Windy day  - 映画感想 2008


 _つまらん
 _いまいち…
 _まあまあ
 _面白かったー
 _最高オォッ!♪



 
 パープル ・ バタフライ  

なんで仲村トオル。 (なんでってこたないですが)
駅の向こう側のホームからこちらに歩いて来るまでや、情事の後など、無意味に長くダラダラしたシーンが多いように感じた。内容も退屈でした。




 
 カリートの道  

*ネタバレしてます
いとこに連れて行かれた取引先が怪しいと感じたなら、いとこも連れて逃げてやれよ。アル ・ パチーノ本人だけカッチョ良かったけどさ。いとこ、殺されちゃって気の毒に。

しかしパンパンとよく人が殺される映画でした。こういう世界って恐ろしい。私がカリートなら、怖くて外を普通に歩けません。いつ撃たれるか分かったもんじゃない。ビクビク。

「あいつには貸しがあるんだ」 と脱獄の手伝いをしに行くのは、あー自分に酔ってるなって感じでした。飯島直子さんが著書の中で 「男の友情ってうさんくさい」 と書いていたけどその通りだと思う。 「女には分からないんだよ」 とか思ってたんだろうな。その挙句巻き込まれて、バカです。何が 「君の言ったことが正しかった」 だ。んなこと最初から分かってただろうが。

駅での追いかけっこはもう、ドキドキしました。面白かった。殺られる前に殺っちまえよと思ったけど、ギリギリまで殺さなかったのは、彼女のために足を洗おうとしたというか、なるべく人を殺したくないという思いからだったのか。
最後の最後で仲間の裏切りがあって、ああ…という感じでした。でも、あのまま彼女と他国へ逃げてめでたしめでたし、ではなんか違うっぽいので (ハッピーエンドが好きだからそれでも良かったんだけど) 、悲しいけど妥当なラストかな、と納得できました。
ラストからエンディングにかけての情景も良かった。あれはゲイルが、生まれて来た子供と現地の子と踊っていたシルエットだったのでしょうか。




 
 戦場のアリア  

クリスマスイヴに休戦。握手し、シャンパンを交わし、戦争が終わったら互いの家を訪ねる約束をする。そうだよね、この人達は互いに憎み合ってるわけでもなんでもなく、国が始めた戦争で 「相手国だから殺す」 ことを強要されてるだけなんだよね。戦争をやると決めた上層部は傷付きもせずのうのうと生きていて、命を落とし、家族が悲しんでいるのは前線の国民ばかりなのに腹が立つ。国と国が戦いたいなら、大統領同士で決闘でもしろよ。
翌日複戦してからも、相手兵を撃てなかった人達の気持ちはすごく、すごくよく分かる。ここであっさりと割り切って 「バンッ」 と撃つような奴とは、仮に生き残っても友達なんかになりたくないぞ。




 
 がんばれ! がんばれ! ベンジー  

ベンジーって犬かよ! とまず思いました。しかしこの犬を始め、動物達の演技が凄い。顔の動きとか、仕草とか、本当に台本分かってんじゃないかと思うくらい素晴らしかったです。ヒョウ (?) の赤ちゃんめっちゃカワイイ。
本当に 「がんばれ! ベンジー!」 という感じでしたね。でも後半は走るシーンと崖を上るシーンとがほとんどで、ちょっとダレちゃったのが残念。もっと色んな出来事を盛り込んで見せて欲しかった。




 
 霊−リョン−  

*ネタバレしてます
過去の記憶がなくて、すごく悲しく辛い経験をしてたというのも辛いけど、自分がひどい人間だったというのも辛いというか信じたくないだろうなあ。
過去や事件のことも結構ショッキングだったけど、ジウォンがスインで、母親がジウォンだったとは! というか、スインはこのまま生きればいいんじゃないのと思えたけど。
自殺未遂 (手首チョッと切ったくらいで死ねるわきゃないけど) の後、一体中身はどっちなのかと思ったけど、ツメを噛むクセと自分の母親をじっと眺めてるのでスインと分かったものの、母親がスイン (ジウォン) の後姿を見ながら怒りの形相で包丁を叩き付けたのが怖かった。あれは中身がジウォンだったわけじゃなく、娘を殺した女ってことで憎しみをぶつけてたんだよね? そして、中身が娘だとは知らずジウォンを殺してしまうのでしょうか。うーん。




 
 アンジェラ  

*ネタバレしてます
マジで天使だったんですか。暴力的すぎるんですが。あんな天使いんのか。
というか、男がダメダメすぎ。せっかく稼いだ (しかも彼女が体を売って、とこの時点では思い込んで ) いた大切なお金をギャンブルでスッてしまった時点で、もう呆れ果てた。そのくせ偉そうなことばっかり言うし。何様のつもりだ。なんでこんな男に天使が降りて来たのかさっぱり分からん。




 
 パルプ ・ フィクション  

銃って怖い。やっぱり一般人が持つものじゃないと思った。
あと子供相手に、時計を尻の穴に隠してたまで言わない方がいいのでは。普通は受け取らないよな。




 
 デリカテッセン  

変な話、というか世界だ。どうしてこういう発想を思い付くのか不思議です。この父親、実際にいたらとんでもない猟奇殺人だぞ。娘の近眼ぶりは面白かった。




 
 プレイス・イン・ザ・ハート  

*ネタバレしてます
綿畑が成功するよう、応援したくなっちゃいました。家を売ることを勧めた銀行員や、一番乗りの収穫は無理だと説いた黒人使用人は、それぞれの経験から正しいと信じてアドバイスしたんだろうけど。
手クセが悪く盗みを働く黒人や、失明から他人に壁を作っていた男性と、同じ家に住む者の絆が生まれていく過程は良かったです。あと竜巻って怖い。
でも、なんで使用人が襲われなきゃならなかったのか、そして出て行かなきゃならなかったのかが納得できなくて悲しかった。




 
 奪還 DAKKANアルカトラズ  

なぜか知らないけどずっと、 「あー台本通りやってるのね」 という感じが拭えなくて、銃撃戦だろうと電気イスに座らされていようと全くハラハラしなかった。金塊の隠し場所を教えるのも、もっと効果的に、ひねって欲しかった。そのまんまなんだもん。ラストももっとイキにやって欲しかったなあ。




 
 妹の恋人  

*ネタバレしてます
「私は病気じゃない!」 って、十分病気だよ。サムとの恋愛は別に構わないけど、兄と離れてアパート暮らしには賛成できないぞ。火をつけるのが趣味だなんて言ってたし、兄とケンカして写真を燃やしてた時、サムと出て行った後、火がカーテンに燃え移って家が全焼してるんじゃないかと気が気じゃなかった。バスでパニックになっただけで済んで良かったよ。

隔離病棟に忍び込んだ時のサムの機転は、実は頭いいんだなと感じたけど、変わり者には違いないと思うし。窓の外を振子のように揺れてたのはジョニー ・ デップらしくて (?) 笑ったけど。

妹を訪ねて来た兄が、サムと仲良くしてるのを見て、声をかけずに花だけ置いて立ち去るのはステキでした。
でもやっぱり不安なんですが。この時もアイロンでパン焼いてたんだぞ。アイロンでも火事になることもあるんだし。大丈夫なのだろうか…。でもあのパンは食べてみたい。
あと兄の恋人、妹にもサムにも会って家庭の事情は分かってるくせに、一回帰られただけで短気すぎ。




 
 ナショナル ・ トレジャー  

*ネタバレしてます
単なる宝探しだけでなく、独立宣言書を盗み出したり暗号を解いたりするのは面白かった。宣言書を盗み出す手口は特に鮮やかで、パスワードが、パソコンのリストにない同じキーを叩いた言葉だというのは最高。そこまで頭が切れるのに、追いかけて来た女一人適当にあしらえないのにはイラッとした。この女がまたギャーギャーうるせーし。

奪われた宣言書は予想通りレプリカだったけど、売店で店員に見とがめられたのは本物ですよね? ということは、支払いを済ませてからレプリカを万引き(ではないけど)したってことで、いつの間に?

博物館の手紙の暗号も、いくらバスの広告写真に同じような文章があったからって、最後の4文字なんだから男の子が戻るのを念のため待ってればいいのに。合ってたからいいようなものの、違ってたらどうすんだ。しかしダラダラと長い文章を必死で推理したのに、ライバルは最後の4文字だけで同じ場所に辿り着いてしまって、お疲れさまでした。

最初に宝物の部屋に行き着いた時、きっと歴史的に価値のあるすごい品物ばかりだったんだろうけど、宝石や金みたいに分かりやすくなかったので、いまいち感動が薄かった。でも火をつけて、奥の部屋まで全て見渡せた時は 「うひゃあああ〜!」 と壮観でした。
宝物の総額はいくらだったのか、10%または1%はいくらなのかははっきりしなかったけど、具体的な額を出すよりその方が良かったかも。




 
 ザ ・ シークレット ・ サービス  

存在を誇示したい凶悪犯とそれを追う刑事という、よくあるパターン。途中で犯人と主人公が顔を合わせたのはこれまでにない展開で、意外でしたが。
暗殺者を本気にしなくて主人公を邪魔者扱いする大統領や側近には 「知らねーぞ」 と思うものの、彼らの言ってることにも一理あるんですよね。

*ネタバレしてます
大統領の前に飛び出してかばって撃たれたのは確かにカッチョいいけど、タイミングがズレてればピョーンと通り過ぎた後に大統領に当たってるよな、と考えてしまった。




 
 ポリー mylove  

婚約者がダイバーインストラクターとデキちゃって、後で戻って来るのはお約束。
それにしてもポリーの魅力がいまいち分からん。白ワインのグラスに赤ワインを注いでたし、マジでちょっとおかしいんじゃないの。




 
 エドtv  

*ネタバレしてます
24時間テレビに映されるなんて大変なことを、浅はかにOKしすぎ。いざ始まってみればテレビカメラの存在をスッコーンと忘れて、兄の恋人とキスしちゃうわ、母親は長年の秘密を暴露しちゃうし。家族、恋人そろってアホすぎです。
恋人がブスだの尻軽だの、好き勝手言う視聴者は自分達の姿を見せられてるようで、反省とまではいかなくてもちょっと複雑な気分になりました。
しかしカメラマンやスタッフを締め出したり、怒ったりしていたけど、全部自分が決めたことだろうが、とただの勝手なヤツに思えてならなかった。局長の秘密も思いっ切り下ネタだし、下品であまり好きじゃないなあ。




 
 ザ ・ ハリケーン  

全体的に淡々としすぎでちょっと退屈だったかな。実話がベース (?) だと最初に知ってれば、我慢できたかもしれないけど。
諦めて、何も感じないようにして毎日を過ごしていたのに、再び希望を持つことはものすごく勇気が必要なことだったろうなと思います。
こういう映画を観ると、世の中にはこれまでどのくらい冤罪があって、今現在苦しんでいる人が何人いるのだろうと考えてしまいます。逆に、有罪なのにまんまと無罪の判決を受け、のうのうと暮らしてる人間がどのくらいいるのかも。本当に有罪か無罪なのかを知っているのか、本人だけなんですよね。




   キル ・ ビル  

なんじゃこりゃ…途中でいきなりアニメになるし、日本のヤクザは激しく誤解を招く描き方してるし。特に何だあの女子高生。瓶ビールをラッパ飲みなんて、ワイルドじゃなくただのオッサンだぞ。
あと、いちいち血が噴き出しすぎ。あそこまでなるのって頚動脈を切った時くらいなんじゃないの。




   ロミオ & ジュリエット  

*ネタバレしてます
パロディなのかオリジナルストーリーなのかと思ってたんですが、原作に忠実でした。ラストまで原作の通りにすることないのにー。ハッピーエンドが好きなので、悲しかったですよ。互いに命がけで愛を貫き通したんだから、純愛で美しいと言えるけれど、やっぱり生きてて欲しかったなあ。薬屋のオヤジが悪いヤツで、金だけ踏んだくって薬が偽物だったら良かったのに。
しかしジュリエットの両親、特に父親、ひどすぎ。あんな親なら私だったらとっとと捨てて、ロミオと駆け落ちしちゃいます。




   アメリカ、家族のいる風景  

仕事を放り出して逃げるなよ…どれだけの人に迷惑かけるか分かってるだろうに、よくそんな無責任なことが出来るもんだとしか思わなかった。
息子は息子で、通行人がいるかもしれないのに窓から家財道具をバカスカ放り捨てるし。しかし翌日にもそのままって、ノンキな国だなあ。




 
 チャーリーとチョコレート工場  

チャーリー以外の子供がクソガキすぎ。しかし、チョコレートに触っちゃダメとかもろもろの注意点は、もっと早く言いましょう。
ほんわかするラストはなかなか良かったです。しかしジョニー ・ デップってこういう変な人の役が多いですね。また似合うし。
これ、映画館にチョコレートの匂いをさせたってやつですよね。みんなきっと帰りにチョコレート買って帰ったんでしょうね。




   パパ  

*ネタバレしてます
電車に置き去りにしたのも、追いかけて来たのを 「知らない子だ」 と言ったのも、息子だけでもこの国にとどまれるように、との親心なんだろうと私には分かるけど、きっと息子には理解できず、 「捨てられた」 という深い心の傷を負ってこれから生きていかなければならないんだろうとやるせなかったです。
男の子が持ってた写真のジダンという人は、あのサッカー選手のジダン? こんな男の子もファンだったのに、引退試合であんなことになってしまったのはやっぱり残念だなあ。




   天使のくれた時間  

*ネタバレしてます
妻を一流レストランに連れて行って、スマートに注文したのは 「本領発揮!」 という感じでカッチョ良かった。ワインを安いのに注文し直したのは 「やっぱ現実だ…」 となったけど (笑)
銀行での社長への説得もカッチョ良かったけど、お金が一番という夫と、家族がのんびり幸せに暮らせることが一番という妻。あの時彼女の元に残らずに留学を決めた下地があるから、この価値観の違いが生まれてるんだなあ。でも 「あなたがどうしてもそうしたいなら、ついて行く」 と最終的に言ってくれた妻は素晴らしい。 ( 「娘が楽しく通っている小学校を辞めさせて」 とさり気なくイヤミは言ってたけど (笑) )
あの自転車のベルが、元の世界に戻った後どこかで出てきて 何かカギを握ってるのかと思ってたけど、何もなかったですね。じゃああの黒人と共に必要なかったのでは。黒人に 「元の世界には戻りたくない!」 とはっきり意思表示したことによって、彼の気持ちが明確に分かった効果はあったけど。
ただ、妻との愛情の確認はいろんなシーンで出来ていたし伝わったけど、子供への愛情が芽生えるシーンももう少し見せて欲しかったかな。

元の世界に戻り、昔とは逆に空港で恋人を引き止める。 「僕たち2人を選ぶ」 というセリフは感動しました。
2人でコーヒーを飲んでるシーンで終わり、 「○年後」 として子供が生まれて幸せに暮らしてるシーンまで見せて欲しかった気もするけど、でもこれで良かったのかもしれません。あの生活は夢だったのか、パラレルワールドとしての現実だったのかは分からないし、この後結婚したとしてもあの時と同じ子供が生まれるかどうか、幸せに暮らして行けるかも分からないけれど、やってみなきゃ分からないというか、やってみることが大事なんじゃないかと。




 
 バブルでGO!!-タイムマシンはドラム式- 

いくら身長など体型が規定内だからって、あんなアホな娘を送り込んだってダメダメだろう。 「不動産ナントカ」 って、言えてないし。
17年前って、まだ飯島直子さんはブレイク前だったんですね。携帯電話はでっかいし、女性の髪型も時代を感じました。
クラブのママの芸者は、しゃべり方が下品すぎ。あんな芸者いないだろ。その後の立ち回りもくだらなすぎる。
現代に戻って、結局バブル崩壊は食い止められたのか、現代の経済状態はどうなったのかがはっきり明言されなかったのは却って良かった。ラストのシーンも、無理のないギリギリの範囲で違った現在の景色を見せてくれて楽しかったです。




   カルメン  

ダンス好きでもないし、はっきりいって退屈でした。ラストも、ただの尻軽女と独占欲の強い男のなれの果てじゃんかってだけだったし。




 
 スコルピオンの恋まじない  

*ネタバレしてます
こういう事件って実際にあるのかもしれない。欲を出しすぎなければ、この催眠術師もうまく宝石を手に入れてたわけだし。
しかし何といっても、犬猿の仲の2人の言い合いが面白かったです。そしていつの間にか惹かれ合っていた、というのも。最後に催眠術をかけて女性をその気にさせたのも、 「えー、ちょっと何かなあ」 と思ったのですが、ちゃんと催眠術は解けていた、というのが分かってスッキリしたし。




 
 銀河伝説クルール  

『ヴァン・ヘルシング』 などもこの系統だと思うんですが、それに比べると全然面白くなかった。




   ザ・グリード  

怪物が出て来るまでが長すぎ。でもSFホラーっぽいのは好きじゃないので良かったかも。
あれだけ人を食べてまだ腹減ってるのかとか、骨を最後に排泄してる割にキレイな人の形のままだなとか、突っ込みながら。
ラストもどうかと。2人のキスシーン、死んだと思ってた仲間が現れてキスしてたことを冷やかされる、で終わったても良かったんじゃないの。操縦士が事あるごとに繰り返し言ってた 「お次は何だ」 のセリフがここで伏線になってたとは。




   スカーフェイス  

*ネタバレしてます
最終的にあれだけの家に住んでたんだからそれなりに大物になったのかもしれないけど、中身は周囲の言うように、ただの成り上がりのチンピラ。妻やパートナーを罵倒してたのは本当に気分悪かった。
妹まで巻き添えで殺されてもまだ生きてて、どこまで悪運強いんだとイラッとしたけど、無事 (?) 殺されてせいせいしました。だけどあっさり殺されるより、殺人の罪も立証されて刑務所に入れられた方が、この男にとっては罰になって良かったのかも。




   猿の惑星  

中学生の時に観た以来だったけど、面白かった! 特殊メイクも、当時にしては頑張ってる感じ。ラストもいいです。




 
 続・猿の惑星  

前作と続けて観たので、また猿達に見つかって捕われて、という一連の筋書きがあるんだろうなと思うと、気が重くなってしまいました。また、ガラの悪そうな猿 (ゴリラ?) 達がいるんだし!
でもまだその方がマシだったかも。訳の分からない超能力みたいのが出てきて、なんじゃこりゃ…でした。違うでしょ、これ。こんなもんをよく続編として出してきたもんだ。




   新・猿の惑星  

猿が現代の地球に来るという逆バージョン。
宇宙船で異星から来て、それだけの知能と技術があると明らかなのに、見た目が猿だからっていきなり動物病院はないだろう。 「宇宙船が遠隔操作でなかったら」 と言ってたけど、遠隔操作だったとしても、それだけの機器があるということ、生物が住む星があるってことなのに。

猿のことが世界中に報道された時、日本の一般家庭がチラッと出て来たけど、いくらなんでも昔すぎないか? 私が生まれる少し前だけど、もう着物じゃなくて洋服なんじゃないの?
査問委員会で、猿の言葉に笑ったり拍手したりする後ろの席の人間たち。あんたら違和感なく受け入れすぎだ。猿がしゃべることにもっと驚け。

ホテルに滞在したり買い物を楽しんだり、実際にはこんなに平和的、友好的には過ごせないでしょうが、映画内でもこのままはいかないだろうと分かったので、ドキドキしてました。
親は敵意はないからいいが、子孫繁栄を防ぐために子供は処分するという決定は、残酷だけれど納得してしまった。1作目で人間を助けてくれたジーラ夫妻が、将来的に人間と猿の地位を逆転させる刺客となってしまったのは哀しいなあ。
ラストは1作目と同じくらい衝撃的で良かった。といっても、これも観たことあって覚えてたんですが。




   猿の惑星・征服  

なんじゃこりゃ、でした。都市の一部で、ほんの一時 力づくで人間に勝利したって、この時点で形勢逆転するのは無理でしょ。まだ言葉もしゃべれないってのに。




   最後の猿の惑星  

続編はことごとくつまらんかった。はい、もう最後にして下さい。




   ホワイトプラネット  

よくこんな映像撮ったなーと心から感心したものの、映画としては正直退屈でした。以前ペンギンを撮った映画があったけど、あれはまあまあ楽しんで観れたのですが。
最初の、氷山から出てくる大きな月と、何色にも光るクラゲは目を見張るほど美しかった。




   ベルリン、僕らの革命  

イヤな客の車に傷をつけるのは、もちろんいけないことなんだけど気持ちはよく分かる! 私も駐車スペースでない一番近い所に停めてる車や、身障者用の所に、それも横着に停めてある車を見ると、天誅としてキズつけてやりたくなるもん。

忍び込んだ屋敷の主人とはち合わせてから、一体どうなるんだろう、どうするんだろうとドキドキハラハラでした。今ならただの不法侵入 (ソファをプールに浸けたから器物破損もか) だけで済むのに、これで傷害、あーこれで誘拐罪も、と罪をどんどん重ねていって。

*ネタバレしてます
ラストは 「えーおじさん、信じてたのに! やっぱり通報したの?」 と思ったけど違った、んですよね? 良かったー。




   JSA  

敵国同士が仲良くなるということで、 『戦場のアリア』 を思い出しました。チョコパイを食べている時に 「南に来ないか」 と一言言っただけで一気に全員が凍りついたのには、私達にはまだまだ分からない南北の壁の厚さを感じました。
しかしこいつらが遊んでる間、脱北し放題だったんじゃないの。良いことだけど。




   雪の女王/THESNOWQUEEN  

綿菓子やら大量のソーダ水やら起きぬけのチョコレートやら、見てるだけで口の中が甘くなってきそうだった。子供は好きそうだなあ。




   ファミリー  

*ネタバレしてます
チンピラがとにかくムカついて、何度も何度も撃ち殺したくなった! でも部下が結束してまで殺されるくらいだから、しょせん器の小さい、それだけの人間だったんでしょう。
父親を刺す前に殺して欲しかったけど、でもあのまま生き延びても、病気に苦しみながら刑務所に入らなければならなかったわけで、そう考えるとこの方が良かったのかな…とも思います。
小さい弟が本当に喪主になって、父親に教えられた通りに、きちんと一礼を返していたのと、最後に見てた写真は泣けました…。
しかしそもそもの悲劇の原因は、金庫の金を盗んだ娘なわけで、父親の死の責任を負いつつ、一生かけて反省して下さい。




   エデンより彼方に  

*ネタバレしてます
黒人差別って、見てて本当に嫌な気分になりますね。
黒人の女の子が追いかけられて暴力を受けたのは、前も同じような場面が別の映画でありましたが、実際にも沢山あった (今も?) のでしょう。それでも黒人側は泣き寝入りするしかなかったケースがきっと多かっただろうし、この白人のガキ達は退学になっただけマシだったのかも。

夕食を届けに会社に行くことにした時点で、イヤな予感はしたんだ…しかし女と抱き合ってるのももちろんショックだけど、男とってのはまた違う衝撃がありますな。どっちがマシなんだろう。つかどっちもヤだよな。
しかしこの夫、事あるごとに妻にキレすぎ。自分でも自分がイヤでイライラしてたのかもしれないけど、少しは自分が原因なんだと自覚して謙虚になれよ。

「彼とはそんなんじゃないの」 と言いながら、夫とのことがあったにしても、結局は男性として惹かれてたのを見て、「やっぱり男女間の友情なんて、まだそこまで好きじゃない、ってだけの関係なんだよな」 と思いました。




   電車男  

テレビドラマ版よりはまだマシだったけど、中谷美紀さん演じるエルメスがどうも何考えてるのか分からないっぽくて、いまいち入り込めませんでした。山田孝之さん演じる電車男の変身ぶり (というか、最初のオタク姿) は良かった。
ネット住人の中でニートの男がいて、母親に向かってうるさいだの (ご飯を) そこに置いておけだの、口の利き方がムカつきました。




   裸足の1500マイル  

母と子が引き離される様子は、見てるだけでも辛かったです。これを正しい事と信じてる管理局の奴らの気が知れない。彼らの将来のために、というけど、もしお前が自分の子供を連れ去られたらどんな気持ちだよ、と言いたい。

途中でフェンスを見つけて、家まで続いてる (実際は続いてなかったけど) それを揺らして彼方を見つめるシーンは、切ないような、希望があるような複雑な気分でした。でも食べ物とコートをくれた女の人に礼くらい言えよ。

*ネタバレしてます
何度もハラハラしたけど、無事に家族の元に帰れて本当に良かった。でもそれでハッピーエンドじゃなかったんですね。一体どれだけの親子が引き裂かれ、どれほどの涙が流されたかを考えると、本当に残酷なことだと思います。




   マディソン郡の橋  

*ネタバレしてます
10代の頃に観たことがあって、今観るとどうだろうとワクワクしました。
まず、ああ、家族に不満があったんだなと納得。とはいえ子供達の反抗期は仕方ないことだし、夫も街の人もいい人で、 「幸せじゃないの、不満なんてぜいたくよ!」 と言う人もいるだろうけど、でもそんなことは自分自身でもよく分かってるんだろうし。何となく分かる気もします。 「ドアは静かに閉めて!」 といつも家族に注意していて、彼が静かに閉めるのに感心する些細なシーンに、すごくよくそれが表現されていたと思う。
こういう話の場合、一体どの辺りから惹かれ出したのだろうというのをつい注意深く観察してしまうのですが、夜中に車を走らせて手紙を置きに行ったり、服を買いに行ったりしてる時点で、もう 「恋」 だよなあ。

不倫した女性に対して、街の人の態度がものすごく冷たかったのは嫌な気分になりました。確かに不倫は誉められたことではないけど、アンタ達に何か迷惑かかったのかよと言いたい。

電話しながら肩に置いた手を握られて、ドキッとしたけど、外国ではああしてダンスに持って行けるからいいですよね。日本では押し倒すか否かしかないけど、ダンスだと自然に抱き合えるし、それで止めるも先へ進むも、スムーズにやりやすい。

ちょっと女性がヒステリーすぎなのが気に食わない。最初の夕食の時と最後の朝、せめてどっちか1回にして欲しかった。
特に最後の朝、まるで彼に遊ばれたかのような言い方をしてたのは嫌な感じでした。お互いに同意して一線を超えたくせに、女性はセックスが受け身のせいか、男性のせいにすることがよくあるけど、ああいうのってあまり好きじゃないです。彼は一緒に行こうと言ってくれてるのに、行かないって言ってるのはアンタだろ、と。
だけど悲しいかな、彼女の言う 「このまま一緒に行っても今の気持ちは長続きしない」 というのは、その通りなんだろうなと納得してしまいました。

別れのシーンは改めて見てもすごく切なかった。というか良かった。信号が変わっても、彼がしばらく 「待ってた」 のがすごく良かった…。彼女はドアの取っ手に手をかけていて、あと5秒あったらもしかしたら、という気もするんだけど、でも10秒あったとしても、彼女はやはり降りなかっただろうと思う。

遺灰を橋からまいてくれというのは、一緒に入ろうとお墓を用意してた夫が可哀想だなあと思ったけど、
「人生は家族に捧げました。残りのこの身は、彼に捧げたいのです」
という言葉を聞くと、ああそうだよな、と思えました。

母親のこの恋愛について、娘は割と冷静に受け止めているのに、息子は母親が無理やり犯されたのではないか、信じたくない、と抵抗し続けていたのが面白かった。 「母親は性欲を持ってはいけないんだ!」 と言うのを聞いて、子供を産んだ女性は女でなくなる、 「母親」 にしてしまうのは日本男性だけだと思っていたけど、そうでもないんですね。まあ、子供にとっては自分の母が父以外の男と関係を持っていたなんて、誰しも思いたくないだろうけど。




   ディア・ハンター  

結婚式のシーンが長すぎ。ずっとキャーキャー騒ぎ通しで、頭痛くなりそうでした。
ロシアンルーレットもやりすぎ。男の人って本当、くだらんことに意地を張りますね。




   カントリー・ベアーズ  

両親の愛情の深さがすごく良かった。これだけ愛されてるのに、そんなに実の親がいいのかよ? と言いたかった。意地悪だった兄が優しくなってくれたのも嬉しかった。
しかし、宣伝してなかったのに、どうしてあんなにお客が集まったのだろう?




   救命士  

この救命士自身が、一番病院に行った方がいいんじゃないの? (汗)  病人やケガ人より、イカれた奴らの面倒見る方が多いし。銃と麻薬がなくなれば、出動回数が半分以下になると思う。
酒飲むわ、本部が無線で呼んでも出ないわ、やっと出てもふざけた応対ばっかするわ。本当、こんな救命士には来て欲しくないです。




   胡同(フートン)のひまわり  

父親、厳しすぎ。映画くらい行かせてやればいいのに。それにあんな無理やり絵を描かせたら、逆に絵が嫌いになるんじゃないの。
と思いきや、青年になっても意外に素直に絵を続けてる主人公 (笑)  しかし父親の強制は相変わらずで、広州に行こうとしたのを連れ戻しに来たのは、息子が可哀想だったな。大学を卒業して欲しいっていう、親の気持ちも分からんでもないけど。

恋人と別れさせて、 「父親だぞ! お前とわしは一心同体だ!」 と言ったのには吐き気がしそうだった。こういう、親が子供を私有物扱いするのって大ッ嫌い。息子もちょっとは本気で反抗しろよ、とイラッとしたけど。タバコ勧められて素直に吸ってんじゃねえ。結婚してからも子供をせっついて、嫁の立場だったらウンザリです。

*ネタバレしてます
挙句の果てには蒸発。 「愛してる。今まですまなかった」 という置き手紙をして、家族が自分を責め続けるなんて、どこまで自分勝手なんだと呆れました。それにあのひまわり、なんかいい話みたいになってたけど、 「どこか近くにいるのではないか。今に帰って来るのではないか」 と家族に思わせるだけで、これまたハタ迷惑な。そもそも何で姿を消したんだ?




   レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い  

*ネタバレしてます
婚約者を連れて来た時、兄弟2人ともの目の色が変わったように思えたのは気のせいじゃなかったのか。
愛国心と正義感が強い青年も、戦争中の国にとっては、単なる都合のいい駒にしか過ぎないんですよね。本当に残酷なことです。
しかしヤリ逃げした兄、ひどすぎ。そりゃ、地に足のついたもう1人の方と結婚しちゃうのも分かります。しかも、帰って来て隣の女のコと結婚して、子供まで作ってるし。じゃあなぜ私じゃいけなかったの、と思いますよね。

しかし、ラストがどうもなあ。あれ、いい死に方なの? 小さい頃に闘った熊のエピソードが途中にもあったから、てっきりあの熊だと思って (寿命的にありえないのかな) 、襲われないと思ってたんですが。




   ノイズ  

地球外生命体って絶対にいると思うし、現実にこういうことってあるのかもしれないですよね。すんごい、怖かった。
*ネタバレしてます
引っ張るだけ引っ張って妻に移行した時は、 「そうできるんなら、もっと早くやれば良かったのに」 と思いましたが、それでは映画になりませんよね (笑)  お前は目から目へ移動するスタンドかッとも突っ込みました。




   ブラボー火星人2000  

『ノイズ』 の後によりによってコレです (笑)  おバカ版異星人モノ。でもどっちも好きです。
ディズニー映画は苦手なんだけど、これはあまりそう感じさせなくて、割と普通のコメディーとして観れました。ドタバタの末、これまで意識してなかった2人が思いがけずカップルになってしまうのが良かった。偉いさんの娘は確かに美人だけど、性格悪いからダメですね。バカだし。




   クリスタル殺人事件  

ポアロシリーズもそうだけど、やはりあまり推理物には興味ありません。なるほどとは思ったけど、それだけ。




   タワーリング・インフェルノ  

最初の倉庫での火災を、 「大したことない」 と事の重大さを認識しようとしないバカ社長に腹が立った。バカ野郎てめえのビルなんか燃えちまえ、死傷者も大勢出して、莫大な補償金抱えて苦しみやがれッと思ってしまった。

*ネタバレしてます
屋上の貯水タンクを爆破して火を消す、というのが斬新で良かった。流されてしまった人が結構いたけど、ひもが切れたのか、結び目がほどけてしまったのか…私も力ないから、きっと流されるな。
社長はいい人で、娘婿だけが悪役みたいだったけど、元はといえば建築費用を削らせた社長が元凶ですよね。確かに娘婿はロクでもない奴で、渡しカゴに強引に乗り込んだのは 『タイタニック』 のローズの婚約者とだぶったけど。

娘婿によると 「200万ドル削れと言った」 らしいし、そんなに費用を削ったら安全面に支障が出るのは分かり切ってるだろ。脱出した後、 「惨事を繰り返さないように神に祈るのみ」 と言ってたのには腹が立った。自分に誓えよ。
仲のいい老夫婦が死別してしまったのは悲しかった。




   ザ・インタープリター  

なぜか入り込めなくてつまらなかった。ラストも 「だから?」 という感じで救いがないし。




   ファンタスティック・フォー  

*ネタバレしてます
シリアスな話かと思いきや、時たま思い出したように笑いが入り、それがなんか妙に心地良かったです。
他の3人は外見上は変わらないのに、怪物みたいになってしまった人は可哀想だった。妻は治るかどうかも分からないうちから去ってっちゃうし。
後半はいまいちで、一番面白かったのは、スキーで弟が燃えたシーンと、橋での事故、救出のシーンでした。
ラストもそのままでいるっていうのはどうかなあ。怪物みたいな人は、いくらなんでも戻った方がいいのでは。お調子者の弟が結構好きでした。




   ウエルカム・トゥ・コリンウッド  

よくまああんな眉ツバな話を間に受けるもんだ。どいつもこいつもロクデナシです。特に刑務所に入ってる元凶の男は最悪。街の人間も口々に 「あんなゴキブリ、放っておけ」 と言ってたから、本当にゴキブリ野郎なんでしょう。あんなのと結婚したがる彼女が理解できん。

*ネタバレしてます
結果はまあ、思った通りでしたが、奥さんの保釈金が手に入っただけでも大収穫でしょう。これからは皆さん、真面目に生きて欲しいもんです。無理だろうけど。




   X−MEN2  

CGが凄い。冒頭の大統領を襲うシーンが一番面白かったです。




   ハムナプトラ 失われた砂漠の都  

純粋に愛し合ってた2人が、現代では悪役みたいにさせられちゃってたのがちと可哀想。宝の部屋に着いても、敵を倒すためにバカスカ壊してしまっていたのが何かな。わらわらと出て来る敵は、ゾンビみたいで怖かった。




   僕と未来とブエノスアイレス  

ポーランド人になりたいとか 父親が何人だとか、島国である日本に住んでるので、こういう話はピンと来なくて不思議な感じでした。
母親が近所のオヤジと寝ちゃったって、知りたくないなあ。1回だけっていうのも、逆に生々しくてヤダ。




   真夜中のピアニスト  

ヒステリーで偉そうで、何なんだこの男は。仕事もろくなもんじゃないし。気分悪かったです。




   死の接吻  

パターン通りのストーリー展開だったけど、まあまあ楽しめました。 (犯人の死に方まで予想通りだった)
動機がいまひとつ説明不足というか、不十分で物足りなかった。




   星になった少年  

子供が学校でいじめられてると聞いても、
「お母さんだってやられてたのよー。でも1人で乗り越えたわよ。ま、気にしないことね」
とあっさり流してしまう、こんな親は絶対嫌だ。自分は乗り切れたかもしれないけど、相手も状況も違うのに、子供も同じように出来るとは限らないだろ。

タイでは、挫折とか象使いの厳しい現実をもっと見せて欲しかった。高校生 (中学生?) が学校を休学して外国へ行くなんて凄いことなのに、エピソードとして弱すぎる。
義理の父親との確執も、もっと丁寧に描いて欲しかった。

柳楽優弥くんは確か、演技力が賞賛されて、海外で何か大きな賞を取ったんですよね。なので期待して観たんですが、…どこが? という感じでした。




   ダブルチーム  

主人公が強すぎなのと、全てにおいうまくいきすぎ。 「普通なら撃たれてるだろ」 「大ケガしてるだろ」 と何度も突っ込んでしまいました。




   プロジェクト・イーグル  

ジャッキー・チェンの映画は、ギャグが根底にあるので、ピンチになっても全くハラハラせずに呑気に観てられるのがいいですね。リアリティーのあるドキドキする映画の方が好きではありますが、楽に観てられるので、これはこれで楽しい。あくまでも 「観始めたら」 だけど。




   プロポーズ  

結婚を 「捕まえられる」 と比喩してるのも不愉快だし、本命の彼女に断られたからと、昔の彼女に片っ端にプロポーズするなんて最悪。結局金かよ。誰でもいいのか。もし誰かがOKしてたら、本命の彼女とはどうすんだ。ちなみに3番目の彼女が素直で可愛かった。 (嫉妬強そうだけど)  あと刑事の彼女も良かった。 (夫婦喧嘩になったら怖いけど)
プロポーズにギャーギャーとケチつけて断る本命の彼女もウザイ。一体どんな素敵な言葉を要求してるわけ? 言葉でなんか何とでも言えるし、肝心なのはその後の何10年も続く結婚生活でしょう。くだらん。
金目当てに大勢の花嫁候補が群がって来たのは納得。あれだけいれば、中に1人くらいピッタリの女性がいそうだけど。
本命の彼女との結婚式が、普通のチャペルでなく花嫁候補達の前で、というのは変わってて良かった。




   小さな恋のステップ  

彼が引っ越して来た時から、ずっと好きだったというのがすごい切なかった。自宅から彼の家まで39歩 (だっけ) なので、彼が自分の家から帰る際の歩数を数えてて、途中で途絶えたから異変に気付くのも、その伏線がよく効いていたと思う。

*ネタバレしてます
余命2か月ってのが誤診だったら、そりゃ怒るよね。単純に 「良かった」 なんて思えない。彼のように家を処分したり仕事を辞めたりする人は多いだろうし。
少し前にテレビ番組で、実際に余命わずかと診断され、貯金をほとんど使い果たしてしまった後に 誤診だったと判明した人のことがやってたなあ。もちろん裁判で損害賠償を請求したんだけど (そりゃそうだ) 、病院からは未だに支払われていないそう。




   或る夜の出来事  

*ネタバレしてます
テンポが良くて面白かった! お互いが恋に落ちるのが 「いつの間に?」 という感じでちょっと唐突だったけど、そんなものなのかもしれない。最初は娘を縛り付ける頑固親父にしか見えなかった父親が、後では物分りのいいイカスお父さんになってたのもナイス。
ラストはもっとハッキリ見せて欲しかった気もするけど、 「ジェリコの壁」 や夫婦のフリの伏線があったから、あれで十分だったのかも。でも、なんでわざわざまた最初にジェリコの壁を作ったんだろう (笑)




   シュガー&スパイス 風味絶佳  

柳楽優弥くん、大人になったねえ。 (先日 『星になった少年』 を観た所なので)  精悍な顔つきになりましたよね。ちょっと織田裕二さんに似てるかな。06年公開なので、今はもっと、ってもうか、もう完全に大人ですね。
軽油も98円で、安かったなあ、と時代の流れを感じました。

いくら同棲目的でも、あの部屋は広すぎだろう。家賃いくらぐらいするのだろう。カーテンの寸法も合ってないし (笑)

別れたのに 「おい」 と呼び止めたり、家の前で待ってたり (しかもなぜか車じゃなく徒歩) 、 「お前には俺じゃなきゃ無理なんだよ」 と言ったり、気持ち悪いぃ。絶対ヤダなこんな男。でも結局ヨリを戻しちゃって、あの男の思うツボ。これで更につけ上がってしまったな。
男は優しいだけじゃダメ、というのは、確かに。正確には優しいというより、 「何でも許す、合わせる」 のが良くないんだと思うけど。




   ドアーズ  

酒と麻薬にどっぷりで、見てるだけで気分悪くなりそうでした。ビルからは、彼女を道連れに絶対飛び下りるかと思ったけど。




   スウェプト・アウェイ  

*ネタバレしてます
本っ当ムカつく女ですよね! (笑)  マジで料理を頭からかぶせて海に落としてやりたかったわ。無人島に流れついて、生活力のある男の人っていいですよね。あんな風にスイスイとモリ (というか水中銃?) を作られたら、たいがいホレます。

船がいるのを見てとっさに隠れてしまうのだから、 「ずっとここにいたい」 と本気で思ってるってことですよね。ぜいたくとわがまま言い放題の奥さんが、変わったもんだ。

救助されてからが、一気に切なくて素敵なラブストーリーになりました。伝言がどうなるのか、すごくドキドキした、しかしあのメッセージは、旦那がフロント女性に 「よこせ」 と強引に奪ったのでしょうか。フロント女性も機転を利かせて、 「別のお部屋へのメッセージを間違えて入れてしまいました」 とごまかせば良かったのに。フロントがいない時に旦那が取ったのかもしれないけど。

メッセージを妻にチップとしてボーイに渡させて、 「旦那ではなく奥さんからです」 とさせるなんて、旦那頭良すぎ! 切なかった…
でも、妻は男性の勤め先である船を知っているわけだし、妻がその気になれば、再会も駆け落ちも可能ですよね? けどこの2人は、きっとこれきりなのだろうなあ…




   クライング・フィスト  

「殴られ屋」 は実際にいて、結構繁盛してるって聞いたことあります。でも私は、いくら腹の立つことがあったとしても人を殴る気にはなれないなあ。その当人ならともかく (オイオイ) 、何の関係もない人を殴ってもスッキリするとは思えない。

*ネタバレしてます
試合は、元銀メダリストの人の方を応援してたので残念。サザンの桑田さんに何となく雰囲気が似てて (あくまで何となく) 、結構好きだったのです。
あの犯罪者の男は、強盗傷害 (5年の刑期だから死んではいないよね?) のことをちゃんと反省してんのか? そういう態度や言葉が一度もなかったので、最後までムカついてました。ばあちゃんに泣きながら抱きついたって何とも思わなかった。




   歌え!ロレッタ愛のために  

「明日結婚します」 って、自分勝手も甚だしい。しかもいくら両親が逃げて話が出来ないからって、ベッドに入ってから寝室にズカズカ入り込むって。ありえない (汗)
結婚式は、ウェディングドレスも指輪もなしだし。 「金を貯めた」 って、たかが教会の場所代だけのこと? 「殴らない」 って父親との約束も、翌朝速攻破ってるし。はい、ダメ男決定。 (ダメってよりカスだな)
その後もこの亭主の思いやりのなさと自分勝手さは続き、よくもまあついて行ったな。子供がいたからってこともあるだろうけど、この亭主しか男を知らないからだろうな。
あと子供バカスカ作りすぎ…この時代 (国?) 、コンドームはなかったのだろうか。




   テンダー・マーシー  

*ネタバレしてます
淡々と再婚しましたねえ。昔 有名な歌手だったとか、バツ一じゃなく二だったとか、隠し事多すぎ。




   恋の手ほどき  

2人とも自然体でいて、あれほど楽しいんだから、絶対合ってるんですよね。彼女もちゃんと着飾ればすごくキレイだし。
パーティーでなんであそこまでキレたのか分からんけど。彼女はせっかくあんなに楽しそうにしてたのに、可哀想。
ただ、ミュージカル仕立てはどうも苦手です。




   王様と私  

「アンナと王様」 はこれのリメイクだったんですね。 「アンナと〜」 も昨年に観たのですが、最後の10数分が録画されてなくて、 「全部観た」 とはいえないので、このページには載せてないのですが。

*ネタバレしてます
英国女性のドレスは、昔は更に広がってたんですね。女性同士並んで歩きにくそう。
献上された女性は、オリジナルでは殺されずに済んだんですね。でも、愛する人を失って王の妃の1人として生き続けなければならないのと、愛する人と首をはねられて運命を共にするのとどちらが不幸なんだろう。

結局 王は亡くなり、まだ子供の息子が即位することになったけど、妃達はどうなるんだろう? いくらなんでも結婚は早いから、自由の身になるのか、王との子供の母親として宮殿で暮らすのか。
少なくとも、息子の方が、考えが浅いくせにプライドだけ高い父親よりは、人間的にいい王にはなりそうですね。

ストーリーは良かったんだけど、ミュージカル仕立てだったのでその分減点。




   わが命つきるとも  

無宗教なもので、こういう争いはピンと来ません…




   ダークマン  

突っ込み所は満載なのですが、それらを気にしなければまあまあ面白かったかな。こういう復讐の方法は、実際に出来れば爽快でしょうね。
ラストで主人公が変装 (?) したのが、元の顔より遥かにハンサムで、ちょっと笑えた。




   愛ここにありて  

血の気の多いバカ若者2人…裁判所から強制された労働より、心からの真剣な愛の方が、人を精神的に成長させるのですね。




   クラッシュ  

人種差別は本当イヤですね。警官の横暴も嫌な感じだった。 「抵抗すれば撃たれていた」 という夫の意見は冷静で多分正しいのだろうけど、女としては 「どうして黙って見てたの!」 という妻の怒りはよく分かる。こういう輩ってうようよいるんだろうな。ついて行けないと申し出た相棒は正常な精神の持ち主なのに、体面を気にする上司のために、結局本当にオナラを理由にしたらしく、周囲からからかわれて気の毒だった。しかし他の理由は思いつかなかったのか。
運転中のフェラチオは確かに危ないですけどね。

銃を怖がる女の子に透明マントの話をしてあげたのは すごくいいお父さんだと思うけど、 「これで安心して銃口の前に飛び出すんだろう」 というのはもうこの時点で読めてて、ハラハラしてました。でも最悪の事態にならなくて良かった。
つかあの店の主人、逆恨みもいいとこだよな。




   エマニエル夫人  

エッチな夫人のエッチな映画、と子供の頃から聞いてはいましたが、何だエマニエル、真面目じゃん、と思いきや、やっぱりエッチでした (笑)  旦那が 「男遊びしてもいい」 って言ってるんだから、堂々と 「してまあーす」 って言えばいいのにねえ。そんなわけにはいかないか…旦那も口ではいいよと言いながら、いざ本当に他の男と寝てると知ったら、激昂するかもしれないし。

確かに行きずりのセックスあり、女同士あり、マスターベーションありではありましたが、愛撫の仕方もぎこちなくて、されてる側も 「演技だな」 と分かるので、大してエロティックには感じませんでした。確かに子供が観れば、 「エッチなシーンだらけだ!」 と興奮 (?) するんだろうけど。

飛行機内で男性を誘うのを見て、女性が行きずりのセックスに男性を誘うのは、ものすごく簡単なんだなあと改めて思いました。男性から女性をっていうのは、なかなか難しいですもんね。自分は女で良かったあ。別に誘うわけじゃないけど。




   マスク2  

アニメっぽいCGのシーンがもうつまらなくて。この映画に向いてませんね。




   ラスト・ショー  

なんかどのカップルも、 「本当に相手を好きでセックスしてるの?」 「結婚するの?」 と疑問だらけで、そんなだから8割が冷えた夫婦になるんじゃないの。




   パーフェクト・ワールド  

ケビン・コスナーがカッチョ良すぎ。脚本が先か役者が先かは分からないけど、彼だからカッチョいい役にしたんじゃないのか、とつい思ってしまうので、彼のカッチョいい行動が鼻についてたまらなかった。
挙げ句、腹を撃たれても普通に歩くわ話すわで、完全にシラケた。んなバカな。
でも宗教のせいで、子供にクリスマスやハロウィンや遊園地やお菓子など、楽しいことを禁止するのは確かに可哀想。 「エホバの証人」 って日本だけなのかと思ってたら違うんですね。というか元々外国の宗教なのか。




   羊たちの沈黙  

観るのは2〜3回目。
レクターは頭良くて一瞬紳士なのでは、と思ってしまいそうだったけど (思わない?) 、やはり異常者でしたね。舌を噛み切るのに固執してるようで、そちらを突き詰めたくなった。
*ネタバレしてます
しかしクラリス、こいつが犯人だと気付いたなら、とりあえず一旦家を出ろよ! 自分の居場所をFBIに知らせろよ、応援を待てよ! と思いましたよ。まあ、あそこで1人で進んで行かなきゃ、映画して盛り上がらないんだろうけどさ。 ( ← ヤな見方?)
レクターが逃げてしまったのは納得いかない。あんな異常な凶悪犯なのに。




   キャットウーマン  

いくら猫が乗り移ったからって、身体的には人間なんだからあんな動きは無理だろ…と冷静な突っ込みをしちゃいけないんですね。つか、猫ってよりありゃ猿でしょ。




   完全犯罪  

*ネタバレしてます
実は女が、最初からグルか寝返ったかで、ハメようとしている友人の男とグルになっているのではないかと気になって仕方なかった。あるいは、 「彼女もすごいヨガッてた」 などと聞かされて男が逆上して、計画がバレるか台無しになるんじゃないか、というのも。

しかしCMのことを忘れてたのはマヌケです (笑)  あの時はうまくごまかしたけど、今後も見るかもしれないのに、どうするんだか。

そればかり考えてたので、まさか犯人側が仕組んでたというのは全く思ってなくて驚いた。バレたらあっさり、親切に送り出したのが笑えた。
カフェに友人がいたのはヒヤヒヤしたけど、バラして罵倒してさようなら、でしたね。まあ、元々ハメようとしてたんだから、友人でも何でもないんだろうし。




   ル・ブレ  

刑務所での看守とのやり取りか、いや脱獄の話なのかと思いきや、こんなアホな方向に行くとは (笑)  バカバカしくなってしまうギリギリ手前だったと思う。
遊園地では死者は出なかったのか。観覧車に誰も乗ってなかったってことはないだろうに。
しかしラストがなんか中途半端。あの連中を雇うのに結局いくらかかったのかをハッキリさせて、 「この野郎!」 と追っかけっこして欲しかった (笑)




   エリザベス  

状況が上がったり下がったりで、忙しい人生だなあ。
妻子がいるとバレてからも のうのうと 「愛してる」 と言い続けるのってどうなんだ。男性のこういう所って、本当にどういうつもりなんだか分かりません。エリザベスもそんな男を生涯想い続けて、臨終の際も名前を呼んでいたなんて、やるせない。




   踊るマハラジャ★NYへ行く  

バカバカしいんだけど、ラストはちょっとジンときた。 (本当かよ!)  教会から出て全員で踊るのは、ちょっとミュージカルっぽかったけど、楽しくて良かった。けど彼は愛する妻は手に入れたけど、そもそもの目標だった映画スターはどうなったんだ、という気はする。




   虹絵  

「母と飼い猫に捧ぐ」 ということは、この監督のお母さんは亡くなっていて、きっとどこか別世界 (天国?) でこんな風に穏やかに暮らしてて欲しい、という願いがこめられているんでしょうね。すごくよく分かる気がします。
ネコがいい味出してます。ヒヨコをパクッと食べちゃって頭ハタかれてたし (笑)  洗濯物と一緒に干されてたのがカワイかった。




   シークレット・ウインドゥ  

*ネタバレしてます
妻の家まで行ったのに雑誌を取って来ず、家が放火された時は、「雑誌に掲載なんてされてないんじゃないか」 と主人公を怪しく思い始めていたのですが、まさかあの男が実在しなかったとは。注意して観て、いろいろ推理してたのに、こういうのってズルイ気がしてあまり好きじゃありません。こんなだったら何でもアリじゃんね。
ラストも救いようがないし。主人公を怪しんでる保安官が救いなのか。




   エリン・ブロコビッチ  

2回目。最初に観た時と同じく、ジュリア ・ ロバーツの胸の谷間が気になって仕方ない。なぜあんなに強調しているのだろう。
調停の結果がなかったのがちょっと物足りなかったけど、実話が元の映画だし、被害者の人達の心情を考慮したのでしょうか。あくまでも、主人公が賠償金を勝ち取ってヤッター、という内容ではないし、そうすべきではないし。
主人公が訪ねた家は多額の配当だったけど、他の人達全ても満足のいく賠償金が配分されたのでしょうか。そこも気になる。あと主人公は子供達とちゃんとうまくいってるのかな?




   ビデオドローム  

どこまでが幻覚でどこまでが現実なのかよく分からなくて、なんだかなあ。




   それでもボクはやってない  

*ネタバレしてます
冒頭の 「十人の真犯人を逃すとも 一人の無辜 (むこ) を罰するなかれ」 という格言 (?) が出て来ますが、冤罪で1人を裁いてしまうことは、10人の犯罪者を逃すより罪深いということでしょうか。

でも警察や検察はそうは考えないらしく、検察は 「この人はやってません、と証言した目撃者がいた」 ことなどを供述書に書かないなど、事実をねじ曲げてますよね。ラストで主人公が、
「裁判は被告人を有罪か無罪か、集められた証拠でとりあえず判断する場所でしかない」
とモノローグで語っていたけど、有罪か無罪かを判断するのではなく、有罪に陥れるようにしてるとしか思えない。

裁判で証人や検察が話してるのを聞いてると、何言ってんだ、そんなわけないだろ! と途中で口を挟みたくなることが何度もありました。でも、発言を許されてないのに勝手にしゃべっちゃいけないんですよね。裁判官の心象も悪くなるだろうし。だけどものすごく腹が立って、自分だったら何も言わずに我慢出来るだろうか、と自信がありません。

最初に来た弁護士が、裁判になると長引くし、ほぼ有罪になる。示談にすればすぐに出られる、と勧めた時点で、しゃくだけどそうした方がいいのかな…とぐらついてしまってました。早。
無実なのに留置場に拘留され、警官には威圧的に命令されるのは、ものすごく腹立ちますよね。 「自分は何もしてないのに、何でこんな所にいてこんな言われ方しなきゃいけないんだ!」 って。
取り調べは頭から有罪だと決めつけてて、見てて不快だったけど、なかなか自白しない人間がいることを思えば仕方ないのかも。 「やってません」 「ああそうなんですか」 では、みんな否認しますもんね。ある程度は厳しく取り調べをしないと自白しない、というのは事実だと思う。でもそれは、冒頭の格言からすると、 「10人の真犯人を捕まえるために、1人の無辜を出す」 という状態ですよね。もちろん割合はそこまで多くないだろうけど。

裁判官に悪意はない、毎日毎日嘘つきと対面しているのだから、自分はだまされないぞと懐疑的になるというのはまだ分かる。しかし判決で無罪になるのは、警察と検察が無能だということになる、国のメンツにかけて無罪にはしないというのは、腹が立ちました。てめえらのメンツだか何だか知らないけど、そんなもんのために人一人の人生をめちゃくちゃにしていいわきゃないだろ。ふざけんな。野次馬傍聴人もムカついた。

「いくら裁判が厳しいと聞いていても、やっていないのだから有罪になるわけがないと思っていた」 という主人公の思いは分かるし、有罪だと言われた瞬間は、 「何だとオ!?」 と机を引っくり返したくなったけれど、反面、裁判官の読み上げた有罪理由、
「隣の男が犯人だとすると、その男の手は自分の前を通っているのだから、気付かないのはおかしい」
「被告人はドアの前にいて、腕を真後ろに引き抜くのは不可能と反論したが、被害者は背中の感覚だけで真後ろと判断したに過ぎないから、真後ろに腕を引けないから犯人ではないという前提そのものが成り立たない」
「上着を引っ張っていただけだと証言した女性は、痴漢行為が発覚する前の10分間は見ておらず、痴漢行為をしていない証明にはならない」
というのは、確かにその通りでもあるんですよね。
最初から一貫して犯行を否認しているのは、無罪だからと私達は思うのだけれど、それも 「反省していない」 と取られてしまうなんて皮肉ですよね。

99.9%が有罪となってしまうという現在の日本の裁判は、確かに大きな問題があるのかもしれません。でも、厳しく取り調べしないと自白しない犯人や、嘘を見抜かなければならない裁判官のことを考えると、ああいう対応も仕方ないと思えてしまいます。色々と考えさせられてしまいました。




   ナイロビの蜂  

最初、妻は浮気してたロクでもない女かと思いきや、そうではなく正義感にあふれた真っ直ぐな人だったんですね。でも組織の手にかかったら、人一人消すなんて簡単なことですもんね。夫は立派に跡を引き継いで、十分すぎるほどやったと思う。




   パニッシャー  

復讐して少しは心が晴れるだろうけど、母親や妻子を失った哀しみは消えないだろうし、空しいんですよねえ。
復讐を何となくショーみたいに描いてるのも、イヤな気分だった。




   ザ・ロイヤル・テネンバウムズ  

全員がロクでもない人物だからか、どうでもいい感じでした。娘の調査を見て、タバコを吸ってることに一番ショックを受けてたのが面白かった。男性 (女性も) 遍歴の方が問題だと思うが。




   ショーガール  

日本人男性は 「ミニウインナー」 なんて言われてるのか? そりゃアメリカ人なんかと比べるとそうなのかもしれないけど、十分だけどなあ。 (何の話だ)
しかしオッパイが出まくる映画だったなあ。すぐに男と女の生々しい関係になっちゃうのも分かります。
ヒッチハイクのあの男は、分かってて乗せたのかと思った。 「ギャンブルは勝った?」 って聞いてたし…ベガスだからか。そこまでバカじゃないよな。




   リコシェ  

*ネタバレしてます
子供らが殺されるんじゃないかとハラハラしたけど、何もしないってか。ありえないよね、甘すぎ。まあ無事で良かったけど。
周囲の人間を傷付けたり殺したり、本人を痛めつけるというのが普通だけど、シャブ漬けというのは斬新かつ効果のあるやり方だなと感心したけど、シャブ漬けってほどされてないし。血液検査結果の電話の時、テレビでHIVウィルスをばらまくとか言ってたから、最後に注射されたのはHIV患者の血液で、感染させられたのかと思った。じゃなくて、単に淋病かい。これまたしょぼい (笑)

それでも主人公が追い詰められてくさまは観ててイヤな気分だったけど、逆襲が始まってからは 「いいぞ、やれやれ!」 とスカッとした。家のテレビを倒して壊したり、口紅塗りたくる必要はなかったんじゃないかと思うけど (笑)  その様子を見て、顔色を変えて飛んで来る犯人もちょっと不自然なような。まあでも、良かった。




   沈黙の戦艦  

スティーヴン ・ セガールはやっぱり苦手かもしれない…役柄がやたらカッチョ良すぎるんだよなあ。
最後のミサイル撃墜は、意外にあっさりしてましたが、大げさにこれまたカッチョ良くやられるよりは良かった。




   リンダリンダリンダ  

邦画とは思わずに録画しちゃったから一応観たのですが。全部観終っても、 「あーハイハイ、良かったね」 という感じ。




   ケイティ*ネタバレしてます
主人公が怪しいと思っていたらそうじゃないようで、でもやっぱりその通りでした。 『シークレット・ウインドゥ』 と同じく、ズルイ感があるなあ。主人公の狂気っぽい面や、事件性などもあまりなく、全てが中途半端な印象。観終わった後、だから何? と言いたくなった。




   8人の女たち  

最後のネタバレが、思いもしなかったので意外でした。なるほどそうだったのか。でも悲しいですね。
ただ、やはりミュージカル仕立ては苦手です。受け付けません。 「おおっ」 と身を乗り出す展開になっても、いきなり歌い出されると一気に、本当にその瞬間に萎えます。何なんだ。だから何で急に歌い出すんだっとヘナヘナとなる。
タモリさんがミュージカル嫌いだと言ってるのがよく分かる…。




   URAMI 怨み  

ムカッと来たヤツをボコボコに殴ってやりたいッとは誰しも思いますよね。よく分かる。思うだけにしとかなきゃいけませんが。




   永遠のマリア・カラス  

全然興味ないジャンルで、とにかく退屈でした。カラスなんて名前で永遠なんて言われてもなあ。 (関係ないか)




   アイ・スパイ  

*ネタバレしてます
なんかくだらなかった。裏切り者だった女に 「一緒に張り込みしたいわん」 と言われてすぐにデレッとなってしまう男も、バカすぎてイラつく。
ヘリで登場した二枚目スパイを 「こいつも敵だ!」 と言ったのは、当たってなきゃいけないだろ、あの場合…そうじゃなかったら、ただギャーギャーわめいてるやかましい男でしかない。
ボクシングの試合も、コンタクトをはめたまま片目でやって勝てるわきゃないし。遠近感がつかめないだろ。
ラストのオチも何だかな。




   狩人と犬、最後の旅  

寒そうな映画でした…
新入りの犬を最初なかなか認めなかった (信用しなかった) のが、なんか自分と重なって悲しかった。
子犬はすごい可愛かったー。




   追いつめられて  

ストーリーが佳境に突入してから、息もつかせぬ面白さ!
主人公が無実だというのがポイントですよね。本当に犯人なのだったら、単に自分の犯行を隠そうとしている普通の話になってしまう。あードキドキした。




   フリントストーン モダン石器時代  

まさかあれだけ待遇が異なることになると知ってたら、回答を交換しなかったのではないでしょうか。つか私なら最初からしない。
バカ副社長は確かに憎たらしかったけど、後で横領や社員解雇で痛い目を見ると分かってたので、全く腹は立ちませんでした (笑)
最後の決断は見事でした。重役の資格あるんじゃないの。おバカだけど (笑)




   デンジャラス・ビューティー2  

海の中では、踏ん張れないのに絶対物をどけるのは無理だろ、と冷静に突っ込み。っていうかドレス脱げば良かったのに。全裸で水面に上がって来る方が 『デンジャラス ・ ビューテイー』 らしかったのに。 (どんなだ)




   タップ・ドッグス  

*ネタバレしてます
いい映画でした。恋人を巡った兄との最悪ともいえる関係が、兄の死によって昇華したことは素晴らしい。 「愛」 を感じて、素直に感動しました。生まれて来る子供も、きっと心から愛して育てていくんだろうと思える。父親との関係も良かった。
メインのタップももちろん。靴に金具をつけて迫力倍増したことや、ショーの演出。タップに興味のない私でも素晴らしかったです。




   復讐のビッグガン  

*ネタバレしてます
アラン ・ ドロンがカッチョいい役すぎるのがちょっとなあ。2人目の、ビルから落ちそうになりながら片手で相手の髪をつかんで落とす、ってのは絶対無理だろっ。
娘を殺されて復讐に燃えてる割には、女刑事とスマートに寝ちゃうし。悲壮感がいまいち伝わりにくく、結果、 「どうして復讐してるんだっけ?」 と本筋がぼやけることになりかねない。
その女刑事も、胴のど真ん中を打たれたのになぜか生きてるし。即死だろ普通。
復讐劇としては生ぬるい感じ。残酷なシーンを見たかったわけじゃないから別にいいけど。最近は過激な映画が多いから、見慣れてしまってるのかも。
ラストはホッとする感じで良かった。そんなバカな、という気はやっぱりするけど (笑)




   テイキング・ライブス  

目撃者が高飛びする際、呑気に外で待ってて目を離しまくりの警官にイライラ。大体、護衛が1人ってのがありえないよな。バンッと撃たれたら終わりじゃん。

*ネタバレしてます
観てて明らかにネタバレしてましたね。他人の人生を奪う、用意周到で計算高い犯人が あんな危険を犯して目撃者の家に来たり、あっさり死亡するのはどう考えてもおかしいし。
お腹が大きくなってるのを見て、
「おいおい、普通堕ろすだろ!」
とありえねーとは思ったけど、腹にクッション入れてただけってのもガクッ。なんだかなあ。つかここまで囮生活しといて、ここでも監視もボタンひとつで連絡できる装置もなし!?




   フリック・ストーリー  

直前に観た 『テイキング・ライブス』 がそこそこ面白かったから、テンポがゆっくりで、すごく退屈に感じました。




 
 ジュリア  

前半はつまらなかったけど、列車から後のシーンは、ハラハラして面白かった。やっぱりこういうのが好きなんだなあ。




 
 悪魔を憐れむ歌  

セリフがほとんどナレーションと歌と独り言 (?) で、こういう形態がとにかく苦手でつまらなかった。ラストも、ふーん、という感じ。




   抱擁  

亡くなった人の秘めた恋を暴かなくたっていいじゃんか、と思える。好奇心やお金のためにやっちゃうのかなあ。

キスまでした女性に対して、主人公の腰抜けっぷりは呆れるばかり。そりゃ彼女も怒って無言で出て行くよ。すげー恥ずかしいし傷付くぞ、あれ。
しかし過去の男も勝手なヤツです。 「君への愛は妻とは違う。だから妻も傷付かないと思う」 って、傷付くっちゅーの。プラトニックでいるわけでむなく、やることヤッてるし。一瞬だっつーの。
純愛の末の感動的な結末、みたいにしてるけど、何だかなあ。まあいいけど。




   カーリー・スー  

置き手紙は良かったなあ。脅かすなよ、可哀想に、とも思ったけど (笑)
2人のラブシーンが最後までなかった (見せなかった) のは、この映画にとっては好ましかった。
ただ 「結局、パパとママがいて、小学校に通う平凡で普通の生活が幸せなんだよ」 と、型にはめてるようで何だかなあとちょっと思ったけど。まあ多分その通りなんだろうし、いいけど。

スーと父親の関係や、スーの髪型など、渡辺多恵子さんの 『ファミリー!』 のキムの話を思い出しました。




   ペイチェック 消された記憶  

*ネタバレしてます
近未来物はやはり面白い。ワクワクします。設定がかなり面白くて素晴らしい。
線路上で銃を突きつけ合った時の、弾のケースを抜いて蹴飛ばして…というのは、そんなうまく行くわけないだろ、とちょっと興ざめ。つか、さっさと撃てば良かったじゃんか。この期に及んで人殺しはしたくないとでも言うのか。
彼女と偽物が擦り変わるのはアリだとしても、いきなり後ろからぶん殴るのはどうかと。ただ時間を尋ねてただけの女性客だったらどうすんだ。それに未来を見て来たなら、鏡のメッセージを読んだ後 こすって消しておけ、とも書いておけば良かったのでは (笑)
映画にありがちの、 「実は彼女も敵で、最後に撃つのは彼女」 という展開じゃないかと気が気じゃなかった。 未来を見て帰って来た時の、 「悲しい結末になるんだったら、出会わない方が良かったのか」 というのはそういう意味なんじゃないかと。でも、だとしたらわざわざ彼女に 「敵だと分かった」 なんてことを伝えるはずがないから、やっぱり違うのかな、と深読みしたり。
腕時計が 「GO」 となった時、
「GOって出たわ!」
とダイブしたのも呑気すぎる。 「GO」 を見た瞬間、顔を見合わせて何も言わずにダイブする方が良かった。

そういえばあのクジはどうなったんだと思っていたら、ラストで出て来てスッキリ。知らずに彼女が、新聞紙と一緒にクシャクシャッと丸めて捨てちゃってなくて良かったね (笑)




   私刑警察  

納得できない裁判の判決が出るたび、
「誰か正義の味方が成敗してくれればいいのに」
とは思うものの、実際にいると 「悪」 になってしまうんですね。まあ、殺し方は確実にエスカレートしてたけど。




   Sad Movie  

*ネタバレしてます
全く関係なかったはずの各カップルがうまく絡み合って、絶妙でした。別れさせ屋を始めた彼、母と息子、消防士の彼と彼女…みんな切ない。特に消防士の彼女は、最後にあんな最高ともいえる愛の3点セットを遺されたら、かなり引きずるんじゃないかなあ。幸せなのか気の毒なのか、どっちなんだろう。ともかく切なかったです。




   キューティ・ブロンド ハッピーMAX  

*ネタバレしてます
直前に1作目を観たけどやっぱり面白い。それに比べると、正直やはりパワーダウンしてる感がある。エルの周囲との浮き具合はどうしても1作目の方が強烈だったし、ストーリーの軸になるのが愛犬の親犬探しというのも、ぶっちゃけバカバカしい。可哀想だから動物実験反対、というのも、ちょっと短絡すぎるのでは。動物実験の必要性の真偽は分からないので一概には言えないけど、薬物や薬品の開発 ・ 研究には、生態実験はやはり必要なのでは。犬は可哀想で、ラットはいいのか、と言いたい。裁判での弁論 (?) も陳腐だし、あんなもんで法律変えられるわきゃないだろ、と苦笑です。まあいいけど。
オシャレやブランドに詳しいエルだからこそ突破口を見つけたエピソードも1作目の方が生きてたし。
何より、最初に弁護士事務所をクビになってしまったのが残念。 「ハッピーMAX」 ってサブタイトルだけど、クビにはなるし何度も泣くシーンがあるし、あまりステップアップしていってる感じがしなくって、ホワイトハウスを狙うラストも、イマイチ爽快感はなかったなあ。




   ブラッド・ワーク  

よくある連続強盗殺人から、被害者が繋がり、その繋がりが明らかになっていく過程はゾクゾクしました!
なので真犯人にはガッカリ…こういう展開ってあまり好きじゃないんだよなあ。動機もなんか弱い気がするし。
それにしても、クリント ・ イーストウッド様は、いつまで現役なんでしょう。 『マディソン郡の橋』 の時ですら驚いたってのに。




   完全犯罪クラブ  

*ネタバレしてます
こんな風に 警察やFBIに 「挑戦」 する輩って、実際にいそうな気がする。あの2人が真犯人だと確信する根拠がちょっと弱かったような。
主人公の女性の過去が衝撃でした。だからシャツは着たままで、って言ったんですね。
個人的には、過去を乗り越えられるかどうかより、相棒の男性との仲がどうなったかが気になるけど (笑)




   チャーチル/大英帝国の嵐  

妻へゾッコンなのが可愛い。旅行から帰って来たからって、 「帰って来た、帰って来た!」 と水の中に飛び込んでずぶ濡れになって駆け付けるなんて、…子供かっ。
あそこまで好きでいてもらいたい気もするけど、ちょっと (かなり?) ウザイかもなあ (笑)




   ニューヨーク・ストーリー  

3話目が1、2話がぶっ飛んだほど面白かったので、3話だけの感想を。
*ネタバレしてます
空気が全く読めなくて、他人に対する思いやりもなくて、本当にこんな母親はたまらんなあ。マジックショーで刀をグサグサ刺されてた時、すんごく嬉しそうに目を輝かせてたのは 「おいおい」 と思ったけど (笑)
消えてしまった母親が空に現れたのは、ありえなくてワケ分かんない展開ではあるんだけど、 「うわー、こりゃたまらんなあ!」 と笑ってしまった。
婚約者の彼女は可哀想だったけど、彼女にとっても、自分を悪く言う母親を持つ彼とは別れた方が幸せだったのかもしれないし。彼みたいに、新しいいい恋を見つけられたらいいね。
母親復活! で、ハッピーエンドとは言えないのが残念ですが (笑)




   トゥームレイダー2  

主人公がカッチョ良すぎる。というか、ありえなさすぎる。中でも 「サメをおびき寄せて鼻面を殴りつかまって逃げる」 のと、 「棒高跳びでヘリにつかまる」 のは、ようやるわ、と呆れてしまった。まあいいけどさ…




   わが街  

銃はやはり一般人が持つべきではない、と確信しました。車が故障してレッカーを呼んだくだりは、本当に怖かった。もし自分だったらと想像すると、チビリそうです。
同僚の女性はウザかったなあ。お互いの同意で一夜を過ごしたはずなのに、被害者面するし。 (女のこういうとこ嫌い)  女友達に彼氏を紹介して私はますます孤独だわッとキレるし。逆ギレもいいとこだな。




   プリンセス・ダイアナ−最後の1年−  

ダイアナがどれだけ子供たちを愛し、支えられてきたか、またパパラッチに苦しめられてきたかのほんの一部が分かります。あのパパラッチの追跡ぶりは、当時から 「ちょっとやりすぎだよ」 と不快に思ってましたが、写真や密告が100万ドル、もしくはそれ以上になるとなったら、やってしまうものなのかもしれません。私は正直、ダイアナさんの動向やスキャンダルはさほど興味がなかったので、なぜこんなにお金になり、大騒ぎするのか理解できなかったのですが。
ダイアナさんの人生は果たして幸せだったのか、彼女のことを思い出すたび考えてしまいます。




   ノルマンディー 将軍アイゼンハワーの決断  

チャーチルさんじゃないですかあ。




   トンクの蒼い空  

犬なんて美味しいのかなあ。勝手に食べたのは悪いけど、放し飼いもよくありません。犬は繋いで飼いましょう。
この主人公はきっと、大人になっても大した男にはならないだろうなあ、と思っていたけど、やっぱりな (笑)




   この胸のときめき  

*ネタバレしてます
いい話でした。必要以上に感動的すぎず、でもジーンとできて。
ラストの結婚式が主人公2人のでなく、脇役の老夫人のだったのもなんか良かった。この2人も、 「あんたのことが好きなんだよ」 「ええっ?」 というやり取りから、主人公達が離れてしまった時、身につまされて 「送って行くよ」 と初めて言って…とストーリーがありましたしね。友人夫婦も、ケンケンとキツイ言い方をしたりもしてたけど、何だかんだ言ってちゃんと愛し合ってるみたいだし。
タイトルの 「胸のときめき」 というのは、ヒロインが健康な心臓を持ち、恋をしたことだけでなく、妻を亡くして再び恋をした男性のことでもあるんですよね。




   英雄の条件  

*ネタバレしてます
「戦争の英雄と殺人者は紙一重だ」 というセリフがありましたが、確かに。というかどちらも殺人者ですよね。英雄だとか殺人とか、勝手に呼び分けてるだけで。
銃弾が雨のように降って来るシーンを観て、なんて異常な状況なんだろう、やはり戦争なんてものはやってはいけないなと強く思いました。

国のために命がけで戦ってきた人間をもあっさり切り捨て、証拠隠滅をし…こういうことは掃いて捨てるほど行われているんでしょう。
大佐は無罪になったけど、武器を持たない市民が何10人も犠牲になったことは間違いないんだし、 「英雄」 って何なのかなあ…と思いました。




   ウィットネス・プロテクション 証人保護  

保護される証人はこんな風になる、というのは聞いたことありますが、保護されるのか追放されるのか分かんないですよね。親兄弟にも会えず、部屋は中からは開かない、新しく住む場所は決められない…仕方ないのかもしれないけど、やるせないです。映画の女の子くらいの年ならまだしも、上の男の子にもなると、受け入れられないのは当然ですよね。友達や恋人に会えなくなり、お別れすら言えないなんて、そりゃあ納得出来ないでしょう。可哀想。本当は絶対いけないんだろうけど、手紙を持って来てしまうのも分かる。

*ネタバレしてます
家族と一緒に行くことを決めた息子も、苦しんだだろうし可哀想。ボストンに帰っていたら殺されていただろうから、この選択は正しかったと言えるんだろうけど、だからといって理屈で片付くものではないし、きっと一生、2度と会えない恋人や友人を思い返すんだろうな。妹と共に、これから出会う友人や恋人にも嘘をつき続けなければならないわけで、辛いだろうなあ。
こんな風に 「保護される証人」 は1週間に3家庭。隣に住む平凡な一家が、ひょっとしたら偽りの名前と過去を持つ証人達かもしれないわけで。日本ではこういう制度ってないんですよね?




   記憶の刺  

*ネタバレしてます
ちょっとオチが弱かったかなあ。結構惹かれる設定だったから特に、残念。冒頭の女性のよく分からない行動と、生前の夫のもうひとつの顔がリンクしてたのは良かった。
しかしいくら夫の生まれ変わりだと信じたとしても (信じることがそもそもありえないけど) 、10歳の男の子と駆け落ちしようと思うかね。仕草や物言いも夫にそっくりで、生まれ変わりとしか思えない、と理屈を越えて感じたというならまだしも。その上で、少年が自分好みの顔だったら考えるかも。考えるのかよ。




   レディ・キラーズ  

*ネタバレしてます
変なテンポとノリで面白かった。夫人を殺そうとして、次々に失敗して死んで行くのは何とも。最後の2人の死に方も、あそこまで行くと笑っちゃった。しかしあれは、何を乗せてる船だったんでしょう。すげー死体乗ってますが。




   ディアレスト  

2人がどうしようもなく惹かれてしまう、というのは良かったけど、後は退屈でした。




   チャタレイ夫人の恋人  

みんなして夫人に浮気を勧めてます (笑) でもこの状況じゃ無理ないか。
夫は変なプライドからか、触ってもあげないし。そりゃ欲求不満になって当たり前。ヌードで現れた夫人のスタイルがすごくナイスバディで驚きました。こんな身体を空き家にしとくなんて、もったいない! 同じ 「夫人」 というタイトルなので比べてしまうけど、シチュエーションなどは 『エマニエル夫人』 より断然エロティックでした。
と思っていたら、エンドロールになって、え、これで終わり!?




   クライムチアーズ  

チアリーダーといえばアメリカだし、女子高生らしくパープリンで大胆な行動がなかなか楽しかった。
メンバー全員のその後が最後にあったけど、まさか実話じゃないよね (笑)




   ステルス  

*ネタバレしてます
あんな大勢で甲板をチェックしてたのに、ゴミを見落としてた空母、大丈夫なのか? (笑)
エディは (というかコンピュータは) 最初から信用してなかった。機械は融通が効かないんだよなあ。でも勘違いの暴走野郎だったエディが攻撃停止後、コンピュータにアクセスしたり声の分析をしたりして心強い味方になったのが面白かった。憎めないヤツめ。融通効かないと思ってたら、 「これ以上話すことはないでしょう」 と通信切っちゃうイキなこともやりやがるし (笑)
命令に背いて、命がけで自分を救出に来てくれた男。こりゃ惚れますよ! 元々惚れてたんだから、こりゃもう大変です。 (何がだ)
エディも最後にやってけれたし。アンタは立派な4人目のメンバーだったよ。目障りな部下を見捨てたり殺そうとした上官達より、よっぽど人間味があるよ。
最後の男のヘタレぶりにはガクッと来たけど。たった一言なんだからビシッと決めんかい!




   グリーンカード  

*ネタバレしてます
永住権のための偽装結婚って、わんさかあるんでしょうね。役人さんも大変だ。
2人が惹かれ合う過程をもう少し丁寧に見せて欲しかった気がする。彼と思いがけず話が弾んだというわけでもないのに、彼女が恋人と話してても退屈というのが、何で? という感じでした。なのでラストも、素敵だったんだけどあまり入り込めなかった。あの場で本当に愛し合ってるのが分かって、本当に結婚するならいいですよ、というくらい甘々にしてくれても良かったかも。そんな甘いもんじゃないだろうけど。役人がそう示唆したりジョークで言う、のでもいいから。




   ラブ&クライム  

*ネタバレしてます
男の優柔不断さも含めて三人ともの行動が、 「自分でも同じことをするかも」 と思えた。
それでも撃たれた男女は自業自得。可哀想なのは、騙された (と思っている) 宝石店員の彼女です。男性不信になるんじゃないの。




   ダブルオー・ゼロ  

主人公2人がバカすぎてバカバカしかった。
ルームサービスを運んで来たメイドの上にソファを乗せて飛び跳ねるのはイカンだろ。全然笑えませんでしたよ。ひどすぎる。島で気を失った女性工作員を引っ張って行った男もな。




   チャンプ  

*ネタバレしてます
なんかいい父親みたいになってますが、コイツが幼い息子のお小遣いをもギャンブルに使い込んだことを忘れちゃいけません。息子は母親より父親を選びましたが、いきなり私がママよと名乗った知り合いのオバサンより、8年間一緒に暮らしてきた父親の方に執着するのは当然。人間的に父親が優れているというわけでは全くない。
馬を取り上げられたり逮捕されて狼狽してましたが、 「お前がギャンブル止めればいいだけの話だろッ」 と思いっ切り冷めた目で見ちゃってました。 
父親が死んだ時の、息子役の男の子の名演は素晴らしかった。天才なんじゃないの。




   グエムル -漢江の怪物-  

*ネタバレしてます
バカバカしいけど、それなりに面白かった。CGなど結構頑張ってたんじゃないでしょうか。最後の方は少し飽きて来ちゃったけど。
あそこまで引っ張っておいて、結局娘が死んじゃったのは拍子抜け。




   タッチ  

『タッチ』 (漫画もアニメも) のファンではないのですが、実写版はいただけないなあ。特にヒロインの長澤まさみ。朝倉南ちゃんは南ちゃん以外はやってはいけないと思う。 ( ← なんのこっちゃ)
和也が亡くなった時の号泣の演技はド下手だったし。 『チャンプ』 の息子の演技を見習えっ。




   ロケッティア  

*ネタバレしてます
故障した飛行機の友人を助けに行くのは、 『魔女の宅急便』 のラストシーンを思い出しました。その後も、彼女を助けに行くために使ったのがいい。ガムも役に立ったし。
飛行船からの脱出も、いつもなら 「んなバカな」 なんだけど、まあいいんじゃないのと思えた。ラストのハッピーエンドも素敵。FBIがニクイよね。




   誘惑の囁き  

*ネタバレしてます
事故った車から取ったのはヤバイ物っぽいし、冒頭のヒッチハイクで止まってくれたヤツより危ないんじゃないか、と思ってたらやっぱりでした。と思いきや。倒錯的な見せ方だなーとは思ってたけど。結局フィンチはいい奴だったのか? (笑)
こういうだまし打ちみたいな展開も別にいいんだけど、トラウマになって、その後の作品も素直に観れなくなるのがちょっとなあ。




   ワイルド・タウン/英雄伝説  

*ネタバレしてます
治外法権だかで、こんな腐った人間 (保安官含む) が蔓延するのは腹立ちます。どっちが悪いんだよ! と言いたくなる。
裁判は無罪になって良かった。こういうのを見ると、陪審員制度も悪くないかもと思える。
あっさり保安官に当選したのはいいとしても、法律と町人との連携で悪を一掃していくのかと思いきや、銃撃戦、殴り合いのドタバタで終わったのが何だかな。麻薬も絡んでたし、もっと大きな抗争になるのかと思ってたら、あれで終わり? 全員退治したの?




   ヘイヴン〜堕ちた楽園〜  

よく知らない男の車に乗って、操縦できるかも分からない船に、よく乗るわ。車の時点でレイプされたり、もし船を動かしてたら事故って死んでても不思議じゃないぞ。
娘が自分から股を開いたなんて信じたくなくて、レイプだ! と仕立て上げるなんて、どこの世界でも父親ってのは。その娘だって、てめえがよその娘の股に突っ込んで作ったくせにねえ。父親だけでなく、兄まで 「妹に手を出すなぁ!」 と暴れるのが意味不明。気持ち悪いな。おかげて娘は自暴自棄になって、手当たり次第に男と寝まくりましたとさ、か。さぞご満足な結果でしょう。
しかし救いようのないラストでした。




   天使にラブ・ソングを…  

多分観たことあると思うけど。2だったかな。
修道院に身を隠すのは これまで観た映画でも何度かあったし、それほど部外者が入り込むことの出来ない神聖な世界なんですね。
「もう耐えられない」 と電話したり、ノコノコ街へ出て行ったりしたのは 「何考えてんだボケ!」 とイラついたけど、まあ、大人しくジッとしてたら映画としてつまんないしね。
歌の指導はさすが。うまくハモらせた時や手拍子で歌った時など、ゾクゾクしました。
同僚をも信用しないで秘密を守り通した刑事さんはカッチョ良かったなあ。惚れました。




   GiNGA  

サッカーにも選手にも興味がないので…。好きな人にはたまらない作品でしょうね。




   ツイステッド  

主人公が犯人ではないだろうので、誰だ? というのが結構ハラハラワクワクした。向かいの部屋の老婆もグルなんじゃないかとまで思いましたよ。
主人公は無罪だったけど、アルコール依存症に激情型、行きずりの男と寝まくるわ、十分問題アリでヤバイよな。弱い人間を否定するわけじゃないけど、この主人公は好きになれなかった。




   素晴らしき日  

初対面からここまで険悪だと、逆にくっつくんだなと読めてしまいますね。いいけど。
子供でのドタバタは前半で飽きてしまった。○時○分といちいち表示するほどのことだったのか。仕事する人 (男女とも) は子供持つなってのか? と思いましたよ。急いでる時に 「オシッコ」 と言われて、だー、やっぱり子供は面倒くせえとも。ラストは素敵でした。




   シンデレラマン  

実話が元らしいし、いい話だと思います。私がボクシングにあまり興味がないので 「ふーん」 だっただけで。ボクシングのことはさっぱり詳しくないので、 「なんで勝ち続けられたんだろうなあ」 と不思議だし。
不況の様子が見てて気の毒でなりませんでした。お金を返すのがいいですね。あと、最後のナレーションで、 「家を買って子供を育て、生涯そこで暮らした」 というのが一番ジンとしました。家庭平和が一番ですよね。




   ホワット・ライズ・ビニーズ  

*ネタバレしてます
奇妙な出来事の犯人は人間なのか幽霊なのか一体何なんだハッキリしろ! と引っ張りすぎで少しイラッとしましたが。人間 (隣人) でなく幽霊なんだと分かった時、なぜか少しホッとした。この世で一番怖いのは生身の人間だと言われてるけど、やはりそうなのでしょうか。
あれだけ大騒ぎしといて、隣人は一体何だったんだ。あれからパッタリ出て来なくなったな。
ドアを閉めたら人が立ってるとか、顔を上げたら後ろにいるとか、基本的な驚きが多かった。
夫 (ハリソン ・ フォード) がしぶとすぎ。バスタブの妻のネックレスを見た時、妻の顔が違って見えたのが個人的に一番ビックリしたし、洗面台に首を打ちつけて死ぬ、とすれば良かったのに。もしあそこでまだ意識があったなら、妻が死ぬのを見届けるだろうに、わざわざ階下へ行くのは不自然。一階で絶命してるようにしか見えなかったのに、物音でカッと目を開いて、走る車を追いかけて飛び乗ったなんて、 「んなバカな」 でした。
娘からは一度も電話がないし、あの涙の別れのエピソードは何だったんだ。




   007 ダイ・アナザー・デイ  

やっぱり007は合わない。出会った女性との、猛獣は夜どうするのとか何とかのやり取りも、 「何言ってんだよ」 と冷静に聞いてて恥ずかしかったぞ。
透明な車とか、ボンドファンにはたまらんのでしょうか。現実離れしすぎててちょっとダメです。
ラストシーンも全然ステキに感じなくて、 「おいおい、ダイヤを全部片付けてからじゃないと、痛くてセックスどころじゃないだろ」 としか思えなかった。




   フライトプラン  

前評判より面白くない、と聞いてたのであまり期待しないようにしてたんですが、いやいや、面白かったです!

*これよりネタバレしてます
娘が本当にいたのかどうか、私自身も、貨物室の先端にいる娘を見るまでは自信が持てなかった。死亡通知まであるんじゃ、ひょっとしたら娘と一緒にいるシーンは主人公が頭で作り出したものだったんじゃないかと。 (実際 駅から家まで、亡くなった夫と歩く想像をしてたし)

主人公がおかしいのか、誘拐されたのか、だとしたら犯人と目的は…とドキドキしっ放し。コイツが犯人だったのか、だまされたあ! という感じでした。離陸前に 「後ろの空いてる席に移動したくなるね」 と声をかけたのも計算だったのか。
しかし後ろの席に移動し、しかも母娘とも眠るというのはどちらも不確定な賭けで、せっかくCAがグルだったなら、飲み物を勧めた (実は睡眠薬入り) 伏線があっても良かったかも。
うまく棺を開けた瞬間に立ち会うのも不確実だし。トイレから貨物室に行ったのもしばらく気付かなかった風だったけど、棺は開けさせなければならなかったんだし、ひょっとしたら計画通りだったのか。

乗客全員が降りた後も、変わらずに引き込む内容で、時間的にも長すぎずちょうど良かった。
欲を言えば他の乗客のセリフやパニック (緊急着陸の時など) があったり、主人公が娘を抱いて歩いて来た時をもう少しオーバーめに感動的にしてくれても良かったかも。あのくらいでいいのかもしれないけど。でも機長に 「もし娘が見つかったら、娘に謝ってもらう」 と言ってたのだから、やっぱり謝って欲しかったな。部下であるCAが関わってたんだし、もっときちんと謝罪する必要はあると思うけど。
しかし搭乗の際に入口にいたCAが、娘を覚えてたら一件落着だったんですよね。一番乗りだったんだし、普通覚えてるだろ (笑)
あと家を見張ってたと食ってかかられた男性は、完全に人間違いだったわけですよね。最後に荷物を渡してもらった時、謝れよ! (笑)
あと窓の外をフラッシュつけて写真撮ってた男の人は、果たしてうまく撮れたのでしょうか。フラッシュつけちゃダメだと思うんだけど・・・。




   ストレンジャー  

*ネタバレしてます
意外な犯人でした。多重人格の医者自身が多重人格だったとは。最近の一説では、多重人格というのは存在しないというのを聞いたことがありますがどうなんでしょう。
一番可哀想なのは恋人の男性です。あ、婚約者もか。悪いのは全て父親で、アイツのせいでこうなってしまったんですよね。妻に暴力ふるうわ、娘が幼いのをいいことに代わりに殺させるわ、性的暴行するわ、本っ当最低な男だな。

母子と会ってただけで確認もしないで 「結婚してるようだ」 て報告した私立探偵や、偽称殺人を見破れない警察など、いい加減すぎ。

向かいの部屋の友人は、全て知ってて主人公の側にいるのではとも思ったけど、ぜーんぜん気付いてないただの友人でしたね。もし知っていたら、さすがに大ケガまでさせられたんだし、治そうと医者に連れてこうとするわな。




   パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち  

ジョニー・デップがまたカッチョいい役でズルイ (何が) と思っていたけど、往生際悪く命乞いしたり、無人島から脱出できた本当の理由とか、結構カッチョ悪い所もあって面白かった。最後の立ち去り方もそうだし (笑)
呪われた海賊たちの、月光の元での姿がリアルに気味悪くて良かった。 (変な日本語)
閣下も立派な男性ですね。ニクイね。




   シャドー  

闇に姿を消したり暗示をかけたり、地味な能力だけどあると便利そう。
一目惚れした女性が抱いて欲しがったり、下着姿でベッドにいるのに、よくムラッといかないもんだ。唯一のラブシーンは最後のキスのみで、それが却って良かった。何となく007を連想させたんだけど、ボンドなら即効ヤッてるだろうな。




   カンフーハッスル  

斧がコワイ。
「そこのお前、かかって来い!」 と弱そうな奴を次々指名するのに、出て来たら背が高かったりマッチョだったりするのが面白かった。あれCGなのかな?
後はバカバカしかった。カーラー撒いた大家のオバさんはちゃんとした格好するとタバコかないと誰だか分からんとか、キャンディーは当時の物ならカビだらけなんじゃないかとか、そのくらい。




   ブロークン・フラワーズ  

男性なら誰しも、昔付き合ってた女性から 「実はあなたの子供を産んでました」 と言われる可能性ってあるんですよね。女性なら、気付かないまま妊娠、出産なんてことは有り得ないわけで。
それってどんな気持ちなんだろう。妻子がいるなら、今の生活をおびやかされないか不安になったり、独身なら驚きと困惑と 「会ったみたい」 という気持ちとが入り交じる感じかな。

主人公が会いに行った最初の女性2人は快く迎えてくれたので、いい別れ方をしたんだなあと感心してましたが、動物博士の彼女はちょっと他人行儀だったし、最後の彼女は散々。タイプライターが捨ててあったし、この彼女が一番有望だとは思うけど。
子供はいるかとかタイプライターはあるかとか回りくどく尋ねて、結局全員白黒つけられなかったわけで、 「手紙を出した?」 とハッキリ聞けば良かったのに。もし手紙の主なら、尋ねて来た時点で用件はピンと来るはずなんだし。

サンドイッチをおごってやった青年は関係なくて (うろついてただけで息子だと決めつけるなんて思い込みが激しいな) 、車で通り過ぎながらジトーッと見て行ったあの男が息子? 見るからにろくでもなさそうで、オチにふさわしいヤツだったなあ (笑)




   三銃士  

友情が素晴らしい。妻に裏切られた金髪の人がカッチョ良くて好きです。あんな別れ方になって、ますます妻のことを忘れられなくなっちゃうんだろうな。くそう。 (何が)




   ブレイブハート  

*ネタバレしてます
領主が祝福として初夜の花嫁を床に招くなんて、なんちゅう卑劣でドスケベな決め事だ。
可愛い女の子を見かけると物陰に連れ込んで暴行、逆らえば見せしめとして処刑というやりたい放題。反逆は当然です。英国王はもちろん怒るけど、兵士のやってた暴行を知ってるのか、お前らの妻や娘が同じ目に遭わされたらどうだと言いたい。
尻を出して第2陣の矢が刺さったヤツは間抜けだ (笑)  絶対いると思ったけど。
戦いはまぎれもなく 「戦争」 なのだけど、現代の戦争映画よりもやり切れない思いがないのはなぜだろう。銃やミサイルなどの大量破壊兵器を使用していないからか、指揮者自らが第一線に出ているからか、戦いの目的が純粋に自由だからなのか。
兵士にも妻や子、親がいるだろうし、どんな人物か分からない (味方だったら友人になったかもしれない) のに、敵国の人間だからというだけで問答無用で殺してしまうのは、やはり間違ってると激しく思いましたが。
主人公が皇太子妃から飲まされた薬を吐き出すシーンがカッコいい。メル ・ ギブソンかっこいいー。
一旦は裏切った貴族は、心の揺れ動きが人間らしかったと思う。




   SWEET SIXTEEN  

麻薬がこれほど蔓延してることに驚愕しました。
主人公2人ともバカだよなあ…家が燃えた時も、気の毒だけど、しょせん汚く稼いだ金だったんだからこれでチャラじゃんかと思った。殺人のテストも、本当だったとしてもあのまま刺してただろうし、今回はテストでも次は本当に命じられるかもしれないし。
それ以上に救いようがないのは母親。人間的に弱すぎ。あんなに愛してくれる息子がいるってのに。あんな環境じゃ、息子のした行動も無理もないような。
唯一まともなのは姉だけか。 (シングルマザーなので男運はないようだけど)




   この胸いっぱいの愛を  

*ネタバレしてます
唐突にタイムスリップしたなあ。この時一番考えるのは、手持ちのお金が使えないことですよね。何でお札のデザインて変えちゃうんだろう。
手紙の隠し場所が分かりづらすぎる。赤い杭の周辺のどこにどのくらいの深さで埋めてあるのか、あるかないか掘ってみないと分からないし。幼稚園に母親がなぜ辞めたのかを尋ねに行ったのも、人質を取って荒々しく乗り込む必要ないのに、映画の観すぎなんじゃねえのコイツ。
飛行機事故で乗客全員が実は死んでた、というのは分かるけど、残骸の座席があんな無造作に残されてるのはありえないだろ。
主人公も、死に直面してる患者に向かって 「死ぬほど心配してます」 とか、 「生きたくても生きられない人間もいるんだ」 とか言っちゃイカンでしょう。病院から無断で患者を連れ出すのもどうかと。
練習中の楽団の前で突然 「僕には命を賭けて助けたい人がいるんですッ」 と土下座されても、何が何だか。順々を立てて説明するということを知らんのかコイツは。
もう1人のチンピラも、臨月近くになってから 「産むな」 なんて言われても。 「あんたの子供に産まれて良かったよ、母さん」 なんて訳の分からん台詞を残すより、 「…お腹の子はきっと、あんたの子供に産まれて良かったと思うよ」 とか言ってあげた方が良かったんじゃないの。
コンサートではいきなりステージに上がってバイオリン弾き出すし。団員も普通渡さないだろ、大事な楽器を、どこの誰だか分からん奴に。観客一同拍手喝采なのもありえないし。
これで4人とも心残りだったことをやり終えたわけだけど、花の鉢を持って行った男は、鉢を地面に置いてから消えろよ。割れた鉢をまたあのオジサンが片付けなきゃいけないと思うと、そっちの方が心残りだぞ私は。




   世界の中心で、愛を叫ぶ  

写真を撮りに行った時の無断外出もハタ迷惑だけど、オーストラリアへ行くのに病院を抜け出すのも、何考えてんだか。大体、マフラーやコートとかどうやって用意したんだ。
無断で病院は抜け出すわ、飛行機が欠航になって空港職員に食ってかかるわ、どこまで周囲に迷惑かけるんだか。有名な 「助けて下さい!」 のシーンも、 「お前が病院から連れ出すからだろうが」 と完全にシラケてました。墓から遺骨を盗み出させる写真屋のオヤジもとんでもねえし。
現代の婚約者が、テープを届けてた女の子だったという、柴崎コウの存在は完全に蛇足。
オーストラリアに着いてから、遺骨を撒いて欲しいなんて聞いてもな。先にテープを聴いてればねえ…と思ったら、持って来てるのかよ! これもまさか墓から盗み出して来たんじゃねえだろうな。ラストの 「手品みたい」 の伏線アリのシーンのみ、ほんの少ーし良かった。




   ラブいぬ ベンジー/はじめての冒険  

父親が最低。妻子への虐待もしてたんですね。母親がさっさと離婚すればいいのに。
ハムをあげてた老人がカワイイ。悪態をつきながら結局は可愛がるというパターンは大好きです。ベロンチョを待ってポーチで夜明かししちゃうし。
管理局2人のやり取りがバカすぎて飽き飽きだったけど、いいヤツらなんだよね。管理局の人達もみんないい人。
2匹とも実際に愛護協会と管理局から連れて来られたとのことで、これも心温まるエピソードでした。今は監督さんの家に住んでるっていうし。しかし、ベロンチョは結局ベロンチョって名前なのね (笑)




   やさしくキスをして  

男が情けない。自分からアプローチしてヤリまくっといて 「実は結婚するんだ」 じゃ、そりゃ誰だって怒るでしょ。家族を捨てられないというのはでも、分かる気がする。だったら他の女に手出しちゃイカンがな。
お互いに相手の宗教がどうのこうのと言われ、聞いてるだけでウンザリした。私が無宗教というのもあるけど、宗教って人生を幸せにするためのものじゃないのってシンプルに思う。妹は希望の大学に行かせてもらえないし可哀想。ハタで見てても、こんな家族クソ喰らえだよな。
でも洗脳されてる姉と違い、主人公と妹は自分の人生を貫く決意をしたので嬉しかった。自分自身を信じられなきゃ、幸せな人生にできるはずはないと思う。




   ナイアガラ  

*ネタバレしてます
ナイアガラの滝もそういえば行ってみたいなあ。映像は40年前だから、現在はまた変わっているかもしれないし。8時半のライトアップはまだされてるのかな。
新婚旅行の夫妻が散々ですね。最初は身勝手なマリリン妻に振り回され、空気の読めない副社長に連れ回され、逃亡夫の巻き添えにされ。
漂流してナイアガラの滝の方へ流されて行くというのは、なかなかスリリングな展開でした。バリバリ合成でしたけど (笑) しかし 「管轄外に行っちゃいましたー」 と引き返す警察が信じられん。お役所はいつの世も同じですな。
逃亡夫が妻を助けてあげたのは見直した。現在の映画だったら、自分がまず助かろうとするよね。ボートを盗んだ時点で夫はまだ逃げるつもりだったんだろうけど、いつ諦めたのか。生き延びても逃亡か服役生活のどちらかだから、ナイアガラでダイナミックに死んだ方が良かったのかも。




   沈黙の追撃  

前に観たっけ? スティーヴン ・ セガールの映画は全部同じに見える。
マインドコントロールをもっと効果的に使って欲しかった。ラストもあまり好きじゃないなあ。




   少林サッカー  

バカバカしい、と言ってしまってはそれまでだけど (笑)
君は美人だよ、と真っ直ぐに目を見つめて何度も言われたら、そりゃ好きになるだろ。その気にさせといて 「いや、友達として」 はないだろ。




   ハンニバル  

用心深くて頭が良く、ともすれば紳士にすら見える凶悪犯が 考えられないほど残虐な方法で殺人を犯すのが、前作に続きゾクゾクします。
しかし何でクラリスにだけあんな過保護なんだ。助け上げて手当までしてあげるわ、自分の手首の方を切り落とすわ。ヒロインは手首なしにはならないのね。いいわね。しかしなんでジョディー ・ フォスターじゃなく他の女優さんだったんだろう?




   地獄の黙示録  

映画としては決して悪くないと思いますが、私好みじゃありませんでした。ゲームのように人を殺したり、そんな中にいてもサーフィンをやることしか頭にない機長とか、頭がおかしくなりそう。戦争はやっぱり嫌ですね。




   パーマネント・バケーション  

ダンスや不気味な本の朗読をしたり、歩いてたりなどのどうでもいいシーンがダラダラと長すぎる。母親と同室の笑い上戸の女が大笑いするたびにカンに触った。笑いって本来癒されるべき物だろうになあ。
何が言いたかったのか全く分からない映画でした。




   上海の伯爵夫人   

日本に対しての見方が厳しいので、単純に嫌な気分でした。
港のあれだけの人の中でそれぞれを見つけるなど有り得ないけど、ハッピーエンドが好きなのでまあ良かった。




   レジェンド・オブ・ゾロ  

ゾロっていわばヒーローなのに、家庭不和に悩んでるカッチョ悪い姿を見せるのはどうかと。
つか離婚するの早すぎ。ギャンギャン言い合ってるのはまるで夫婦漫才のようで、本当は気が合ってんじゃないのと思ってたら、案の定 復縁。だったら子供もいるくせに、軽はずみに離婚するなよ、とラストの結婚式も逆に腹立たしく思えちゃいました。




   パンチドランク・ラブ  

姉7人のかしましいこと! 窓ガラスをぶち割りたくなるのも分かる気がする (笑)  女きょうだいがいると、女性の扱いがうまかったり、女性に幻滅したりするそうだけど、納得です。
セックス ・ ダイヤルからの恐喝、主人公のキレる性格から、破滅的なラストになるかと思いきや、意外なハッピーエンド。いいのか?




   トランスポーター2  

「そんな馬鹿な!」 というシーンの連発だけど、このくらいしなきゃ面白くないのかも。というかそれが許される (許してしまう) んですよね。ストーリーが面白いとこうなのか。でもさすがに、敵宅に乗り込んでからは少しやり過ぎな感がしたけど。飛行機にも一体どうやって乗り込んだんだ。カメラを睨みながら車で走り抜けるシーンはカッチョ良かった。
去り方もクールでいいねえ。 「面会は済んだよ」 と看護師のワゴンに花を載せ、それが病室に入って行くというスマートさ。カッチョ良すぎてシビれます。




   ダウン・バイ・ロー 

*ネタバレしてます
脱獄するまでは退屈でした。警察犬ってあんなに吠えながら追いかけるの? とか、ウサギっておいしいんじゃないの? とか気になりましたが。
家の偵察を素直に行くのも、暗くなるまで2人がじっと待ってたのも、住人の女性と囚人が恋に落ちたってのも信じられん。続けて入って来た2人にも驚く様子もなく、普通に食事を出してるし。つか、自分だけワイン飲んで肉食ってないで、もっと早く2人を呼びに来いよ。
別れ道は、朝だから木の影から見て、右が西なのでは。その通り行ったからいいけど。結局この2人は仲が良かったのか悪かったのか。




   イベリア 魂のフラメンコ  

フラメンコ踊ってるだけの映画でしたね。早送りしちゃいました。




   大脱獄  

*ネタバレしてます
男の非情さに許せねぇと思っていたら、あのラストに思わず拍手! ざまーみろ。強盗に入った時から腹立たしかったもんな。
娘の父親を運悪く殺してしまい、ホモの看守に目を付けられ、首吊り未遂を目の前で見せられ、騙された結果銃殺されてしまった若者が一番可哀想。
刑期を全うして真面目に働く、と自ら官房に戻ったオジサンが一番賢明。
新しい所長は、仕事が好きで誇りを持ってるんだと思ったけど、大金を持ったらやっぱり変わってしまうのでしょうか。 「そして彼はその後幸せに暮らしました」 というのがチャンチャン、という感じで面白かったし、いいんだけど。




   未来警察  

85年の映画なので、ロボットの性能や形が昔風ですね。動源も電池だと言ってたし。現在ならバッテリーやソーラー、形ももっと違ったものになるでしょう。
私はロボットは信用してないので、暴走したり狂ったりするのは納得できる。
ただ、機械が暴走してる家に侵入するシーンでも、 「どーせ芝居なんだし」 と全く緊張感が出なかった。そんなこと言ったら映画全てがそうなんだけど、なぜか。
後半は面白かった。男性の高所恐怖症が伏線だったとは。家のお手伝いロボットは1台欲しいな。




   レッド・サイレン  

*ネタバレしてます
少女を救った男の人がカッチョいい。トランスポーターを思い出しました。
母親が娘にあれだけこだわるのに納得できなかったり (とても素直に跡を継ぐとは思えないのに) 、ちょっとストーリーのツメの甘さを感じた。
あのペンダントは彼がしていたもので、ということは生きてるってことか。そんなバカな。ますますトランスポーターみたいだな (笑)  それに何でペンダント?わざわざ分かりにくいアイテムを出すなら、 「これちょうだい」 という会話を伏線で入れといて欲しかった。




   ある子供  

*ネタバレしてます
事あるごとにジャレ合ったり追いかけっこしたり、ただのバカップル。女は子供を売られたことを知ってショックを受け、男を切ったのがまだ救いでした。
男がとにかく最悪。乳母車も速攻売り飛ばすわ引ったくりはするわ、どこまで人間が腐ってるんだか。
結局最後にヨリを戻してしまったのがガッカリ。乳母車を速攻売り飛ばして、腹が減ったりびしょ濡れになった時だけ来やがって。私が親なら、ボッコボコにフクロにして根性叩き直してやるのに。




   靴をなくした天使  

手クセの悪いコソ泥が、出来心で乗客を助けたってだけでヒーローになってしまうのが納得いかない。結果的に主人公はヒーローにはならなかったし、乗客を救った行為は素晴らしいものではあるけれど。
救えなかった少年の父親の名前を知ってるか否か、または再現番組での行動が違うことで真実が明らかになるのかと思いきや、そうでもなく。
主人公の刑期はどうなったんだとか、ラストにあれを助けてしまうと今度こそヒーローになっちまうんじゃないかとか気になった。そういうことを考えてない、ノリだけの浅はかな終わり方にガッカリ。別れた父親を息子の前で悪く言ったり、再婚相手に 「別れた亭主と同じね!」 など言うのは良くないと勉強になりました。




   ランボー3怒りのアフガン  

ドンパチがあまり興味がないもので。男の人は好きなんでしょうねえ。スタローンのセリフや行動がいちいちカッチョ良すぎるのも鼻についた。脚本を自分が手がけてるっていうのがなあ。穴の中に爆弾を落とされて背後に受けたら、それだけでも普通大火傷するだろうに…




   ナルニア国物語/第1章 ライオンと魔女  

後ろ向きにタンスの奥に進めば、森に出られるのかな。
ハリー ・ ポッターみたいな雰囲気でなか面白かったけど、後半 戦争みたいになってしまったのが残念かな。しかし互いの兵が向かって行く映像は美しくすらあった。
最初は小憎たらしかった次男が、果敢に戦いに参加して、 「お前はいつになったら言うことを聞くんだ」 と兄に言われてたのが良かった。
ただ長男の活躍がもう一押し欲しかったかな。魔女を倒したのも結局ライオンだったし。
成長した4人の姿はちょっと感動した。長男も王らしくなってたし。あれだけ成長してから、あんな子供の自分には戻りたくないなあ。頭の中は成長した自分のままなんだろうし。




   ジョー、満月の島へ行く  

自分の命が余命半年なら、そりゃつまらん仕事は辞めて女性にも積極的になるよね。
突然現れた男性の申し出をあっさり受け入れるのはまあいいとしても、カードでの豪遊があまりそれらしく見えなかった。ヨットでの生活もそれほど良いように見えなかったし、挙げ句の果てに漂流だし。
島に着いてからもあっけなくて、風で飛ばされるシーンで脱力した。アホらしい。




   オール・ザット・ジャズ  

ただの女癖の悪い男の話。 「もう苦しめたくないから」 と 「いい人」 の彼女と再婚しないのは、自覚があって自制してる分マシな気もするが、だったら苦しませないようにすればいいじゃねえかとしか思わないわけで。
看護師のお尻を触ってたのが、何気ないシーンだけど腹が立った。ここはそういう場所じゃねえんだよボケが。




   プロジェクトA2 史上最大の標的  

ジャッキー ・ チェンのアクションシーンって、そういえば銃を持ってる人がいないな。弾丸相手では、さすがのジャッキーも負けるもんね。
特有のドタバタはすっかり見飽きた。




   ヘッド・ロック GO!GO!アメリカン・プロレス  

どんな姿を見せても支え続けてくれるファンがいるってのは幸せなことですね。




   麦の穂を揺らす風  

人間は皆サディストではないか、という疑念を改めて感じました。ひどすぎる・・・




   明日へのチケット  

とんでもないババアだと思ったけど、携帯は本当に自分のだったのか。あの間違えた男も、一言も謝らないし。しかし切符はやはり違ってて、この時のババアの言い分は本当にとんでもない。
ミルクは、母乳代わりね粉ミルクと牛乳とじゃ違うと思うけど。ないよりマシか。




   彼氏がステキになったワケ  

PDAとかEATって、日本でも流行らないだろうか。KYみたいに。
どんな言い分を並べようと、彫像に落書きしたり、経血で絵を描くのはどうかと。
主人公 (?) の女ははっきりいって性格悪い。アーティストぶってるのもムカつくし。
グチャグチャとした言い合いのシーンがダラダラと何度もあって、後半はゲンナリでした。




   コンスタンティン  

天井に張り付く女の人が怖い。あとCGが凄かった。




   ミッドナイト・エクスプレス  

*ネタバレしてます
見せしめのターゲットにされたのは不運だったけど、ゲイの看守に療養所でなく拷問部屋 (?) に連れて行かれたのは結果的に幸運だったんですね。それか全て。看守に分からない言葉で話しかけたれたり、向こうから車が来たりなど、ドキリとさせるのも上手かった。ラストの静止映像は珍しい見せ方だったけど、良かったです。




   ユア・マイ・サンシャイン  

*ネタバレしてます
すごくステキな恋物語で (やっぱり男は押しだ!) 、反対していたはずの母親ともうまくいって、でも前半でこれだけ幸せになってしまったら、このまま終わるはずないし何があるんだろう…と観たくない気持ちでした。
前の亭主が来たのまでは想定の範囲内だけど、HIV感染は少し突拍子なく感じたけど、 「遠い世界のこと」 という意識が間違ってるんですよね。HIVキャリアの女性への差別と知識のなさを不快に感じたけど、日本も似たようなものなのかもしれない。
結局、男性は陰性だったのか陽性だったのか。陽性だったとしても、彼女愛し結婚したことを全く後悔しないだろうし、陰性だったとしても、彼女を探し出してやっぱり再び添い遂げたんだろうなと思えました。実話が元だというのに驚き、純愛だなあと感動しました。




   バベル  

弟は考えてみたらすごい銃の腕前だな。子守の女性は気の毒に。日本のシーンは不要。あの女は一体何がしたかったんだ。全裸になったのは凄いですけどね。




   ストレンジャー・ザン・パラダイス  

3人の関係が奇妙で、情なのか友情なのか愛情なのか。 (友人は女性に好意を持ってるように見えたが)  同じ部屋に泊まっても何もないんだもんな。ヘタしたら 『天国の口、終わりの楽園』 のように3Pの展開になってもおかしくないのに。




   私がウォシャウスキー  

ただの気が強い無鉄砲な探偵気取りの女じゃなく、腕っぷしも比例してるのが良かった。娘も最初はクソ生意気だと思ったけど、可愛かったし頭もいい。新聞記者の彼とのやり取りも良かった。




     

*ネタバレしてます
まさかとは思ったけど、本当に欲望のために囲ってたのか。カレンダーの 「結婚」 を見た時も、 「いやいや、彼女にふさわしい男性を連れて来て結婚させてあげるつもりかも」 と考えてたのに。しかし男も、迎えに来たんならさっさと連れて帰れよ。ジイさんと一晩でも寝かせるんじゃねえよ。あの晩ヤラレてたらどうすんだ。
去っていく船のロープを首にかけて、というのは何ともはや。でも少女が戻って来て、結婚式したのには、えー! 間違ってるよそれ! それは愛情なんかじゃないってば! 両親と外の世界が待ってるのに…。男も黙って見てるんじゃねえよ。
ジジイが海に飛び込み、彼女が戻って来てからのアレは何なんだ。完璧にヤラレてたよね。あの弓矢はジジイが飛び込む前に放ったものか? なんかシックリ来ないラストで、あのまま船で去って終わり、で良かったのに。




   アメリカン・スウィートハート  

いくら理想の夫婦だったからって、当人にしか分からない色々な事情があるのに、別れたことをあーだこーだ言われるのはさぞウザイだろうなあ。気の毒に。
姉妹の関係が、なんか叶姉妹を思い出しました (笑)




   グッドナイト・ムーン  

夫ももっと考えろよ。子守なら探せば他にいるだろうが、と前半はずっと突っ込みまくり。
仕事より子供達をキッパリと優先したり、母親が約束を破ったと思わせないよう自分が頼まれて忘れたのだとウソをついたり、彼女にもすごく優しい所があると思う。 
プレイボーイ同級生への仕返しの方法は、個人的にはスカッとして好きだけど、ウソはいけないという母親の反論 (嫉妬もあったにせよ) も一理あるなあ。自分ならどうしただろうと考えさせられました。
最後の写真は感動的でした。観終ってみると、父親の影が薄かったな。




   ヴィレッジ  

愛する人を亡くした人達が集まってる、というのはわかったけど、そのせいで息子を死なせることになるんじゃ本末転倒なのでは。赤い色が不吉だっていうのもよく分からないし。喪に服してるから?
しかし、薬でいいのか? 救急車呼べよ、というくらいのケガなんですけど。
あとあの女の人は、絶対目が見えてると思います。




   アサルト13 要塞警察  

確実に何かが起こることが分かってる映画ですな (笑) 身内で怪しいヤツは最初からバレバレだったし。




   セックスと嘘とビデオテープ  

旦那が最悪にゲスな男。妻は旦那を避けてるようには見えなかったけど、どうしてこの夫婦がセックスレスになったのか、それなのになぜ夫婦関係を続けていたのかなどがよく分からない。
妹を責めないで姉妹関係を続けていくのか、ビデオの彼と付き合うのかもよく分からない。何なんだか。




   ナバロンの嵐  

*ネタバレしてます
ドキドキさせてくれました! 特にペニシリンを掘り起こす (フリ) の時とダムの爆破の時。爆破タイマーを20秒でいいかと聞かれて、 「慌てて逃げずにすむ」 と答えたのはズンと来た。 「男」 だなあ…。爆破は失敗だと一旦思わせておいての大逆転。黙ってたミラーは愉快なヤツだ。ひょっとしたら、2人にもしものことがないようにと考えて、崩壊するギリギリの量の火薬にしたのでは…というのは考え過ぎ? ラストも愉快で良かった。




   アンブレイカブル  

*ネタバレしてます
ガキがとんでもねえ。ウェイトを足したのも下手すりゃ大ケガするとこだし、銃で撃とうとしたのなんか、私が親なら力一杯ぶん殴ってるぞ。
万引きや通りすがりの暴力など、現行犯でなければ逮捕できないケースもあって、どうにもできないことにジレンマ感じて落ち込みそうだなあ。
ヒーローが自分だと新聞を見せてたけど、またガキがとんでもねえことするんじゃないの。
ラストが衝撃的で良かった。何百人も殺しても、精神的に病んでるということで死刑にならず施設に送られたというのが納得出来ないけど。




   グラマー・エンジェル危機一髪  

汚染ヘビが逃げ出したんだから、ノン気に着飾って飲みに来てないで周辺に警告しろよ。新婚さんが死んでるのを見つけてキャーキャー叫んでたけど、なんで勝手に回収されたと思ったんだ。その後も 「36時間以内に死ぬって」 と相変わらず周辺への警告はせずじまい。有り得ない…
オッパイをやたら出しまくって、イチャイチャシーンを連発するのもウンザリ。そういうシーンは好きですが、出せばいいってもんじゃないんだよな。
絶命したと思ってた敵が襲って来るのもパターンだし、どうなったんだ、と思ってたヘビが便器から現れたのも何とも。しかもなんで煙と共に? 「キャアー!」 と叫びながら、次の瞬間には冷静にヘビの頭を撃ち抜くヒロインがいい (笑)




   かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート  

主人公はカッチョいいんだけど、鬼太郎みたいな髪型がどうも。 (あ、鬼太郎がカッチョ悪いと言ってるわけでは)
子供達がやってた修行は痛そう…。剣山の上に寝て上から石を乗せて、って。ここは地獄か、地獄なのか?




   デッドコースター 

*ネタバレしてます
濡れた路面、飲酒運転のトラック、オイル漏れしてる車、カッ飛ばして来るバイク、妊婦…これから何かが起きますよと言わんばかりの状況。いくら予知できても、何も起こらないうちに説明しても信じてもらえないというのをしみじみ感じました。映画では割とスンナリ受け入れられてたけど。
事故もそうだけど、1人目や歯医者でや危篤の黒人男性など、死に方が悪趣味きわまりない。 「これで死ぬと思わせて、別の方法で死ぬ」 という。脚本家が誰か知らないけど、 「オレが死神ならこうする」 ともて遊んでるようだ。
ヤク中男は、苦しんで死ぬのかと心配してたから、即死で良かったね。 (としか言えない…)
湖の底からどうやって彼女を救い出したんだ? なぜ彼女に予知できたのか、新しい生命というキーワードなど、なんだか曖昧になってしまい、もっときちんと筋道立てて欲しかった。
ラストも悪趣味…。




   オドレイ・トトゥinハッピーエンド  

宿なしで暮らすヒロインは、「たくましいなあ」 と最初は楽しく見てたけど、あまりの可愛げのなさに、すぐに小憎たらしいただのホームレス女にしか見えなくなった。男性も全然魅力的じゃないし…追い出すのか引き止めるのかはっきりしろよ。




   トレーニング デイ   

*ネタバレしてます
言うことはハチャメチャでも、ちゃんとしたいい先輩なんだろうなーと思ってたのに。あまりの汚さに胸悪くなりそうでした…。警官同士の口裏合わせや金の横取りは、実際にわんさと行われてるんだろうな。
あの男が周囲から見捨てられ、ああいう死に方をしたのがまだ救いでした。




   陽のあたる教室  

*ネタバレしてます
生徒達のオーケストラの上達や、マーチングバンドをやることになった過程は感動しました。
息子の耳が聴こえないと分かった時は衝撃。父親が音楽に携わっているのになんて皮肉なんだ。父親は息子からどこか逃げていて、早い手話を父親は理解できないが母親は分かる、というのがそれを象徴している。日本もアメリカも同じなんだなあ。
リストラになり、体育館にOG達が集まっていたのは感動。やはりこれは音楽だからで、数学の教師だったらこうはならなかったと思うと、音楽の授業がなくなってしまうのは残念です。




   スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー  

レーザー銃が 「ピロピロピロ…」 と出て来た時点で、もう (泣)  今どき子供向けヒーロー番組でももうちょいリアルだよね。昔の映画だから仕方ないけど。
失神させるために顔を殴るというのは、失神しない場合のが多いのでは? みぞおちの方が確実なのでは。殴り返した時、男まで失神してたらシャレにならんな。
オチは面白かったけど、レンズキャップが閉まったままならファインダーも黒いのでは…。




   オトコのキモチ♂  

*ネタバレしてます
毛ジラミネタは下品だし、彼女が婚約者のいとこだとかプッツン彼氏とか写真とか、観てて疲れた…。デパートの店員や友達は、電話で機転利きすぎ。薬局店員も料理うますぎ。
結婚式で異議を語り出したのには、花嫁が可哀想だろッとムカついたけど、兄が求婚して新郎のがフラレた形になったから許す。自分も続けてあの場で告白するのではなく、終わってからってのも良かった。タクシーの運転手というオチがあったからだな (笑)




   運命の女  

*ネタバレしてます
出会いは街でぶつかって、って昔のマンガかよ、 「スイート10」 のドラマかよっ (笑)
まっ昼間からレストランでキスしたり、きわどい場所に落書きしたり (水性ペンでまだ良かった) 、不倫のくせに軽はずみすぎる。そんな妻の変化に素早く気付くなんて、いい夫じゃんね。早く気付きすぎな気もするけど (笑)
尾行を依頼した翌日、夫が偽出張に出かけた途端にあっさり浮気現場を写真に撮られるとは。息子のお迎えを忘れたり、家でもスーパーでも所構わず泣き出したり、買い物の帰りにも危ない運転で男の家に向かったりと、完全な色ボケ状態が母親として情けなくて、妻にはあんまり共感できなかった。
夫が浮気相手のアパートへ訪ねに行ってからが、どうなるのか引き込まれっ放しでした。妻が写真を燃やしながら、 「あの日、ああしていれば」 と反すうしてるのが印象的だったなあ。
あれから本当に一家は引っ越したのでしょうか。姿を消したら警察に完全に怪しまれると思うんだけど、決定的な証拠でもない限りそこまでは探されないのかな。
罪の重さとしては、不倫より殺人だから夫の方が重いのだろうけど、きっと妻も同じくらいの罪悪感を持ちながら、今度こそ生涯夫に寄り添って生きて行くのでしょう。タイトルの 『運命の女』 というのは、浮気相手や夫にとって運命的な女性だったというのと、2人の男の人生を狂わせた女、という意味もあるのかな。




   MASAI マサイ  

私ゃ文明日本国民なので、 「獅子の王を倒せば雨が降る」 なんて迷信のために犠牲になった人がいたことがどうしても残念です。いくらその後何十年も英雄の戦士として語り継がれたとしても。まあ、そこの部族の人達にとってはそう信じているんだろうし、何が正しいかなんて誰にも言えないのかもしれないけど。
マサイ族って写真を撮るのもダメ、と聞いたことがあるんですが、地域によっては撮影OKなのか、本物のマサイ族ではなかったのか。




   キングコング  

キングコングというよりジュラシック・パークのようだった。ヒロインとキングコングが心を通わせるというのも出来すぎてる気がして、なんかイマイチ。
これってリメイクなのでしょうか? オリジナルのが観たかったな。




   ファイナル・デスティネーション  

デッドコースター』 の前作なんですね。 『デッド〜』 を数日前に観たばかりだったので、飛行機が180便だったことですぐに気付きました。
死に方の悪趣味さは相変わらず。個人的には2人目の女の子のような瞬間的な死に方の方が好きです。 (不謹慎な言い方だけど、あくまでも映画の演出として)  ラストは結局2人とも死んじゃったのね。




   フルスピード  

*ネタバレしてます
犯人がいまいちチョロイ。夫が黒幕というのもバレバレだったし。
主人公があまりハンサムじゃないから、最後のキスシーンもいまいち…。運転テクも言うほど見せ場はなかったし。友達の方が活躍してたような (笑)
車を届けに来た青年が一番可哀想。ちょっとマツジュン似の、明るくて真面目そうないいコだったのに。




   野獣捜査線   

なんか知らないけどあまり面白くなかった・・・。なんで 「野獣捜査線」 なんだろう?




   コールドマウンテン  

戦争の、というかそれを起こした人間の残虐性を考えさせられました。母親を痛めつけて脱走兵の息子たちをあぶり出したり、未亡人に対してやろうとしたことや・・・。戦場に限らずレイプは無数に行われている現実を見ると、なんで人間のセックスに快感を伴わせたのだろう、と哀しく感じる。せめて受け入れる側である女性のみに快感があるだけなら良かったのに。それでは進化上成立しないんだろうけど・・・。 (2本足で歩行するようになった人間は骨盤が狭くなり、子供を超未熟児で出産するようになってしまったため、女性は育児に専念できるよう、狩りをする役目の男性を繋ぎとめておくために 発情期がなく快楽を伴ったセックスするようになった、らしい)

井戸を覗いた時の光景が、水に映った反射とも見える絶妙な不思議さで良かった。でも 「倒れて、周りにカラスがいる」 というもので、悲劇なのが分かってしまっていたので再会してからも辛かった・・・。銃声は相手を撃ったものだ、と一瞬思わせておいて、実は相撃ちだったなんて、 「あー、そんな・・・」 という感じですよ。
ラストはちょっと救いがあったけれど。




   シェイド  

スピード感のあるハラハラするプロローグに始まって、まるで魔法のようなオープニング。本編も、カモにされた黒人のことがあったのに、ラストも全く気付かずに完璧にだまされました…。




   娼婦ベロニカ  

いかに高級でも娼婦は娼婦なのに、と思ってしまうのですが。それより男は諦めて、きちんと結婚できる人を見つけた方がいいのにとも。失恋の1回や2回なんて普通なのに。
宗教裁判は、誘いを断られて剣でケガさせられた男の下劣な仕返し。恋人の男のいとこだろ、何とかしろよッとイラついた。裁判であれだけ発言したから、まあいいけど。奥さんは可哀想でしたけどね。




   白いドレスの女  

*ネタバレしてます
男の人が言う 「いやよいやよも好きのうち」 というのは 「何言ってやがんだ」 と反発したが、やはりそうなのか? 「もう帰って」 と言われて玄関の鍵をかけられても、窓を割ってでも戻らなきゃならないのか?
遺言の書き換えに反対したので、男と妹が実はグルなんじゃないかと深読みしてたけど違いました。
でも女が 「どうしたら信じてくれる? あなたが何と思おうと愛してるわ」 と言われて、 「やはり何かの間違いじゃないのか」 と思ってしまった私はだまされやすいですかそうですか。
そして弁護士に話してた男の推理を聞いて、そんなバカな、そこまではないでしょうと思っていた私は、最後まで分かっていないのでした。




   ルイーズに訪れた恋は…  

妻とはセックスレスだったくせに 実は何百人とも浮気してました、ってことを話して 「距離が縮まるかと思った」 と信じてる夫 (元) と、やっと出来た恋人を 「昔のカレの生まれ変わりだと思うの!」 と素っ頓狂なことを言い出す女。ついてけません。




   クリムト  

意味が分かりませんでした。とりあえず主人公はあっちこっちで子供作りすぎ。




   美しき運命の傷痕  

浮気した男のせいで皆が不幸になっちゃった、という話。 (教師の父親のは誤解だったけれど) 男って勝手ですねえ。




   ガタカ  

なかなか面白かったけど、いくらなんでも入ってしまえばあんなにもノータッチなんてあり得ないのでは。別人になり替わって入ってるという人間なんて想定してないからかもしれないけど。
思いがけず殺人事件が起こり捜査が始まる、という展開はすごく面白かったと思うのに、いまいち消化しきれてない感じ。弟との遠泳対決とか、不要なシーンが多すぎた気がする。終わり方もなんか中途半端。




   ポイント45  

死んだ方が世の中のためになるというのはこの男のことだな。どうでもいいけど、カメラ目線で説明されるとシラケます。で、結論は 「人生はセックスです」 って。




   僕が9歳だった頃  

靴を頭に載せたり口にくわえさせたり、他愛もないことで叩いたり、教師の体罰がひどすぎる。教師が怒れなくてナメられるのは良くないけど、この教師は他愛もないことで殴りすぎだよな。ラブレターをクラス全員の前で読ませるなんて、ヘタしたら一生の心の傷になるぞ。
母親も、メガネを買ってあげるために働いてたのに、感激するどころか怒り続けてるし。感動する所だろ、ここは。
絵で入賞したら校長の前では気持ち悪いほど頭をなでて、金がなくなったら 「お前だと思った」 って、ひどい教師だ。グレたくなりました。
女の子が転校する時のあいさつで、父親が亡くなっていたと話したけど、これもウソなのでは? と思ってしまったんだけど皆泣いてましたね。まあ、ウソだったら母親が 「ちょっと!」 って顔するだろうから、本当だったのか。
手紙は感動しました。これぞ初恋だねえ。




   ゲド戦記  

ハイタカの子供みたいなスプーンの持ち方が気になった。みんなそうなのかと思ったけど、アレンやテナはちゃんと持ってたしな。

「しばらくいてくれるとありがたいんだけど。テルーも喜ぶと思うわ」
って、昨夜の夕食時の様子を見て、よくそんなことが言えるな (笑)  テルーも、 「命を大切にしない奴は大っ嫌いだ!」 と偉そうに言ってたけど、助けてもらったのに礼も言わずに立ち去るのはどうなんだ。その後再会した時もなぜか怒ってるし。

ハイタカが殺されそうな時、あれだけの高さの塔を上って来たにしては早すぎるだろ。息切れひとつしてないし。それにしてもテナーといいテルーといい、何かといえば女ばかりを人質に取る魔法使いだな。

気になったのは声優の下手さ。テルーが特にひどい。

アレンは最後はまあまあ活躍したけど、それまでがフヌケすぎる。 『ラピュタ』 のパズーと正反対。主人公ってコイツなわけ? と不満だったんだけど、タイトルの 『ゲド』 はハイタカのことだっんですね。
評判ほど面白くなくはなかったけど、1度観れば十分という感じ。




   パーフェクト ストーム  

カジキ漁船の人達は、現実的じゃないかもしれないけど全員無事に帰って欲しいと願わずにいられませんでした。待ってる人がいるんだと思うと。
でも、残念でした…。製氷機さえ壊れてなければ、嵐の収まるのを待って帰れたのに。
こんな風に生活のために命がけで働いてる人もいるのに、政治家のヤツらはろくに仕事もしないで不正に大金を持ち帰りやがって、とまた腹が立つのでした。




   コンフィデンス  

*ネタバレしてます
宝石店でだまされた老紳士が、小切手が偽物だと知った時のことを考えるとすごく気の毒。
ラストの銃殺は冒頭での伏線で、芝居なのがバレバレだったのが残念。もう少しあっと言わせて欲しかった。




   ボルケーノ  

*ネタバレしてます
娘を助手席に乗せて爆発の中を走ってる時、娘に頭を伏せさせとけよ、と気が気じゃなかった。何か飛んで来てケガしたらどうすんだ。携帯電話で実況してる男は腹立ったな。そんなことしてないで手助けしろってんだ。てめえが溶岩で流されやがれッと思った。一緒にいたいだの家に帰りたいだのダダをこねる娘にもイラつく。溶岩も怖いけど、ガンガン降って来る灰がものすごく体に悪そうだった。
消防車のハシゴにあんな風につかまらなくても、一緒に乗れば良かったのでは。しかしたかが3人の体重で上がらなくなるもんなの? 溶岩の上を横切っていたけど、あれってすげー熱いだろうなあ…。
家が燃えてると食ってかかった黒人と警官のエピソードは不要だった気が。強引に人間ドラマを入れてる感じ。夜が明けてから消防車を回しても遅すぎるだろうに。
あのU字にしたバリゲード、絶対どこかから少し漏れて、 「アチチッ!」 となるよなァと思いながら見てました。
娘探しのために、貴重な専門家の彼女をやらせるってどうよ。道路の傾斜も彼女がいなきゃ気付かなかったってのに。娘が心配なのは分かるけど、病院患者を避難させるために向かった警官に娘の写真を手渡して頼む、という風にすべきだろ。
患者の生死の現場で必死になってる時に、あの婚約者の彼氏からの電話ははっきりいってウザイわ。爆破させるマンションが、よりによってその彼氏が嬉しそうに購入した物だったのは、たはは…と笑ってしまった。まあ、多分女医の彼女は今回のことで彼氏に嫌気がさして別れることになるだろうから、良かったんじゃない。 ( ← 決めつけ)
地下鉄で運転手を助けに行ったり、爆破する建物に残った同僚は、ちょっと美談すぎる気が・・・。こういう切羽詰った状況では、もっと自分中心になる人が大勢いるだろうに。そういう人達ばかり描かれてもちょっと暗い気持ちになってしまうけれど、あまり美談すぎるのも逆に白けるよね。
子供と娘が爆破に巻き込まれそうになるシーンでは、娘、突っ立ってないでとっとと逃げんかい、とイラッとした。
溶岩を運河と海に流すことにしたけれど、その前に堤防を作る方式の 水で冷やされて溶岩が冷えて固まる、という風にならないのだろうか。運河内で固まってしまったら、どんどん上に盛り上がってきて堤防から溢れるんじゃないのかと思うんだけど。
溶岩は海へ流したものの、他の現場ではまだまだケガ人や混乱があって大変だろうに、主人公が 「娘と休暇を取る」 とさっさと立ち去ってしまうのも何かな。映画のラストとしては 「めでたしめでたし」 的な終わり方のがいいんだろうけど。男の子の母親は結局見つかったの? (娘は 「私頼まれたんだから、責任あるんですッ!」 とあんなに言い切っていたのに、最後はあっさり他人に預けたな)




   アナコンダ2  

*ネタバレしてます
アナコンダの映画だから仕方ないけど、アナコンダと同じくらいか、もっと恐ろしい動物ってのもいるよねえ (笑)  ワニだって怖いし。あれほどのジャングルをあれだけ歩いて、毒クモとヒルしか害がなかったってのはあり得ないと思うし。沼を渡ってる時に、足に何かが触れたーと大騒ぎするのも変。魚とか、そりゃ何かいるだろ。 (この場合アナコンダでしたが)
黒人女性はてっきり食われるかと思ってたけど、意外や最後まで残りましたね。最初は憎まれ役だったけど、船から川に落ちたのでチャラになったのか。まあ、船長と金髪の女の人は生き残るだろうなってのは分かりましたね。つか、普通はあの猿が真っ先に食われるんじゃないかと思うけど (笑)  後は読めなくて、無口な黒人男性は可哀想だった。クールで結構好きだったのに・・・反対にワーワー騒いでた黒人男は、何度も危ない目に遭ったけど、こちらも意外に生き残り。最後はアナコンダにトドメを刺す活躍までしちゃって。実際にああいう性格の人が撃っても、あっさり外して終わりだと思うけど (笑)
悪役の男の人は、確かに黒人男性に毒グモをけしかけた所からは共感できないけど、それまでの 「ランを採りに行こう」 と主張してたのまでは気持ちは分からないでもないんだよね。もちろん自分だったら諦めて帰るだろうなとは思うけど、 「ここまで来たのに、諦めたくない!」 という考え方も分かるかなと。
リュック一杯のランが谷底に落ちてしまったのは残念。ランは無事で、4人の手元に残った、というラストでも良かった気が。
アナコンダの巣窟を一掃してめでたしめでたし、のラストだったけど、丸一日あれだけの川を下るのもかなり危険だよね。もしかしたらまだアナコンダもいるかもしれないし、ワニや他の凶暴な動物もいるんじゃないの〜?




 
 キングコング2  

*ネタバレしてます
キングコングは、リアルによくできてました。敵と味方を見分けるとか、人の言葉が分かるとかは少し都合がいい気がするけど、主人公達がキングコングにバシッと殺されちゃったんじゃ話にならないから、仕方ないか。
雌を輸送して来た時、あんなバンドだけでは引きちぎられちゃうんじゃないの? もし実際にあれだけの大きさ、力のある動物を輸送するとしたら、どれほどの重装備になるんだろう、と考えちゃった。
しかし人間て勝手ですね。平和に暮らしてたキングコングを勝手に連れて来て、拘束して、手に負えなくなったら殺そうとして…現実もこの通りだから余計情けない。砲撃する戦車を次々に壊していったのは、 「もっとやれやれー!」 と応援しちゃった。
あれだけ撃たれたのに無事に出産、生まれたてなのに、子供が父親の死をすぐに理解して悲しむ、というのも出来すぎな気が。まあいいけど。




 
 ウェス・クレイヴン’Sカースド  

*ネタバレしてます
昔からある題材で、ストレートな展開なんだけど、素直に楽しめました。エレベーターのシーンはすげー怖かったし。
主人公の恋人がオオカミ男だというのは分かってたけど、被害者を襲ったのは別で、あのイヤな女だったとは。女も彼氏も、ありがちな 「死んだと思ったらまた襲って来る」 パターンでなかったのは良かった。
迫って来るゲイの同級生には笑った。弟に惚れて、従順なアッシー君になってるし (笑)  犬と彼女が来てハッピーエンド、同級生の彼氏が可哀想だけどカワイかった。お前本当に前半と同一人物か? (笑)




 
 レプリカント  

*ネタバレしてます
冒頭の追跡から、連続殺人犯のクローンを極秘で作るという展開、クローンを服従させる手段など、とにかく息もつかせぬスピードで、目が離せない。娼婦とのちょっとしたロマンスも良かったな。オリジナルである犯人と接触し、プチ洗脳されるのもハラハラして良かった。
救急車でのカーチェイスからは少し出来すぎだったかな。犯人がほとんど苦しむ間もなく死んでしまったのは不満。あの焼却場で焼き殺して欲しかった。
クローンが生きてて、娼婦の彼女の所へ戻ったのは嬉しかったけど、戸籍 (アメリカではIDだっけ) がない彼と、いわば場末の彼女とで無事に暮らして行けるのかな? 「行こう」 って一緒に歩いて行ったのは、まさか客としてじゃないよね? (笑)




 
 リーグ・オブ・レジェンド   

主人公が死ぬという意外さが斬新。と思ったらラストで復活? なんだ。
冬山で裸はめっちゃ寒そう…




 
 デュース・ヒガロウ、激安ジゴロ!?  

外人さんて何でノーブラ平気なのかなあ。冒頭で水槽に胸を突っ込んでた彼女、ほとんど胸見せてるようなもんだよね。でも、Tシャツまくってって言うと断るんだろうな。 (当たり前か)
バカバカしすぎるきらいはあったけど、誰でもさまざまなコンプレックスを抱えてるんだ、という露出狂刑事への説得は良かった。あの刑事も単にヘンな奴の1人だと思ってたけど、お客の夫というちゃんとした (?) 絡みがあったとは。
ラストはちょっとあっけなかったけど、登場人物へのその後が楽しかった。マトリックスのパロディはどうでもいい (笑)




 
 グラマラス・キラーズ  

グラマー・エンジェル危機一髪』 の続編かと思いましたよ。モロにシリコンが入ってると分かるオッパイは、どんなに大きくてもドキドキしないもんだなあ。セックスシーンも同じく。不自然なほど胸に触らない愛撫が滑けいでした。胸を出すのがOKなら、お触りもいいだろうに。 (良くないか)




 
 ウルフ  

*ネタバレしてます
バカバカしいけど普通に面白かった。つい先日観た 『ウェス・クレイヴン’Sカースド』 は重い雰囲気だったけど、こちらはそうでもなかったですね。黒幕が職場のライバルだったってのは共通してたけど。
彼女はいつ噛まれたんだ? と思ったけど、セックスしたんだから、噛まれるどころの騒ぎじゃないですね。あの後彼女も狼になって、森で彼と末永く幸せに (?) 暮らしたのでしょーか。




 
 ルパン三世 〜sweet lost night〜魔法のランプは悪夢の予感  

ルパン劇場版にしてはまだ観れました。不二子ちゃんはおマヌケな役回りだけだったので、もうちょっとカッコイイ所も見たかったな。
次元の帽子が脱げた貴重な顔が見れたのは満足♪ 右腕をケガして左手でもバンバン撃ってたし。カッチョいい〜♪
縛られた不二子の縄を五右衛門が切る際、最初洋服をバラバラにしちゃったのは、絶対わざとのような気がする (笑)




 
 イン・グッド・カンパニー  

娘と付き合ってるってだけで、父親に殴られても文句も言えないなんて、妙だよなとやっぱり思う。
ダンが社長に噛みついたのも娘のことでイライラしてたからで、彼が解雇されそうになって上司がかばったのも 娘のことでゴマをすりたかっただけなんじゃないかとしか思えない。上司と娘はあっさり別れてアンハッピーエンドだし、おまけに解雇されるし。一体この映画は何が言いたかったのだろう。 「リストラは明日は我が身」 ってこと?




 
 ブラインド・ホライズン  

暗殺計画の真犯人がまさかあの人だったとは。多分読めた人は多かったんじゃないかという気がするんだけど、私は全然分かりませんでした。トホホ。
金髪のキレイな看護師さんも、まさか後からあんな風に出て来るとは。自称婚約者もいるのに、金髪の彼女のことまだよく知らないだろうに、あっさり 「君と逃げるよ!」 と約束しちゃうのはズッコケたけど (笑)  いくら記憶喪失とはいえ、婚約者が本物だったらひでー話だぞ。その後で、自称婚約者ともちゃっかりヤッちゃってるしさ。
*以下ネタバレしてます
ランバス当日、銃のスコープで大統領やら暗殺仲間やら彼女を何度も行き来して見てたけど、望遠鏡みたいなもんなのによく探せるな。
自分の手も血まみれなのに、暗殺仲間を殺し、ちゃっかり彼女の元へも追いついて (どうやって?) 、前金の500万ドルも彼女がしっかり手に入れてて…なんて、ちゃっかりとうまく行き過ぎじゃないのかという気もするな。まあ、ハッピーエンドが好きだからそれでもいいんだけど。




 
 スネーク・アイズ  

ちょっとネタばらしが早すぎたかも。利用されたデブの男の人は気の毒でしたね。男性なら誘われりゃ当然だと思うし、何も悪くないのに (笑)
*以下ネタバレしてます
主人公が英雄になって単純に終わりじゃなくて、過去の不祥事を調べられて起訴されて、奥さんにも逃げられちゃった、というのが現実的でなんか良かった。彼はきっと英雄になんかならなくていいから、あのまま適当に暮らして行きたかったはずなのに。
でも彼女が現れて 「待ってる」 と約束してくれたおかげで、後味は悪くなく素敵なラストになりましたよね。




 
 ダーウィンの悪夢  

キリスト教では婚前交渉や同姓愛は認めていないので、教会はエイズ予防のためのコンドームを勧めることは出来ない、神の教えにとってはコンドームも罪なのだという神父の話が印象的でした。現代の世の中で婚前交渉はしないという前提だったり エイズ感染の危険性を視野に入れていない教えというのは、時代遅れの法律を守っているような滑けいさを感じます。私自身がキリスト教の教えが好きじゃないから余計に反発的に感じるんだろうけど。




 
 パリ、ジュテーム  

短編集みたいな。こういうのって、よほど1作1作に見所がないと退屈なんだよね。特に、離婚するつもりだった妻が白血病を宣告されたという一遍は、何かどんでん返しがあるのではないか (末期白血病は妻でなく夫だったとか) と最後まで深読みしてたけど、何もなかったし。
一番素敵だなと思ったのは、黒人の刺された男性と女性。届いたコーヒーを両手に持って立ち尽くす様子はたまらなく切なかったです。これだけは、短編だけど2時間たっぷりあるヘタな映画より心に残ったな。




 
 13ウォーリアーズ  

13人目の男が主人公なんだと思ってたけど、違いますよね。母を殺した人ですよね。海に気付いただけでは弱いぞ。仲間見捨ててるし。




 
 パフューム ある人殺しの物語  

刑事責任のない (とされる) 人物の殺人も、やはり殺人には変わりなく、ものすごく腹が立つものだと改めて思いました。まさに天才的、というか神業の能力を持っているのに、きちんとした愛情を受けて育たなかったからこうなってしまったことは残念。
あの香り、嗅いでみたいなあ。処刑台からの展開は、さすがに 「んなバカな」 と思ったけど。
しかしラストが納得できん! あの男には、何かしらの罪をきちんと与えて欲しかった。




 
 明日に向かって撃て!  

淡々と追いかけて来る一行の様子は、ゾクゾクしてたまらない。しかしよく足跡が分かるなあ…私なら一発で見失って、自分も迷子になるでしょう。
仕事を探しに行った時、遠くの小石を撃つように言われ、 「動いていいか」 と言った次の瞬間 腰を落としてガンガン命中させたのは、 「次元大介ぇ!」 と心の中で叫んでしまった。 ( ← バカ)
そしてこの映画は、ラストがすごく好きです! 「ご想像にお任せします」 的な終わり方はあまり好きじゃないんだけど、これは良かったなー。心に残るラストのかなり上位に食い込みましたよ。




 
 アメリカン・サマー・ストーリー  

セックスで頭が一杯のおバカな男子学生の話。若いんだから仕方ないけど。前作からの伏線が結構あって、そちらから観た方が良かったかもしれないけど、同じような内容なら観る気が失せるなあ。続編が出たくらいだから、前作はそれなりに面白かったのかもしれないけど。
「女は寝た人数を3分の1、男は3倍にして言う」 というのは本当なんでしょうか。3分の1とか3倍ってのは大げさな気がするけど。3割増し引きくらい? 個人的には、男性でもやたら経験人数が多いってのは却ってヤダけど。




 
 荊の城  

前半ラストの急展開にはやられた! 全然気付かなかった…普通気付かないよね?
*ネタバレしてます
メイドのふりをしていた彼女が思い切って打ち明けていれば、全く違った展開になっていただろうに。 (一気にラストのシーンへ?)
叔父の家でエロ小説に囲まれて暮らすか、スラム街で暮らすかどちらがいいんだろうかと考えたけど、どっちもヤだな。人間、お金と自由のどちらも大事なんだな。
大人の都合によって振り回された彼女達が、最後に大人の決めた 「線」 を越えて歩み寄り、抱き合った姿が印象的でした。同姓だけれど、互いに必要として求め合っているならそれが一番ですよね。




 
 ダンス・レボリューション  

ダンスものってあまり興味がないんだけど、それにしては楽しく観れた方です。口の達者なお兄ちゃんが生意気でカワイイ。ヒロインと美容師の男性の関係もステキでした。




 
 めぐり逢い  

船内の乗客がいちいち野次馬化してるのが不愉快でした。レストランで背中合わせに座った時なんて笑いすぎ。コントの観客じゃないんだから。
2人がどうしてあそこまで惹かれ合ったのかが、イマイチ分からなかった。お祖母ちゃんと仲良くなったのはすごく伝わったけど (笑)

*以下ネタバレしてます
すれ違いの結果、互いに元パートナーとたまたま一緒にいる時にバッタリ会ってしまい、その後彼が会いに来た時がドキドキハラハラでした! お互いに 「やっぱりあのまま結婚したんだ」 と誤解してるわけだし。
彼女は歩けないことに負い目を感じて、待ち合わせ場所に行けなかったこと、結婚してないことは打ち明けられないわけだし、彼の方が食い下がってくれ! 頼む! と祈ってましたよ。
絵を買ったのが彼女だと知って全てを悟る、というのはすごく良かった。あと、婚約者に婚約破棄を言い出した彼女がテラスに出た時、ガラス戸に待ち合わせのエンパイアビルが映っていたのも印象的でした。




 
 ザ・ワン  

ナイナイの岡村と堤真一さんを足して2で割ったみたいな主人公をどうも格好いいと思えなくて (汗)  マトリックスばりのスローモーションも、リアリティのある方が好きなので逆に白けてしまった。
何回も銃を突きつけていたのに、とりあえずとっとと腕でも足でもいいから撃っとけよ、とトロい警官達にイライラした。




 
 カラミティ・ジェーン  

いくら照れ隠しでも、自分のことを 「オレ」 と言ったり、あそこまで男っぽいとさすがに萎えてしまう。女らしいって何なんだよと反発しつつ、 「少しは女らしくした方がいいんじゃないの」 と言いたくなるな。
別の男性にコロッと心変わりするのも、それで女性2人がお互いあっさり許しちゃうのもズッコケた。サバサバしすぎっす。いいけどさ。
あとミュージカルはやっぱり苦手です。




 
 シティ・オブ・ゴッド  

胸が悪くなるような映画でした。路地に追い込んだ子供2人に、手か足かどちらを撃たれる方がいいか、どちらかを殺せというシーンは最悪。
こういうクソみたいな人間は実際にうようよいるんだろうなと思ってたら、案の定実話が元だというし。銃と麻薬がなくなって、国が経済的に裕福になり、子供達に教育が行き届く世の中だったら改善されるのでしょうか。自分がここでなく、日本に生まれ落ちたことに感謝したくなりました。




 
 アクセル  

本っ当腰抜けな男だよな。絵の取り合いをスローで見せられても、 「はあ?」 としか思わなかった。何これ、ホノボノとしたシーンのつもりなわけ? んなことやってる間に、好きだの一言でも言ったらどうだ。
一番ムカつくのは殺し屋の女だけど。プロなら一般人を巻き込まずに自分で始末しろよ。
いくら甥とはいえ、会社をメチャクチャにされたんだから叔父さんの怒るのも無理ないと思うけど。なのに力になってくれて、いい人だねえ。
*以下ネタバレしてます
男は殺し屋にもっとぶち込んでおけよ。弾10発も入ってんだから。あっさり逃げられて、またも警察と追いかけっこ。やれやれ。
バイクからボートに乗り移るウソくせえ展開にも少々シラケさせられたけど、パワフルな彼女は加点したい。結婚したらカカア天下間違いなし。




 
 ダーク・ウォーター  

こういう怪談ぽい雰囲気の洋画って珍しいなーと違和感を感じつつ観ていたら、 『灰暗い水の底から』 のリメイクなんですね。納得。キティちゃんって海外でも有名なの?
『灰暗い〜』 を観たのは数年前なので、どこが違っているかはよく分からなかったけど、お母さんは切ないことになっちゃいましたね。作品の雰囲気を保ったままの、少し温かくて怖いラストは良かった。




 
 グラスハウス  

後見人夫妻の家がものすごく立派でキレイで素晴らしかった。と思ってたら、タイトルまで 『グラスハウス (後見人の家) 』 だったのね (笑)
16歳の姉と11歳の弟が同じ部屋というのは、日本なら住宅事情の良くない家なら普通にありそうだけど、アメリカではゆゆしき事態になっちゃうんですね。赤ちゃんをお風呂に入れるのも、異性の親だと性的虐待になるそうですもんね。
両親の乗ってた車の所有者調べを グルかもしれない弁護士に依頼したり、行く当てもないのに弟を連れて飛び出したり、やることなすこと、やっぱり子供の浅知恵だよなという感じ。地元の友達が、連絡のないのを心配するどころか 「私達も忘れましょ」 とあっさりしてたのが可哀想だった。けどまあ、友達なんてそんなもんだよな。
*以下ネタバレしてます
いつ誰が夫妻の悪事を暴くのか、ハラハラして見守ってたけど、警察や相談された人達でなく、借金取りというのがなんだかトホホ。
妻が昔のビデオを観て改心したのはちょっと良かったけど (でもしょせんヤク中だったからな。感情が高ぶっただけかもしれん。隣で死んでるという、娘にとって強烈なトラウマを残したし) 、旦那の方は最後まで最悪。ラストはちょっとウソ臭くて、あのまま事故車で死んでた方が良かったのに。
娘は旦那を殺しちゃったけど、いいのか。思いきり無免許運転だし。旦那は銃を握ってたし、借金取りが一緒に死んでたから借金のことも分かるだろうし、殺されそうになって正当防衛だったと立証されるかな。




 
 夢のチョコレート工場  

『チャーリーとチョコレート工場』 はリメイクだったんですね。4人のクソガキぶりまでかなり忠実でした (笑)  チョコレート工場の社長のぶっ飛びっぷりは、ジョニー・デップの方が断トツに上だったけど。
ラストはリメイク版では付け足されてたんですね。どちらのラストもそれぞれにいいと思います。



 
 ロード・オブ・ドッグタウン  

ハシゴできるほどあちこちの家の庭にプールがあるなんて、スゴイですなあ。




 
 ザスーラ  

壊れたロボットが 「1、2、3! 4、5、6!」 と世界のナベアツになっていたのが面白かった。吹き替えした人のおちゃめでしょうか。ゾウガン星人も 「オモロー!」 って言ってたし。DVDの吹き替え版ではどうなってるのかな。
お姉ちゃんが宇宙飛行士に惚れたのは予想通り。でも彼の正体には驚きました。兄弟ゲンカは伏線だったのね。




 
 野生のエルザ  

写真は全て実際のエルザのものなんですよね。くつろぎまくってる姿がカワイかった。

動物園か野生のどちらが幸せなのかは、実際にどちらの環境も経験させた上で動物自身に選んでもらわなければ分からないことですが、おそらく大半の動物は野生を選ぶのではないかなあという気がします。 「寝てりゃエサがもらえるんだから、動物園サイコー!」 というグータラなヤツもいるだろうけど (笑)
人に慣れ、水も食べ物も与えられて育った成獣を野生に戻すなんて、素人でも、容易ではない、無理じゃないかと想像がつきます。動物園に引き渡した方が遥かに簡単だし、少なくとも外敵や食べる物の心配はいらない。また、会おうと思えばいつでも訪ねて行ける。それでも妻は、野生で、自由で、生物として本来あるべき姿でエルザを生きさせたいと願い、その一心だけで、不可能とも思える野生への帰還に立ち向かうのです。
一週間置き去りにし、全くエサを捕れずに痩せ細った実際のエルザの写真はショックでした。イボイノシシに遭遇しても 捕えるどころか逆に何度も突進されてしまうのも何とも言えない気持ちになったけど、あのシーンはどうやって撮影されたのでしょうか。
最初に仲良くさせようとしたオスライオン双眼鏡で見て 「ハンサム!」 と感激したり、「彼、素敵よ」 とエルザに声をかけてた奥さんがカワイかった。

夫が妻に、
「野生に返すなんて無理だ、動物園の何が気に入らないんだ!」
とキレてたけど、そもそも、子供だったエルザを動物園に置いて来るのを止めたのはアンタだろー。キャンプに人喰いライオンが現れた時も、 「来るわけないだろ〜」 と寝ぼけてたし、挙げ句の果てにライフルに弾こめてないし。それを棚に上げて、グッスリ眠ってたエルザを役立たず呼ばわりしてるし (笑)

*以下ネタバレしてます
時間はかかったものの、最終的には比較的スンナリ獲物を捕えられるようになった印象でした。
エルザとの再会のラストシーンは、目頭が熱くなりました。野生に返した、というまでから他にも事例はあるだろうけど、夫妻とエルザの凄い所は、その後に再会していること。それも何度も。
野生に返ってからも夫妻のことを忘れず、銃声の合図で駆け付けて来るのは凄いことだと思う。本当に、こんなことってあるんですね。




 
 GOAL!2  

サッカーだけでなく、生き別れた母親、婚約者とのすれ違いなどの人間ドラマがあって、個人的には1より好き。
弟はムカついたなあ。事故を起こしたのは自分だということにしたから、オシャカにした車や途中で引き起こした事故、壊した建物、弟の治療代など、全〜部自分持ちだよね? あーあ。
テレビ局の彼女とヤッちゃったんだろうけど、あれはまあ仕方ないのではないかと。浮気を擁護する気はないけど、その後の反省ぶりで許してあげようという気持ちになりました。って私がなっても仕方ないんだけど。結局、彼女とヨリは戻ったの?




 
 ベストフレンズ  

「ベストフレンズ」 なのか? ヒステリックなケンカを見たら、どうしてもそうは思えないんだけど。
飛行機で妻を亡くしたと言い寄って来た男は、いかにも怪しいけどな。ちなみにこの手って、妻を亡くして 「フリーなボク」 と、でも指輪を外せないでいる 「一途なボク」 と、あなたに声をかけたことで 「あなたは特別、ボクを救ってくれるかもしれない」 と、女心をわしづかみにする要素が含まれているなあと感心しました。引っかからないけどね。
それにしてもあのセックス、完全にコンドームなしでヤッてますよね。病気とか妊娠とか大丈夫なのかよオイ、とこういうのはいつも思う。




 
 最愛の夏  

退屈だし、よく意味が分からなかった。




 
 the EYE 2  

ホテルで自殺って、ホテル側の迷惑をちっとは考えろっ。しかも本気でなく、別れた恋人の気を引くため。甘ったれんなっつーの。薬物自殺の胃洗浄は凄まじく苦しいらしいから、懲りただろうけど。
主人公は椅子に座ってるのに、出血も破水も足首の方に流れ落ちてるのは笑った。

*以下ネタバレしてます
見えてた霊は出産直後の胎児に転生するため、とは。なんか、誕生の瞬間って感動するものなのに、あんな風に不気味な幽霊が待ってて、ぞわわわ〜っと襲い掛かって来るように乗り移ってるんだと思うと、気持ち悪いなあ。
でも友達の赤ちゃんに転生した男は、実は亡くなった夫で、夫に似てることを友達も喜んでいて、主人公も赤ちゃんを 「可愛い」 と思えたようで、転生してもめでたしめでたし・・・ということでしょうか。しかし友達も、テーブルをいきなり星一徹返しして叫び出したり、生んだばかりの赤ちゃんを 「あなたの子じゃないぃ!」 と言われたのに、よく主人公を家に遊びに来てなんて誘うよな (笑)
体操してる妊婦たちの傍らに霊が立って 「待機」 してるラストシーンは、やっぱりちょっと不気味でした・・・




 
 ソウ  

目が覚めたら…って、怖いなあ。それぞれの手段が残酷で、よくこんなこと考えられるなあと思った。 『デッドコースター』 は悪趣味だったけど、こっちは 「残酷」 。
何といってもラストのどんでん返しが衝撃的だった。マジびっくりした!! 「最前列で見るのが好き」 かあ、なるほど・・・




 
 こころの湯  

冒頭の 「自動お風呂」 の想像は、誰しも考えたことがあるのでは。お風呂嫌いな人は特に。
銭湯や天然温泉にはしばらく行ってないなあと思い出しました。マナーの悪い人がいたりして、リラックスしたいのに逆にストレス溜まったりしますからねえ。あの歌を歌う男も、実際にいたら多分相当うるさく感じると思う。うつ伏せで寝て、背中にタオルを広げて、叩いてマッサージしてもらうのが気持ち良さそうでした。




 
 天使にラブ・ソングを2  

どうしても二番煎じな感じ。コンテストも1位か2位で、2位でも生徒達の結束は強まって 「やって良かったね」 となるんだなーと、展開が読めてしまったのが残念。
シスター達が生徒に歌ってみせたのも、1に比べたら迫力不足で感動しなかったし。
黒人の女の子が母親に歌を反対されてたのも、もう少しこちらの胸にも響くような説得をして欲しかった。ただ本を渡して、当日にハイ来ました、なんて物足りない。




 
 the EYE 3  

2とは全然違くて、じゃあなんで続編 (シリーズ?) にしたんだろう。
冒頭で女がなめまわしたり、餓鬼を呼んで浮いている女のヨダレとか、胸が悪くなりそうで不快だった。バスでボールが頭に見えたのは怖かったけど、それくらいかな。
股のぞきとかオナラとか、なんか笑える要素もあったんだけど (個人的にはアパートに駆け付けた時の女の子の毛布かぶってラケット持った姿も笑えた) 、コミックホラーという雰囲気でもないのでアンバランス。
祈とう士の母ちゃんが何とかしてやれよ。もっと早く。




 
 ソウ2  

冒頭の一件は相変わらず残酷だったけど、本編は目に見えない毒ガスだったせいかそれほどでもなかった。焼却炉や黒人の男の人が殺されるシーンも、あまりエグくなかったし。
白人男が、自分の首の後ろの数字を見るために自分で皮を切り取るのも、エグいというより、 「女にナイフを突き付けて、脅して数字を見させるとか、先にするだろ、普通」 と冷静に突っ込んでしまった。あの女は素直に教えてあげそうな態度ではなかったけど。そしてあんな上手く皮をはぐのは無理だろうけど。
犯人にはもちろん全く共感出来ないんだけど、 「なぜ死の間際でないと考えを変えない」 というのはその通りだと思った。先のことはどうなるか誰にも分からない、と理屈では分かってても、まさか本当に自分や周囲の人が死ぬかもしれないなんて普通は考えないし、逆に真剣にそんなことばっか考えてたらコワイし、仕方ないんだろうけど。

*以下ネタバレしてます
末期癌でヨロヨロの犯人に代わり、1と同じように段取りさせられた人間はいたけど (最初からフードかぶって怪しかった) 、その男をどうやって閉じ込め、首の後ろに数字を書いたのか、全ての仕掛けを彼に作らせたのには無理がある、息子と生き延びた女は、ヤク中なんだし真っ先にガスにやられるはずでは? などの疑問があったけど、全てラストで解けました。1に劣らないなかなかのどんでん返しで満足です。
ただ、前作のことを途中で出したのは余計かな。続編だろうと、それだけを観た人に疎外感を与えないような内容にすべきだと思ってるので。
あと 「後継者」 という展開にしたのは個人的にはイマイチ。続編作るつもりなのがバレバレで、そういう終り方もあまり好きじゃない。あんなイカレたことをする人間が他にいて欲しくないというのもあるし、犯人はあくまでもあの男であって欲しかった。まあ、末期癌の患者がいつまでも生きてるわけにもいかないんだろうけど。




 
 墨攻  

時代も内容も興味ない分野だったので退屈でした。黙らせるために口をふさがれて、死んでしまった赤ちゃんが可哀想だった。お乳をあげても飲まないなら、口を塞ぐしかないんだろうけど。




 
 王の男  

罪を犯した大臣を無免にし、全財産を没収、というのは、今の日本の政治家にもやって欲しい。ほぼ全員がなるだろうけど。
王はノリが良くていいヤツじゃんと思いきや、ただのバカだった。




 
 最後の恋のはじめ方  

テクニック的なことって、男女が惹かれるのにそれほど重要じゃないんじゃないかなと思ってるので、この職業自体がナンセンスな気がするけど。冒頭の、犬を助けたように見せかけたのが一番面白かった。




 
 ソウ3  

見事に4、3、2と星の数が減って行きました。
最初の数人のケースもイマイチだし、メインの被験者も、息子を飲酒運転で殺された気の毒な夫婦をなぜ選んだのか納得出来ない。
テストに使われた3人の演せ方も下手。冷凍庫に吊された女は、全然震えてなくて寒そうじゃないし、そのくせ目を離したら凍ってるし。豚のスプラッタまみれになった判事は、汚物まみれになった感じがしないし。第一、あの豚どうやって用意したんだ。加害者の黒人の男も、腕、足と順番にねじられてるのに、最初から最後までギャーギャーと同じわめき方だし。もっと変化をつけて欲しかった。

*以下ネタバレしてます
しかし何といっても、2のラストで死んだかに見えたジグソウがまだ生きてたのにガックリ。途中で死にかけたくせに、ラストではベラベラしゃべりすぎだし。 「ルールを守れ」 とイカレ女を諭して、まるで紳士的ないい人間のように見えてしまうのも不愉快だった。
2でああいうラストにしてしまったから、3を作らなきゃ気が済まなかったんだろうけど、2でやめときゃまだ良かったものを。完全に失敗。インパクトがあって良かったのは、頭の手術シーンだけ。




 
 グリーン・デスティニー  

主人公の女の身勝手さにとにかくムカついた。愛してくれた男を跳ね返し、有名な剣を手に入れたのをいいことに大暴れ、とばっちりで他人をも死なせてしまい、許してくれた妻のおかげで自分だけ幸せに。ラストはどうなったかは知らんけど。
いかにも 「吊られてる」 動きが笑えたけど、あんな風に飛び回れたら気持ちいいだろうな。




 
 フランシスコの2人の息子  

2人の息子というからには、子供は男の子2人だけなのかと思いきや (笑)  自給自足みたいなもんだから、あんなに子沢山でも生活出来たのかな?
父親も、自分の娘が住んでるんだから土地の賃料まけてやりゃあいいのに。でもきっと、地代が欲しいとか追い出したかったわけではなく、夫にちゃんと働いて金銭的にしっかりして欲しかったんだろうけど。
息子に楽器や生卵飲みを強要させて見ててヤな感じだったけど、結果が成功したから 「良かった」 ことになるんですね。何が幸いで何がそうでないかというのは分からないもんですね。




 
 トンマッコルへようこそ   

銃を突きつけ合ったまま、ずーっと向かい合ってる様子は 「愚かだな」 の一言です。手榴弾の爆発でポップコーンが出来たのはバカバカしい。
イノシシが出て来た時は 「もののけ姫」 かと思いましたよ。なぜかスローモーションだし。飛行機に植物がからまってるのはラピュタみたいだし、村を守るために自身が犠牲になったのはナウシカっぽい。
「ここじゃなく別の場所で会っていたら、楽しかっただろうな」 って、 『G線上のアリア』 だっけ、同じようなセリフがありましたよね。個人的に何の恨みもない、むしろ最高の 「友人」 になれるかもしれない同士が、ただ人種や国が違いだけで殺し合わなければならない戦争は、やはり間違っているのだと思いました。




 
 インデペンデンス・デイ   

エイリアンが攻めて来たーという時点で、子供っぽい非現実的な話に思えていまいち入り込めなかった。エイリアンも、 「いかにも」 な姿形だし。ウィル ・ スミスがギャーギャー騒いで存在をアピールするのも目障りだった。
出発前の大統領の演説で、 「民族間の争いなどしてる場合ではない」 と偉そうに言ってたけど、あんたらアメリカ人が一番戦争やら人種差別やらしてるんだろ、とシラケました。大統領自ら戦闘機に乗り込むのも絶対ありえないし、第一させないでしょ。
結婚式も特に感動しなかった。 『アルマゲドン』 で出発前のカップルがイチャイチャしてたのはすごく良かったけど、こちらはなぜか何とも思わなかった。




 
 恋する人魚たち  

恋人と別れるたびに幼い子供2人を連れて引っ越しす、スタイル抜群の恋多き母親、って、小沢真理著の 『レモンドロップス』 のニキちゃんを思い出す。
娘もヘン。キスしただけで妊娠したと思い込み、病院にまで行くとは。セックスのことを知らなかったわけじゃあるまいし。ああいう母親を持つと現実逃避しなきゃいられなくて、思い込みが激しくなるのだろうか。
妹は助かって良かったけど、気になるのはあの2人は最後まで 「イタした」 のかということ。どうでもいいんだけど。




 
 舞妓Haaaan!!!  

掲示板へのやり取りとか、最初はバカバカしいながらもテンポが良くてまあまあ面白かったんだけど、後半イマイチだった。 「一見さんお断り」 というのは、それなりの伝統とか理由があるんだろうけど、個人的にはお高く止まってて嫌いです。紹介されたからって 「いいお客さん」 とは限らないと思うし。




 
 エミリー・ローズ  

実話? らしいけど、なんかつまらなかった。悪魔とか何とか言われてもなあ。エミリーは怖かった。




 
 Vフォー・ヴェンデッタ  

歪んだ近未来映画な感じだったけど、ちょっと非現実的すぎて入り込めなかった。Vが警官をガンガン殺した所で、あ、そういうことしちゃうのね・・・とちょっと萎えた。仮面も、 「素顔を隠してそういうことをするのは卑怯なんでない?」 と反感を覚えたし。仮面ごしのキスも、うーん、なんかマヌケだったなあ。




 
 あなたを忘れない  

線路に転落した男性を助けようとして亡くなった韓国人男子留学生の実話、ですよね。でもこの男性というよりは、恋人であるバンドの日本人女性の方がクローズアップされてたような。歌うシーンはくどいくらいあって 「宣伝か?」 と思えるくらいだったし、母親に会いに行くシーンも、果たして必要だったのか。彼のおかげで母親にも会いに行ったということで、 「彼が遺してくれたこと」 として描いたのかもしれないけど。
助けようとした日本人男性って、確か酔っ払いだったか、自殺だったかなんかですよね。そんな男のためにどうもすみません、と、日本人として申し訳ない気持ちになります。




 
 パール・ハーバー 

主人公たちのすれ違いが切なかったです。誰も悪くないし、全員の気持ちが分かるだけに。婚約したばかりの友人カップルも可哀想だったなあ。
日本軍の攻撃のてん末は、事実なのかそうでないのかは分かりませんが、争いは争いしか生まないのだなあとしみじみ感じました。ラストの語りの中の 「勝利」 「英雄」 というのには、やはり違和感を感じましたが、それが戦争なんですよね。




 
 チャック・ノリスの地獄の復讐  

地獄の、というほどでもなかった気がするけど。素手での戦いは、まどろっこしくてあまり好きじゃないんですよね。K−1みたいに一撃で決まるならまだしも、ガンガン殴られてるのにやり返したりして、 「効いてるのか効いてないのか、どっちなんだよ!」 と突っ込みたくなってしまう。主人公の男性は確かにカッチョ良かったです。 (外見とかではなく強さが)




 
 ドミノ  

目がチカチカしそうな映画でした。ストーリーは最初は引き込まれたけど、中盤飽きてしまった。事故った後のラブシーンは何なんだ。幻覚剤のせいか?
誰よりも何よりも、 「右袖」 だったのに電波が悪くて右腕を切られちゃった男性が可哀想です。




 
 オースティン・パワーズ:デラックス  

バカバカしかった…。コメディだけど下品な下ネタもあり、アメリカでは子供に観せれたのかな、とどうでもいいけど気になった。タイムマシンがあったら未来に行きたいです。50年後くらいの。




 
 ランド・オブ・ザ・デッド  

久し振りのゾンビ物でゾクゾク、ワクワクしました。
動作はのろいし、頭を撃てば死ぬ (もう死んでるけど) というのが、生ぬるいけど安心する。 『バタリアン』 はやっぱり怖すぎるもん。好きだけどね。
ゾンビという非常 ・ 異常事態にもかかわらず、生き残った人類全員で力を合わせようともせず、自分だけのうのうといい暮らしをする奴っているもんなんですね。どうしようもないな。
ゾンビを繋いで近くで踊ってるバーは悪ふざけしすぎ。唾液とか体液でもゾンビ感染するんじゃないの? 女性をエサにして戦わせてたのも、主人公が早く気付けよ! とイライラした。
ゾンビというより 「対 ・ 人間」 な感じで、ゾンビの脅威はあまり感じられず、ゾンビ映画としては物足りなかったかも。最後のゾンビに情けをかけるのも意味不明。




 
 恋の門  

くだらなすぎ…。10分でリタイアしました。




 
 さよなら、さよならハリウッド  

ぎゃあぎゃあうるさい主人公男性にゲンナリ。まさか盲目ネタをあそこまで引っ張るとは思わなかった。盲目の人に失礼なのではという気が。




 
 メン・イン・ブラック  

缶コーヒーのCMのせいで、トミーリー ・ ジョーンズに 「アンタこそ宇宙人じゃないのかよ!」 と言いたくなってしまう (笑)  小さい銃を撃つたびに自分も吹っ飛んじゃうのが面白かった。
トンネル内を逆さに走るのは見られてもいいのか? 目撃者は銃の比じゃない気が。UFO撃沈も。
ラストはなかなか良かったです。




 
 11:14  

死体をトランクに入れる時や出す時のお気楽なBGMがヘン。
他の事件はまだ分かるけど、墓場でセックスしてて死んだカップルはアホすぎ。車検証やバイト先から身元はバレてるんだから逃げてもムダだとか、いくらボウリングの球を置いといてもそれが死因じゃないってことは調べりゃすぐ分かるのにとか、冷静な側は色々思うのですが。

*以下ネタバレしてます
11:14を中心とした出来事をそれぞれの状況から描いたのは面白かったけど、オチがなかったのに拍子抜け。
さて誰が一番罪が重いでしょう? 最初の男性は降って来た死体を運悪くはねただけで、死体を隠そうとしたのと逃げた罪、飲酒運転も現行犯になるかどうか微妙だし、大したことにはならないでしょう。バンを運転してた悪ガキ達はひき逃げ死亡事故を起こしたから、やはりこれが一番重罪かな。ペニスが切れた男の子はお気の毒。強盗に見せかけた2人も、少しは食らい込むだろうけど男の子の方でもせいぜい1〜2年でしょう。カップルの女の子の方は無実。死んじゃったけどね。




 
 オリヴァ・ツイスト  

ろくでもない大人の勝手で主人公の少年が利用されるのが、観てて腹が立った。女も、気を変えて助けようとするんなら最初から捕まえるなよッとしか思わない。ラストはまあ、普通にめでたし、で良かったけど。




 
 メン・イン・ブラック2  

Kを再び呼び戻すのは、1のラストが良かっただけにガッカリ。1でハッピーエンドになったはずの奥さんとも別居 (離婚?) したなんてのも知りたくなかったし。1だけで終わっといてくれたらなあ。




 
 ツォツィ  

主人公の少年を見てて、 「こういうのが 『更生の余地がある』 というのだろうな」 と感じました。もちろん仲間を殺したり、赤ん坊の母親を半身不随にした罪は取り返しのつかないものだし、それだけ考えると、死刑か終身刑が妥当だと思うけど、彼の側に立って弁護したくなる。しかし赤ん坊は、実際には空腹やら何やらでもっとぎゃあぎゃあ泣いてるだろうに、異様に大人しい子でした。




 
 デイ・アフター 首都沈没  

いかにもパニック映画らしい展開で、目新しさがなくて退屈でした。あと音楽が同じのがエンドレスで流れてて、飽きたっ。




 
 やわらかい生活  

痴漢プレイが気持ち悪かった。あんなことしてる奴らがいるのかと思うと、映画館に行きたくなくなるな。イスになんかついてそうで。
法事の席であんなこと言ったら、親族ドン引きじゃないのか。阪神大震災だのサリン事件で死んだだのも、本当にそれらで亡くなったり今も苦しんでる人に対して不謹慎。電話してる演技も下手くそで 「セリフを言ってる」 ようにしか見えないし、ラストの電話の説明丸出しは呆れてしまう。いとこを死なせた理由も意味不明。
しかしなんで邦画って、セリフが聞き取りにくいんでしょう。かなり音量を上げて観てたのに、何て言ってるか分からなくて何度も巻き戻して聞き直さなきゃならなかった。録音機能のせいか、俳優の滑舌が悪いのか。日本語だけど字幕をつけて欲しいなあ。




 
 僕のニューヨークライフ  

何が言いたいのかさっぱり意味不明。女が信じられないくらい自分勝手な言い分を通すのが、吐き気がしそうなくらいムカついた。




 
 ペナルティ・パパ  

テンポは良いんだけど、中盤はダレてしまった。
ミミズを食べる男の子が気持ち悪い。試合でもキーパーの気をそらせてたけど、プレイ技術でなくそういうことで得点するのってどうなの? という気が。試合に勝つのもあり得ないと思うけど。




 
 アップタウン・ガールズ  

おバカ女と生意気なガキとのダブルパンチでストレス溜まりそうだったけど、よくあるパターン通りの展開ではありました。
意識不明でも声は聞こえてるという話はよく聞くし、きっと父親も娘の話は聞こえてて、嬉しかったんじゃないかと思うけど。亡くなるタイミングが悪かったですね。母親は最悪で、最後まで改心した素振りが見られなかったのは残念。
ギターを買い占めたのは娘なの、彼氏なの? あの後、ヨリは戻ったのか? など気になる所ではありますが。




 
 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ  

「タダじゃイヤ」 うん、そりゃそうだ 「クリームたっぷりのケーキをくれなきゃ」 って、安ッ! そんでケーキを買って来たものの、彼女を待ってる間に食べちゃうなんて。ケーキを我慢出来ないガキは、セックスするのは10年早い。
レイプシーンは不快極まりない。(運転手も、金を受け取らないくらいなら助けてやれよ)
他の方のレビューによると、ラストの主人公の笑顔の意味は、 「クスリによる夢オチ」 だったのではないかという解釈もあるそうですね。ただでさえ夢オチは 全てを台無しにされる感じで好きじゃないのに、クソ長い時間観させておいてそれかよ!? と更にムカつきました。




 
 80日間世界一周  

常に紳士的である主人公と、従順な付き人には安心して観ていられました。世界一周する理由が、単なる賭けだってのが少しマヌケだけど (笑)  今なら何日くらいで出来るんでしょうね。
横浜にも立ち寄ったのでワクワクして観たんですが…あれ、本当に当時の日本? (笑) 富士山も実際にあんな風に海から見えるの? 合成っぽくは見えなかったから、実際の映像なのかもしれないけど。
日付変更線を越えたからまだ1日前、というのは基本的なネタだけど、私は気付かなかったので、 「おお、そうだったのかあ!」 と盛り上がっちゃった (笑)  途中で腕をつかんで引き止めたオバサンは、私なら 「離さんかいッ!」 と突き飛ばしてとっとと行っちゃってたろうけど、そんな場合でも紳士的なのでイラッとした。間に合うのは分かってたから、いいけど (笑)




 
 オリバー・ツイスト  

オリジナルの方を先に観たからというのもあるだろうけど、イマイチに感じました。冒頭の母親のシーンもないし、主人公が家を出てロンドンに向かうのも唐突。あの家がイヤで逃げ出したんだなくらいは、そりゃ分かるけど。
良かったのはカラーなことと、ロンドンで声をかけて来た盗人一味の男の子が通りすがりにパンを手際良く盗むシーンくらい。主人公の子がきちんと丁寧に話せるのも、オリジナルでは 「おおっ」 と思ったけど、こちらではすっ飛ばされてる感じ。
盗人一味に連れ戻されてからがやたら長いし、助けようとしてくれた女の人もイメージ違いすぎ。オリジナルでのラストの後に、老人に会いに行くという蛇足までついている。男の子にあんな思いをさせる必要があったのか。オリジナルの、悪者が捕まって 男の子は無事にお家へ帰れてめでたしめでたし、で良かったじゃん。




 
 アダプテーション  

ニコラス ・ ケイジ、変な人すぎ…髪型も変だし (笑)
ワニがなぜ真横にいるニコラスでなく、わざわざもう1人の男性を食べに行ったのかも謎。おいしそうだったのか。




 
 ベスト・キッド  

単なる雑用に利用されてるだけと思いきや、今までの動きが全部空手の型だったって。さすがに、 「そんなバカな!」 と思ったな (笑) てっきり、ビシバシ訓練するのかと思ったら、ちょっと拍子抜け。
ろくな稽古してなかった上に、ケガまでしたのに勝つって、ありえなさ過ぎ… (笑) なんでこの作品がここまでヒットしたんだろう。分かりやすいストーリーがウケたのかなあ。あとミヤギとミヤジって、アメリカではそんなに間違われやすいの?




 
 ベスト・キッド2  

しょっぱなから主人公は彼女と別れちゃってるし、なんかガッカリ。続編なんて作らずに、前作でハッピーエンドのままにしといてくれれば良かったのに、とつい思ってしまう。今回のヒロイン、クミコは、なんかいかにも外人が思い描く日本人女性って感じののっぺりした顔でした。もし今リメイクするとしたら、誰が配役されるのかな。
何十年前のことを未だにネチネチと根に持って、ケツの穴の小さい男だな、と呆れた。弟子の連中がどこにでも現れて、しつこすぎ。前作の相手は、同級生だったからイキがるのも分かったけど、こんないい年した男達がアホじゃないの?
氷割りも何だかな。気合いで割れるなら、誰だって割れると思うんだけど。
いきなり 「嵐よ!」 と慌て出すのも不自然。台風来るのくらい事前に分かってたでしょうが。天気予報見ろよ。
いかにもって感じで柱の下敷きになってるサトウを助けて、あっさりサトウが改心するのもずっこけた。単純すぎる奴…。主人公と弟子の決闘も、結局主人公は強いのか弱いのかよく分からん。




 
 ベスト・キッド3 最後の挑戦  

今回の敵は、1での空手教室の先生。生徒がいなくなって公共料金が払えなくなって、こりゃまた分かりやすい落ちぶれ方で。金持ちの悪友が助けてくれて、主人公達に仕返しをたくらむ。…って、またですか? 2に引き続き、いい年した大人がいつまでも逆恨みして、くだらねーな。
わざと身体を痛めつける稽古をさせて、反則技を教えて、これでもかというほど憎らしい (笑) つかミヤギが悪いよね。なんで試合に出ちゃいけないんだ。前の試合はミヤギが出させたくせに。
試合はこれまでで一番面白かった。痛めつけるため、ポイントを取ってもわざと反則して0対0にして闘い続ける汚さが絶妙 (笑)
ヒロインは他に彼氏がいるという設定だったし、これまたイマイチ。恋愛は1が一番良かったな。




 
 ベスト・キッド4  

主人公が女の子になって新展開。顔はわざと前の主人公と似た子にした? と思うほど似てた。
車にはねられそうになって飛び上がったのは 「おおっ」 と思ったけど、それ以後は相変わらず大した稽古してません (笑)
争いがないと始まらないから仕方ないんだけど、無意味にケンカ売られることが多い映画だなあ。ガソリンスタンドもプロムの時も、こっちは全く何もしてないだろうっての。
この映画で空手を始めた人はきっとすごく多いだろうけど、 「気合いだ」 とか 「集中しろ」 とか精神論がかなり強調されていて (もちろんそれも空手には重要なのだろうけど) 、誤解されて伝わっているんじゃないかと心配です。




 
 彼女を信じないでください  

はっきりいって、バカバカしい (笑) 2人がいつ、どういう時に惹かれ合ったのか分かんないし。 (韓国映画ってこういうパターンが多い気がする)
ラストは良かったです。約束通り、おばあちゃんね側にいてあげられて良かったね。




 
 Life 天国で君に逢えたら  

私も死んだら遺灰を海に撒いて欲しいんですよね。お墓なんて高いし、意味ないと思うし。
この映画での伊東美咲さんはいい、と聞いていて、確かになかなかでした。演技もだし、ハワイ在住という役柄に合わせて、ほんのり日焼け (メイク?) して、若い時の中山美穂さんっぽくて。予告CMでもあったけど、やっぱり結婚式の日にウェディングドレスでヨットに乗ってる映像が、すごくキレイで素敵。
ただ、長女とのすれ違いは仕方ないと思うけれど、子供のことを何も知らないこと、レースと嘘をついていたこと (どこで何をしてたんだ?) を解決しないままに病気の発覚、手術後も反発してた長女との和解も特に描かれなかったことが消化不良でした。




 
 ジャッジ・ドレッド  

なんつーか、全てが 「パターン通り」 。ある程度映画を観てる人なら、全くハラハラせずに 「あーやっぱりね」 と展開が読めてしまうでしょう。クライマックスも、笑っちゃうくらいパターン通りなんだもんなあ。恋愛は中途半端だし。女性にキスまでさせて、それでも何もしないって、お前童貞かよ!? とムカついてしまいましたよ。
時間が無駄だったとまでは思わないけど、別に観ても観なくてもどーでもいい。シルベスター ・ スタローンが好きなら、まあ観ればいいんじゃない、という感じ。




 
 プライドと偏見  

好きでもない男と結婚することにした姉を見て、そうしないと肩身が狭く、女一人では暮らして行けないこの時代を思うと、なんて暮らしにくいんだろう、今の時代のこの国に生まれて良かったとしみじみ思いました。母親はひどいと思ったけど、この時代なら仕方なかったのかも。
主人公の、反発しながらも惹かれていく様子がムフフでした。2人の結婚式まで見せずに、あそこで終わったのも良かった。




 
 涙そうそう 

恋人が不安になるほど、妹とベタベタしてはなかったと思うけど。ああいうセリフを言わせるなら、もう少し 「兄妹」 としての2人の秘めた思いの片鱗を見せて欲しかった。ほんの少し何かが物足りない気がしたけど、あれ以上だと生々しくなってしまうので、あのくらいで良かったのかも…とも思う。最後の手紙は泣けました。




 
 ホワイ・ドゥ・フールズ・フォール・イン・ラブ  

誰が本当の妻かなんて、どうでもいいんですけど。ストーリーが進むにつれ、男の女癖の悪さ、ヤク中やアル中、ろくでなしぶりに胸が悪くなった。ラストも、女達のがめつさ、汚さで締めくくりだし。




 
 ステラ  

本当にいい母親です (涙) 父親の元へ行かせるため、娘をののしったのは、 「娘が何が幸せかは、娘自身が決めることなのに」 という考えだったんだけど、ああする母親の気持ちも分かるなあと初めて思えました。でも、やっぱり可哀想だったけど。
結婚式では、外にいる母親に気付いて、走って追いかけて感動の再会、となるかと思ったのに。でも母親が1人で立ち去り、 「これでいいのよ」 というふうに微笑みを浮かべながら歩いて行く姿が、すごく印象的で強烈でした。娘はきっと、母親があえて自分を突き放したことはもう分かっていると思うけど、だからこそ切ないですよねえ。




 
 ポセイドン  

早い段階でパニックになったのが少し意外でした。それぞれの人物の背景にもう少し時間をかけて、感情移入できるようにして欲しかったような気もする。船が上下逆さということを差し引いても、どこを抜ければどうなって、今どこにいるのかなどが素人には分かりにくく、その辺でも置いてけぼりにされたような感がありました。
ボルトは絶対回らないと思う・・・指で回ったら絶対ウソだと思ったけど、ペンダントを使ってならまあ、許せるかな。やたら水の中に潜ってましたが、絶対息続かないと思うけど。子供も老人もいるのに。

*以下ネタバレしてます
父親が死んでしまったのは意外でした。男の子も死んじゃうんだな、意外性があるのはいいけど可哀想だなー・・・と思ってたので、助かってホッとした。
船が沈むの早すぎないか? それに沈む時って、物凄い渦が出来るのでは?
改めて、パニック映画の難しさと、 『タイタニック』 はやはり凄い映画だなということを実感させられました。




 
 ランボー 

拷問の後に無線で話させる時、体を自由にさせとくのはあり得ないと思ったけど (笑) ラブシーンの後、相手の女性が殺されてしまうのはお約束。続編でこの女性は出て来なかったから、きっと殺されるんだなとは思ったけど。
最後に、あの弾丸を1発だけ残しておいて あの男性を殺すのかな・・・と思ったけど、さすがにそれはなかったですね。




 
 ロンドン・ドッグス  

なんかつまんなかった。ギャングぶりもイマイチで、シリアスなのか何なのかハッキリして欲しい。拷問じゃないけど、痛めつけるシーンがやたらダラダラと長くて、気分悪くなりそうでした。




 
 昼下がりの決斗  

結婚した男とその友達、最悪だな。誓いのキスの後に、風呂にも入ってないような小汚い男どもに立て続けにキスされる時点で逃げ出します。人権全く無視、 「女」 というより 「穴」 としか見てません。




 
 テルマ&ルイーズ 

*ネタバレしてます
女2人でドタバタしながら、お気楽にバカンスするのかと思いきや。まさかあんな重大犯罪を起こすとは。でも心臓じゃなくて股間を撃ってやれば良かったのに。悪人があっさり殺される (何も感じなくなる) のって悔しいんですよ。銃が一般化されていて、他の州や国に逃げやすいアメリカは、未解決殺人事件の数も多いんでしょうね。この2人も、車を見られてなかったら足が付いたかどうか。
つか友達が軽率で世間知らずすぎ。レイプ未遂も、あんな下心丸出しの男にノコノコついて行ったのも悪いし (だからレイプされても仕方ないというのでない) 、大金を置いたまま部屋を空けたり。私だったら金がなくなってた時点で 怒りで取り乱して、 「みんなあんたが尻軽だからいけないのよ!」 と怒鳴ってしまってるかも。
異様に親身になってくれる刑事さんがいたけど、実際にはいないよな・・・うまいこといって自首させようというのではなく、本気で心配してくれていて、いい人でした。なのであのラストはショックだったなあ。射殺よりはいいけど。そもそも彼女が男を射殺したのは テキサスでの自身の過去があるからで、今回のことに関しても、そのレイプ犯には罪はないのか、と問い詰めたくなります。どんな犯罪者にも事情はある、それをいちいち考慮してたら罪人は裁けないという気持ちもあるのだけど、・・・なんか考えさせられてしまいました。




 
 最も危険な悪女 (おんな)  

変な男の話。都合のいい 「愛人」 を作りたいが、断られたりバレたりする心配をするのは妙にリアリでした。




 
 25時  

犬を助けた冒頭は 「面白そう」 と期待したけど、見事に期待外れ。麻薬捜査官の家宅捜索の映像も中途半端だし、 「FUCK YOU」 な奴らを延々と語るのも不必要。セクシーな生徒も、何の意味があったんだ。
公園で瀕死の状態になった時、冒頭の犬は伏線で、皮肉めいた結末にするのかと思いきや、そうでもないし。子供を沢山作った未来も夢でした、という終わり方で救いもない。なくていいけど。麻薬売人なんか死刑でもいいくらい。




 
 あるいは裏切りという名の犬  

決して新鮮なストーリーではないのに、魅せる。悪役がこれでもかというくらい汚くて、離れていく部下や人間がいる反面、当人や合わせている人間は伸し上がって行くいう歯がゆさも、 「よくあるパターン」 なのだけど、不思議だなあ。共犯にさせられた (ことを黙っていた) 主人公との、 「なぜ黙っていた」 「あなたが私なら?」 「私は君ではない」 とか、トイレでの 「お前のような奴は、裏世界では駐車場で撃たれて死ぬ」 などの要所要所のセリフが、どしんと来るくらい印象的でした。最後のどんでん返しも良い。それまでの、回想シーンや別場面に切り替わる前からその場面でのセリフが語られていた伏線も利いてる。
タイトルの 「犬」 というのがよく分からんけど。




 
 ホームアローン3  

主人公の男の子が、頭が良すぎ。まあボサッとしてる普通の子供だったら、あっさりマイクロチップ奪われて終わっちゃうんだけど。
いろいろな仕掛けをテキパキ作るのも、事前に家でイタズラや発明などをしていた伏線があったなら納得できるけど、そうでもないし。




 
 M:1‐2  

カーチェイスで、女性、死ぬとこだったんですけど。
ほとんど初対面でセックスして、お互い命をかけて守るほど想い合ってる、という設定についてけなくて、結局最後まで一歩引いて観ちゃってました。ウィルスの恐怖もあまり感じなかった。
バイクのアクションシーンも、 「はいはい、スタントマンさん、ご苦労さま」 としか思わないし、最後は殴り合いって…。とっとと相手の腕も脚も折って、身動きできないようにしたら?
ラストの一昔前みたいなシーンは何なんだ…




 
 スプラッシュ 

いいですねー、好きですよ、こういうの。個人的には、人魚のシッポ (?) は赤でなく青の方が良かったですが。赤も可愛いかな。
ストーリーもごく単純で、気楽に見れるのがいいです。
ハッピーエンドだったけど…水の中では彼女は人魚のままだから、セックス出来ないのでは? 彼も、絶対陸上の生活が恋しくなりそうだし…うーん、あまり深く考えなくていいのかな? (笑)




 
 レッスン!  

向き不向きや好みもあるだろうに、クラス全員が、反発しながらも素直に社交ダンスするとは。ラジカセでダンス用音楽を流した時も、 「るっせーんだよッ!」 と机ごと蹴り倒せばいいものの、 「分かったよ」 と諦めてしまうし、大人しくて可愛いヤツらじゃん。
大会では、勝手に3人で踊るわ、途中から参加するわ、マイクジャックして音楽流しちゃうわ、好き放題やりすぎ (汗) まあ、優勝しちゃうのは出来すぎだからナシとして、他のことで盛り上がるクライマックスを用意するとなると、仕方ないのかな。先生はあの女性とあの後どうなったんだー。



 
 グラマラスハンターズ  

グラスに指で書いたり、メモを燃やしたり、伝達方法がまどろっこしい。直接囁いたり、メモもすぐ海に飛び込むんだったら、握っておいて海の中で手放せば良かったのでは。果てはラジオまで使ってるし。
アジア人が飛行機からガンガン撃ってたけど、ヒスイに当たったらどうすんだ。
不自然に胸を触らないラブシーンは変わらず。相変わらず全然エロくなくてつまんない。




 
 ミュージック・オブ・ハート  

あのスパルタな教え方はあれでいいの? 打たれ弱い私は耐えられません…。 「優しい先生なんて物足りない」 と逆抗議した生徒達は、全員Mだと思います。
プロの演奏も 「素晴らしい」 とも何とも感じなくて、自分は芸術は本当疎いなーと実感しました。とほほ。




 
 クレオパトラ  

実際の彼女もあんな風だったんでしょうか。美しいだけじゃなかったんですね。
アントニーは傷付いたり自己嫌悪だったりは分かるけど、クレオパトラが自分を置いて去っていったことにスネすぎ。死んだと思ったって言ってるだろーが。
アントニーが死んだ原因になった自分の刺し傷は、伝言をきちんと伝えなかった男のせいだよね。2人とも、恨まないのか?




 
 透明人間 

崩れたビルや、主人公は服ごと透明になったという設定だし、CGの予算がかからなくていいねェと思ったけど、後から胃に入る食べ物やタバコの煙など、ありましたね。 「透明人間ならではの悪ふざけ」 みたいのもあまりないのも良かった。

*以下ネタバレしてます
主人公が飛び降りたと思った彼女が手探りで探している所へ声をかけて、一緒に立ち去って行くのが良かった。その後は本当にスイスに住んでるし (笑) 赤ちゃんは透明ではないよね? (笑)
透明なままの彼を愛し続けるって、映画的には美しいけど、現実だと顔が見えないっていうのはやっぱり辛いなあ。いくら好きでも、いや、好きだからこそ。現実にあり得ることじゃないから、考えなくてもいいんだろうけど。




 
 北京のふたり  

中国怖えぇ。中国に限らず海外に行く限り、こういう事態に巻き込まれる可能性はゼロではないわけで、もし自分だったら…と考えると恐ろしくなった。
弁護士が無実を照明するため動いてくれるようになって来たり、新たな証拠が出て来るくだりはゾクゾクしました。
ラストも良かった。 「米国に来ないか」 という言葉が、男としてなのか 「人間」 としての愛からなのかは分からないけど。追いかけて来た彼女が、 「家族がいることを忘れないで」 と家族をなくした主人公に言うのも良かったあ。




 
 キリング・ミー・ソフトリー  

同棲してる恋人がいるのに、街で目が合っただけの男についてっちゃうなんて。人間て罪深いなあ、となんか涙出て来ちゃう。

*以下ネタバレしてます
前半は面白かったけど、後半からいきなりよくある 「恋人が殺人者」 のパターンになってしまい、ガッカリ。助けを求めた人間が真犯人だったってのもパターンだし。
姉が殺されて、夫は何も悪くなく2年後にも普通に街を歩いてますってラストにはちと納得できないぞ。15の時に姉を犯しといて、 「子供だったんだ!」 と開き直ってたけど、15歳なら 「身内とはそんなコトしちゃいけません」 ってことくらい分かってるでしょ? 姉はレイプのショックを正当化して精神の安定を保つために、 「弟と自分は愛し合ってる」 と思い込もうとしてたかもしれないじゃんね。だとしたら彼女も被害者と言えるんじゃないの。




 
 ヘルボーイ  

なんつーか、観ててどうでもいい感じしかしなかった (汗) CGは凄かったけど、それに頼りすぎなような気もする。




 
 イージー・ライダー  

バイクに興味ないし、薬のシーンは不快だし、退屈でした。アメリカの景色はどの映画で観ても凄くて圧巻です。ただホコリっぽくてお風呂入りたくなるけど。




 
 ブロークン・アロー   

アクションシーンがウソっぽい。ヘリを撃ち落とすために女がオトリになって、 「撃たないでぇ〜」 と手を振って留まらせてたけど、普通とっくに撃ち殺されてるだろ…。走ってる車から銃を投げ渡したりするのも、 「無理でしょ」 と思っちゃう。
最後の主人公と敵の勝負が、ボクシングってのも何だかな。冒頭とのそんな伏線いりません。核が爆発するかもしれないってのに、呑気に殴り合いで勝負してる場合じゃないでしょうが。




 
 ドミノ・ターゲット  

面白そうな題材ではあるんだけど、もうちょっとテンポ良くというかシビアに見せて欲しかった。しかし、聞くからにヤバそうな提案ではありますよね。任務を遂行した後は幸せに暮らせます、なんて到底信じられないっしょ。




 
 えびボクサー  

バカバカしい、の一言・・・コメディに徹すれば、うまくすればそこそこ観れたかもしれないけど、中途半端に真面目だから見るに耐えない。




 
 夜明けのマルジュ  

セックスしてるだけの内容がない映画。女の人のワキ毛がボーボーなのに驚きました。救いようがないというか、 「一体何を描こうとしたんだっ」 とイヤんなっちゃうくらい切ない終わり方だし。




 
 ブラインドサイト〜小さな登山者たち〜  

登山する人の気持ちって分からないけど、 「頂上に達した時の景色を見たら疲れが吹っ飛ぶ」 という気持ちは分かる気がします。 (あくまでも気がする、というだけ)  でも盲目なら、その 「景色」 も見られないわけで、ならばどうしてわざわざ苦しい思いをして高山に登るのかが分かんない。登りたいってんなら別にいいですけど。
ドキュメントでなく、完全にフィクションのストーリー風にしてくれた方が面白かったかも。




 
 ジョン・ウェイン 男の塊  

昔の映画らしく (?) キスシーンやサメに噛まれた時などはハッキリ見せない手法。こういうのもいいもんです。
ラストがハッキリしないのも、まあいいかな。 (というかどうでもいい・・・)




 
 ビフォア・サンセット  

ダラダラとお互いの話をしてるだけで、第三者にとってはクソつまらないったらありゃしない。好き合ってる2人なら楽しいんだろうけど。観終わった後、 「…結局何だったんだッ!?」 と机引っくり返しくなった。




 
 ランダム・ハーツ  

さすがのハリソン ・ フォードでも、この作品ではラブシーンはあるまい…と思ってたら、ありましたよ…。なんか 「スワッピングかよっ」 という気がして、この時点でシラケてしまった。こういう展開にはならないで、死んだ2人は本当に不倫してたのかを掘り下げるようにして欲しかった。
こういう不慮の事故で秘密の関係がバレてしまった、というケースは案外あるんでしょうね。




 
 マレーナ  

男のエロ心と女の嫉妬は恐ろしい。
娼婦になるしか、女性には生きる術がなかったというのは哀しいです。彼女を 「不潔だ!」 と女達がリンチしたけど、買ってた男どもはいいのか。需要があるから供給があるんだろ。

*以下ネタバレしてます
夫が生きていたのは良かったけど、また街に連れて帰って来たのはどうよ。誰も知らない街で暮らした方が、彼女は幸せだったんじゃ。それもこの時代、難しかったのでしょうか。でも家も人の手に渡ってたわけだし。




 
 氷雨  

不倫相手の男が、別れ話されて女を平手打ちした時点で最低。男にも女にも愛着が持てなくてどうでも良くなった。奥さんが可哀想。




 
 ピアノを弾く大統領  

これでいいのかっ!? と力一杯突っ込みたいんですけど。偽善者面して娘1人しつけ出来ない父親、一緒になって万引きする女教師…まともに授業してないし。学校をクビになった時、娘はバスケットゴールに座ってるし。どうやって登ったんだよ。つか、ゴール壊れるだろ。注意せんかい。




 
 潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ   

ジイさん2人の、どーでもいいといえばどーでもいい話。花火をバックに立ちションしてる画は、キレイだと思ってしまいましたよ (笑) 
潮風がすごく気持ち良さそうで、住みたくなりました。クーラー壊れたらすげー暑そうだけど (笑) 

*以下ネタバレしてます
「老化」 を嘆いたり息子が来てくれなかったり、可哀想でもあったけれど、好きな物を食べれて体も元気なまま、眠るように亡くなったのはものすごく幸せなんじゃないでしょうか。お友達は、彼女も去って1人になっちゃったのは可哀想だけど。




 
 スーパーマン リターンズ  

くるんと下りた前髪は、さすがに昔臭い。けどそのまま(笑) 思いっきり素顔さらしてるのにバレないのもスゴイ。
子供の父親は実はスーパーマンだった、というのも良かった。自分の子だって信じてる彼氏は気の毒ですけどね。




 
 X‐ファイル ザ・ムービー  

非現実的な話が悪いわけじゃないんだけど、やっぱりイマイチ入り込めなかった。頭打たれても死なない主人公も何だかな。




 
 ALWAYS 続・三丁目の夕日 

「愛」 ですなあ・・・小雪さんが戻って来てくれたのが嬉しかったな。出来すぎでもなんでも、やっぱりハッピーエンドでなくちゃ!
お金持ちのツンケンした女の子も、最初はクソ生意気だったけど、可愛いじゃん。お父さんが再婚して本当のお母さんが出来るといいね。シェフ見習いの子もガンバレ。




 
 アメリカン・パイ3 ウェディング大作戦  

バカバカしすぎ…下ネタがいけなくはないけど、下品すぎ。受け付けない。




 
 40歳の童貞男  

「砂袋みたいな胸」 って。いくら触ったことがなくても、女性の胸が柔らかいことくらい見てて分かるでしょっ (笑)
さんざん引っ張った割には、ラストの童貞喪失のシーンがちょっと雑すぎた。女性はキャミソール着たままだし。別に胸を見せなくても肩くらいまで出して、全裸に見せて欲しかった。




 
 ジャック・サマースビー 

「夫でない」 のは多分すぐに気付いたろうから、惹かれる前に彼女は受け入れたんですよね。息子のためや、優しそうな人だったからや、女一人で頑張って行くことに疲れたからとか…何となく分かる気がします。
裁判で、なぜ彼が夫でないと言えるかと聞かれて、
「夫よりもあなたを愛してるから!」
という答えはグッと来たなあ…
本当の名前に戻ることよりも、彼女と子供を残して自ら死ぬことを選ぶなんて、ホレスというのは一体どんな人間だったのか。元の名を名乗ることになったとしても、自分自身が変わればいいんじゃなきあと思うけど、そんな簡単にはいかないのかな…。2度も 「夫」 に先立たれた彼女が可哀想すぎる。




 
 ニュー・シネマ・パラダイス  

やっぱり少年時代のトトが可愛いなあ。青年時代のラブストーリーも素敵。 「故郷には何年も帰るな、手紙も出すな」 と言った彼の真意が分からない…なんでそんな親不幸な指針をするんだよぉと思いました。カットされたキスシーンを繋げたフィルムは素敵でした。




 
 ラブストーリー 

2人とものラブストーリーが、キュンキュンしまくりで切なかったあ。恋愛時代から遠ざかって年月が経ってきたせいか、こういう話がたまらなくなってきました (笑)
走ってる電車にいつまでも追いついてたり、目が見えないのはいくら何でもバレるだろうとか、川辺にいたのが何で彼女だと分かったんだとか、突っ込み所は色々あったんですが。最後の彼と彼女の偶然は全く予想してなかったので 「うそー」 「それはいくら何でも…」 と思わないでもないですが、それもいいッと思えました。そもそも最後の偶然がなかったら、母親のラブストーリーを同じくらいの時間をかけて描いた理由がないとも言えるし。




 
 理想の恋人.com  

ネットの出会い系サイトは私も登録したことあるけど (あるんかい!) 、外見や趣味をウソつくのはどうかと。会えばバレるんだし、趣味の違う人が寄って来てもどうしようもないし。 (趣味の違うのがダメってわけじゃないけど)
園児のお父さんはなんでダメだったんだろう。あそこまでボロクソに言われることなかった気がするけど。可哀想に (笑)




 
 9か月  

ひどい男、と数年前に観た時は思ったけど、今は男性側の気持ちの方に共感してしまった (汗) 「子供は素晴らしい、いた方がいい」 と子持ちの人から決めつけられるのは気分良くないです。
超音波のビデオを観て気が変わったなら、もっと早く迎えに行けよ。彼女はその間ずっと悩んでたんだから。妊婦にストレスは一番良くないんだぞ。
破水して、轢きそうになった人達を乗せてムチャな運転をしたり、プッツン医者との混乱はあまり笑えなかった。アメリカは乳児でも別々の部屋に寝るんでしたね。お風呂に一緒に入らなかったり。性格の形成上、いいのかそうでないのかどうなんでしょう。




 
 スノーボーダー  

私はスキーもボードもやらない (出来ない) んだけど、2人がボードで滑って行く映像を見てて、あんな風に滑れたらさぞかし気持ちいいだろうな〜とうらやましくなった。
乱行パーティーに尋ねて来た彼女がボロクソに言われてた時、声をかけてあげた女性は優しいな。
そして彼の本当の目的。確かに 「自分」 が競技してる間の犯行なら、完璧なアリバイが出来るよね。主人公も元のグループに戻ってめでたし、だったけど、ボロクソ言った彼女とどうなったのか気になる。




 
 スペースカウボーイ  

クリント ・ イーストウッドはカッチョいいなあ。ロバート ・ レッドフォードの次に。 (私的に) かなりの年齢になって来たけど、その年ならではの設定の主人公をうまく持って来るなあ。しかし、視力とガン以外はパスしたというのがスゴイ。
ストーリー的には 『アルマゲドン』 と共通する部分が多かった。自ら犠牲になる隊員がいたり。
「0%」 と言われたシャトルの着陸を、意外にあっさりやってのけたのはちょっとうまくいきすぎかな (笑) 先に空中脱出した2人は助かったの?




 
 ワールド・イズ・ノット・イナフ  

007だと知らずに観始めてしまったので、仕方なく。 (仕方なくかよ)
冒頭の、男と自分の体を縛って飛び下りるのも、紐の長さを測らなくて大丈夫なのか? 長すぎたらグシャッといって終わりだろ…。ヒロインは2人めより1人めの裏切った彼女の方が美人でした。
潜水艦が沈んだのは水深何メートルだか知らないけど、ボンベもなしで無事に浮上できんの? 最後の体熱映像はエロすぎる・・・。




 
 蜘蛛女  

なんかもう、見るからに 「ろくな末路にならないだろうな」 という感じの主人公。ラストも途中も冒頭で見せてしまってるし。
妻を逃がしたのは爪先を切られてから、ですよね? 全然平気そうに走り回ってて、その後 女と会った時にはものすごく痛そうにしてたなあ。つか、車で首絞められたらブレーキかければいいのに。ペダルに届かないくらい引っ張られてる様子でもなかったし。女がガーターベルトの下にパンティをはいてるのとか、自分を殺そうとした女によくまた欲情するなとか、突っ込み所はいろいろありますが。主人公の結末は気の毒だけど自業自得、命があっただけラッキーでしょう。



 
 SHINOBI  

仲間由紀恵さん、本当に馬に乗ってはいない、よね?




 
 オールド・ルーキー  

野球は特に好きではないから、興味のあるジャンルではないんだけど、面白かったです! 実話じゃないかって思うくらい。 (と思ったらやっぱり実話?) スピード測定器の7が9だったのと、メジャーに選ばれたことの伝えられた時、メジャーでウォームアップしてるのを皆が見守るシーンが好き。ゾクゾクしました。
しかし野球をやることを後押しした奥さんがエライなあ。私なら絶対、お給料が2倍という会社への転職を最後まで勧めるだろうな。こういう話を聞くたびに、私は 「いい奥さん」 失格にゃなあと思う。




 
 ゴーストシップ  

多少の突っ込み所はあったものの、展開も変化があってなかなか面白かった。40年前の缶詰は本当にあんな風になるんでしょうか。気持ち悪かった…。女の子が見せた当時の様子の時に流れるBGMも良かった。
でもラストはちょっと不満! スッキリしないー! 船が沈んで、全員の魂が昇っていくキレイな映像まで見せたんだから、解決したことにして欲しかった。




 
 逢いびき  

男が最初から下心丸見え (笑) 出会ってすぐイタしちゃう現在のペースに見慣れちゃってるので、まどろっこしかった。店のウエイトレスや街の人に意味深な目で見られまくってるのに、こっちがハラハラしちゃいましたよ。
男はしょせんセックスしたいだけだろと思ってたけど、妻との仲は本当に冷え切っていて、プロポーズまでして、本気だったようです。帰ってからの女の夫の言葉、浮気に気付いていたのでしょうか。いい夫だあ。




 
 ピクチャー・パーフェクト  

面白い設定だったと思うんだけど、ラストのツメが甘かった。あれだけ他人の結婚式で騒いどいて、その必要性があまりなかったし。もうちょっとラストシーンは盛り上げて欲しかったな。恋人がいなきゃ燃えない同僚の男はタチ悪い。




 
 プレタポルテ  

ジュリア ・ ロバーツが何気に出てたのでたまげました。ラストのヌードショー以外は退屈。




 
 大統領のカウントダウン  

大統領はもっと頼れる 「いい人」 の設定なのかと思ってました。タイトルになってるくらいだし。
あれだけの凄腕の男性が、手榴弾のワナにスリ脚で引っ込めて音で気付かれたのが最後まで忘れられなくて笑えた。初歩的なミスすぎるでしょっ。




 
 Mrインクレディブル  

不二子ちゃみたいにツレない態度で去って行ったのに、 「用事」 とはその男性との結婚式だったのが笑えた。後半、子供を励ますシーンはすごくいい 「母親」 だなあと思いました。ジブリみたいないわゆる日本的な普通のアニメ絵柄に慣れてしまっているので、最初は違和感ありましたが、すぐに慣れました。これはこれで完成度高いと思う。ストーリーのテンポも良かったし、期待しないで観ただけに良かったです。




 
 ブロークバック・マウンテン  

男同士の恋愛映画は多分初めてだけど、男性が男性に 「いっそ別れられたら…」 など言ってる姿は、見慣れてなくてやっぱり何だか不思議でした。せめてキスは女房の見えない所でやって欲しかった。男性と浮気してるというのは、どんな気持ちなんだろう。妻の立場に感情移入してしまい、何とも言えない気持ちになりました。
彼のお父さんの態度は冷たかったし、山の場所は知ってるけど遺灰は撒かないと言っていたし、2人の関係を知っていたのでしょうか? だとしたらショックだろうなあ。遺灰は意思通り撒いてあげて欲しかった。




 
 エコール  

ロリコンにはたまらない映画なんじゃないでしょうか…
「秘密」 が一体何なのか、大体想像はつくけどその通りなのかが気になる。というかそれ以外はどうでもいいくらい退屈でした。




 
 鷲は舞いおりた  

「鷹は舞いおりた」 かと思いました。どっちでもいいか。




 
 アン・ハサウェイ/裸の天使  

あんな男が誘うパーティーによくついてくな。100%、無理矢理クスリ打たれたり倫姦されたりするかと思ったけど。
モーテルでのサイコロも、あそこまで行ってたら、普通男は止められないでしょ。ヤル気満々の友達も何で急に嫌がったのか。前後同時にヤラレそうになったから? そのくらいの可能性は十分あるでしょ、あの連中なら。レイプを擁護する気は全くないけど、あの状況でレイプになってしまうのは、男達が気の毒。あれは完璧に女側の責任でしょっ。
ラストも救いようなくて何とも言えない…




 
 デスランド  

一緒にいた女性が、あの時逃げた女性の子供かと思ったけど違った。後で出て来たけど、完全にインパクト不足。女とのベッドシーンより、彼をキーパーソン的な存在にして、もっとストーリーに絡めて有効に使えば良かったのに。
「○○様! 戻って来て下さったんですねぇ!」 と叫んだ使用人、感激したのは分かるけど、空気読めなすぎ (笑)




 
 バトルフィールド・アース  

昨日観た 『デスランド』 とジャンル的には似てるけど、なんかイマイチでした。画面をやたらと斜めに撮るのも酔いそうだった。 (というのはオーバーだけど)




 
 オール・アバウト・マイ・マザー  

臓器移植した男性との間の関係をもっと掘り下げて行くのかと思いきや。全体的に、人間関係がなんか妙でした。昔の恋人が性転換して女性っていうのも。




 
 恋空  

「その花、可哀想だよ」 って、じゃあ花屋の切り花にもいちいちそういうこと言うのか? お墓参りの花にも結婚式場の花にも言うのかっ。他にも 「真っ昼間から初体験するのに、カーテンぐらい引けよッ」 とか突っ込み所多数 (笑) 主人公の男の子も、末期ガンの割には痩せこけてもないし。体重落とせとまでは言わないけど (言いたいけど) 、血色のいい唇の色はメイクでせめてもうちょっと何とかならなかったのでしょうか。全然病人に見えなかった…。演技力のある洋画ばかり観てるせいで、演技はどうしても学芸会にしか見えなかったのも痛い。
香里奈さんはヤンキーにもマジメそうにも見えるから、どんな役でもこなせそう。




 
 サハラに舞う羽  

誰だって自分が死ぬのは怖いと思うんですが。




 
 ジョンソン大統領/ヴェトナム戦争の真実  

このジャンルの映画はやっぱりキライです。





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