ← 意味不明) あとブラインド掃除のフリしてコンピュータで検索するシーンも好き。

追いかけられて、扉が閉まる寸前に出ようとして 「ふぎッ!」 と挟まれるのは、ちょっとマヌケで笑ってしまう。 (笑うシーンじゃないんだけど)  その後発砲されるんだけど、ヒビが入った防弾ガラス、その後キンブルの顔にピントが合うシーンはすごくいい。実は足だけまだ挟まれてて、それをぐりぐりッと引き抜くのもなんかマヌケなんだけど (笑)
でもこの後から、自分的にはイマイチでした。そうか思い出した、最後の3分の1がつまらなかったから、あまり 「面白い!」 という印象じゃなかったんだ。

あとどうしても、『What’s マイケル?』 でこ の「逃亡者」 をパロったシリーズがあったのを思い出してしまう。あれ面白かったなあ。完結させて欲しかった (笑)




 
 ドア ・ イン ・ ザ ・ フロア  

 何だかな、この夫婦 ・ ・ ・ 息子を失ったことにより夫婦でいられなくなって、それぞれ別の異性に逃げるというのは仕方ないのかもしれないけど、やっぱりいい気持ちはしなかった。 (特に夫)  
 写真を全て持って行ってしまって、ルースは大丈夫だったのかな? しかしどうして全部持って行ったのでしょう。せめてルースには、トムとティムを忘れて欲しいと思ったから? (違うか)




 
 シックス ・ センス  

 これも2度目です。
 コールが秘密を打ち明けるまで、ちょっと引っ張り過ぎなように感じた。しかし、これは怖いよなあ ・ ・ ・ 私は霊感はないんだけど、絶対いらないと思うもん。母親がコールを気味悪がらずに、愛してあげてるのが救いです。 (ペンダントのことではさすがに狼狽してたけど)

 テントに少女が入って来て ゲロゲローッと嘔吐した時は (自分がコールだったらと思うと) 、「ひー、もうイヤ!」 と泣きたくなっちゃったんだけど、勇気を出してこの少女を 「救った」 コールはスゴイ。こんな具合に、これから霊と話し、救っていくのでしょうか。全ての霊にそんなことしてたら大変だと思うんだけど ・ ・ ・

*以下ネタバレしてます
「先生は何が寂しいの?」
というコールのセリフは、ラストを知ってから聞くと、彼の優しさだったんだなあと分かります。最後まで何も言わずに、
「奥さんと話したいなら、眠ってる時がいいよ」
と助言もしてあげてるし ・ ・ ・ 優しいなあ。

 結婚記念日に1人で食事してたり、ラストで眠りながら会話してる奥さんの姿がすごく哀しかったです。恋人が出来たようだったけど、まだまだ寂しさを埋めるためであって、やっぱりまだマルコムのことを愛してるんですよね。少しホッとするのと同時に、恋人への気持ちが早く本物になって 立ち直って欲しいなあとも思いました。




 
 ファイナル ・ カット  

清水玲子さんの 『秘密』 を思わせるストーリーでした。
記憶チップ、自分は絶対に入れられたくない。自分で再生できて記憶を 「見返す」 ことができるならいいかもしれないけど、死んだ後、身内に見られるのが目的だなんて絶対に嫌だー。
別に悪いことをしなくても、人には見られたくないこととか秘密とか、どんな人にだってあるものですよね。だから多分、近未来っぽい話だけど現実にはならないと思う。

アランが自分のチップを再生して、あの時の記憶にかなり思い違いがあると知って気が楽になったようだけど、再生された映像が事実とは言えないのでは。船が赤と緑と色の違いの証言があったことや、恋人に見せた 「チップの欠陥」 と呼んでいた幻想的な映像など、思い込みや希望、夢などで、記憶が擦り換えられてる部分もあるのではないかなあ。
それにルイスが息をしてたからって、 「見捨てた」 ことには変わりないと思うけど。




 
 マネートレイン  

これでいいのか? と激しく思ってしまったんですけど!?
チャーリーがどうしようもない。バクチをやめて、仕事をマジメにすればいいだけだと思うんだけど、なんでそんな簡単なことが出来ないんですかねえ。そりゃ彼女も兄貴の方を選ぶよ。それで酒飲んでグダグダで仕事に来て。信じられない。
挙げ句の果てに列車強盗。仮にも警官だった人間のやることじゃないだろ ・ ・ ・
土壇場でチャーリーが正義感に目覚めて、生まれ変わったようにビシッとしてくれたんならまだいい。それでも自分のやったバカなことがチョンチョンになるだけだというのに、札束をたんまり服に仕込んでいた (いつの間に?) なんて、結局コイツは何も変わってないんだよな。
列車事故では死者は出なかったのかもしれないけど、ケガ人はかなり多数出てると思う。それの補償はいいのか? 所長にも、確かに市民の安全を第一には考えなかったことで責任はあるけど、全てをおっかぶせていいのか? 納得できんっ。




 
 冷血  

2人のクソ野郎の映画。偽小切手で商品と釣りをだまし取るのがまず不快。こういう奴らがいるから、小切手やカードの支払いが厳しくなって手間がかかるようになっちまうんだよ。ヒッチハイクやナンバー偽造など、とにかくやることなすこと不快でたまらない。

そして強盗殺人事件。なにが、「何が起きたのか分からない。なぜ殺してしまったんだろう」 だよ。こんな奴らは全く同情の予知なし。刑務所に入ってからは、早く死刑執行しろよ、とずーっとムカムカしてました。




 
 シャレード  

*ネタバレあり
知り合ったばかりの男をあっさり信用するバカさ加減に唖然。女に脅されてる現場にタイミング良く現れるなんて、めちゃめちゃ怪しいだろ。

切手だと分かってからの争奪戦が追いかけっこっていうのは、なんだかマヌケだ。レジーナはお金いらないんだから、勝手にやらせとけばいいじゃんね。
敵だと思ってた人が味方で、味方が敵、というのはよくあるパターンだけど、全員が逆だったのにはさすがに驚いた。 (女刑事以外)
しかし、切手ねえ ・ ・ ・ ただの紙じゃん、としか思えないんですが (笑)




 
 ブギーマン  

ブギーマンなんてふざけたタイトルだからナメてたんだけど (?) 、こ、怖かった。
大したことが起こってるわけじゃないんだけど、見せ方がうまいのかなあ。

あんなことがあった実家に、なんで1人で行くんだ! 泊まるんだ! 理解できん。私は絶対にイヤです。
おまけにクローゼットにも入ってるし ・ ・ ・

母親のことで電話がかかって来た時と、モーテルに泊まった時のジェシカの身勝手な言い分にはゲンナリ。イヤな女だ。

*以下ネタバレあり
ケイトの家2階の窓の影が動いたのは、ものすごく怖かった。でも、ブギーマンが姿を現してからは、そのチャチさに 「しょせんこんなもんか」 と冷めたな。

ラストは 「え、これで終わり? 本当にこれで退治できたの?」 とイマイチだったし。それに婚約者も叔父さんも、戻って来ないんですよね? スッキリしないなあ。




 
 ソフィーの世界  

『ビルとテッドの大冒険』 のマジメ版みたい。ただ個人的に全く好みでなかったらしく、つまらなかった。
あと、パン焦がしすぎ。




 
 カンパニー ・ マン  

面白い映画は時間が経つのが早く感じる、ということを立証してくれました。ケーブルの映画は、真ん中でCMみたいのが入るんですが、「えっもう半分終わり?」 と驚きましたもん。

息もつかせぬ展開で、ただただ目の前に起こることに圧倒です。しかし洗脳って怖いなあ ・ ・ ・ 完璧に洗脳が可能になれば (もうなってるのかもしれんけど) 、こういう工作機関には強力な武器ですよね。

誰を信じていいのか全く分からないし、ディスクの読み取り中に質問が始まった時も、「ひいいい〜!」 と縮み上がりました。私はスパイには向いてない。絶対。

まさかの親玉の正体に驚いた。タバコとお酒の銘柄は、何かの伏線なんだろうなとは思ってたけど。いや面白かったです。




 
 ザ ・ ワイルド  

お金持ちの人を見るたび、
「無人島に流されたら、金なんて何の役にも立たないんだよっ」とケッと思うんだけど、チャールズは知識と精神力もあって、正に 「一緒に遭難したいひと」 。 (by西村しのぶ)

何日経ってるのかは知らないけど、ろくに何も食べてないだろうに、元気すぎ。ワナにかけたリスはあのまま? 可哀想に。

*以下ネタバレしてます。
腕時計だけど、普通 浮気相手にあんなメッセージ入れてプレゼントするか? しかも夫へのメッセージと一緒に注文。女はコワイ (とお店の人も思ったであろう) 。
罠に落ちたボブは、私だったら助けない。 「君は殺せなかったよ」 と言ってたけど、チャールズが言われた通りに背を向けてたら、殺してたと思うぞ。
再びヘリが来た時、とっさに葉のついた枝を切って燃やして煙を出したのには、やっぱりこの人すげえと思った。 (葉っぱを燃やせば煙が出ることは) 知識としては頭の片隅にあったけど、あの状況で思い出して 迅速に行動に移すのは自分には無理です。

妻には、ボブとのことは知らないふりして黙ってるのかな ・ ・ ・ と思ったんだけど、腕時計を渡してましたね。今後どうするんだろう。許して夫婦のままでいるのか、離婚するのか。チャールズは頭のいい人なんだから、若い妻が財産目当てで結婚したんだと分かっていたとは思うんだけど ・ ・ ・ いやでもああいう人は案外純情で、信じていたのかもなあ。いい人なだけにチャールズが気の毒でならない。




 
 アタック ・ ザ ・ ガス ・ ステーション!  

うわ、またバカ者共の話かよ ・ ・ ・ と少々暗あい気持ちになってしまいました。私、『警察密着24時』 とかいう番組も、ムチャクチヤやって取り締まられてるヤツらがムカつくから、あまり観ないもん。

建物ジャックというと 『ハードロック ・ ハイジャック』 を思い出すけど、あれは犯人たちが 「愛すべきバカ」 という感じだったし、暴力はほとんどなかったからイヤな気持ちにはならなかったんだけど。
観ていくうちに、パシリだった店員のコが親分になったのは良かったし、社長が逃げ出そうとして バイクが冷静に並走してバテるのを待つ、とか、ちょこちょこ面白いシーンはあった。
「ドタマ伏せろ」 で全員あの姿勢をするのは、さすが徴兵制度のある韓国だなあと変な所で感心。

犯人の若者達は、それぞれ親や仕事やバンドなどでうまく行かなくて、挫折してたんですね。思うように行かなくて面白くないから、こんなことしてるのか。へっ、しょせんそんなもんだよな、と思ったけど、グレる理由ってみんなそんなもんですよね。
ロン毛の人が、アルフィーの高見沢さんを連想して (あくまでイメージ) 、密かにお気に入りでした (笑)
トランクに閉じ込めた2人は死んでるんじゃないのか?




 
 男が女を愛する時  

何ちゅう酒癖の悪い女じゃと思っていたら、アル中でしたか。女性がだらしなく泥酔してフラフラになってる姿は、やっぱりみっともないなあ。つか子供が可哀想。
けど100年の恋も冷めずに、愛して支えてくれるマイケルは素晴らしい。アリスの方がもうちょっと歩み寄るべきだと思った。話し合おうと言ってくれてるのに、 「あなたに関係ない」 と突っぱねてしまうし、観てて 「一体何が不満なんだよ!?」 と何度も思いました。きっと 「これ」 という決定的な何かじゃなく、育児と仕事の疲れや、マイケルとの行き違いなどの積み重ねでストレスが溜まったんだろうけど。

ハッピーエンドにはなったけど、え、それでいいの? と少し疑問が残りました。愛し合ってるのは分かったけど、結局アリスがアル中になった原因ははっきりしないのに。大丈夫なのかなあ。




 
 ブロードキャスト ・ ニュース  

ジェーンがハッキリすればいいだけの話だろ、と思えてならなかった。2人の男の間でウロウロと。
「彼が好きだから取らないでね」 みたいなジェシカとの関係も何だかな。女子中学生じゃあるまいし。
恋愛うんぬんはどうでも良くて、上司に意見したりなど 仕事の面が、同じ働く女性として面白かった。

*以下ネタバレしてます
最後に逆転して、やっぱりアーロンの方とくっつくのかと思いきや、3人とも別の人と結ばれたって。何なんだー。




 
 ロング ・ ウォーク ・ ホーム  

白人の黒人への人種差別、イヤですねえ ・ ・ ・
バスでのチンピラとか、クリスマスの食卓での祖母や弟の態度とか、とにかくひどくて、「何様なんだよお前ら!?」 と腹が立った。バスの運転手さんが止めに入って、チンピラを降ろしてくれたのは嬉しかったけど。 (でもその後、また黒人のコを乗せてあげて欲しかったなあ。同じ所で降ろすから、追いかけられるハメになったんだし)
「3日歩くのも5日歩くのも同じだ」
って、だったらてめえが歩いてみろよ。

黒人だから何だってんでしょう。送迎場所に行った奥さんと言い争いになってる時も、
「あんた達がおかしな差別をやめればいいんだろ」
と単純に思うのですが。白人が黒人を差別するのが当たり前のようになっていて、それほど根深いものなんだなと思いました。
ナレーションをしているキャサリンの声は大人だったので、この出来事は過去の事として描かれてるんですね。今回の判決が出てから50年経ったの現在は、どうなっているのでしょうか。判決が出た後も、黒人の教会や家が爆破されたと言っていたし、決して単純に 「勝利」 とは言えないんですよね。




 
 フロム ・ ダスク ・ ティム ・ ドーン

なかなか面白いぞ、どうなるんだろうと普通に観ていたのですが、女が突然CGでグワッと変身して、「はあ?」 ・ ・ ・ 呆気に取られていたら次々と変身していって、何だこりゃ?
いや、こういう映画ならそれでいいんですよ。でもあまりにも前半と違いすぎるだろ! 前半のリアリティーのある設定は何だったんだ。あの国境での検問は何だったんだよ?
B級ホラーじみた展開で次々と人が殺されていって、前半で殺された酒屋の店員や人質の死が、なんだか軽くなってしまった気がする。

それぞれのジャンルとして観れば そこそこ面白んだと思うけど、前半と後半のあまりのアンバランスに 「何だこりゃ ・ ・ ・ 」 という印象しかない。何より、ラストで兄貴が逮捕されないばかりか、 「いい人」 のようになっていたのがヘドが出る。おかしいだろ!




 
 シン ・ シティ  

変わった映画で、たまにならこういうのもいいですね。というかブルース ・ ウィリスがカッコいい〜。
人肉を食べるメガネの男が不気味すぎ。両手両足を切られて木に縛られてた姿は強烈なインパクトでした。でも落ち着き払ってたから、てっきりあんな姿になっても逆襲して来るんじゃないかと思って、ビクビクでした。

ハーティガンが最初にナンシーのキスを拒んだのは、「そうだよね、年がこれだけ違うんだし、ナンシーの気持ちは愛ではないってはねのけてあげるんだね」 と思ったのですが、次はもう受け入れるんかい! (笑)  男ってのは、何歳になっても、相手がどんなに若くてもやっぱり 「男」 なんですね。
最後は哀しかった ・ ・ ・ ナンシーの気持ちを考えると、可哀想で。




 
 ラッキー ・ ブレイク  

脱獄のこと以外は、芝居の練習も色恋沙汰もどうでも良かった。ヒロイン (?) 役のアナベルがなぜか全く好きになれなかったし。
自分で脱獄を提案しておいて、土壇場で女のためにやめて、知らないとはいえ自分だけ助かるのかよ! と思ったけど、あの3人は成功したんですね。でも 「はあ。良かったね」 という感じで特に感動もなし。




 
 モナリザ ・ スマイル  

先進的な女性で、自分の考えを貫いて、ちょっとおせっかい、という女性教師のキャラが、『ドクター ・ クイン』 のミケーラ先生を思い出して好感が持てました。

まだ50年前は、「女性は結婚して家庭に入るべき」 というのが当たり前だったんですね。
芸術ってやっぱり私には分からん。何の知識もなしに絵だけ見せられたら、ゴッホの 「ひまわり」 も、 「ヘタクソな絵だなあ」 と思ってしまったかもしれません。
そう考えると、私にとって 「上手い絵」 というのは、写真のようにリアルに描いてあるものという、すごく分かりやすい基準なんだなあ。

法学部に合格した女性徒を、なんとか学校に行かせてあげたいと考えるのはよく分かります。でも彼女が、
「自分で家庭に入ることを選択した」 
と言い切るなら、それはそれでいいのかな ・ ・ ・ もちろん、周囲のそういう考え方に影響されての結果なのかもしれませんが。

離婚もまだまだ少なかったのでしょう。ベティが夫との不仲に悩んでた時、母親が世間体だけを気にして、 「離婚はさせないわよ」 と言っていたのが可哀想だった。
でも、 
「夫はあんたを疎ましく思ってるのよ、あんたは2番目なのよ!」
と人前でボロクソに言われたらやっぱり腹立つよな。途中で 「自分のことを言ってるんだ」 と気付いたとしても、私なら、「そりゃてめえのことだろうが、ふんっ、ざまーみろ」 と心の中で悪態ついてさっさと立ち去るだろうな。とても抱きしめてなんてあげられないと思う。抱きしめてあげた彼女は優しいなあ。

卒業の時にはあれだけ生徒に慕われて、きっとあの先生は間違ってなかったんだと思う。なかなか感動しました。




 
 ディフェンダー  

ほとんど銃撃戦でしたね。冒頭のシーンはラストに繋がるのかと思ってたら、そうじゃなかった。
こいつらいつ弾込めてるんだとか、どれだけ弾持ってるんだとか思いつつ、撃たれた瞬間や跡などがリアルで (見たことないけど) シラけることなく観れました。
裏切り者は必ずいて、内部情報てのは漏れるもんなんですねえ。




 
 世界で一番パパが好き!  

きっといい話なんだろうし、娘ちゃんはカワユイんだけど、なんかイマイチでした。
ビデオ店の女性が、「本当にごめんなさい」 と謝りに来ておいて、「で、AVは週に何度?」 とまだ調査したり、「最後にセックスしたのは? 奥さんが最後? それはダメよ!」 など、ひどく無神経だなと少し腹が立った。それで、男もヤルのかよ! 亡くなった奥さんのために操を守れなんて言うつもりはないけど、7年間ストイックでいて、奥さんを愛してるんだなあーと感動した後だったので、次の場面で夢中で服を脱がせ合ってたのには興覚めした。

面接でこき下ろしたスターと会ったのもインパクトがいまいちだったし、学芸会も、父親を見た瞬間の娘ちゃんの顔は良かったけど、「練習もしてないのにこんなうまく掛け合いが出来るものなのか?」 とかが気になってあまり感動せず。
ビデオ店の女性とくっつくのも、お互いに心が惹かれ合っていたシーンがあまり見受けられなかったので、単に手近な所でくっついたって感じしかしなかったし。

あと娘ちゃんがまだ赤ちゃんの時、「いい父親になるよ」 と誓ったシーンで、結局ミルクあげなかったのが気になりました (笑)




 
 ニューオーリンズ ・ トライアル  

陪審員制度って、慣習化されてるアメリカでもやっぱりみんなヤなんですね。
こうして陪審員を脅したり買収したりするのって、水面化では実際にあるんだろうなあ。つか判事だってガンガン買収されてそうだもんね。判決によっては一生がかかってたり、莫大な金額がかかって来るものなどは、そりゃ全力で何とかしようともするわな。
こうして 「プロ」 が介入すれば、中絶やHIVの記録なども簡単に手に入ってしまうんですね。怖いぃ。

銃を製作、販売している企業に対しての告訴は、きっとアメリカでは何千件も行われてるのでしょう。それでも未だに銃の規制がされてないのは、原告が敗訴してるということなのでしょうか。 指紋のつかない銃について、 「じゃあなぜ、サビにくい銃として販売しないんだ」 という言い分は最もだと思えるのに。
私自身は、一般人が銃を持つことは反対です。警官や軍隊なども持っていなければいいと思うくらい。

それにしても、登場人物が全て覚えきれなくて難しかった ・ ・ ・




 
 ティアーズ ・ オブ ・ ザ ・ サン  

ブルース ・ ウィリスがカッチョいいいい。 ( ← 誤字ではなく感情表現)

患者を残してヘリで飛び立ったのは、仕方ないよね、任務なんだもん、と思っていたので、戻ったのは意外でした。甘いよなあ、そんなバカなと思った。 (血も涙もない?)
途中の村が襲われてた様子は、何度戦争映画を観ても慣れません。ひたすら、戦争は絶対しちゃいけないことなんだと実感します。

途中、女医とウォーターズの間に色気が出そうな雰囲気だったので、「おいおい、この映画にそんなもんはいらねーよ。やめてよ」 と心の中で制止しちゃいました。

国境で追い詰められて、援護の攻撃は凄かった。バババババンッと連射でもするのかなーと思っていたら、まさかあんな凄い攻撃だとは。あれでは一発ですよね。手が滑って、煙幕を自分らの手前に転がしちゃってたら一貫の終わりだな。 (そんなドジするか!)
「よおしやったー」 と思った、んですが、考えてみたら敵軍は敵軍で 任務と使命でやってるわけだし、それぞれに家族もいるだろうし、あちら側の視点にいたら、たまらなく哀しい結末なんですよね。やっぱり、戦争はやっちゃいけないし、銃やミサイルなんてない方がいい。




 
 時をかける少女  

先週 『魔女宅急便』 を観たばかりなので、絵や動きの荒さが目立つ目立つ。やっぱり宮崎駿さんはスゴイですね。

真琴がなんかムカつきました ・ ・ ・ 調子こいてタイムリープしまくって、
「笑いが止まらないよ〜、あっはっは!」
と愉快そうにしてるのなんて、「調子こいてんじゃねーぞ!」 とマジでムカついたし。 ( ← 大人気ない)
でも、過去を変えたせいで辛い思いする人が出て来だして。調理実習で揚げ物をさせられた男の子はキレすぎです。コワイです。

でも一番ムカついたのは、千昭が告白したのなかったことにしちゃったこと。やることか汚いんだよ!
「男友達に好かれてるのに、気付かないヒロイン」 というのは少女マンガによくあるパターンだけど、本当にこんなに鈍感なヤツがいるのだろうか。鈍感なのと無神経ってのは紙一重で、あんまりヒドイと罪だと思うんだよなあ。

千昭はどうして真琴がタイムリープしてるのに気付いたんだろう。あと、自分は転校して来たことにしたらしいけど、どうやって編入したんだ? どこに住んでたんだ? 大勢の人間の記憶操作も出来るのか?
絵を見たかったからっていう動機も、いまいち弱い気がするし。
ラストの 「未来で待ってる」 というセリフも意味が分かりません。どーゆーこと? 千昭が何年後から来たのか知らないけど、タイムワープの技術が開発されてるくらいだから、相当未来でしょ。真琴は到底生きてないよね。うーむどういうことなんだ。




 
 恋する神父  

ヒロインが全然魅力的に見えないのがツラかった (汗)
なんでギュシクが彼女にそこまで惹かれたのかも理解不能。ただ単に、これまで身近に女性かいなかったからじゃないの?




 
 海辺の家  

最初の頃の息子を見て、「こんなふうに育っちゃうなら、やっぱり子供いらねー」 と激しく決意しました。こういう時期って、誰でもあるのかもしれないけど。長い目で見るなんて私にはムリだー。

隣りの彼女が 「今年はわきの下を剃らない」 なんて言うもんだから、その後彼女が出て来るたびに、気になってわきばっかり見てました。
しかし母子そろってヘンだよな…娘は全裸でシャワールームに入って来ときながら 「友達よね」 なんて言うし (犯されても文句言えません) 、母親は娘のBFに色ボケしてるし。

後半は、息子もまともになって来て良かった。サムって実はいいヤツだよね。

飲酒運転で死んだ父親のことが、ラストにまでかかって来るとは思いませんでした。けどジーンとした。サムに残してくれた家だけど、そのサムの意思でこうしたんだから、きっとジョージも満足なはずですよね。




 
 絶対×絶命  

まず、「ドナーが見つかったよ」 と早々に息子に言ってしまうのがおかしい。適合しても、ドナーの健康状態や、更に詳しい適合検査を受けなきゃいけないのに。まあ、希望を持たせてやりたかったんだろうけど。

ピーターへの警戒も、普段あれだけ厳重にしてるのに、手術の時は無防備すぎだし。逃げ出す絶好のチャンスだと狙ってるってことは明らかだろっつーの。手術の条件として 「図書室への出入り」 っていう時点で、もう怪しいよね。

息子は移植のために抵抗力をゼロにする処置をし、何が何でも手術しないと本当に死んでしまう。しかもピーターを殺してしまっては移植できないので、撃って捕らえることも出来ない、という状況。
設定はすごく面白いはずなのに、なぜか緊迫感がいまいちでした。フランクの親頃は理解できなきゃいけないはずなのに、なんかただの身勝手なヤツに見えてしまってたし。ボンベを撃って警官達を助けたのも、フランクの立場がその後どうなったのかが出て来なかったんだから、別になくても良かったんじゃないかとも思える。
あれだけ大騒ぎしといて、手術はやけにあっさり終わったし。息子も、無菌室から出まくりだったのに何ともなかったのか?

ラストはちょっと面白かったけど。だから無防備すぎなんだよ。




 
 推定無罪  

自分は結婚してるくせに、浮気相手に 「好きな人が出来たから」 と別れを告げられたら、ストーカーまがいの行動をする男の身勝手さにゲンナリ。
全然味方する気になれず、
「マジでコイツが犯人なんじゃねーの」
と思ってました。 ( ← ひどい)

血って時間が経つと黒っぽい茶色に変色するはずなのに、現場のカーペットの血がキレイな赤だったのに、ちょっとシラけた。こういう所をリアルにして欲しいんだけどなあ。

で、結局の所、やっぱ夫が悪かったんだよね。そこまで思いつめるほど妻は苦しんでたってことだもんね。
精液を取り出したりあれほど用意周到にしてたのに、血のついた金づちをそのまま工具箱に戻しておくっていうのが不自然ですが。夫に見つけて欲しかったのかな。




 
 メリーに首ったけ  

なんだ面白いじゃん!
公開された当時、「ものすごいバカ映画」 という評判を聞いてたので、よほどバカバカしい内容なんだろうなーと今まで観なかったのですが、 「ものすごく笑える」 というのも聞いてちょっと気になってたので、思い切ってレンタルして来ました。

確かにおバカ映画だったけど、コメディ色の強いラブコメディってことで、普通に面白かったです。
特にテッドが釈放される時、マッチョな男に抱きしめられてたのと、犬の全身ギプスが見た瞬間ウケた。
でも精液をつけて立てた前髪は、見るたびに気持ち悪かった…もちろん本当に精液つけたわけじゃないとは分かってるけど、食事中だったし、本当に勘弁して欲しかったです。それほど長いシーンじゃないので助かった。

しかしメリーは、見事にろくでもない男ばっかに好かれてますねえ。こういうのも男運が悪いっていうのでしょうか。キレイなのもいいことばっかじゃないんですね。
元カレのブレッドを連れて来てあげたテッドは優しいなあ。どいつもこいつも、あれだけ裏表があったんだから、てっきり好青年に見えるブレッドもなんか一癖あんじゃないの、という疑いたくなるが。
「彼だけが本当に君を愛してるんだ」 と言ってたけど、自分が失恋することになるのにブレッドを連れて来てあげたテッドも、本当にメリーを愛してるんじゃないかな…と思った。

なので、メリーがテッドを追いかけて来てくれたのは嬉しかった。もうちょっと、「なぜテッドの方がいいのか」 の理由を盛り上げて欲しかった気もするけど。

エンディングもなかなか面白かった。テッドの上司 (だっけ? ストーカー男) が本編とは逆に 自分が裸になって奥さんにナニしてたのは、この1カットのためにわざわざ、と細かいなあと感心した。




 
 ルパン三世 霧のエリューシヴ  

ルパンの映画版にしては、まあまあ面白く観れました。2つの国の争いのことがきっちり描かれていて、それは良かったんだけど、不二子や銭形が今ひとつ活躍しなかったので物足りなかったかな。 (お不三はやっぱりお不三で不二子の代わりにはなれない。声も違ってたし。あの不二子ちゃんの色っぽい声が好きなんだよなあ)
閉じ込められてた銭形にカギを渡してあげてたけど、戸の外にはでっかい板で開かないようにしてあったのに、カギだけで開いたのだろうか?
あと銭形の携帯の待ち受け画面がウケました。

エシカの外見がしょぼすぎ。最初に登場した時、てっきり警護にあたってた男性の方なのかと思った。あの人の方がカッチョ良かったよなあ。なんかヤサ男すぎてイマイチでした。

タイムマシンを奪ったのはいいけど、ルパン、よく操縦方法が分かったなあ。さすがIQ300。 (後で閉じ込められてたけど)

今回は五右衛門が活躍していて、ちょっと片想いも入ってましたね。次元や五右衛門の色恋ってなんか恥ずかしいから、正直あまり見たくないんですが、別れがアッサリしていてそれは良かったかな。
せっかくの贈り物を、お不三にスラれて、現在で不二子がちゃっかり身に付けていたのはちょっと可哀想だった (笑)




 
 ウォーターワールド  

世界が海に沈んだのは、地球温暖化のなれの果てなのでしょうか。しかし、海の上の生活って不自由そうだなあ。

ホースがカッチョいい! 冷酷な所がまたいい。 (惚れそうな 「いい」 ではないけど)
女は偉そうだし、子供は生意気だし…子供を海に投げ込んだのは、はっきりいって共感できます。 ( ← 鬼?)

敵のボスを最終的にやっつけたのが、女が投げた物が 「カンッ」 と当たって落ちたからというのが情けない。




 
 ロマンシング ・ ストーン 秘宝の谷  

運命の人、と思いきや、悪いヤツ…世の中そんな甘いもんじゃありません。 (まーいいヤツだったけどね)
宝は何なんだろう、エメラルド? と思ってたらそうでした。それしかないか。どうしてもガラスにしか見えなかったけど。




 
 デンバーに死す時  

昔の仲間を集めるのは 『60セカンズ』 を思い出した。
遺体をサンドバックにしてた奴は、 「警官役をやらせてくれ」 と言って来た様子でもう危ないよな。それなのにあっさり承諾するジミーがアホすぎる。絶対何か起きるよな、とハラハラしていたら案の定、最悪の結果に。あ〜あ…という感じでした。
男を1人脅かすだけの簡単な仕事なのに、イカレ野郎のために大変なことになっちまいましたね。よく他の人達はアイツをボコボコにしなかったな。大人だなあ。しても仕方ないこととはいえ、私だったら面見てるだけでムカつくからやっちゃうかも。

ジミーの最後の行動は、納得出来るし男らしかった。
最後の天国の映像 (?) でも、あのイカレ野郎を海に叩き落してやりたいッと思ってしまいましたが。 ( ← まだ言ってる)




 
 デイボース ・ ショウ   

最初の裁判が長すぎ。2度目の離婚後のタネ明かしは 「うわー、なるほど!」 と感心したけど、面白かったのはそこだけ。
男は女を殺そうとして、女は財産目当てだましたあげく逆に殺そうとしたのに、元サヤに? ありえねー。




 
 アウト ・ オブ ・ サイト  

あれほど正義感が強くて聡明な女性が、銀行強盗の脱獄囚にコロッと参るという展開がどうにもいただけない。
シナリオとキャストのどちらが先に決定してたのかは分からないけど、ジョージ ・ クルーニーという 映画には素人の私ですら知ってる大俳優なだけに、「彼をカッチョ良く見せるための脚本」 にした気がしてならない。これが、まだそれほど有名じゃない俳優なら、こういう映画なんだなーと素直に諦められただろうけど。
自分の前に現れた男の脚を撃って、手錠をかけた時は、「そうそう、そういう風にしてくれればいいのよ」 と思えたけど。




 
 リング2 完全版  

オリジナルの邦画のは観たことあって、ビデオの映像の場所を探しに行くのがハラハラして面白かった印象があるので、そのシーンがあまりなくてイマイチだったかな。
サマラに殺された人の顔とか、鏡に映るサマラとかは、やっぱり不気味でゾーッとした。気持ち悪い映画だあ。




 
 ライジング ・ サン  

これ、日本が好きなのか、嫌いで皮肉ってるのかどっちなんでしょう。後者のような気がするのは、日本人の外人劣等感による被害妄想なのでしょうか。

女体盛りの傍らにいた、胸をなめられていたもう1人の女の人は、胸の形がすっごくキレイでした。天然なのか、整形かどっちだろう。
それにしても女体盛りって、外人から見たら異様な光景なんでしょうね。私から見ても異様だけど。




 
 友よ チング  

どーしようもないチンピラの話ですね。カッコいいとは思わないなあ。
車のトランクに座らせるのは、ありゃ罰なんですか? 面白そうじゃん。後ろの車と目が合うと気まずいけど (笑)




 
 Dear フランキー  

代理の父親を探してるのを見て、「そんなことしたっていつかはバレるだろうし、もう本当のことを打ち明けた方が、楽になれるのに」 と言いたくなったけど、そんなことはリジー本人が一番分かってて、でもやっぱり出来なくて探してるんですよねえ。

父親役になった男性は外見カッチョいいし、フランキーのことも気に入ってるようだし、「リジーと再婚して、このまま本当に父親になればいいに」 と何度も思ったけど、それもまた第三者の無責任な意見なんだろうなあ。

でも、別れ際にキスし合ったり、本当の父親に、
「あんたなんかよりよっぽどいい父親がいるわ!」
とほとんど無意識で怒鳴ったりなど、リジーも確実に惹かれてたようなので、やっぱり再婚すればいいのにと思った。そして最後に届いてた手紙は、てっきり彼からだと思ったのに!

結局、それきりのような終わり方で、「えー!」 でした。あくまでも母と子の関係がメインだから、これでいいのかもしれないけど…
でも、男性の正体は紹介してくれた同僚の弟で、会いたくなればいつでも連絡取れるだろうから、ひょっとしたら今後進展があったのかもしれない、と勝手に想像してていい、のかな?




 
 白くまになりたかった子ども  

なんちゅうか、突っ込み所は山のようにあるんですが、
「裸同然の人間の赤んぼが北極で生きられるわけないだろ!」
と百人中百人が思うではないかと。

あれだけ赤ん坊が産まれて喜んでたのに、夫婦が可哀想で、白クマの身勝手さにイラッとしましたよ。
まあ、ハッピーエンド (だよね) だったので良かったね。でもやっぱ両親は可哀想だったけど。




 
 アクア ・ ブルー  

会長は確かにヒドイ奴だけど、乗せられるダナイもバカだよな。
まあ、無事では済まないだろうと思ってましたが。新記録は達成できたから良かったんじゃないの。 ( ← 冷たい)




 
 タイタンの戦い  

冒頭で母と子を追放するのに、恐ろしいやり方するなあ。『ジョジョの奇妙な冒険』 のDioかよ。

カリボスの母親はバカ親だな。てめえの息子の自業自徳だろうが。後から息子も出て来たけど、ほんっとロクでもない親子だ。
で、マヌケなペルセウスはカリボスを始末せず、そのおかげで新たな呪いをかけられてしまうと。手を持って来たんだから、殺したと思っただろ。つか殺せよ。何やってんだ。

3人の盲目の老婆は気持ち悪かった…。鍋の中の人、まだ生きたまま煮込まれてましたけど。




 
 ミリオンダラー ・ ホテル  

『カーラの結婚宣言』 を思い出しました。
けど、どうも私はダメでした…




 
 グレート ・ ビギン  

これは講義か? 講義なのか?
胎児の映像は少し 「おおっ」 と思いましたが、それ以外は、はっきりいってすげー退屈でした。




 
 ランド ・ オブ ・ プレンティ  

命中すると体内で膨張するという弾丸は、なんて人間て残酷な物を作るんだろう (しかも同じ人間相手に) …と何とも言えず哀しくなりました。 (地雷もそうですよね。殺すのでなく、体の一部を奪うのが目的だなんて)

9.11のテロが起こった時、アメリカを批判しているラナのいた地域では歓声が起こったというのも、「怖いな」 思った。

「俺のして来たことは一体…」
と思い悩んでいた時、アメリカ国家の着メロが流れて来たのは何とも皮肉でした。




 
 恋するギャンブラー -しあわせになるヒケツ教えます-  

ジャックは悪どいというか、どうしようもないチンピラだなあ。ヘンリーを食い物にするっていうのは、ちょっとロクでもない奴なら誰しも考えるだろうけど、缶の中にネズミを入れるのは本気で呆れた。こんなんで本当に金取れると思ってるのだろうか。アホか。
こんな男に惚れてるモイラも、その程度の女だってことなんでしょう。しょせんアル中だしな。

ろくでなしの男と女が、あぶく銭で成金になって幸せに暮らしましたって話で、全ッ然 「良かったね」 なんて思えない。ちゃんと働きやがれバーロー。




 
 ブレス ・ ザ ・ チャイルド  

テンポは良かったんだけど、どうしてもこういうカルト的な話があまり好きじゃなくて。現実にこういう団体は世界中にたくさんあるわけで、決して非現実的な話ではないと理屈では分かるんだけど。

とにかくクソ妹が全部悪い。最初に赤ん坊を連れてマギーの家に来た時も、「自分は子供を持てなかったからうらやましいんでしょ」 とひどいことを言ってたし。自分がちゃらんぽらんなことをしといて、厳しいことを言われると 「説教聞くために来たんじゃない」 と言い、そのくせ赤ん坊を押し付けて姿をくらます。甘ったれるのもいい加減にしろっつうの。
エリックの家にマギーに乗り込んで来た時も、また似たようなこと言ってたし、ほんっとロクでもない女だ。

娘も、不思議な力があるんならちっとは何とかせんかい、と思ったな。

途中で会った、車椅子の髪のない女性は、ラストで病気か治って元気な姿で登場してくれると思ってたのに。




 
 トゥームレイダー  

アンジェリーナジョリーの横顔って美しくない…と最初にあるシャワーシーンで思ってしまいました。なんつーか、下唇とアゴが出すぎというか。実際、なんでブラッド ・ ピットが惚れたのかが分からなくて、熱愛報道の時は驚いたもんなあ。いやもちろん実際に見たらすんごいキレイなんでしょうが。 (一般庶民ごときがすみません)
ストーリーもなんだか、彼女をカッコ良く見せるために作られたという感じが何だかなあだし、アクションシーンやCGもいまいち。




 
 ダイヤモンド ・ イン ・ パラダイス  

*ネタバレしてます
FBIとマックスの関係が妙で、ルパン三世と銭形かッとおかしかったです。 (銭形は別に一緒に釣りしてないけど)
マックスはきっと、何だかんだいっても見事ダイヤを盗んで現物を前にすれば、ローラは許してくれると踏んでたんでしょうね。 「喜んでくれると思ってた」 と言ってたし。でもローラは許さなくて、別れる、とキッパリ出て行ってしまい、今度こそ本当にマックスは足を洗うことでしょう。やれやれ。 「初めて買ったダイヤだ」 というのは笑った。
てっきりローラを取り戻してめでたしめでたしかと思ったら、あんなどんでん返しがあったとは。こういうのってキライじゃないけど、個人的には、おマヌケな捜査官が好きだったので、あんな悪どい顔はあまり見たくなかったんですが。でも、ラストで楽しい感じに終わらせてくれたのでまあ良かった。




 
 ギフト 

*ネタバレしてます
霊能者って時々テレビ番組にも出るけど、どうーもインチキ臭い気がしてならないので、裁判で被告側の弁護士がアニーを責める様子も、分からないではないんですが。でもやはりアニー目線で観ていたし、霊能者以前に、 「夫を亡くして、女手ひとつで息子を懸命に育ててる女性」 として応援したい気持ちだったし。

暴力夫に対して 「別れられない」 と言った時点で、あーこういうヤツと係わり合いになりたくないと思った。バッカじゃないの。だったら勝手にしてろよ。こっちに火の粉持って来んじゃねーよ。裁判ではアニーに不利な証言してるし、信じらんねえ。その後 また占ってやるアニーもお人好しすぎ。

ウエインが犯人だってのは丸分かりだったので、ヤツが現れるたびにハラハラし通しでした。
バディが危機一髪の所を助けてくれ、コイツがいいヤツになっちゃうのが何となく納得いかなかった。 (あの浮気相手の警官かと思ったのに)  虐待してひどい父親だったのかもしれないけど、でもあんな風に暴力を振るって焼き殺したというのは、やっぱり衝撃的で 「ひどいことするな」 と正直思ったし。でも、もう死んでたというので、まあ良かったかな。
ちなみに夫が炎に包まれたのを前に、火を消そうともしないで 「ひいぃ〜」 と震えてただけの母親は、 「息子が虐待されてるのを知りながら止めなかった」 ダメな女だなとしみじみ思った。




 
 ハワイアン ・ パラダイス  

この頃のハワイってどんなだったんでしょうね。あまり現代との違いの分かる景色などが出て来なかった (ように思う) のでちょっと残念でしたが。
リックは憎めないヤツって設定なのでしょうが。途中、結構ムカつきましたが (笑)  まあキーをなくしたのは、女のせいだけど。つーかこの女があまり申し訳なさそうにしてないのが信じられん。

エルヴィスだけに、所どころに歌うシーンが組み込まれていたのが、特にファンでない私には邪魔でした。 (バチ当たりな発言ですみません)

「紅の豚」 のアジトみたいな場所が一瞬映りましたが、あそこをもっと見せて欲しかった。実際にああいう所があるんですね。今でもあるのかな。




 
 スパイモンキー  

ここまでバカバカしいと、こういう映画だって割り切って観れるので、これはこれでいいのではないかと。あまり好きではないけど。

それにしてもなぜ東京だったのだろう。 (個人的にはジャマイカが舞台の方が良かった)
「いいホテルだね。クリスマスもここにしようねー」
だの、
「うわー火山だ、噴火だ!」
とアホみたいに写真を撮り始める日本人だので、何となく日本人をバカにされてるような気がまたしました。被害妄想ですか。




 
 モンキーボーン  

ジュリーが出て来る現実のシーンは面白かったけど、ステュの夢の中の話ははっきりいってくだらなかった。
あと姉、ステュが死ねば遺産か保険金がたんまり入って来るんじゃないのかというくらい、延命機械のプラグを抜きたがってたな。純粋に、ステュと約束したからだったようだけど、なんか嬉々としてるように見えたぞ。




 
 山の郵便配達  

なんちゅう原始的な配達方法なんだ、と見れば見るほど唖然としました。でも、あんな山の地域じゃ無理ないのかな。
相当高給でない限り、私はやり (やれ) ません…

父親がついて行くことになり、「甘え!」 とゲンナリしたんだけど、この映画は父親がついて行かなきゃ始まりませんでしたね。これまでの住人に世代交代を伝えるためにも、一緒に行って良かったんですね。

犬がどうして「次男坊」 という名前なのか。もう1人息子が欲しかったのかな。
風で飛んだ手紙をキャッチするなんて、フリスビーより難しいのでは。すげえ。しかし、てっき父親はすごく怒ると思ったんだけどな。

父親と母親のなれそめは、すごくステキでした。
てっきり息子も、配達先の女性といい感じになると思っていたのに、「故郷を懐かしんでいた母親と同じにしてしまう」 と、恋愛感情を否定したのには驚いた。息子は、小さい頃からずっと家にいて母親を身近に見ていたので、「寂しそう」 と思ったのでしょう。だからといって母親が 「不幸だった」 ことにはならないと思うのですが。しかし、そういう理由で彼女と親しくならない息子を見ていることは、父親にとっては 「親父と結婚したせいで母親は可哀想だった」 と言われているのと同じで、父親にとっては辛いんじゃないかなと気がかりです。
父親は確かに息子を愛していたのに、家にいないことが多かったため、距離が出来てしまったのが切なかった。でもこの初出勤を通して、崖から落ちたけれど家族には何も言わなかった父親の姿を知ったり、初めて 「父さん」 と呼んだりなど、すごく良かった。中国の映画らしい、家族の絆や心情が丁寧に描かれた映画でした。

1人で立ち去った息子に、ついて行きかけたけど戻って来た次男坊を、 「それ行け!」 と体を押すと 今度はわき目も振らずに突進して行ったのは良かった。この犬も、途中で引退して、別の犬に交代するのでしょう。そこでもまたドラマがありそうですね。




 
 風の前奏曲  

練習をサボッた息子を 別の楽器担当にしたのは、厳しくていいぞと思ったんですが、結局ラナートに。相手奏者をチラチラ見ながら弾いていたのが、優越感丸出しでヤな感じでした。

クンインは 「音がおごっている」 と見破り、鼻をへし折ってくれて、可哀想だけどちょっとスッキリした。
でも、割とあっさり負けちゃったけど、クンイン…。だけど正々堂々とソーンが優れていることを認めて、立派でした。

空襲や規制条例など、イヤな現実も描かれていましたね。わざわざ芝居の開演直前に来て、ああだこうだ難くせつけるのは、絶対わざとだよな。こういうのを見てると、人間って本質はみんなサディストの気があるんじゃないかと思える。
テートが殴ったのも、気持ちはよく分かる。それで撃たれそうになって、「兵士を殴っただけで射殺されても仕方ないってことになるのか」 と驚きました。
ソーンの演奏と、テートを見逃してくれたのには少し救われたけど、ああいう人が現実にいる (いた) のかどうか。




 
 セブン  

ネタバレしてます
異常な殺し方ばかりにゾクゾクしました。1年間寝たきりというののも 「そこまでやるかよ」 と胸が悪くなったし、金髪の娼婦の 「助けを呼んでひどい顔で生きるか、一思いに死ぬか」 の選択は、同じ女性としてたまらなく残酷でした。

ただ、全体的にまわりくどかった気がする。ミルズが犯人を追い詰めるのも、普通見失うでしょ? と思えたし。 (犯人がわざとつかず離れずで距離を置きながら逃げてたのかもしれないけど。でもミルズも銃を持っているんだし、そこまでするかなあ)

犯人が記者カメラマン (のフリをした男) だったというのも、何かなあ。いくら意外な人間が犯人だというセオリーがあるとしても、はあ? でしたよ。

ミルズの妻がワケあり気に出すぎだったので、6人目は奥さんだなというのは分かってました。荷物の箱の大きさを見て、首だなというのも分かったし。 (もっとお腹が大きかったら、お腹の子供かなとも思ったけど、まだそこまでじゃなかったし)
でも、妻が本当に殺されたということを自分の目で確認したわけじゃないのに、犯人を撃ち殺してしまうってのはどうなんでしょ。挑発的な言葉にカーッとなってしまったんだろうけど…感情的に、犯人の部屋のドアを蹴破ったのが伏線となっているのかな。 (まあラストの場合、誰だって感情的になると思うけど)

ミルズがサマセットに言いかけた 「話」 は何だったのでしょう。妊娠のことじゃないですよね、知らなかったんだよね?




 
 ボウリング ・ フォー ・ コロンバイン  

爆弾か銃で愛する人を失ったり、自身や身内が障害を負うことになった人には、たまらなく腹立たしくて見るに耐えない映画じゃないでしょうか。問題提起の意図はあるんだろうけど、冒頭から前半にかけてはなんだかふざけているかのような印象で、気分が悪かったです。マイケル ・ ムーア監督特有の、強烈な皮肉なのかもしれないけど。

アメリカ映画を観ていると、夜 外で変な物音がすると、一気に全身に緊張をみなぎらせ、銃を片手に、いくつもついたドアの鍵とチェーンをそっと外して見に行く…という光景がよくあり、「銃社会ではこれが当たり前なのだな」 と思っていたのですが、銃社会ではなく、 「アメリカでは」 だったんですね。銃による殺人事件数のいくつかの国の比較では、アメリカのあまりケタ違いさに、これほどなのかと驚きました。
カナダはいい国ですね。移住するならカナダがいいなあ。 ( ← 単純すぎ)

監督がヘストン宅を訪れたやり取りは、すごく腹が立ったのですが、金に目がくらんでる奴らはこういうもんなんでしょうね。6歳の子が殺されたことも、見も知らないどこか誰かのことなんかどうでもいい、という感じなのでしょう。ろくに写真も見ないで立ち去って行くヘストンの後ろ姿を見て、
「てめえの孫も、銃乱射事件で殺されちまえ」
と思いました。




 
 ブロブ 宇宙からの不明物体  

最初は手の平に乗るくらいだったのに、人を食べて、どんどん大きく、そして赤くなっていくのが恐ろしい。
「まさか」 というものが襲って来る映画はどれもそうだけど、警察や街の人がなかなか信じてくれないのにイリイリさせられますね。

あの怪しい団体は結局何だったのでしょう。ボスの男はムカついて、あいつに教われた時は思わず 「ざまーみろ」 と思ってしまいました。

弟の1人が襲われてしまったのはショックでした。あの時、普通ならメグも絶対襲われてたはずだけど、ヒロインということで生き延びるのであった。

冷凍庫には入って来なかったので、凍らせればいいということは分かっていたのですが、それにしても退治方法はあっけなかったですね。 『ターミネーター2』 みたいに液体窒素 (だっけ) を噴射して凍らせでもしないとダメなのかと思いきや。あんなもんでいいの? と拍子抜けでした。

ダークなラストは、おいおい…という感じでした。ああいうイカレた奴はどこにでもいるもんですね。




 
 ホーンティング  

普通あんな気味の悪い城、すぐに逃げ出すよな。
らせん階段が次々落ちて行く中、命がけで助けようとしてくれてる博士に、
「子供たちが待ってるから行けないわ!」
だなんて、何考えてんだ。
みんなで城を出ようとした時も、エレノアはいつの間には中へ戻ってて、
「みんなは行って!」
って言うんなら、黙っていなくなるんじゃねえよ。だから心配してみんな連れ戻しに来たんだろうが。
というわけでエレノアに腹立ちました。




 
 ミヨリの森  

ふーん、という感じ。どうしても、動きのカタさや、顔の無表情さが気になって、宮崎作品と比べてしまいました。 (ディズニー作品とも)
別に天然記念物 (だっけ?) はイヌワシでなくてもいいのでは、とも思ったり。




 
 エンド ・ オブ ・ バイオレンス  

逃亡中にバーで女に声をかけたり、元妻のガウンを脱がせたり、何やってんだよ、と呆れました。男のこういう所、だーいっ嫌い。




 
 インターステラ5555  

冒頭のライヴシーンでの、ベースの女の人の色っぽさか凄い。松本零士さんの描く女性はたまらん色気がありますね。不二子ちゃんとタメ張ります。 (ドラマーは鉄郎にしか見えんが)

セリフのない映画 (つかアニメ) で、最初は 「えー」 と思ったのですが、これがすごく良かったです! というか、セリフ無しでここまでストーリーを理解させ、惹き付けるのはスゴイ。

とりあえず、元の星に帰してもらえたので良かった。地球に似てたけど、地球よりいい星だよな。 (地球だったら人体標本にされてたろう)
結局全て、ラストで眠ってた男の子の夢だったってことなんでしょうか? んー、まあいいけど。




 
 タイフーン  

これは北朝鮮脱北者の、ほんの氷山の一角の現実なんでしょうね。北朝鮮も韓国もついでに中国も、全部引っくるめてどうにかするべきだと、本当に思います。




 
 運命を分けたザイル  

うーん…実話らしいし、それなりに感動したり感銘を受ける映画なんだろうけど、私はもう、
「だからこんな山に登らなきゃ良かったのに」
としか思えませんでした。
そもそも、高山病になるくらいの高い山に、過酷な思いをしてまで登る人の気が知れない。 「そこに山があるから」 というセリフはよく聞きますが、何でわざわざ苦しい思いをしてまで登るのかさっぱり分かりません。
「日常では味わえない命の危険が、生きてるという実感が沸いて来る」 らしいですが。そんなことしなくても生きてる実感は味わえるのではないか、とやはり思ってしまいます。
頂上に立った時の達成感、爽快感は、テレビ画面で見るものより何十倍も素晴らしいだろうし、ああ、このためなのかなあ…と納得しかけましたが、
「頂上の喜びは薄い。遭難の80%は下山中に起こるからだ」
というセリフで、
「何だ、違うのかよ」
とガクッとしました。だったらやっぱりなんで登るんだー。

ちなみにザイルを切ったのは、無理ないと思います。あの場なら普通そうするでしょ。




 
 アンダーカバー ・ ブラザー  

おバカな映画も、ストーリーが面白ければ嫌いじゃないんですが ( 『メリーに首ったけ』 とか) 、これはイマイチでした。

ペネロペは純粋でスレてなくてカワイイなと思ってたのに、スパイだったとは。女は怖い。
服をバッとはぎ取るように脱ぎ捨てたのは、『カリオストロ〜』 の不二子ちゃんかよ! と思いました。




 
 ホーンテッド マンション  

やっぱりエディ ・ マーフィーだよなーと思ってしまうのは、洗脳されてるんでしょーか。私生活では、恋人が妊娠した途端 「オレの子かどうか分かったもんじゃねえ」 と恋人を捨てたというのを聞きまして、「エディ…」 と多少引いてるんですが。映画と関係ありませんね。

ゾンビ (というか白骨) が襲って来るのは、映像的にもよくできていてなかなかだったけど、いかんせんコメディ色が土台になってるので全ッ然怖くない。まあ、ハラハラせずに済んで、心臓には優しくて良かったですが。

エリザベスとの想いの純粋さに結構ジーンとしました。愛は勝つ。愛は素晴らしい。




 
 スクリーム  

*ネタバレしてます
「犯人はコイツだ! あーあ、こんな早く分かっちゃったら面白くないなー。ふっふ」 なんて思っていたのだけど、すぐに逮捕されたので 「あれ、違うかな?」 となり、そこからは誰が犯人なんだろう、コイツもコイツも怪しいッ、と結構ドキドキ出来たのですが。「やっぱりコイツかよ!」 と分かってからは、なーんかありきたりというか、お粗末な展開でガッカリでした。なぜ連続殺人をしたかの動機もいまいち分からなかったし。
女記者が銃を奪って、さっさと撃ちゃあいいものをグダグダくっちゃべって反撃されたり (安全装置を外してなかったから、どのみちやられてただろうけど) 、シドニーが犯人に襲いかかるのに わざわざマスクとマントをつけて出て来たのには、「そんなことしてる場合か」 と冷静に突っ込んでしまったし。

冤罪の母親殺しの犯人は、ちゃんと釈放されたんだろうな。真犯人は死んじまったけど大丈夫なのか?

あと、襲われたシドニーに対する、周囲の人間の無神経さ、残酷さにすごくイヤな気分になりました。世間てこんなものだよね。人間って本当に怖い。




 
 TAXi  

ダニエルの無茶な走りっぷりに、「危ないじゃんか」 と少々不快に思ってたんですが、それ以上のドジ野郎、エミリアンのインパクトでかき消されてしまいました。2人がコンビになってからは、ダニエルも結構頼りになる憎めないヤツになったし。
家を全焼させてしまい、エミリアン母子はその後どこに住んでたんだ?

封鎖するのに使っていた、伸縮性のトゲトゲがついたタイヤをパンクさせるやつ、あれ欲しい。暴走族とまではいかないけど、夜 うるさいバイクのアホが来た時に道に広げておきたい。

強盗を追い詰めて、ギリギリでブレーキかけたのは怖かった。助手席に乗ってたら間違いなくチビリます。 (失礼)  せっかくだから、きちんと手錠をかけられて逮捕される所までちゃんと見せて欲しかった気もするけど。

*以下ネタバレしてます
で、オチは…えっこれでいいの、という感じ。ダニエルはレーサー志望だったの? じゃあ、まあいいですが。スポンサーが警察で、車にデカデカとマークが描かれていたのは笑えました。




 
 ニューヨークの恋人  

レオポルド、現代になじみすぎ…まあいちいち過剰に驚かれてもウザイし、この映画ではあのくらいで良かったとは思いますが。

馬で引ったくりを追いかけるシーンは、全然 (馬が) 全力で走ってるように見えなくて、盛り上がりがイマイチでした。食事に乱入して、見栄っ張りなスケベ上司の鼻を明かしてやったのは面白かったけど。

マズいチーズをおいしいとCMすることは出来ない、というレオと、それが仕事なんだ、一旦受けた仕事を投げ出すなというケイト。どちらの言い分も分かるだけに、どちらの味方も出来なかったなあ。 『夏子の酒』 で、おいしくないお酒を絶賛するコピーを書くことに夏子が反発し、上司が 「それではプロ失格だ」 と言うシーンがあるけど、あれを思い出しました。

*以下ネタバレしてます
お互いがいつ、どういう所に惹かれたのかがさっぱり分からないので、恋人同士になっても特に感慨もなく。
レオを追いかけて過去へ行こうとするのは、
「えー、もったいない! せっかく昇進したのに」
と思ってしまった自分に、ちょっと驚きました。なんか、つまんない大人になっちゃったのかなあ。
でも最後まで観てもやっぱり、
「レオにまた未来に来てもらって、ケイトは仕事しながら、一緒に暮らせばいいんじゃないの」
と思ってしまったんですが。




 
 学園天国  

ブライアン ・ ライアン… 「野比のび太」 みたいなもの?

途中から (最初から?) 、ブライアンとマギーが付き合えばいいんじゃん、お似合いじゃん、と分かったので、お互い別の相手とウダウタやってるのが、もうじれったいったら。

*以下ネタバレしてます
アシュリーがいつの間にブライアンに惹かれたのかが、いまいち分からん。あとブライアンがアシュリーに失望するのは分かるけど、入れ替わりにマギーを好きだと気付く過程も雑な気が。アシュリーの性格の悪さと、同じ状況になった時のマギーの対応の違いを見せるとかあっても良かったんじゃないかな。

プロムで、プールに落ちた人達など、タイタニック (映画でなく実際の事故の方) を茶化してるかのようなシーンは、ちょっと不謹慎な気がしました。

ウソをついてたとはいえ、クリスをさらし者にするのも、あそこまでしなくてと思った。一緒にダマしてたのはブライアンも同じなんだし。
アシュリーも、性格は悪かったかもしれないけど ブライアンを好きな気持ちは純粋だったと思うのに、別人にヤラレちゃうなんてちょっと可哀想。




 
 二重スパイ  

「女優に会いたかったから」 というのは、亡命の理由としていいのか。

拷問しろと言われて、方法はいろいろ思いつくけど、やっぱり私は出来ないなと思いました。相手の苦痛に共感してしまって無理。大ッ嫌いなヤツが、誰かにやられるのを見てるってんなら出来るかもしれないけど。

自転車がないのに気付いたり、トイレで 「上着を持ってて下さい」 と隙を作らせて襲いかかったりは、さすがというか何というか、恐ろしかった。

*以下ネタバレしてます
2年後に、あんな周到な方法で殺されるというのも驚いた。 「止まって下さい!」 と男が叫んでた時点で、殺されるなとは分かりましたが。てっきり、車の方におびき寄せて殺すのか、渡した 「お礼の品」 が爆弾なのかと思ったら、フツーに撃ち殺してましたけど。




 
 セルラー  

あんな部屋のど真ん中で電話の接続やってて、繋がったらデカイ声でしゃべってるし、ハラハラしましたよ。
しかしどうしてライアンに繋がったんだろう。適当にダイヤルしたのか?

警察署にまで行ったのに、何で誰もいないんだ! とムカつきました。展開上必要なんだから、と割り切るまで大人になりきれません。 (なんのこっちゃ)  息子を迎えに学校に行った時も、思うようにいかないので 「ああもう!」 とイリイリしちゃった。
携帯電話ショップに向かうのに、工事現場を突っ切ったのは面白かったけど。 (でもその後の携帯ショップでまたイライラ)

*以下ネタバレしてます
息子を迎えに行く → 充電器を求めて → 夫を迎えに行く → 銀行の貸し金庫へ、という流れで、警察に行ってられないという状況を作り、いい頃合いで携帯が壊れて見せ方が変わり、飽きさせない展開にしていたはなかなか良かったです。
手錠で絞め殺したはずの犯人が、パチッと目を開けて襲いかかって来たり (首絞められたんだから、普通 咳き込んだりするだろ) 、そこをライアンがグッドタイミングで助けたりと、ちょっと出来すぎたシーンもあったけど。

しかし、着信履歴が50件まで記憶されるとか、何分も (?) 録画機能があるとか、結構スゴイですよね。
ムーニーは警官辞めちゃうの惜しいな。定年なら仕方ないけど、そうじゃないよね?

あと 「僕には二度と電話しないでくれ」 というお願いは守られたのでしょうか? 後日お礼する、というか しなきゃいけないよね、普通。その時って電話しなきゃいけないのでは。と真面目に考えてしまいました。




 
 RIZE ライズ  

ダンスには全く興味ないので、はっきりいってつまらなかった。大会も、トミー達に勝って欲しいとも特に思わなくて、どーでも良かったし。しかし 「災害はいいことをした人にしか起こらない」 ってのは、慰めになるのか? そんな不公平な神様、ソバットかましてやりたいんですが。
主要人物や殺された子供たちは、実際の人物、映像なのでしょうか。
冒頭で、「ダンスシーンは早回してはありません」 と注意書きが出てたけど、わざわざ断らなくても、別に早回しだなんて全ッ然思いませんでしたが。




 
 電話で抱きしめて  

いい話だ、と思う人もいるのかもしれないけど、私はちょっと苦手です。重い気分になるんですよね。
父親に対してイヴと一緒に腹を立てていても、どうせイヴは、お父さんが亡くなったらものすごく泣くんだろうな、と分かっていたし。娘なんだから当たり前かもしれないけど。

「日本車はイヤ」 というセリフがありましたが、こういうのを聞くと、日本って嫌われてるのかなあ、と考えてガッカリしてしまいます。

ラストの粉のかけ合いは、全然楽しそうじゃなかったんですが。掃除が大変そうだし、お風呂で髪とかメイクとかよく洗わなきゃいけないことを思うと。

それにしても、ジュリア ・ ロバーツは作品に恵まれない女優だと言われてますが、メグ ・ ライアンもそうなのかなあという気がしました。彼女が出演しててパッとしない映画でパッと思いつくのは 『ユー ・ ガット ・ メール』 と最近観た 『ニューヨークの恋人』 くらいなので、偉そうに批評は出来ないんですか。




 
 うつせみ  

チラシはバイトじゃなくて、留守宅を見極めるためのものだったのか、と3軒目くらいでようやく気付きました。 (遅すぎ)
しかし、いくら旅行中といってもいつ帰って来るか、合鍵を持った人が訪ねて来るのか分からないのに、ゆったりと風呂に入ったり食事したり眠ったりするなんて、小心者の私には到底マネ出来そうにありません。ちょっとカッコいい、とすら思ってしまった。
金目の物には手をつけずに、風呂や食料を使ったといっても被害額は大したことないだろうし、どの程度の罪になるんでしょうね。不法侵入に毛が生えた程度かな? (壊れた物直してあげてるし)

あのゴルフボールの練習は危ないんじゃないかとハラハラしてたら、やっぱり事故になってしまいました。って、逃げるのかよ! よく捕まらなかったな。
3軒目のボクサーのアパートで見つかった時も、警察呼ばれなかったのか? 韓国には警察がないのか?

亡くなってた老人の遺体の清め方は、素人の私から見ても丁寧にきちんとしていて、何でも出来る人なんだなあ。
でも、息子からの電話を無言で切っておいて、心配して訪ねて来るだろうって分かりきってるのに、のうのうとセックスして食事してるなよ。頭いいのか悪いのか分からんな。

刑務所で隠れるのを繰り返していたのも、てっきり脱獄の前フリだと思っていたのに、違ったし。
で、ラストは何だこりゃ? まさかこのまま3人で暮らしました、というんじゃないだろうな。




 
 トランスポーター  

*ネタバレしてます
いくら荷物が動いてたって、自らルールを破ってジュース飲ませるのってどうよ? トイレ行きたくなったらどうすんだよ、と思ったら案の定で (ウソだったのかもしれないけど) 、目の前でさせりゃいいのに、茂みの中に入らせるし。到底プロの行動だとは思えない。
折り返し依頼された荷物が爆弾だってくらい、私でも分かったぞ。

割り切って観れば、まあまあ楽しめました。あの刑事さんがシブくて良かったな。




 
 SPL / 狼よ静かに死ね  

チャンがポーをハメようとしたのは、確かにいけないことなのだろうけど、間違ってるとは思わない。 「何が正義なのか」 ってセリフがあったけど、本当にそう思いますよね。証拠がないから、最後に手を下したのではないからってんで無罪になるなんて、絶対に間違ってる。

*以下ネタバレしてます
ムーが金髪のナイフ使いと最後に対決する時、あの金で銃を買ってけば一発なのに、わざわざ同じようにナイフで勝負するのがまどろっこしかった。映画としては、そうした方が盛り上がるんだろうけど。
しかしまさかムーも殺されてしまうなんて。せめてもの救いは、ポーがムーを投げ飛ばした下に、妻子の車があったことですね。ポーを苦しめるには殺してしまうんじゃなくて、子供を殺した方がいいんじゃないか、と思っていたので。 (もちろん、ポーはこれ以上悪事が出来ないようしっかりと刑務所の中に入れておいて)
しかし、犠牲者が多すぎたなあ…敵討ちを盛り上げるためとはいえ、あまり殺して欲しくないんですが。




 
 S.W.A.T.  

これほどの凶悪犯なら、何も無理に移送しなくても、そこの刑務所でとっとと死刑にしちまえばいいんじゃないかと思うんですが。州ごとに法律が違うから、そういうわけにもいかないんでしょうか。でもどうせ死刑でしょ?

1億ドルというと、日本円て130億円くらい? 確かに凄い額だけど、テレビカメラを通した口約束なのに、本気にして助けようとする奴っているのかなぁ。中にはいるでしょうが、あんなに?
それに仮に金を手にしても、あれほどの人物ならバックもすごいだろうし、あっさり殺されてしまうんじゃないの。

なんか、別にSWATじゃなくても良かったんじゃないかという気がしました。女性メンバーも、あまりこれといって活躍しなかったし。




 
 BELLY 血の銃弾  

*ネタバレしてます
DENGEKI -電撃-』 のDMXはカッチョ良くて大好きだったんだけど、この役はイヤだなあ。ストーリーも重くって、私好みじゃないし。
トミーが牧師を撃たなかったのが、少し救いでした。




 
 テロリスト ・ ゲーム  

いつも 「リアリティーがないと」 と言ってますが、これはありすぎてコワかった…本物のテロリストは、こんな風に人質をバンバン殺すんだろうなという気がして。

ニュース番組の記者は指名してたけど、カメラマンは疑わなかったのかなあ。仕込んでくる絶好の機会であることくらい分かるだろうに。女だったから油断したのか。
犯人の額を撃ち抜く瞬間を 真正面からアップでとらえた映像は、そうそう見れるもんじゃないですよね。このテレビ局はすごい視聴率取ったろうな。




 
 キリング ・ フィールド  

こういう映画を見ると、忙しいことを 「戦争」 だとか、受験戦争だとか、言っちゃいけないとしみじみ思います。
血しぶきだらけの病院や、白骨だらけの川の映像は衝撃的でした。あの白骨、本物っぽく見えたけど、まさかですよね。




 
 34丁目の奇跡  

*ネタバレしてます
前に1度観たことがあります。裁判で1ドル札で逆転するシーンと、指輪のダイヤの光がクリスマスツリーに反射してたシーンが印象的でした。

改めて観ると、品揃えも価格もライバル会社の方が良心的で、実は向こうの方がいいデパートなんじゃないかとか、母親は本当にブライアンのことを好きだったのかイマイチ分からんとか、大人びた娘が生意気で可愛くないとか、いろいろ思うことはありました。あと、勝訴してからもうちょっと、クリスが本物のサンタクロースである証拠を見せて欲しかった気もする。ブライアンも、本心では結局信じてないでしょ?




 
 ザ ・ コミットメンツ  

ダメだ、面白くなかった。音楽も全然好みじゃないし。
コーラスの一番右の女のコがちょっと好みでした。 (髪型だけ)




 
 9.11 あの日を忘れない  

てっきり、生き埋めになった消防署員の様子を描いた映画かと思ってたんですが、違ってました。
小説家の女の人も、ニックも、どんな人だか分からないまま話が始まり、見たこともない人の思い出話を延々とされても、誰にも感情移入出来なくて正直退屈なだけでした。

消防署の前に置かれたキャンドルと花束を見て、
「キャンドルの火が花束に燃え移って火事になったらどうすんだ」
と心配になってしまった。




 
 ペギー ・ スーの結婚  

娘の方が美人で好みなのにな、中年オバさんの再婚話なんてどうでもいいよ…とガッカリしていたら、母親もタイムスリップで若返って、おっこういうことか、面白いかも、とワクワクして、同窓会のシーンからもう一度見返して続きを観ました。
もし今、私も高校生の頃に戻ったら…と感慨深くなりました。戻りたはないけど。

けど、せっかく過去をやり直せるというのに、特に面白い展開もなく。口の上手い男に2度も引っかかったってだけじゃんか。
そう思うと、やっぱり 『バック ・ トゥ ・ ザ ・ フューチャー』 は凄いなあとしみじみ。




 
 ホテル ・ ルワンダ  

*ネタバレしてます
何度も何度も殺されそうになって、その度にこちらまでビクビクものでした。
「子供を残しては死ねない。兵が攻めて来たら、子供を抱えて屋上から飛び下りろ」
というセリフが、大げさでも何でもない現実的なことなんですよね。日本でも時々、「子供を残して行けないから」 と無理心中として道連れに殺してしまう親がいますが、あんなものとは全然異なると思う。妻子が飛び下りたんじゃないか、と屋上から下を覗き込むシーンはものすごく怖かった。

戦争をテーマにした映画を観るといつも思うのですが、人種で差別するのって、本当に無意味で哀しいことですよね。今回の2つの部族も、外国人から見たら見分けがつかなかったり、友達同士だったりする人もいるのに、なんでここまで殺し合わなければならなくなってしまうのでしょう。

「世界の人は虐殺のニュースを観ても助けにど来ない。『怖いね』 と言うだけで、ディナーを続ける」
というセリフは、確かにその通りだよなあ…と申し訳なく思ってしまいました。

あの不良従業員は、とっととクビにしてしまえば良かったのでは。




 
 ドクター ・ ドリトル2  

*ネタバレしてます
1の方が、単純に笑えたし動物もたくさん出て来たし、面白かったなあ。自然破壊がテーマで、悪役もいて、観ててなんか気分的に優れなかったです。動物もほとんどクマだけだし。

娘も動物の言葉が分かるようになったというのは、別に不要だった気がする。多分、3を製作することなった場合のことを考えてだと思うけど。




 
 ぼくの美しい人だから  

10年くらい前、紫門ふみさんが絶賛されていたので観たことがあるのですが、ほとんど覚えてません。

このハンバーガー屋で働くのがノーラだっけ。つか態度最悪…日本の基準で考えちゃいけないんだろうけど、空箱を入れといて、匂いをかいでみろと言われて、「ここにいると鼻も利かなくなるの」 とは、悪徳商法並みのイチャモンだろ。一言も謝らねえし。バーで再会した時も、ただの酒癖の悪い淫乱ババアだし。明らかに奥さんのことを話題にしたくない風なのに しつこくからかって、死別だと聞くと笑い出すデリカシーのなさ。家に入ればゴミ溜めみたいに汚いし。そんで襲ってるし…この女のどこがそんなに気に入ったんだ?

体から始まる恋愛ってのもあるだうし、「たまたまセックスを先にしちゃっただけ」 なのかもしれないけど、なんかどうしても納得出来なかった。マックスは真面目だから、「セックスしちゃったんだからきっと愛してるハズ」 だと思い込んじゃっただけじゃないの?

ノーラが指摘した通り、マックスはノーラのことを恥ずかしいと思っていたのか。もしそうなら、それは 「愛してない」 ことの証拠だと思うんだけどなあ。




 
 WHO AM I?  

一足先に観た人が 「すげーくだらなかった」 と言ってたから、全く期待しないで観たおかげか、まあまあ面白かったです。
私がジャッキー ・ チェンの映画をあまり好きじゃないのって、いかにもジャッキーのために用意しましたという、コミカルなアクション (っていうの?) シーンが何かシラけてしまうからなんですが、今回は工作員という設定だし、「訓練されてるからこういうことが出来るのだ」 という気持ちで観ることが出来ました。壁をつたって下りて行ったり、身軽に天井裏に入ったりなど、「おおスゴイ」 と素直に感心出来たし。
しかし、ディスクをあんなあっさり捨てちゃっていいのか!? (笑)  誰も全く騒がないし。




 
 レジョア 戦場の狼たち  

カトリーナとのことは序章だったんですね。何が 「戦場」 なんだろうと思っていたのですが。
必要以上にしごいたり、意見を言ったりした兵を最後に水を飲ませたり、こいつら絶対サドだよな。
軍服に蝶ネクタイみたいのがついてるのを見て、
「やってることは下劣なのに何気取ってんだよ」
と、ちゃんちゃらおかしかった。

最後の、「異国の地で眠る。勝ち取った平和を君に託して」 という心の声は切なかったです。確かに平和を残していってくれたかもしれないけど、残された人は、哀しみも一生背負って生きて行かなければならないんですよね。生きて帰って、一緒に幸せに暮らせることが何よりのはずです。やっぱり戦争はしちゃいけないんですよね。




 
 デンジャラス ・ マインド 卒業の日まで  

新任教師が問題クラスの担任になる、というのは、日本のドラマでもパターンで、よほど斬新な展開とラストでないと驚かないよ、とスタートのハードルが高くなってしまったような気がします。

ケンカのことで家庭訪問した時や、レストランでの注文や洋服代を返す約束など、ラウルを褒めて、信じてあげたのはすごく良かったと思う。
生徒の可能性を見つめてあげたのはなかなか感動したけど、エミリオの死があったとはいえ、まさか教師を辞めようとするとは。そんで生徒に引き止められるって、おいおい…という感じ。考えようによっては、そこまで生徒達が変わり、教師との信頼関係が生まれたということで、それはそれで感動的なことなんだろうけど、やはり教師にはもっと強くいて欲しかったな。
ラストは卒業式かと思ったら、全然違うし。うーん。




 
 パラドールにかかる月  

死人を生きてるように見せるという所や、愛人が訪ねて来たりなど、何となく 『バーニーズ』 を思い出しました。
しかし冷凍庫に大統領の遺体をつり下げて、あの俳優はすんごくビックリしてたけど、彼まで心臓発作を起こしたらどうすんだ。

*以下ネタバレしてます
マドンナとの別れのシーンは本当にキレイでした。2人が見つめ合うバックに光る月、飛行機が飛び去って行く後に残されたマドンナのドレスが白く踊るように舞っていた様子など。 『カサブランカ』 のラストも見たくなりました。




 
 恋のQピッド  

恋の行方はなかなかキュンとしましたけどね。いくら一緒に事故に遭ったとはいえ、2人とも記憶喪失になるってのはどうよ、と思いましたが (笑)
 それに部屋に入った時、寝室の枕や布団に、自分と彼女の顔写真プリントのカバーをかけてるってのもどうよ…

タイトルは 「恋のQピッド」 だけど、そもそもあの2人がいなかったら事故も起きなくて、記憶喪失にもならずに済んだのでは? (笑)  まあ、自分勝手な議員の母親を退治できたのは良かったけどね。




 
 ナイスガイ  

ジャッキー ・ チェンの映画は、この独特のアクションシーンが好きじゃないとダメですね。今さらって感じですが。
嫌いじゃないけど、ストーリーの中にそこそこに組み込まれてる程度がいいな。今作はちょっとしつこすぎてお腹一杯です。
それに役名が 「ジャッキー」 って。あくまでも彼は俳優で、映画に出てるんだから、別の名前で別人として出て欲しいなあ。

ラストの超大型ダンプカーは、本当に大きい! 死角が多くて怖そうだけど、何もないだだっ広い所で運転してみたい。




 
 僕はラジオ  

コーチがなぜ彼をここまで構うのかが不思議だったのですが、少年時代の後悔があったからなんですね。少年なら、何も出来なくても無理なかったと思うんですが。
そうすると、コーチの行動は過去の罪滅ぼしで、ある意味自己満足ですよね。でも、「いいこと」 というのは程度の差こそあっても全てそうなのかもしれませんが。

校長や理事会の人間はヒドイ人のように思えるけど、でも、分かる気もするんですよね。ラジオは体は立派な成人男性なのだから、年頃の女の子の大勢いる学校に出入りさせて、何が起こるか分からない、起こってからでは遅い、というのも。現在まで何も起こらずに来てるから、「いい話」 になってますが。

コーチの奥さんの、
「人のために何かをするのは、間違ってなんかない」
という言葉が、何気ないものだけど心に残りました。




 
 キルステイン ・ ダンストの大統領に気をつけろ!  

主演俳優の名前がタイトルに使われてる映画って、くだらないのが多いんだよな…とイヤな予感はしていたのですが、やっぱりくだらなかったです。クッキーは食べてみたかったけど。




 
 釣りバカ日誌10  

すーさんの再就職先が自分の会社ってのが面白かった。結局、あの若者は、一緒に仕事してたのが社長だって最後まで気付かなかったのかな?
しかし宝生舞さんの演技はヘタクソだったなあ。




 
 エイリアン ・ ネイション  

新移民の外見と言葉の違いがわずかで、でも確かに異質な様子をかもし出していて、見せ方がうまいなと思いました。
海に溶ける、というのはちょっといかにもだけど、相棒が命がけで助けることの伏線になっていたので、まあいいか。海に近付くことすらあれほど嫌がっていたのに、あそこまで身をていして助けようとしたのは感動物ですよね。ても左手で助け上げながら、右手を一瞬ヘリの脚から放してたけど、確実に落ちてると思います。




 
 花田少年史 幽霊と秘密のトンネル  

めっちゃめちゃ、くだらなかった。 実は最後まで観てません。
面白かったのは、一郎がご臨終です、と言われて母親 (篠原涼子) が 「一郎!」 とすがりつこうとしたらパッと起き上がった、というシーンくらい。
カトリセイコという名前は何度聞いても、「蚊取線香」 ってイジメられるよな、と思いました。




 
 ライラ/フレンチKISSをあなたに  

バカバカしくてどうでもいい感じの映画なんだけど、ディランはなんか憎めなくって好きでした。
引っ越し屋のボスは、先天的な原因で背丈が伸びない人なんだろうけど、前にも何かの映画でこういう人が出演されてましたが、俳優さんなのでしょうか。




 
 ナッティ ・ プロフェッサー2  

1を観てないのにいきなり2をってのがそもそも間違いなんでしょうか。くだらなかった…エディ ・ マーフィー、出演する作品もっと選べばいいのに。家族全員を自分が演じて、出演料が多くもらえるから? ( ← そこまで言う)
でもバカバカしいんだけど、なんか面白かったです。 (どっちなんだ)  噴水のシーンがやっぱり良かったな。2×2、4×4の後に、いきなり難しい問題になったのが面白かった。




 
 未来世紀ブラジル  

書類書類だったり、どことなく奇妙なエレベーターや役所など、 「ちょっとヘンな未来」 という感じで面白かった。けどストーリーはいまいち。
ベッドインしてハッピーエンド、でも良かったのになあ。
どうでもいいけど誤認逮捕された男の人、可哀想すぎるだろ。




 
 誇り高き戦場  

戦争映画は何度観てもイヤあな気分になりますね。
最初に捕虜にされた時、「我々は国際的楽団だぞッ」 としきりにアピールしていたけど、なんかまるで、「他の一般市民とは違い、才能と技術がある我々は価値がある人間なのだ」 と言ってるようで、なんか引っかかった。
「誇り高き」 というタイトルだけど、 「誇り」 って一体何なんだろうなあと考えさせられる映画でした。




 
 ブラザーズ ・ グリム 

ヴァン ・ ヘルシング』 を思い出しましたが、それよりもちょっぴりギャグ色が強くて、 『ビルとテッドの大冒険』 みたいな、おバカな感じ。村人が被害を口々に話していたけど、メモしているのは必要な小道具で、 「金がかかるな」 と小声で言い合っていたのが面白かった。
CGも迫力があったし、なかなか楽しく観れました。アンジェリカは結局どっちとくっついたんだろう。




 
 ザ ・ ロック  

ショーン ・ コネリー格好良すぎ。吹き替えの声が渋すぎ。
あの核兵器、怖すぎ。スタンリーがメイソンに手渡した後、
「動かすなあっ!」
と叫んだけど、ビックリして落としたらどーすんだああぁ! ( ← めちゃくちゃ怖かった)

主人公2人は死なないのは仕方ないんだけど、なーんか上手く行きすぎで、なんだかなあ。




 
 あの頃ペニー ・ レインと  

純粋で真っ直ぐな主人公が、ペニーや雑誌社に利用されたり傷付けられたりするのが、見ててハラハラするというか、可哀想でした。母親は心配性すぎると最初思ってたけど、あれくらい言うのは無理ないなあ。童貞は狩られちゃいましたけどね。
ペニーをもて遊んだラッセルがひどい、みたいな言われ方をしてたけど、ホイホイついて行ったペニーも軽薄すぎるでしょ。どっちもどっちだと思う。ラッセルが訪ねて来て、記事は本当だと証言してくれたのが救いでした。




 
 ジョニー ・ イングリッシュ  

一言で言うと、アホ (笑)  勘違いしてカッチョつけてばかりいないで、いい加減に懲りて、ちゃんとやれよッと言いたくなりました。
部下のボフとあの女性がいなかったら失敗してたよな。
隣りの病院に降りるのも分かりきってたし、やれやれ、という感じ。私がボフならとっくに呆れて退職してるけどな。
王冠をかぶっただけで、それまでの経緯を見てるのに、国民があっさり 「新国王!」 と認めてしまうなんてアリ? ドラえもんの道具じゃあるまいし。




 
 マスク ・ オブ ・ ゾロ  

元祖ゾロがシブイ。気品があって頭が良くて大人で。
展開は普通で、娘とゾロが惹かれ合うのも、赤ん坊だった娘が父親の声を覚えてるはずないのに 「聞き覚えがある」 と言ってみたり、んなバカなと思ったり。でも終わり方は良かったです。




 
 パンチライン  

夢を追いすぎなライラにちょい腹が立った。貯金を使い込んだり、主人が接待のお客を連れて来るのにすっぽかしてしまったのは、目も当てられない。ご主人に同情しちゃった。
けどてっきり間に合わないのかと思ったら、大慌てで準備してたのは面白かった。水槽の水は見てるだけど気持ち悪くなりそうだったけど。

大体、ネタを金で買ってる時点でもうダメでしょ。仮にそれでウケて有名になっても、一生ネタ買い続けなきゃいけないんだから。

「この家の人間は、才能に関係なく君を愛してるんだよ」
というセリフや、ヘンな髪型になったのを優しくなぐさめてくれたり、夫の愛がすごーく伝わってうらやましくなっちゃった。でも同時に、娘と夫に 「これが夢なんだ」 と真剣に話すのを聞くと、ライラを応援したくもなり。

ただ全体を通して、アメリカンジョークがつまらなかった。ライラも夫が見に来てる前で下ネタを話してたけど、あれで笑う気はしないなあ。
1位がスチーブンじゃなかったからって帰っちゃうのも分かんない。じゃあ今まで何のためにやってたの? という感じ。まあ、あの優しいご主人の元へ戻ったんだから、これで良かったんだろうけど。




 
 クライム ・ キーパー / 香港捜査官  

女の髪型といい、「白猫」 というコードネームといい、80年代か!? と突っ込みたくなっていたら、89年公開でした。BGMの音楽も古臭かったなあ。
ドタバタやってるだけで、いまいちつまらなかった。主要人物だけなぜかしぶとくて、左胸を撃たれたのに死ななかったり、薬を打たれてるのにいつまでも元気に闘ったり、ウソくさい血のりも白けちゃうんですよね。




 
 NOEL ノエル  

登場人物が3パターンいて、どこで全員が繋がるんだろうと気になってしまいました。あの腕を折った病院にいた男の人が最後まで分からん。彼は別にいなくても良かったのでは?

嫉妬深い男は、ちょい病的。彼女が話し合いに来たのに、反省するどころか 「誰が寝たがってるんだ!」 とまたも逆上してるし。付き合い切れません。嫉妬ってちょうど良い程度に出せば相手も嬉しいし、いいスパイスになるのにね。難しいもんです。

老店員の話を、まるで自分自身のことのように感じたんでしょう。「許す」 と言ってもらったことで老店員は救われただろうし、この男性も老店員に救われたんですよね。 (でも本当に嫉妬が治るのかなあ、とちょっと心配ですが)

ローズが病院のベッドで眠るチャーリーの手を握って、てっきり 「元気になって」 と声をかけるのかと思ったら、「私がついてるからもう大丈夫。逝っていいわよ」 と言ったのには少し驚いて、ああそういうことか、と思いました。「1人で死にたくない」 のが彼の願いでしたもんね。なんかこのシーンでは涙が出ましたよ。
最後に、ローズにちょっと恋の予感もあって、良かった良かった。




 
 キス ・ オブ ・ ザ ・ ドラコン  

秘密警察とか工作機関モノが好きなので、最初からワクワクしてました。けどちょっとアクションが多すぎたかな。もっと頭脳戦というか、駆け引きでハラハラドキドキする展開のが好きなんですが。
娘を助けに行った時、ドアを閉めて振り返ったら、道着の男が稽古中だった、というのは完全にやり過ぎだし。

「ドラゴンのキス」 のツボ、凄えぇ。よくラストで、悪役の親玉に銃をつきつけてベラベラくっちゃべるシーンがあって、
「いいからさっさと殺れよ!」
とイリイリしちゃうのですが (それで隙を突かれて形勢逆転しようものなら最悪) 、これは別ですよね。 「お前は既に死んでいる」 状態なんだもん。
ラストがちょっとあっさりしすぎかな。まあ良かったですけど。




 
 ミッドナイト ・ ラン  

なんかつまらなかったです。シリアスなのかおチャラケなのか、いまいち曖昧で。
ロバート ・ デ ・ ニーロとは相性が良くないのかなあ。 『レナードの朝』 は面白かったんだけどな。




 
 バイバイ、ママ  

*ネタバレしてます
行きずりの男とナマでセックス、病気が怖くてとても出来ません。こういう妊娠の方法から、自分勝手で思い込みの激しい女性じゃないかという予感はしてましたが、やっぱり…。息子への執着と独占欲は、最初はまぁ仕方ないかなァという程度でしたが、後半は胸が悪くなって来そうでした。
挙句の果てに、自分だけ薬を飲むのかと思いきや、息子まで殺そうと無理心中。最悪です。息子が助かって、そして母親だけ死んで、本当に良かったですよ。タイトル 「くたばれ、ママ」 にした方が良かったんじゃないか。




 
 元大統領危機一髪 / プレジデント ・ クライシス  

*ネタバレしてます
大統領モノってあまり好きじゃないんですよね。政治家がキライなので。これはまあ、コメディ色が強かったのでまだ楽しく観れました。クレイマーがスペイン語を分かっていたのとか、笑っちゃった。
狙撃しようとしていた中尉が、タナーの命令を聞かなかったのは見事でした。でもゲイ ・ パレードにいた人だったのか…カッチョ良かったのに…
再び大統領に就任して、前期よりちっとはマシに、国民のことを考える政治をしてもらいたいもんです。




 
 ロック、ストック & トゥー ・ スモーキング ・ バレルズ  

*ネタバレしてます
お気楽な若者グループは最悪なことにはならないだろうと思ってはいましたが、まさかここまでうまくいくとは! こんなことってあるんですねえ。 (いやないだろ。映画だからだろ)
ラストは結局、どうなったんでしょう。電話を取るために散弾銃を離した、のかなあ、やっぱり。あーあ…。まあ、あの状況では、銃を捨てて来いと命じたのは賢明だし仕方ないですけどね。それにあの若者達の将来のためには、あぶく銭なんて手に入らない方が良かったのかもしれません。なんて真面目に分析してみたり。




 
 マイ ・ ルーム  

あの母親は、ありゃアカンでしょう。長男でなくても反抗したくなります。目の前に出されたチップスくらい食べてもいいじゃんよう。
しかし白血病の本人を目の前にして、「検査はやめる」 なんて、私には言えないな。大っ嫌いな相手だったとしても、人として口に出来ませんよね、普通。
海岸の波打ち際を車で突っ走るのは、気持ち良さそうだけど、タイヤがハマッちゃうんじゃないかと気が気じゃありませんでした。前につんのめった感じで止まった時、完璧にハマッたと思ったんだけど、大丈夫だったのかな。

*以下ネタバレしてます
結局、骨髄は適合しなくて移植はできない…現実はこんなものかもしれないけど、こんな救いようのない終わり方でいいのか?
父親の薬と食事の用意をしてたけど、気まぐれに面倒見たからって、これからも見るってことにはならないだろうに。




 
 ワイルド ・ チェンジ  

アメリカの10代ってめちゃめちゃ大人っぽいですねえ。誰が生徒だか先生だか分かりゃしない。もし私があんな中に赴任させられたら、と思うと怖くてたまりません。絶対無理。
しかし、どこまでが実話なのでしょうか。あの校長は、ただの一方的な暴君にしか見えなかったので、なぜあそこまで生徒に支持されたのかが分かりません。モーガン ・ フリーマンだったからまだ観てられたけどさ。




 
 ミリオンズ  

銀行強盗の大金を幼い兄弟が見つける、という設定は面白かったんだけど、弟の妄想シーンがかなりつまらない。もっと現実的に作ってくれれば良かったのに。




 
 マッド ・ シティ  

現実にも立てこもり事件ってありますが、あれが大っ嫌いなんですよ。人質がいなくてもそうだし、いたら余計に。事件を解決するのにかかった警察の出動費用を、全額犯人に払わせてやりゃあいいのに。
なのでただただ、「とっとと出て行けよ」 としか思いませんでした。最後もはっきりいって自業自得でしょ。




 
 プルーフ ・ オブ ・ マイ ・ ライフ  

算数から苦手な私には、数学者の人達って、まるで脳ミソの違う全く別の人種のように思える。いや実際に違うんでしょうが。
ノートの証明はキャサリンが書いたと言った時の押し問答は面白かったです。確かに証拠はないもんなあ。回想シーンでは、てっきり父親と同時に同じ証明を書いたのかと思ったんだけど。
姉は別に悪い人ではなくて、彼女なりに妹のことを考えてたんですよね。




 
 南京の基督  

男の身勝手な性欲の犠牲になった感が、 『愛人 (ラマン) 』 を思い出しました。岡川に息子が生まれたという一報が入った時は、結婚してたのかよ! しかも嫁さんが妊娠中に何してんだよ! と、「男って…!」 と思いました。子供を生むって命がけなのに、ダンナはその頃処女とやりまくってたなんて、奥さんも気の毒に。
強引に抱こうとした丸刈りの男の子は殴られてたけど、病気を自分に移させて治したいという思いからだし、岡川なんかよりはよっぽど真剣に彼女のことを思いやってると思うけど。キリストと間違われた外人も岡川に殴られてたけど、ちゃんとお金を払ったお客だったんでしょ。殴られる筋合いはないぞ。しかもお前に。
まあ、彼女もそういう場所にいたんだし、たまたま最初のお客が岡川だった、というだけのことかもしれないけど。それにしても腹立たしかったなあ。




 
 コルシカン ・ ファイル  

なんか知らないけど全然面白くなかったんですが。ジャン ・ レノが登場した時は驚きました。ジャン ・ レノ、こんな映画に…って。そういえば 『WASABI』 にも出てたなあ。出演する作品を選ばないのか、ジャン ・ レノ。 (そこまで言う)  




 
 マーズ ・ アタック!  

円盤が恐ろしくチャチいです。携帯があれだけバカデカイ時代だから、仕方ないのかもしれないけど。
ハトが飛ばされた時、「レーザー光線で焼き殺しちゃったりして」 と思っていたら、本当にそうなったのでクリした。まあ、相手が友好的だと勝手に思い込んでいた地球人がおめでたすぎるんですけど。
それにしてもつまらなかった。これなら 『インターステラ5555』 の方が、アニメだったけどずっとずっと面白かったな。




 
 カリフォルニア万才  

*ネタバレしてます
なんかこの人見たことあるなあ、と思ったらエルビス ・ プレスリーでした。 (ファンに聞かれたら殴られそうなセリフ)  もうエルビスの映画はいいやと思ってたのに、うっかり録画してしまったようです。
なので観ましたが、歌のシーンがやっぱり退屈。ストーリーも 「別に」 って感じだし、レースシーンも、バリバリ合成で走ってないのが丸分かりなので、全ッ然何とも思わなかったし。
最後にどんでん返しで、そうかメンバーの女性と結婚するのかあ、と思いきや、違うし。しかも3人とも、キスしてから相手 (新郎) に渡すって。ありえないでしょ (汗)




 
 マザー ・ テレサ  

最初は違和感があったんだけど、観ていくうちに、主演の女優さんが本当にマザー ・ テレサに見えて来ました。
映画では彼女の人生のほんの一部なのだろうけど…素晴らしいですね。反対していた民衆や大司教が心を打たれて、マザーの志を支持してくれるようになるのは感動でした。
ボランティアは自己満足だと私も思うけれど (それが悪いとは言いません) 、マザーの場合、それを遥かに超えていますよね。何なんでしょう、この方は。どうしてここまでやれるんでしょう。寄付金を返しますと言い放ち、子供達の使っている机を 「これです!」 と指してTV局を追い払うシーンは爽快でした。この人は本当に、1円も自分の私利私欲などに使ってはいないんでしょうね。
映画の大半は、修道院を出て独立した会を発足させる若き日の頃のことでしたが、終盤の、年老いてからのマザーが 会議で出されたミネラルウォーターの値段に嘆くシーンが印象的でした。




 
 地中海殺人事件  

ポワロというのが あの名探偵ポワロのことなのかは分かりませんが、推理は見事でした! 私は全然分からなかった…。
でも証拠はひとつもないのに、よくあれだけ自信満々に堂々としゃべれるなあ。小心者の私なら、 「ひょっとして違ってるかも?」 と思っちゃって、どこかオドオドしてしまうかも。

冒頭の事件はどこでリンクして来るのかと思ったら、そうだったのか、でした。宝石もあんな所に隠してたのかー。でも、それもよく分かったなあ。あんな自信満々に中身をぶちまけて、何もなかったらどうするんだろう (笑)




 
 おもひでぽろぽろ  

観るのは3、4回目。今の年齢で観れば、また何か違った感じ方をするかもと少し期待していたのですが、つまらないものはやっぱりつまらなかったです。
笑った時にヘンなシワが出る表情と、声がダメです。受け付けない。
小学校時代の思い出も、私の年代よりも少し昔なので、「懐かしい」 というのとはちょっと違うし。

今回観た時、タエ子もトシオも、何も分かってないくせに農業語るんじゃないやい、と思いました。タエ子が気持ち良さそうに紅花を摘んでいるシーンも、ままごとにしか見えなかった。
「地元の娘よりよっぽど本格的な格好をしてる」
みたいにオバちゃん達は誉めてましたが、レジャー感覚で来てるんだから、そりゃ格好から入るでしょ。後でタエ子自身も言ってたけど、しょせん数日間の休暇中だけの真似事でしかない。

タエ子とトシオも、なぜ引き返して来るほどの決意をしたのかさっぱり分からない。 「デート」 した時も大した会話してないし、夜の車の中でも、いきなり小学校の頃の昔話を始めて、
「何かあったんですか」
と聞かれても、
「昔からそうなの、いい子ぶってばかりで…」
とお構いなしに自分語りを続けて、会話が全然噛み合ってない。こんな変な女、私ならヤです。それよりあの車の中、絶対に窓ガラス曇ってるよな。ボロイけどエアコンは効いたのか?

エンディングで、走り出す電車に窓から乗り込む男の子、危ねえじゃねえかッと叱りたくなってしまいました。今は色んな事故があって、ああいうシーンはきっと禁止されるだろうな。




 
 永遠 <とわ> に美しく  

最初、あのブクブク太ってたのは結婚した女優だと思ってたら、婚約者を奪われた女の方で、
「ダメだよー、そんなんじゃ! もっと幸せになって見返してやんなきゃ!」
と思っちゃった。言うは易し、なんでしょうけど。
でもその後、若く美しくなって女優の前に現れた時、かなり動揺してましたから、やっぱりそうなんですよね。

薬を処方した女の、
「人生って残酷ね。最初に若さと美貌を与えておいて、その後で老いと闘わせるなんて」
というセリフは、本当だよなあ、となんかしみじみしちゃいました。私も美貌はともかくとして、「老い」 というのは最近しみじみ感じて来てるので (涙)

死んだはずの2人が身体がぐにゃぐにゃになったり腹に穴が空いたりしてからは、悪い冗談にしか思えなかった。CGの技術はスゴイですけどね。ここまでなったら死にたいなあ… 「不老」 はいいとしても 「不死」 はいらないですね。
後にあの男性が、ブルース ・ ウィリスだったと知ってたまげました。全然気付かなかったー。




 
 追跡者  

*ネタバレしてます
逃亡者の逃げっぷりがタダ者じゃなくて、こいつ本当に殺してんじゃないのか、悪役じゃないのかと思っていたら、タダ者じゃないけど悪役ではありませんでしたね。
銃撃戦や車の事故など、全てリアルで良かった。
身内 (厳密には違うけど) が黒幕だったというのがちょっとベタでしたが、最初にあの刑事が応援に来た時に 所持していた拳銃にケチをつけたのが伏線になってたのは、なるほどでした。




 
 エンドレスナイト  

*ネタバレしてます
親族やグレダなど、お互い面と向かって皮肉を言いまくりで、ある意味うらやましい。私もこれだけ言えたらスッキリするかなあ。

しかし最初から、何もかもマイクの作戦だったとは。信じてたのに…くそう。マリーは何もかも、これが毒だと知ってて飲んだなんて、泣かせるじゃありませんか。うう、可哀想に。




 
 コラテラル  

ビンセントが到底一流のプロの殺し屋には見えない。あちこちで本名 (かどうかは分からないけど) を名乗りまくるし、予定外の人物を殺しすぎだし。大体しょっぱなから、「裏で待っててくれ」 と言っておきながら標的に窓から落とすなんて、うかつすぎだろ。タクシーの上に落ちなかったとしても、前後に落ちたら気付くだろうし、どちらにしても自分の正体はバレてしまう。

アニーに電話したのに、なかなか要領を得なくてイライラしました。すぐに把握して行動しろよ。トロすぎだろ。マックスも、いつまでも外で突っ立ったまま電話してないでさっさとビル内に入れよ。

ビンセントの死に方も、そんなバカなという感じだし。カッチョ良すぎだろ。トム ・ クルーズだからか。
地下鉄の車内であれだけ撃ち合ってるのに、電車が平然と走り続けるのも変。誰も車掌に報告しないのか。ロスはそうなんです、とでも言いたいのか!?




 
 ジュマンジ  

*ネタバレしてます
このゲーム、怖すぎ…
「ゲームを終えれば全て消えます」 って、終えるまでに普通死にますがな。
正直、途中で飽きてました。CGも大したことないし。

「ジュマンジ!」 と叫んでからの展開は素敵だった。
「壊れた物は元に戻るのか」 と気になっていたけど、さか時間まで戻るとは思わなかった。しかも記憶はそのままで。
アランの父親は、いじめられてるのに立ち向かえなんて突き離したり、寄宿学校に入れようとしたりであまり息子を愛してないのかなと思いきや、そうじゃなかったんですね。
全てが良い方向に訂正され、そして年月が経ち、2人と再会。素敵でした。
ラストでどこかの誰かがまたゲームを見つけてしまったけど、ああいう結果になるなら、あのゲームも悪くない、のかな? (と無理矢理思おうとしたけど、やぱりヤダ。そもそもアランの失踪とかサラの気がふれたのも、あのゲームが原因だったんだしな)




 
 僕の彼女を紹介します  

*ネタバレしてます
何なんだこの女…としょっぱなから引きました。素直に謝れないなんて、人間として最悪だろ。
そんな女に、いつの間にか恋に落ちている男。不思議です。韓国映画のヒロインって、変な女が多い気がする。

ざーとらしい落石で、車は湖の中へ。なぜか水中でもドアが開き、蘇生措置のおかげで息を吹き返す男。それはいいとしても、その後に銃で撃たれて同じようなシーンがあり、 「また?」 という感じ。
暴走車に銃を向けていたのは篠原涼子、人質を取った男に撃たれながらも近付いて行ったのには、お前は 『リーサル ・ ウェポン1』 のメル ・ ギブソンかッと突っ込みたくなりました。それにしても銃の持ち方がチャチい。

高層ビルからの飛び降りは、確実に死ねるし、本気で死にたい人にはいい場所だなあ。夜景キレイだし。でも、あれほどの高いビルの屋上って、出られるんでしょか。
アドバルーンに落ちたのは完全に白けました。んなアホな。しかしこれって、さっさと落ちるより怖いな。

駐車場での思い出のオーバーラップ、49日目に会いに来た時は、もうお腹いっぱいでした。韓国の人はこういうのが 「純愛」 で感動するんでしょうか。 (純愛じゃないと言ってるわけじゃありません)
「ごめんね!」 と言ったのに対し、「僕はそんな名前じゃないよ」 と笑顔で返したのを見て、あー、出会いの時の伏線と、自分に対して申し訳なく思わないで欲しいという2つの意味があるんだな、とこのセリフはちょっと良かった。

しかし、新しい出会い…もうちょっとカッチョいい男性にすれば良かったのにぃ。




 
 ジュエルに気をつけろ!  

悪気はないのかもしれないけど、男をどんどん不幸にする女ですねえ。恐ろしい。
しかしバカバカしくて、「どうでもいい」 部類でした。 『ドクター ・ ジャガバンドー』 と同じ。
ラストも 「ああ、そうなったのね」 と思ったけど、どうでもいい。




 
 Queen Victoria 至上の恋  

この時代に関心があるわけでもないし、はっきりいって退屈でしたーっ。ミスブラウン、というのは、ものすごく無礼な言葉だと思うんですが。さらりと流されてましたが。




 
 バッドマン ビギンズ  

*ネタバレしてます
シリーズ作をひとつくらいは観ておこう、と観てみたのですが、ダメでした。『スパイダーマン』 と同様、全然面白くない。 「〜マン」 とつくものは受け付けないみたいです。『スーパーマン』 はまだ良かったんだけどな。 (1作目しか観てないけど)

パトカーや公共物を壊しまくりで、バットマンなら何してもいいのか? と不快になりました。やたら芝居がかったしゃべり方で、お前は里見浩太郎かッと突っ込みたくなったし。

レイチェルに名前を聞かれて、あんなバレバレな言葉で答えるなら、素直に名乗っても良かったんじゃないの。カッチョつけすぎなんだっつーの。




 
 薔薇の素顔  

*ネタバレしてます
タイトルからして、殺された友人やグループの人達の恋人がローズだってのはバレバレでしたけど、ソンドラの 「彼女」 までそうだとは思わなかった。そうなのかな、と2度目に出て来た時に注意して顔を見たけど、やっぱり違うよなと思ってたのに。化粧って、女ってコワイ。

ブルース ・ ウィリスのあそこまでのラブシーンは初めてだったので、昔からの知り合いとふいに恋人になって、この人ってこんなセックスするんだ、というような気恥ずかしさがありましたよ。
ホテルの前でキスした時、キスしながらギッと周囲を険しい目で見つめて柱に隠れたのは、うおカッコいい、なんか慣れてる! さすが! とヤラレました。

リッチーまでローズだったというのも驚いたけど、
「女でいたくなることをされた」
と言ってる割には、ヤリまくってましたけど。ちょっとそこが矛盾に感じました。

風にあおられて落ちそうになったローズの手をつかんだのは、絶対無理だろ、と突っ込み。雨と血で濡れてるだろうし。




 
 ワイルド ・ スピード×2  

車をかっ飛ばすヤツって、危ないし運転ヘタクソだし迷惑だし勘違いしててウザイし、はっきりいって嫌いなんですが、いやあ面白かった。車を装飾してるのも、上記のようなヤツという証明なので 「ケッ」 としか思わないんですが、ブライアンのはカッチョ良かったですねー。車体の下もブルーに光るのは凄い。あんなの日本で走ってたらめちゃくちゃ目立つだろうなあ。
他の人の車が壊れてしまったのを見て、「修理費いくらかかるんだろう」 と、恐ろしくなってしまいました。もったいなーい。

買収した警官をネズミで脅すのは凄かった。よくあんなえげつない方法を思い付くなあ。あれなら大抵の人間は言うことを聞いてしまうのではないでしょうか。
それなのに、妻と子供を人質に取られてるようなものなのに、パトカーに向かうよう指示したのは無理があるけど。まあそうしないと、話が面白くならないもんね。
地元警察の目をくらませるために、何百台もの車が合流するのは圧巻でした。

ボートにジャンプするのは、無理だろ…とは思うけど、冒頭のレースの橋でのジャンプとリンクしてるし、ラストを締めるのには良かったかも。
お金をちょろまかしてるのはお約束♪




 
 ワンス ・ フォーエバー  

前にも観たことある気がするんですが。感想がだぶってたらすみません。

「全員生きて返す、とは言えない。ただこれだけは約束する。私は最初に戦地に下り、最後に戦地を去る」
というのは、厳しい言葉でありました。実際に、ヘリに腰かけて脚を浮かせるシーンが印象的で、約束を守って立派な人だと思った。
亡くなった人はもちろん犠牲者ですし、生きて帰還できた人も、誤爆してしまった兵士のように 一生罪悪感に悩み続けることになるのでしょう。脚を持とうとしたら皮がズルッとむけたり、衝撃的でした…戦争すると決めたヤツらが来てやれよ、闘えよ、と腹が立った。
訃報を自ら届けることにした妻も立派でした。




 
 トム ・ ヤム ・ クン!  

*ネタバレしてます
やっぱり私は格闘シーンは興味ないようです。つまらんかったー。身の軽さはスゴイなとは思ったけど。
大きい方の象さんは可哀想でしたね。どうも私は、動物のはく製とか敷物とか、ああいうのを飾ったり敷いたりしてる人の趣味が分からん。毛皮はまあ、暖かいんだろうけど。 (欲しいとは思わないけど。つか買えねー)




 
 ミッシング  

*ネタバレしてます
西部時代 (?) の女医ということで、 『ドクター ・ クイン』 のミケーラと何となくだぶらせてましたけど、全然違いますね…娘には命令するし、インディアンの治療はしないと言ったり。 (ケガ人が目の前にいるのに、「追い払って」 と言うなんて。医者としてどうなのよ)

足手まといになることが分からず、いっちょ前の大人ぶって頑固について来る次女にやれやれ。案の定、川に落ちるわ双眼鏡で自分の居所知らせるわで、思い切り足引っ張りまくりです。
また長女も、「ママをどうしたのよーッ!」 と金切り声上げるし。「こんの、バカ女!」 と心の中で怒鳴っちまいましたよ。状況見ろよ…。まあ、インディアンは野蛮で信用出来ないって思想でこり固まってるからなんだろうけど。

殺されたインディアンの嫁さんは、結局助かったんでしたっけ? (いっぱいいすぎて分からんかった)  長女を恨んで復讐しに来んじゃないの?




 
 アウトブレイク  

*ネタバレしてます
感染拡大を防ぐために町を封鎖するのも、自分はまだ感染してないから町から逃げ出そうとするのも、どっちも分かるよなあ。 「一掃作戦」 も仕方ないのかなと思う。もちろん その町の住人側になったらとんでもないけど、外部の人間からすれば、被害を最小限に留めようとするのも分かるし。

空気感染ってのが怖いですね。ウィルスは目に見えないし、 「そこにいるだけ」 で感染してしまうなんて。
実験室の防護服は簡単に破れすぎ。あんなちょっと引っ張っただけでビリッといってしまうなんて。怖くて仕事やってらんねーっての。

宿主のサルがあっさり見つかったのは無理がある。さらに野生なのに、 「あの子が呼ばなきゃ出て来ない」 というくらい女の子に懐いてるってのも不自然だけど、宿主は見つからなきゃいけないんだし、まあいいか。でも親はもっと、生きた心地のしない演技をして欲しかったな。噛まれたり引っかかれたりしたら娘は死ぬんだって状況なんだから。

ヘリでの逃亡は良かった。モーガン ・ フリーマンが最後にはいいヤツになってくれたのも嬉しかった。でも実際には、同じような立場であんなことをしてくれる人はいないんでしょうな。

夫婦のヨリが戻るってのを、あそこまで丁寧に見せる必要があったのかちょっと納得いきません。マスクを外したシーンは感動したけど。別にヨリが戻ったならそれはそれでいいけど、他の患者達も、元気になって家族の元へ帰って行く様子を見せて欲しかった。小さい女の子2人のお母さんとか。っていうかこのお母さん、家を出て行く時や、病院で採血した時のナンバーまで映されてたから、最初に抗製剤を打たれて回復するとか、何かカギになる人なのかと思ってましたよ。




 
 ミリオンダラー ・ ベイビー  

*ネタバレしてます
鼻を折った試合が痛そうだった…ようやるわ。

反則を指示したのには興冷めしました。勝てばいいのかよ。お前は亀田一家か。
なのでその後、大ケガさせられたのもあまり同情出来なかった。確かに悪いのは相手だけど (先に反則して来たのも向こうだし) 、そこまで怒らせたのは、汚いことしたからじゃないのって思ってしまう。

母親がひどくて、家を買ってあげた時もそうだし、娘が全身マヒになったってのに、ディズニーランドはないだろう。お金のことしか考えてないし。娘を愛してない、こんな母親もいるんですねえ。お前は畠山鈴香か。

安楽死させてくれというマギーの望みは、無理ないなという気がしました。私は 「泣いて悲しむ人が1人でもいるなら、自殺は思いとどまって欲しい」 と唱えているし、この場合フランキーは泣いて悲しむだろうけど、それでも、生き続けることが本人にとって本当に苦痛な場合は、自殺という選択はやはり必要なのかもしれません。
舌を噛み切ったのを必死で治療してる医師や看護師を見て、 「一体誰のための治療なんだろう」 と思ってしまいましたよ。
だからフランキーの行動を責める気には全くならなかった。しかし、きっと自分自身を許せないでしょうから、彼自身もどこかで静かに命を絶ってしまったのでしょうか。




 
 ナイル殺人事件  

*ネタバレしてます
地中海殺人事件」 に続く、ポアロシリーズなんですね。前作もそうだけど、登場人物が多くて、覚えるのが大変なんですよね。 (そうでもない?)
今回もやっぱりさっぱり分からなくて、謎解きが始まるとワクワクしました。あ、でもあの男は、実は撃たれてなかったんじゃないかとは思ってました。自分の脚を撃つのってヤダなあ。




 
 ALWAYS 三丁目の夕日  

前半は、つまらねー、やっぱり邦画はダメだなと思ってたんだけど、後半になってから面白かったです! つか普通に感動しました。見えない指輪をはめて、左手をかざすシーンが好き。
父親に引き取られた男の子が戻って来て、
「うちは貧乏なんだよ! あっちの家行けよ!」
と突き飛ばされても、男の子がブンブンッと頭を振って 必死に抱きついて来たのもジーンとした。お金より愛やね。

これ、「こち亀」 の両さんの子供時代とどっちが古いんだろうとか考えてました。




 
 イーオン ・ フラックス  

*ネタバレしてます
ウィルスで人類が激減とか、生殖能力がなくなってクローンにとかは、現実になる可能性もあって面白かった。個人的には、脳の中の指令とか、足が手とかはいらなかったかな。




 
 恐竜グワンジ  

恐竜のチャチさにただただ失笑。この年代じゃ仕方ないか。ジュラシック ・ パークの映像の素晴らしさを改めて感じました。




 
 アザーズ  

*ネタバレしてます
ヒステリックな母親や、「あのこと」 など十分不気味な雰囲気は漂っているのですが、幽霊騒ぎで最高潮 (つってもそんな怖くなかったけど)

使用人たち3人が何をたくらんでるのか、帰って来た夫は死んでるんじゃないかなど、何が起こるのかドキドキしてました。しかしまさかあの3人と、さらに母親と子供達まで死者だったとは。どう考えても、降霊しようとしてたお祖母ちゃんが一番 (顔が) 怖かったですが。
家を離れないのは勝手だけど、せめて次の住人が来たら、怖がらせないように静かに暮らしてやってくれ。




 
 メルキアデス ・ エストラーダの3度の埋葬  

*ネタバレしてます
友達思いなのか、クレージーなのか。アリがたかってるからと、顔に火を点けた時は驚きましたが。燃やすのはいいのか。
あと、多分死臭はあんなもんじゃないと思います。 (といってもどのくらいかは分からないけど。でも結構近くにいても普通の顔してたので、そんな平然としてられないだろ、と思った)

結局、メルキアデスは架空の (理想の) 故郷と家族を話してただけだったのでしょうか。まさか本当に自分が先に死ぬとは思ってなかっただろうし。

あの若者も十分反省したんじゃないかな。連れて来た人は、あれからどうしたのか気になります。帰ったら誘拐の罪に問われるだろうし、あのまま姿をくらませたのでしょうか。プロポーズも断られたしね。 (亭主以外に2人も男作ってるような女にプロポーズするのも分からんけど。結婚できたとしても、絶対また浮気するぞ)




 
 チャレンジ ・ キッズ  

映像が普通の映画とは違い、ニュース番組でも観てるような感じで、最後まで慣れなかった。けど何が違うんでしょうね。照明とかかな。
内容もくだらなかった。はっきりいって、取り立てて美男美女でないそこいらの子達がスペリングコンテストに燃える姿なんて、全く興味ないですよ。誰が優勝するかなんてどーでもいいし。




 
 ヴェニスの商人  

*ネタバレしてます
芝居がかった物言いやセリフは、当時では普通だったのでしょうか。駆け落ちとか箱選びとか、芝居がかったことをウダウダ言ってないでさっさとしろよ、と後ろから頭をどつきたくなりました。

何といっても裁判のシーンが最高でした。 「慈悲は神をも超える」 と、それまで罵倒していたのとは正反対に、 「北風と太陽」 のように諭し出したのにはなるほどと思った。でもそれすら通用せず、 「どうする? どうする?」 とハラハラしていたら、 「肉だけで、血は一滴も垂らすな」 か。なるほどー。そればかりか、2倍の金はおろか、元金すら返済しなくても良くしたのには爽快。 (ちょっと可哀想だったけど)

礼として指輪を要求され、妻への愛のために断ったのは素晴らしかったけど、あんな付け髭つけてカツラかぶっただけのチャチな男装を見破れないってのはどうよ (笑)




 
 プレデター  

プレデターってこんな映画だったのか。てっきり、リアルな軍と戦争の話かと思ってました。でもそういうのって個人的にあまり興味がないから、それよりはマシ、だったのかな。どっちもどっちか。
最後の自滅の仕方が、 「何だそりゃ」 って感じでした。




 
 ロシアン ・ ドールズ  

最悪だなこの男。 「理想の女性を求めてる」 というのを口実に、やりまくってるだけじゃんか。
一番可哀想なのは、ブティックに勤めてた黒人女性でした。あの逆ギレの暴言は何だったんだ。
ウエンディが駅であそこまで言ってくれたのに、 「まともな男なら彼女を追いかけるだろう。やっぱりボクはダメな男なんだー」 とか自分を卑下してるようなことを言いながら、単に下半身が勝っただけだろ。ウエンディ、もっといい男がいるよ…前彼といい、男を見る目なさすぎ。




 
 バックマン家の人々  

色んな人がいて色んなことがあるなあ、としみじみする話でした。あと、親って大変だなー、やっぱり子供いらないかなとも思ったり。ギャンブル狂いの息子はどうしようもないですね。
結局みんなハッピーエンドで、まさか出産したのがヘレンだとは思わなかった。ラストシーンは暖かい気持ちになりましたよ。ハッピーエンドだとはいえ、これからまた色々なことがあるんだろうなー。




 
 ジョンQ 最後の決断  

*ネタバレしてます
子供が臓器移植しないと助からないけど、ドナーと費用の問題で出来ない、というのは世界中に沢山あるんでしょうね。病院の先生が冷酷に見えました。

病院を占拠した時は、 「え、そっちの方向に行っちゃうの?」 と少し面食らいましたが。いくら先生を監禁したって、ドナーとなる心臓がないのにどうすんの、と思ったけど、リストに載せることが目的だったんですね。しかし、載せたとウソをつかれたり、一旦載せても解放後に撤回されるのがオチだろうに。
しかし意外にも、民衆からは英雄扱いするわ、女医も親心に胸を打たれてリスト掲載の手続きを始めるわ、挙句の果てにドナーが見つかるわ。んなバカな…というオンパレードです。銃の安全装置がかかってて自殺出来なかったのと、ドナーが見つかったのは映画だからいいとしても、既にリストに載っている中で適合する患者はいなかったのか? つか、費用は結局後払いでいいのか? リストにすら載ってないのに、当然のように移植されてますけど。
ちょっと納得いかなかった部分が多かったのが残念でした。

臓器提供の意思表示が、アメリカではブレスレットなのがすごくいいと思った。オシャレだし、何より見つけられやすいし。私の意思表示カードは免許証と一緒に財布に入れてあるけど、財布を持ってない時もあるし、いざという時ちゃんと見つけてもらえるか心配なんですよねえ。




 
 華麗なるギャッツビー  

主演がロバート ・ レッドフォードとあったので楽しみにしてたのですが、てっきり最初から出て来た男性なのかと勘違いし、「顔、違うなー。若い時はこんなだったのかな」 と思っていたのですが、後から出て来たギャツビーでした。 (だってなかなか出て来ないんだもん!)
やっぱりカッチョ良くて、この映画みたいにたくさんの女性とそういう仲になったんだろうなあこの人、と全然関係ないことをしみじみ考えてました。

しかしまさか、あんな結末になるとは思わなかった。銃で撃たれるのって痛そうだなあ。




 
 クローサー  

プレイボーイな男は本当腹立ちますね。誠実さのかけらもないもんな。
かと思えば、どいつもこいつも、浮気したことをベラベラと恋人に打ち明けちゃうし。本当のことを言うのが誠実だって思ってるんだろうな。タチ悪ぃ。もちろんそういうことしないのが一番なんだけど、もししたとしても、一生秘密にしてれば相手にとっては 「なかったこと」 になるんだっつの。黙ってろっての。
ラストでアンナと擦れ違って振り返る男の人の目が、なんかみんなイヤらしくてヤでした。




 
 エア ・ フォースU  

前作と同じように飛行機でのアクションかと思ったら、あっさり落ちましたね。
で、たまたま島にいたテロリストもどきの部隊と闘うってことで。あれだけ撃たれてたのに、副大統領と女2人はなぜか一発も当たらないというのはかなりありえませんが。( 特に、最初に副大統領が見つかって撃たれた場面)
女2人がなぜあれだけ仲が悪いのかも意味不明。

見張りをしてた記者の女が、戻って来た兵士をなかなか撃てず、震えながら銃口を向けて 「どうしよう」 と呟くのを見て、果たして自分だったら撃てるだろうかと複雑な気持ちになりました。

護衛の女が車から飛び降りて脱走した後の襲撃は 確かにお見事でしたが、相手をとにかく殺しまくるのを見て、どちらの 「正義」 を信じるかってだけで、やってることはテロリストの部隊と変わらないように思えた。つか、副大統領よりこの女がメインになってるし。目立ちすぎ。




 
 ポビーとティンガン  

*ネタバレしてます
こういうおかしな空想って、小さい頃は誰しも経験あるのではないでしょうか。私も母親に記憶喪失のフリとか、別人と人格入れ替わったフリとかしたもんなー。 (そりゃただの変な奴だろ)
しかしこの娘もかなり変。つか人騒がせ。疲れて帰って来た父親に 「2人を探しに戻って!」 だの。付き合ってやろうと決めたものの、 「いい加減にしろ!」 と怒鳴りたくもなりますよね。
自分なら絶対戻らないと思っていたのに、この父親は戻ってあげてて、やはり自分には親になる素質がないのかと少しショックでした。自分の子供ならしてあげられるんでしょうか。

しかしそのおかげで、泥棒扱いされ、庭先に火をつけられるわ母親はパートをクビになるわ、散々です。それが元で夫婦ゲンカになり、母親は昔の恋人の写真を引っ張り出して眺めてるし、ヤバイです。これでちょっとは懲りたかと思いきや、兄に 「遺体を探しに行って!」 と頼む。まだ分からんのかこのバカ娘がッ、と頭ハタいて目ぇ覚ましてやりたくなりました。
でもひょっとしたら、 「自分のせいでこうなってる」 と責任を感じ、2人が死んだことにして、強固な空想を終わらせようとしたのかもしれないけど。
しかし見つかったオパールで、葬式を出すって。だああ、もったいない。再び、頭と横っ面をはり倒して、ええ加減にせんかいッと言いたくなりました。

墓地に町の人が集まって来るのはちょっといいシーンでしたが。でも娘は大勢が集まってくれてることに、大して感動してなかったな。てか、てっきり娘は病院で亡くなって、そのまま本当の葬式になるのかと思いましたよ。 ( ← おいおい)

結局何が言いたかったんだこの映画は、という気がしますが。というか、あのオパールはどうなったのかが気になる。




 
 誰が為に鐘は鳴る  

ただただ、「女にここまで言わせるなよ!」 と事あるごとに思いました。しかもキスもしたことない娘に。情けねえ男だな。
酒乱のヤツの顔が気持ち悪くて、アップで映ってる間ツラかったです。




 
 7月4日に生まれて  

なんか暗あい気分になる映画でした…
バーで文句つけて来た男性のように、「志願して海兵になったんだろ」 と言いたい気もしますが、あの若さで下半身不随になってしまうのはやはり気の毒。男性の場合、男性器が機能しなくなってしまうので、特に辛いんでしょうね。酒びたりの日々になって、家で 「ペニス! 俺のペニス!」 と叫ぶのも無理ない気がする。母親は確かに息子と向き合うことから逃げてる気がしたし。この時、ベッドに横たわらせた息子の股間を父親がゴソゴソやってたので 何してるのかと思ったら、導尿管を入れてたので、うわあこんなこともしなきゃいけないのか、と少し衝撃でした。こりゃ自暴自棄にもなりますよね。
ラストはちょっと良かった、のかな。よく考えれば皮肉ですけども。




 
 殺人魚フライング ・ キラー  

おぼれたフリをして医者を引っかけてたオバさんは、てっきりこの魚にやられて、でもまたおぼれたフリだろうと思われて誰も助けてくれなかった、というオチになるのかと思ったのに。何だったんだ。

男の遺体から魚が飛び出して人を襲ったのには、 「んなアホな」 と思ったけど、陸でも生きてられて、飛び魚を改良して空も飛べるようにしたんですか。そうですか。何でもアリですな。
いくら飛び魚を改良したって、あれは飛び過ぎだと思うけど。波打ち際で大勢が襲われるシーンでは、完全に白けてしまってました。
あと魚、食べ残し多すぎ。どうせ殺したなら、もっとキレイに食べろよ。

退治の仕方も 「あれでいいの? 全部死んだの?」 って感じ。全体的にチャチい気がしましたが、81年公開だし、こんなものかな。




 
 ラスト ・ グランブルー 永遠のライバル  

何事にも挑戦ってのは素晴らしいと思うけど、見ててどうしても、「バッカみたい」 と思えてしまう。なんでそこまでするわけ? と。まあ、自分の人生なんだから好きにすりゃいいですが、もっと命を大切にしなよーと言いたくなってしまう。
私はスキューバダイビングのライセンスを持ってるものの、エアー切れやハプニングが怖くて全然やってないんですが、ダイビングがすごく安全なように感じましたよ。

海女さんのことが紹介されてて、これも辛そうだなあ…何もこんなことしなくても、ドライスーツ着てボンベしょって採ればいいのに、とも思っちゃった。ボンベしょって海の物を採るのは違法らしいですけど。

163mから浮上したピピンが意識を失ってて、みんな焦ってたけど、 「当たり前だろ、バカ」 としか思わなかった。そりゃいつかはこうなるでしょ。分かっててやってんだろって。




 
 さらば、わが愛 / 覇王別姫  

中国ってこういうイメージがあるから怖いですよ…なんちゅう母親だ、という気がするけど、きっとこの母親も両親の愛に恵まれてなかったのかもしれない。

男ばかりの中に入れられて、男として育って。でも女として予想通りの可哀想な目にも遭って。同姓として悔しいです。
セリフを間違えたといってはめちゃくちゃ叩かれ、正しくても 「忘れないように」 と叩かれ。えらいサディストだな。
しかし長い映画でした…




 
 MAXX!!! 鳥人死闘編  

向こうの足場って竹なんですね。
自殺した組長は、死ぬの早すぎ。切腹なのに即死って。




 
 風櫃 (フンクイ) の少年  

お前ら、女と見れば発情しすぎ! (笑) 海岸を歩いてた女のコなんて、オシャレでもキレイでもなかったのにさ。 (失礼)  隣りの年上の女の人はまだ分かるけど。
「結婚してるのかな」
「同棲だろ」
「いいなー、同棲」
ってオマエ今、毎日バコバコセックスしてる所しか想像してないだろっと丸分かりでした。

初恋 (?) が破れたり、父親の死を経験したりして、大人に一歩近付いて、友達の店の呼び込みを半ばヤケクソでやるラストは、結構好きです。映画としては正直つまらなかっですけどね。
ゴハン食べてるシーンはおいしそうでした。




 
 エンパイア ・ オブ ・ ザ ・ ウルフ  

*ネタバレしてます
狂心的な集団じゃなく、もっとバリバリの組織が黒幕にしてくれた方が良かったのにな。あとジャン ・ レノがカッチョ良すぎて邪魔。
夫が整形したのではないかと怪しんだ後、実は整形してた (させられてた) のは自分の方だった、と気付くシーンはゾクゾクしました。あんなに傷跡が残ってるはずないけどね。




 
 ベティ ・ サイズモア 

ただのイカレたストーカー女なんですけど。「どうしてみんなジョージって呼ぶの?」 と真顔で言うの、怖すぎ。撮影現場で責められたのは少し可哀想な気もしたけど、あれくらいやらなきゃ目が覚めなかっただろうから自業自得です。
モーガン ・ フリーマン、なぜこんな映画に…とまたしても思ってしまいました。




 
 佐賀のがばいばあちゃん  

原作は読んだことないけど、島田洋七さんがよくテレビ番組で話している、運動会で先生がお弁当を交換してくれたというエピソードがすっごく残念に描かれていた。島田さんの話によると、
「毎年毎年、別の先生がお腹を壊したからとお弁当を交換してくれと持って来て、ずっとそれに気付かなかった。ある年、おばあちゃんに話すと、おばあちゃんはポロポロと涙をこぼして、『相手に気付かれないようにするのが本当の優しさだ』 と教えてくれた」
とのことだったのに、映画では同じ年に何人もの先生が、
「○○くん、お弁当交換して…あれっ」
と持って来たことになっている。これはまあ、翌年、翌年を描くわけにいかないので仕方ないかなあとは思うけど、それを話したおばあちゃんの反応に心底落胆しました。何か作業をしながら、
「それが本当の優しさだ」
とか何とか、顔色ひとつ変えずに言ったんですよ。え、何それ!? お弁当を交換してくれたことについての感謝とか感激は? 「あっそう。もうけたねー」 ってな感じで、当然のように流してますけど。
すっごく素敵なエピソードなのに、本当に残念でした…




 
 フィールド ・ オブ ・ ドリームズ  

野球好きでもないし、めちゃめちゃ非現実的な話なので ともすれば 「くだらねー」 と思ってしまいそうなんですが、なぜかそれほど受け付けない感もなく観れました。なぜなのか自分でも不明。最初に球場を作ると言った時の夫の希望を叶えてあげた妻は、すげーイカしてる。私なら絶対許さないもん。兄は、分からずやみたいに見えたけど、最初は見えてなかったんだし、普通の反応ですよね。球場から一歩出た選手が大人に戻ったり、父親が現れたりの場面はなかなか感動しました。ラストの車のライトの夜景はすごいキレイでした。




 
 VOICE ヴォイス  

最初は結構ドキドキしてたけど、途中からダレてきちゃいました。見終わったら、つまらなかったなーという感じしか残らなかったなあ。




 
 冬冬 (トントン) の夏休み  

いかにも子供の夏休みって感じですよね。 (そうでもない?)  妹がお兄ちゃんとその友達について行って、「帰れ!」 と言われて走って追いてけぼりにされるとことか。
物取りのやり方はものすごく物騒。銃よりマシなのかもしれないけど、石をふりかざしてる方が、なんか絵柄的に不気味だった。
犯人がいると話してしまったおかげで、おじさんに起こられて冷たくされるんじゃないかと思ったけど、そうならなくて良かったです。




 
 ヒストリー ・ オブ ・ バイオレンス  

*ネタバレしてます
冒頭の強盗たちは、やけにあっさり殺されたなあ。
「英雄」 となったけど、それをきっかけに過去を知る奴らが訪ねて来てしまうなんて皮肉ですね。てっきり本当に人違いかと思ってたのに、違ったんだ…

いじめっ子はマジでウザイ。あれくらいしてやっても構わないんじゃないかと思うけど、やっぱり手を出した方が悪くなるんだよな。確かに暴力は良くありませんが。 (でも話しても分からないっつーか、まともに話が通じない奴っているよな。ああいうのは殴りたくなるよホント)

高校生ごっこもちょっと引いたけど (笑) 、階段での激しいセックスシーンもよく分からん。必要だったのか? つか、なんであそこでセックスする? 妊娠したらどうすんだ。 「ジョーイ」 の子でもいいのか?

ラストは、え、これで終わり!? とかなり肩すかしでした。まあでも、あそこで妻が食事を差し出したとしても、家族が結局どうなるのかは、10年後、20年後になってみないと分からないんでしょうが。




 
 バッドボーイズ2バッド  

死体の体の中に麻薬を隠すのは、実際にあるんだろうなあ。この辺までは面白かったけど、妹がさらわれて助け出しに行く、という展開がなんか萎えた。地雷でのスローモーションも却ってシラケたし。ああいうシーンはスピード感を出して見せてくれた方がいい。




 
 トーク ・ トゥ ・ ハー  

*ネタバレしてます
献身的ないい看護師だと思っていたのが、患者である女性に一方的な想いを寄せていたと知った時点で、気持ち悪くてたまらなくなった。こんな奴に全裸を見られて、生理の世話までされるなんて絶対嫌だ! 髪を短くされたとしても、義務的に世話された方が断然マシだ。

この男は、彼女がこういう状態になったことで自分が世話できるのだから、却って喜んでいたのでしょう。もしかしたら事故もこいつが仕組んだんじゃないのか、と勘繰ってしまった。

それは違ったようだけど、レイプしてるんじゃないか、という心配は当たってしまいました。もう、絶対に許せない行為だ! 同じ女性としてものすごく腹が立った。 (でも実際にこういう事件、世界のあちこちであるんだろうな)

こんな頭のおかしい卑劣な男を、「友達」 のマルコは大家に無実だと言ったり (確かに、あんなせんさく好きなババアに本当のことを話す必要はないけどさ。でも 「知らない」 で通せばいいのに、その場だけとしても無実だなどと言うのが許せない) 、男の棺に彼女の写真を入れてやったりなど、「なんてことすんだよ!」 とムカついた。写真なんか入れるんじゃねえよ。彼女や、彼女の父親の気持ちを考えろっ。

彼女が本当に可哀想。目覚めた後、レイプと妊娠の事実は告げられたのか隠されているのかは分からないけど、身体に傷を負ったのは事実だし、父親は一生苦しみと怒りを背負い続けるんですもんね。あー、本当に許せねえ、あのキチガイ男!




 
 ヤアヤア ・ シスターズの聖なる秘密  

*ネタバレしてます
姉妹の過去の話が意外にもなかなか面白かったです。
しかし子供4人も産んどいて、過去の亡くなった恋人を引きずってるって。そんなもんなんでしょうか。

仲たがいしていたのは娘の誤解だったと分かり、「親は子供に許しを乞うなんてしちゃいけない」 、娘から一生憎まれても仕方ないことを自分はしたのだ、とその罪悪感を罰として受け止め続けたのは、母親として立派だ、…と最初は思ったのですが、なんか違うんじゃないかと思えてきました。自分が憎まれ役になることで、娘が心穏やかに過ごせるというなら別だけど、そうじゃなかったんだもんね。あっさり、「アル中の薬の副作用だった」 と打ち明けてた方がよっぽど良かったんじゃないの。事実を打ち明けるのみで、許しを乞わなきゃいいんだから。許すかどうかは娘本人の決めることとして。
憎まれ続けることを選んだのは、なんか母親の自己満足にしか見えないなあ。娘の気持ちを一番に考えるべきなんじゃないの。結果的には仲直りできたから、まあ良かったものの。




 
 パラダイス ・ アレイ  

*ネタバレしてます
同じ男に2度も捨てられた彼女が可哀想すぎる。3度目はもうないだろうな。

最後の試合は特に ルールも何もあったもんじゃなくて、あれでも勝ちなのか? 最後の最後に結局勝ちゃいいのか? 納得いかん…




 
 リトルランナー  

マスぐらいかいてもいいじゃんねえ。 ( ← オイ)  いやだって、正常な男性の行為でしょ。

母親が目覚めるために、大人から見るとバカげたようなことまで真剣に実践していたラルフは、健気でイイコイイコしてあげたくなりました。
しかし何といっても、先生、そしていじめっ子たちが変化してくれたことでしょう。ボストンでの大会から帰って来た時、いつていじめてた子達が率先して拍手してくれてたのに感動しました。
でもあの女の子は、やっぱり尼になってしまったのかな?




 
 キャッツ & ドッグス  

別に動物が主人公でもいいんだけど、ちとくだらなすぎ。
ネコが好きなので、ネコが悪者になってるのもなんか悲しかったなあ。犬も好きですけどね。




 
 ドン ・ キホーテ〜ラ ・ マンチャの男〜  

小さい頃読んだなあ、 「ドン ・ キホーテ」 。鎧をつけて、風車を巨人だと思い込んで突っ込んで行くのしか覚えてないけど。

ついて行った男がよう付き合うわ、としか思わなかったんだけど、罪人を逃がしたのには 「おいおい、このイカレジジイ、何すんだ!」 と腹が立ちました。

2度目に冒険に出て城に泊まらせてもらう辺りではもう飽きてきちゃった。
「伯父の人生は幸せだったと思う」 という姪の言葉は少ししんみりしたけど、でもやっぱり、罪人を逃がしたのは許せないなあ。あいつらが再犯しなかったならいいけど。




 
 ダンジョン & ドラゴン2  

メンバーを集めた時、こういう場合 いつも女は1人だけど、2人もいたので、同姓として何となく嬉しかった。
そして気が合わない者がいて、これもこういうメンバーではありがち。やっぱり人間関係って難しいんだなあとか思ったり。
奥さんが亡くなってしまったのは残念。可哀想だったな。




 
 ボーン ・ スプレマシー  

こういう映画はやっぱり好きです! 息をつかせない感じで、ぐいぐい引きこまれる感じで観てました。単に酒を飲んでただけと思ったら、近寄ってきた警官の顔に吹きかけて逃げたのは最高。

娘さんに真実を告げるシーンはちょいと蛇足のような気がしたけど、ボーンが過去の一部を取り戻した重要なシーンでもあるのかな。でもあの告げ方はどうなんだろう。黙って手紙を手渡すとかの方が個人的には好きだけど、それだと説得力がないか。




 
 トーマス ・ クラウン ・ アフェアー  

007より断然面白い! 比較するジャンルが違うかもしれないけど、クラウンの美形さと年代的なものが連想させるので。
犯人グループ逮捕の混乱に乗じて絵を盗んだり、女が絵の入った木の箱を燃やしたり、ゾクゾクしちゃった。美術館へ絵を返す方法なんてため息ものでした。
こういう関係の女とデキちゃう展開はあまり好きじゃないので あーあ、と思ったけど、ちゃんとその後のストーリーに重要につながっていったので、まあいいかと思えました。それにしても、泥棒で自分をだましてる男に貞操を求めるのはどうかと (笑)




 
 リチャード ・ ニクソン暗殺を企てた男  

*ネタバレしてます
家庭か仕事のどちらか1つだけでもうまくいってたら、こんなことにはならなかったんだろうけどなあ。でも家庭はともかく、仕事は自業自得だよな。融資を申し込みに行った時も、前の会社を辞めた理由は 「お客さんに嘘をつくのを強要されたから」 だけで止めときゃ良かったのに。あの後に続く話を聞いて呆れました。会社の採用面接なら確実に落ちてます。妻と別居したのも、仕事が続かないことが理由みたいだし。

空港で子供や働くスチュワーデスを見て思いとどまったのかとホッとしてたんですが、やっちまいましたね…しかも後先考えずにパイロットを立て続けに射殺。あーあ。
クビになった勤務先の男も、殺されなかったのは幸運でした。ヘタしたら妻やその恋人まで殺してたかもしれないよな。日本で最近起こった、似たような銃による殺人事件を思い出してしまいました。




 
 スタンド ・ バイ ・ ミー  

*ネタバレしてます
昔観たことあったんですが、この年になって観ると、すごく良かった。
4人の中ではクリスが一番オトナですよね。この映画でリバー ・ フェニックスのファンになったという人がいると聞き、当時の私は分からなかったんだけど、今なら分かる気がします。
子供たちがどれほど親を慕い、愛しているのかが痛いほど伝わってきて切なかった。やっぱり親は、子供を持ったらしっかりしなきゃいけないんですね。
年上の悪ガキ達の、郵便受けを壊すイタズラにも猛烈に腹が立った。銃で脅されたのはいい気味。銃は嫌いだけど、この時は頼もしく、素晴らしい道具のように見えてしまった。

ただ死体は、夏場だし、もっと傷んでるはずでは? あと4人の服ももうちょっと汚れてるはずでは、なんて思ってしまった。




 
 クローン  

*ネタバレしてます
近未来のこういう話は大好きです。バスルームやテレビなど、声で反応するのも面白かった。何10年後には本当にこういうふうになるのかなあ。

ESAの調査が正しい保証はなく、これまでに10人の人間を誤って処理したことがある、というのにしたのが正解ですよね。おかげで彼が本物なのかクローンなのか、こちらも最後までドキドキ出来ました。

協力してくれた黒人の彼が、刺された時は死んでしまうのかと思ったけど、無事に彼女の元に戻れて良かった。

どんでん返しに次ぐどんでん返しも、ラストも良かった。あと爆発する時の顔が怖かった…




 
 ポリス ・ ストーリー2 九龍の眼  

ジャッキー ・ チェンの映画はあまり好きではないんだけど、この軽いノリが今回は楽に観れて心地良かったです。
「尾行をまく」 とウソをついてトンネルに逃げ込んで爆弾を外すという頭脳戦術もジャッキーには珍しく見れたし。って、たかがあれしきで 「頭脳」 って、ジャッキーがよほどおバカみたいだなあ。すみません。




 
 プリティ ・ ブライド  

観るのは2、3回目なのですが、主人公の女の身勝手さに一番ムカついた気がする。3度も結婚式から逃げ出して、相手の男性をこれ以上ないほど傷つけといて、 「今度は彼と結婚するの〜」 と脳天気に喜んでるのってどうよ。何で結婚式から逃げ出してしまうのか、カウンセリング受けた方がいいんじゃないのか。
相手によって好きな卵料理が変わり、自分を持ってない、と指摘されたり、パーティーで親類たちに笑い者にされてるのをかばってくれたりするのは良かったけど、 「これまでの男性とは違う」 「主人公が自分を見つけ出す」 シーンをもうちょっと丁寧に見せて欲しかった気がする。カードゲームやタイヤのブランコなんかで遊んでないで。
あと、男性との結婚式も逃げ出してしまったのは興ざめ。あの後にいくら謝って結婚式をやり直したとしても、全然ステキに思えなかった。婚約者とは予定通り結婚式を挙げてやっぱり逃げてしまう、そして男性と2人きりの結婚式、という方が良かったんじゃないかなあ。




 
 ライフ ・ オブ ・ デビット ・ ゲイル  

私は死刑制度賛成なので、反対派の主張は全く理解できなかった。 「人権を!」 とか 「家族はどうなる!」 とか叫んでるのを聞いても、 「それじゃあ殺された人の人権や家族はどうなるんだよ!」 と怒鳴り返してやりたい。
レビューのある方の発言で、 「無実の人が殺される可能性があるから死刑反対という趣旨になってしまっている。つまり充分に審議されたうえでの死刑は可なのか? 違うだろ」 とあって、その通りだなあと感心しました。
いくら死刑制度に反対でも、ああいう行動に出るには説得力が足りない気がするし、学生と関係を持ってしまったり、同志の女性と寝たりなど 「何なんだよ」 と思えた。




 
 マッチスティック ・ メン  

*ネタバレしてます
ウソー、な展開でした。フランクが裏切っただけならまだしも、まさか全員グルだったとは!
驚愕するのと同時に、ちょっとズルイ気もしたなあ。推理小説の犯人が主人公だったみたいな、それじゃあ何でもアリじゃん、みたいな。だってあれが全て芝居だったなんて、普通思わないよ。
でもラストは素敵でした。全財産はだまし取られたけど、まともな仕事に就いて、何とか生活も出来てるようだし、何より妻子を持っていて。ハッピーエンドだったので良しとします。うん。




 
 トゥルーへの手紙  

くだらんっ。戦争関連の映像はちょっと考えさせられたけど。犬はどうでもいい。チョウチョがいっぱいとまってたのはカワイかったけど。こそばくないのかなあ。




 
 メメント  

すごく面白い設定なんだけど、時間を前後させすぎ。分かりにくかったのが残念。ナタリーが殴られた時や、バーでツバを入れた飲み物を出された時など、確かにシーンを前後させて見せた方がいい場合もあったけど。




 
 やさしく愛して  

*ネタバレしてます
エルヴィス ・ プレスリーの映画にしては面白かった!
誰も悪くないんですよね…恋人が戦死したと聞いて弟と結婚した彼女も、もちろん弟も。弟をたきつけた仲間がしいて言うなら悪いのか。 (まあ、金を盗んだのが一番悪いんだろうけど)
しかし弟が死んで、この後どうなったんでしょう。元のサヤに収まって欲しいなあ。子供を1人亡くしてしまった母親のためにも、家を出ないで居てあげて欲しいし、そうなったら元恋人と自然に愛情が復活するだろうし。彼女もあの若さで未亡人のままなんて可哀想すぎるし。




 
 ドッグ ・ ショウ  

犬はどうでもよくて、飼い主たちのヘンさに釘付けになりました。そろいもそろってヘンすぎる…
ドッグショーにケチをつける気はあまりないけど、いわゆる血統書の犬やそればかりを飼ってる (買ってる) 人に対する皮肉めいた気持ちはあるので、ちょっとナナメに見てしまってました。この飼い主たち、自分の犬が優勝したらその後もきっと更に可愛がるんだろうけど、最下位だったりしたら態度が冷たくなるんじゃないか、とか。




 
 デスペラード  

結構撃たれてるのに、しょっちゅう弾切れもしてピンチにもなるのに、なぜか主人公には一発も当たらないとか。隣りのビルに飛び降りるのも、あんな体勢であんなに飛べるわけないだろうとか、コンクリートに背中から落ちたら骨折るだろうとか、突っ込み所は多々あるんですが、それすらどうでもいい感じ。




 
 ルパン三世DEADOR ALIVE  

*ネタバレしてます
原作に近い絵だなと思ったら、監督がモンキーパンチなですね。あのシリアスな顔で、いつものルパン達の声なのがちょっと違和感ありました (笑)  次元はほとんど変わらんけど。
女が拷問されて尋問されてたシーンでは、 「ビンタくらいで吐わけねえだろう」 と突っ込んでしまいましたが、お子様も見てるのであまり過激には出来ないのでしょう。

「この国は飽きた。西へ行ってみる」
「拙者は東に」
「じゃあ私は南に」
とみんな出てって、でもそれは 「その方角で待機する」 ってことだったのかーと軽く身震いしてしまいました。こういうのも原作っぽい。
しかしモーターボートに砂金を乗せてあんな勢い良く走ってったら、全部飛んでっちゃうんじゃないの?




 
 ファントマ ミサイル作戦  

ちょっとルパンっぽいよなーと思わないでもないてすが、つまらなかったです。シリーズで何作もあるので、人気はあったんだろうけど。他にも2本録画されてあったのですが、消しちゃった。未見リタイアです。




 
 サージェント ・ ペッパー  

*ネタバレしてます
あんな遺言を残したら、そりゃ姉弟は犬を殺そうとするだろ。何考えてんだ、じいさん。
「可愛がってくれる家族に屋敷を譲る」 というのも、あまりうまい方法とは思えない。最初は純粋に犬を可愛いと思って飼い始めたとしても、実際屋敷に住んでみたらここを手放したくないという気持ちが芽生え、例えば犬が何年かしてケガや老化で体が不自由になった場合、さっさと殺してこっそり処分して、そっくりな元気な犬にペッパーだと偽り、少しでも長く屋敷に居座ろうとするかもしれない。

ペッパーが言葉を話せるというのも、あまり意味がなかったように感じた。最後まで男の子はトラの着ぐるみを脱げないままだったし、成長物語にもなってないし。

しかし父親は、発明家の割には頭がカタくて、「犬家なんて!」 と突っぱねてたのはイライラした。甲斐性なしのくせにプライドだけは高いなんて最悪だわ。
屋敷に行こう、と決意するシーンは、息子と心を通わせてもうちょっと感動的に見せて欲しかった。




 
 白バラの祈り〜ゾフィー ・ ショル、最期の日々  

*ネタバレしてます
トランクにビラが残ってると戻った時、3階からビラを落とした時、あーもう捕まるな、と分かってドキドキハラハラしてました。
いわゆる血を流したり、暴力やレイプなどはないけど、精神的な迫害の重大さを感じました。命がけで主張を貫き、また両親も 「誇りに思う」 と言葉をかけるのは凄いと思った。だけど必死で悲しみを押し隠してるのが伝わってきて、切なくなりました。
死刑執行が早くて驚きました。しかもギロチン。最後まで凄まじい。





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