Windy day  - 映画感想 2005


 _つまらん
 _いまいち…
 _まあまあ
 _面白かったー
 _最高オォッ!♪



 
 エンジェル -僕の歌は君の歌-  

和久井さんの演技がいい! うまい! 本編はもちろんですが、オープニングが一番好きだったりして。味のある竜彦のクルマも好き。
ラストももちろんいいんだけど、切ないなあ。でも主人公2人が幸せなんだからいいのだ。仕方ないのだ。

 
 彼女が水着にきがえたら  



随所にサザンのヒットソングが流れる、湘南が舞台の爽やかな映画です。
原田知世さんの演技がとにかくイイ。本当に演技力があると思います。
ダイビング中の海の中のシーンを、せめてもうちょいリアルにして欲しかったな〜とちょっと残念。
奥手の文男と真理子との恋がどうもスンナリいかなくて、なんか微笑ましい気持ちになってきちゃいます。いいなあ(笑)

 
 彼女はハイスクール ・ ボーイ  



いくら何でも男子生徒のフリをするってのは実際には無理でしょうが。もしそれが出来たなら、ってコトを前提に観なくちゃ。
何といっても、テリーをすっかり男だと思っている、周りの人達の行動が楽しいのだ。女のコにはデートに誘われて押し倒されて危機一髪で逃げ出すわ、またテリーの弟が、
「オレぁ年頃なんだッ! あー、もう、このムラムラをどうすりゃいいんだ、俺は俺はあッ!」
という本能のカタマリのようなヤツで、ミョーに面白い。
テリーの友達の女のコも、すっごく可愛くて好き。(ああいう女のコに弱い私)
ラストもとっても満足でした。
カラッと明るいラブストーリーです。テンポがとても良いので観やすかった。始まって2分ほどで、一緒に観てたうちの父親が、
「これは面白い! もう最初のシーンで分かる」
と思わず声を上げてたもんなあ。


 
 グーニーズ  



宝探しモノはかなり好きで、「○○の秘宝」 とつく映画はほとんど観ましたが、外国に行ったりなど大がかりなものばかりなんですよね。それはそれでおもしろいんだけど、洞窟の入り口が潰れたレストランの床下という身近な宝探しという感じが、親近感あっていいです。 (親近感って何だ)
そしてデータ役のキー ・ ホイ ・ クアンという男の子が、カッチョいい! 好き! と熱を上げていたのもいい思い出です。『インディジョーズ 〜魔宮の伝説〜』 にも出てて、繰り返し観たもんなあ。
しかしどうして 「宝探し」 というのはこう甘美な響きがあるのでしょうか。(私だけ?)
高校の時、大賞賞金一千万円という小説の募集があって、沖縄を舞台に世界最大のダイヤモンドを探しに行くという長編小説を書いたことがあるのですが、かなりグーニーズの影響を受けていたと思います。
笑いもあって、テンポ良くストーリーが進んでいくさまは、さすがスピルバーグ監督です。
ラストも最高。やはり宝探しもののラストはこうでなくちゃ。


 
 ビッグ  



ジョッシュが目覚めたら大人の体になっていて、あたふたしながら着替えて家を飛び出すシーンが好きです。おもしろい。

初めて見た子供の頃は何とも思わなかったんですが、大人になってからもう1度観た時は、突然行方不明になった (体が戻るまで姿をくらました) ジョッシュのお母さんの心境がすごく気の毒に思えました。心配だったろうなあ。
オモチャ会社での出世は面白かったです。「子供心をよく分かってる!」 って、そりゃ子供なんだもんよ、と思いながら観てました(笑) でも実際、オモチャの開発には子供の意見を取り入れた方がいいのでは、と思ってしまいました。(取り入れてるのかな?)

社長さんと、オモチャ屋で楽しそうに脚でピアノを弾く(?)シーンがすごく印象に残ってます。この時弾いた曲がエンディング ・ テーマになってるのがニクイ。ラストシーンも切なくて良いです。


 
 潮風のいたずら  



ジョアンナの表情が別人のように変化するのがお見事! 最初の高飛車な時と、記憶喪失の時と、母親になった時と、そして最後。好きなのはもちろん後半の表情です。

家の散らかり具合いがスゴくて、見るだけで掃除するのかイヤだあ。アニーの掃除の仕方もスゴイけど。(おいおい、と思ったけど、でも最終的にあれだけキレイになったんだから、あのやり方は正しかったのか?)
最初の夜、アニーをソファに追いやって寝させた時は、ちょっとアニーが可哀想すぎて、ディーンのことをひどいよッとも思ったんだけど、すぐに犬が乗っかってきてニギヤカになったので、思わず笑っちゃった。
それにしてもゴールディ ・ ホーンのスタイルは素晴らしい! ソファに寝かせられた時と、ウルシにかぶれてディーンに抱えられて寝室のベッドに寝かせた時に見えた脚がすらりと細くて、思わず見とれてしまった。

アニーの誕生日 (ディーンいわく) の夜、伝説の話をするシーンが好き。この時流れてたお店のBGM (エルビス ・ プレスリーの 「好きにならずにいられない」 ) もいい。
ラストもすごく良くて、何度も繰り返し観ちゃった。

*以下、作品のキーワードとなる内容に触れてます。まだ観てない方はご注意ください。
「今行くわ!」
と叫ぶアニーに、執事の人が、
「少しはジラした方が」
と救命具をつけながら言うのは笑っちゃった。何のためらいもなく飛び込むアニーがすごくステキ。

元ダンナには、「子供なんてイヤ」 と言っていたのに、ディーンに、オレは君に何をあげたらいいのかと聞かれて、
「女の子」
と言うのも、いいなあ。

ただ、戻って来たママが大金持ちだと分かって、子供達がお金に溺れてダメ人間になっちゃわないかなあ〜と心配になりました。早速ポルシェとかオネダリしてたし。貧乏で小さい家でもガヤガヤと幸せそうだったから、あのままの方が良かったんじゃないかな。ヘタに大金持つとロクなことになりませんからねえ。
でも、この映画はそこまで深くは考えずに、「お金持ち = 幸せ」 、良かったね、ということでいいのかもしれない。最初にこの映画を観た時はそんなこと考えなかったのに、年を取ったせいか、つい老婆心で余計な心配しちゃいます。


 
 シザーハンズ  



当時 「ホーム ・ アローン」 との同時上映で、そちら目当てで観に行ったんですが、2本とも観終わってみたら、
「シザー ・ ハンズの方が断然面白かった」
と友達も同意見。その後ビデオでも何度か繰り返し観ました。
両手がハサミのグロテスクな情景に、ふとすると、
「げっ、コワい話?」
と思ってしまいそうですが、全然そんなことはありません。
博士がエドワードを作ってる回想で、ハート型のクッキーを、まだ未完成で動いてないエドワードの胸にそっと当てて、優しく微笑むシーンが好きです。ああエドワードには、優しい心を持たせようと考えてたんだな、というのがとっても良く分かります。
ストーリーの始まり方と、そして終わり方も好き。「タイタニック」 と通じるものがありますね。どちらもラストは切ないけど、それがいいのかも、と思える数少ない映画です。


 
 卒業旅行 〜 ニホンから来ました 〜  



ヤスオのイモっぷりが最高です。『ペッパー警部』 を歌ってる時のイッちゃってる顔も好きですが。(織田裕二さん、イイ男なのに (笑) )
私もこの映画が公開された当時、シリアに行きたい、とすごく思っていて、実際に憧れの国に行けたヤスオがとてもうらやましかったのを覚えています。
撮影はタイで行われたらしく、チトワンというのはもちろん架空の国なんですが、もし実際にあるならぜひ1度行ってみたいなあ。
それにしても期間限定で大スターになれるなら、誰だって 「やってみたい!」 と思いますよねえ。(私ももちろん思う!)
そして何といっても、ラスト ・ コンサートのシーン! 大勢のファンが追いかけて来る中、恋人の令子の手を引いて一緒に走って行く一発太郎 ・ ・ ・ 真剣にアイドルに恋したことのある女のコなら、1度は夢に見たことのあるシーンなのではないでしょうか。(もちろん私もある(笑)) それを現実にしてしまっているこのシーンは、本当にステキです。うっとり。
また、今までみっちり将来の予定を書き込んでいた手帳を、
「これは、もういらない!」
とヤスオが投げ捨てるシーンも好きです。人生は計画通りじゃない、計画通りの人生なんてつまらない、明日は自分が作り、変えていくもの! ということを悟ったヤスオの人生は、これからとっても楽しくワクワクするものになっていくことでしょう。でも、桃山さんみたいにならないでね(笑)


 
 タイタニック  



世の中がタイタニックで大騒ぎしているというのに、私が実際に映画館に足を運んだのは、上映開始から1年以上経ってから。(でも1年以上も上映してるってのもスゴイなあ)
観た率直な感想は、「話題になるだけある!」 でした。(今ごろ ・ ・ ・ ) ビデオも買って何度も観ました。両親も 「良かった! 素晴らしかった!」 と絶賛、父親は大泣きしてました。とほほ。
長い映画なのですが、全てのシーンがいい。特に絵を描くシーンが好きです。
あと、パーティーがすご〜く楽しそうでしたね! 私は気取った食事よりああして騒げる方が好きなので、好きな人とあんな風にお酒を飲んでハシャげたら最高だろうなーと、何度観てもうっとりしてしまいます。

スゴイと思ったのは、地下室で手錠をかけられていたジャックを助けるため斧を持って戻って来たローズが、地下室が既に水かさが増していたのに、それでも飛び込んで行くシーン。実際迫って来る水を目の前にしたら、もの凄く恐ろしいだろうに。私だったら ・ ・ ・ 相手の人が私にとって、
「彼がいなかったら生きていても無意味だ」
と思える人ならば、行くかな。行けるかなあ。

ローズのペンダントの行方には驚きました。ローズの最後の行動はすごく切ないなあ。「女の心は海みたいに秘密がいっぱいなの」 というセリフを思い出すと、ずっとこの時を待っていたのかもしれないですね。
ラストもとてもいいと思います。あれ以外のラストは考えられないし、誰もが納得したのでは?
とにかく 「凄い映画だ」 と思いました。主題歌もとてもいいし。


 
 タイムリミットは午後3時  



いつも思うけど、アメリカの学校っていいなあ。日本の学校って、みんな同じ格好をして同じ髪型をして、暗いよね。
しかしパディ ・ レベル、怖い。怖すぎる。なんで体にさわられるのがイヤなのか謎ですが、「彼女ができたらどうするの?」 と、すげー余計なお世話ですが心配になります。
そして学生指導の先生が怖い ・ ・ ・ 部屋も取り調べ室みたいだし、やっぱりアメリカの学校、イヤかも。

ジェリーがどうにかしてレベルとの決闘を回避するため、ありとあらゆる手立てを企てる慌てぶりが面白い。クールな妹もイイ味出してる。そして刻一刻と近付いてくるタイムリミットの3時 ・ ・ ・ 1時間ごとにベルが鳴るたび、「あああと○時間!」 「○時間」 って、一緒にドキドキしちゃってました。時計がこの映画ではポイントになっているようで、でもトイレの中にまであるシーンがあって、「トイレに時計は、普通ないでしょう」 とおかしくなっちゃいましたが。
3時直前のどんでん返しがいいですね。「おいおい、本当にいいの?」 って感じですが (笑) 

そしてついに決闘!! おもしろかったです。これを見て私はナックルを買おうかと思いました。(買いませんでしたが)
ラスト、というより、翌日の売店でのシーンも好き。このシーンだけでも20回くらい観てます。賭けをしてた男のコが妙にお気に入り(笑) エンディングの歌もすごく好きで、タイトルが知りたいなあ。


 
 ターザン -ニューヨークへ行く-  



ジャングルで育ったターザンが大都会ニューヨークに行く、と聞いて、
「ははーん。高層ビルやクルマや電気製品などに戸惑うわけね」
ということは想像つくと思いますが、その通りです。楽しいですよ(笑)
それ以外にも、随所に出て来る動物相手への鮮やかなお手並みが爽快! 暴走した馬車馬を大人しくさせたり、闘犬をも黙らせてしまったり。
またヒロイン ・ ジェーンがとてもキュートなんですよ。うちの母親もお気に入り。
また何より、ジェーンの父親 ・ アーチーがいい味出してる。この人とチータの掛け合いが可愛いし面白い。この 2人 (?) がいてこその映画だと思う。
ジェーンに付きまとうチンピラ ・ ホアンもなかなか楽しいヤツだし。

事件的な展開もしっかり組み込まれていて、特に撃たれたターザンが弾を抜き、その後高熱にうなされるシーンなんかは、
「そうだよね、大ケガしてるんだから普通こうなるよねえ」
とリアルさがあるのがいいです。

ターザンものは他にもあって全て観ましたが、私はダントツこれが好きです。ハッピーエンドなのが何よりいい。


 
 ターナ & フーチ  



これはとにかく、フーチのブス犬加減がハンパじゃない (笑) キレイ好きのターナとお構いなしのフーチのかけ合いが、本当に楽しかった。
*以下、作品のキーワードとなる内容に触れてます。まだ観てない方はご注意ください。
事件解決の時は思いきり泣いてしまうのですが、ラストが好き! 無事恋人とも結婚し、家に帰ったターナがパッとドアを開けると ・ ・ ・
「あら、そうだったの!」
と思わず微笑んでしまいます。



 
 バーニーズ  〜あぶない!? ウィークエンド〜  



高校生の頃に観てすごく面白くて、また観たくなったけどレンタルショップにはもうなくて、ネットの中古ビデオショップで購入しちゃいました。
でも改めて観たら、当時の感動はなくて肩透かしな感じでした。見る目というか好みはやっぱり変わってるんだなあ。まあ、30すぎた今になっても、高校生と同じような感覚でいたら、それもマズイ気もするのでいいんだけど。

でも当時はかなり気に入って何度も観てたし、アンドリュー ・ マッカーシーもカッチョいいなあと思って結構好きだったんですよね。今はもうあまり活躍されてませんよね? どうしたのかなあ。

波打ちぎわでイチャイチャしてたら、バーニーが波に打ち上げられてスーッと現れるというシーンも、当時は面白く観ていたと思うんだけど、今観たらちょっと不謹慎に思えて、あまりいい気持ちはしなかった。
パーティーであれだけの人がいるのに、バーニーが死んでいることに誰も気付かないってのも、生前からバーニーのことをみんなちゃんと見てなかったというか、話しかけても顔を全然見てなかったりしたってことなんだろうなあと思うと、なんかちょっと切なくなってしまったり。当時はただ笑って観てただけだったのに、少しは大人になったのかな。


 
バック ・ トゥ ・ ザ ・ フューチャー  



この映画のストーリーは映画雑誌で見て、「過去のママが自分に一目惚れしちゃって、このままでは自分が生まれなくなっちゃう!」 という設定がすごく面白いなあと感じたのを覚えてます。すごくテンポ良くコミカルに仕上がっていて、さすがスピルバーグ監督。
しかしタイムトラベルって、過去に行ったら歴史を変えてしまうことのないよう、虫一匹殺しちゃダメだって言いますよね。でもこの場合、過去のママがパパを見直したのはマーティンのおかげだし ・ ・ ・ って事はマーティン、虫を殺すどころかあれだけ大騒ぎしてたけど、良かったんでしょうか? 良かったんでしよう (笑) 
学園祭で、マーティンが1人シャウトしてエレキギターを弾きまくっちゃうシーンが好きです(笑)すごく発想の面白い映画ですよね。パート2、3が出るのは当然の流れだったような気がします。でもやっぱり1が1番好き!


 
花嫁のパパ  



うちの父親は私が恋人を家に連れて来ても、話し相手が来たと喜んでしまうような人なので、こんな父親だったら大変だろうなあ。というか、多くの場合がこんな感じなのでしょうか。ヤだなあ。
アニーがすっごくキュートで、こんなカワユイ娘ちゃんなら仕方ないかな?

でもやっぱり見どころは、ジョージの父親としての複雑な気持ちですね。
好きなのはやはりラストシーン。ラスト近くに、式を終え、空港からパパに電話をかけるアニー。電話を切った後、ダンナ様の方へ向き直って手を取って歩いて行くんですが、「これからはこの人と手を取り合って暮らしていく」 ことを象徴しているかのようで、さり気ないんだけどすごく好きなシーンです。


 
ビッグ ・ ビジネス  



2組の双子の擦れ違いが面白い! 同じホテルに泊まるんですが、いつハチ合わせるかとハラハラだし、恋人はカン違いするしで、とにかく笑えます。
でもちゃんとホロリとする場面もあって、力を合わせて故郷を守ろうと会議に乗り込むシーンは、何度観てもジーンとして泣けますよ〜。
ラストも最後まで面白くって (つーか入り乱れて)、
「えー、こんな風になっちゃっていいの?」
と呆気に取られてしまいましたが、まあいいんでしょう (笑) 


 
フルーク  



前半は犬となったフルークの冒険のような感じ。我が家へ辿り着くのは後半になってからですが、どちらも面白いです。
前半は動物が沢山出て来るんだけど、これもね〜、みんなイイ演技を見せるんですよ。本当にうまくって、どうやってるんだろう? と疑問の連続でした。

予想していたストーリーが、最後の方でコロッとくつがえされてしまうのがとてもいい。同時に切なくなってしまうんだけど、嬉しいどんでん返しがあって、楽しく観終わることができました。こういうラストって本当に好き。


 
 ベイブ  



主な主演は全て動物ですが、これをあっさり子供向けの映画と片づけてしまうのは絶対もったいない!
私がまずビックリしたのは、動物たちは皆 吹き替えでセリフをしゃべってるのですが、きちんと口も動いてること! (CGかな?)  動物達の演技もうまいですしね。(あれは立派な演技だ!)
そして何より、フライとベイブとの友情がすご〜くイイ。コンテストもとても感動します。これも泣いたな〜。


 
 星の王子ニューヨークへ行く  



身分や学歴の違いってのを題材に よくラブストーリーは作られてますが、コメディタッチのこういう感じの方が、楽に観られて好きです。だってそもそも設定がおとぎ話というか、そんな雰囲気なんですもんね。
ニューヨークに来てからのアキームの行動がいちいち世間ずれしてて、周りの人が驚くのが面白い。ラストもとってもいいし。本当、こういうラスト大好き。


 
 マネキン  



「あるわけないじゃん」 と思いつつ、「でも、あったら楽しいよね」 とつい考えちゃうような、突飛で愉快なラブコメディです。
何つってもマネキン → 人間になるシーンが見どころで、初めて人間になるエミーに遭遇した時は、見ているこっちも 「うわっ!」 とビックリしちゃいます。一緒に観ていた父親も、「うわあっ! 何だオイ!」 とすごく驚いてました。
オカマの黒人さんがかなり好き。 ”2”にもこの人は出てるそうな。

ラストもとても良いです。こういう思いっきりなハッピーエンド、大好き!


 
 マリリンに逢いたい  



日本のみならず世界中に感動を巻き起こした、シロとマリリンの本当にあった物語。シロ役は本物のシロが熱演しているそうです。
捨てられて死んでしまうはずだったシロがこれほどの感動を人々に与えたこと、白い犬が真っ青な海を泳いでいくという配色の美しさ、そしてマリリンが不治の病にかかってしまう ・ ・ ・ 全てのエピソードが、シロとマリリンの物語をこれ以上ないくらい儚く、愛しくしています。
私は動物の行動を人間が過剰に美化することはあまり好きではないのですが、原作 ・ 脚本の野沢尚は、
「その動物の心を人間が勝手に創って、観客の涙を要求するような真似はしたくなかった。シロはただ、『だってマリリンに逢いたいんだもん』 とただそれだけを思って泳いでいただけなのだと思う。なので感動の押し付けにならないよう、できるだけありのままに撮ったつもりです」
とおっしゃっていました。
確かに、きっとその通りなのだと思います。シロはまさか人々を感動させているなんてこれっぽっちも考えずに、ただ 「泳いだ」 だけなのでしょう。ですがまぎれもなく 「マリリンに逢う」 ことを目的に3kmの海を何度も泳いで渡っていたシロの行為には、動物にもこれだけの愛情があるのだということを私達に証明していますし、そのひたむきさにはやはり感動せずにはいられません。
映画に出演しているのは本物のシロとのことですので、
「ああ本当にシロは、こんなふうに泳いで行ってたんだな」
と思うと、めちゃめちゃジーンとしちゃいます。
作品の中では、大輔とその兄 ・ 達也とのいさかい、皆美とのラブストーリーなどが織り込まれていますが、シロの力強く泳ぐ姿を見るだけでもこの映画を観る価値は十分にあると思います。本当に勇気をもらえますよ。

エンディングもぜひ最後まで観てほしいです。シロとマリリンが 2匹並んで走っているシーンが、改めて見るとまた泣ける。また小犬だったシロをちょっと久し振りに見ると、めちゃめちゃカワイイです! エンディングの最後、シロの泳ぐ姿を水中から映しているシーンがすごく好き!!
しかし犬かきであれだけ泳いでしまうなんて、「足がつかない所はこわ〜い」 なんて言ってる私はちょっぴり (かなり?) 情けなくなってしまいます。


 
 ミクロキッズ  



ミクロサイズになると、うへえ、周りの物ってこんなんなるのね、というのが見どころです。
でも、決してそれだけではありませんこの映画。家族の思いやりなど、小さくなって初めて分かったことが親子ともに沢山出て来て、すごくジ〜ンとします。泣けます。
でもやっぱり、同時にすごく笑えます。子供達が縮んでしまったことに気が付いたサリンスキーパパの行動が、んもう面白い!

ラストも好き、というかステキ。エイミーもとってもキュートだし。
笑いながらも、感動するシーンもとても自然に何箇所も含まれていて、本当にとてもいい作品だと思います。コメディ映画にも感動は必要ですよね。


 
 ライフ ・ イズ ・ ビューティフル  



話題作だったから観よう、という軽い気持ちだったんですが、観て本当に良かった!!

前半のグイドとドーラとの恋愛コメディのような部分も、とっても良いです。テンポ良いしコミカルだし、楽しい。
そして後半、収容所でのシーンは、ただただグイドの機転に感心、感動させられてました。とにかくこの人の頭の回転の早さには脱帽です! 中でも、規則の通訳をかって出た時、またジョズエが 「ありがとう」 とつい言ってしまった時の対処の仕方は本当にお見事でした。

他にもあのシーン、このシーンと、紹介したい所はたくさんあるんですが、あまり言ってしまうとこれから観る方の面白さが半減してしまうので、あえてやめておきます。とにかく至る所に伏線が張られているし、見所は数え切れなくあります。

そしてこの映画は、ただお涙ちょうだいだけのストーリーでは決してないです。親子愛はもちろんですし、先ほども書いたように、前半のチャップリンをも思わせるコミカルな展開。グイドとドーラの楽しく可愛らしいラブストーリー。「私も行きます」 とあえて夫と子供の後を追い収容所行きの列車に乗るドーラの、また看守の目を盗んでドーラに愛の言葉や音楽を贈るグイドの美しい夫婦愛。そして戦争がもたらす悲惨さについて ・ ・ ・ 笑いと涙、そのどちらかを描いた映画はたくさんありますが、どちらもこれ以上ないくらい素晴らしく盛り込まれています。

そして、「世界一温かいウソ」 と言われたグイドのこのウソ。もし真実を正直に話していたなら、確実にジョズエは生きていられなかったでしょう。
ジョズエはのちに真実を知り、成長するにつれ、父の偉大さ、愛の大きさを知るでしょう。そこまでぜひ描いてほしいと願って観ていましたが、期待を裏切らないラストで本当に満足でした。


 
 ターミネーター  



私はシュワちゃん好きなんですが、この作品ではもう、憎ったらしいなあ (笑)  悪役だから仕方ないけど。(だから主演的には善役の 『2』 が好き)
『殺人機械』 としての冷酷無比さ、不死身さは凄いです。コワイっす。走って追って行く時の、あの 「カッチャカッチャ」 という走りが、焦らず一定なだけにまた不気味。また、ターミネーターから見た視界の映像がSFチックで好きです。セリフを選択する機能もおもしろい。

そしてカイル! カッチョいいっす! 公開された頃に観た時はなんとも思わなかったんですが、最近再び観てみたら、あらカッチョいいじゃない。私自身の好みが変わったのね。って、そんなことはどうでもいいか。

しかし自分と同姓同名の女性が立て続けに2人殺されている、と知った時のサラの心中は、自分と置き換えても本当にゾッとします。電話帳で見たら次は自分なんだし。ううコワイ。

そしてラストがとても良いです。「そうだったのか!」 という感じ。(途中で 「あ、もしかしてこれが?」 って思ったけど、その通りだったので感動!) ラストのサラは本当にカッチョいいですね。
続編の 『ターミネーター2』 は、CGの技術が断然秀でているし出来栄えも素晴らしいのでもちろん好きなんですが、 『ターミネーター』 のラストに明かされるストーリーの構成がとても好きですし、初めて観た時すごく感動しましたので、どうしてもこちらをおススメしたくなっちゃいます。当たり前ですけど、パート1あってのパート2だしね。


 
 ドロップ ・ ゾーン  



日曜の昼間TVでやってるのをたまたま観てたんですが、釘付けになっちゃいました。
生き生きとしたヒロインにはとても好感が持てました。
スカイダイビングのシーンが何度も出て来るんですが、またなかなかリアル。パラシュートなしで飛び降りたジェシーを、ピートが助けに飛び降りるシーンが好きです。 (自分がやれと言われたらすげー怖いけど)

そしてラストというか、オチが大好き! 事件解決の後、笑えるオチがあるのですが、セリフをよく考えてみると、
「あ、この人がこう言うってことは」
と、笑いながらもジ〜ンとしちゃいます。


 
 デイライト  これって、アクションかパニックか人間ドラマか、どのジャンルになるんでしょう。とにかくそれらが充実して詰め込まれた映画! 映画館で観たかいありました。
人間ドラマがものすごく良くて、後半はずっと、涙の渇くヒマがなかったくらい。多少自分の経験と重ねて見ちゃう部分もあったかも。

ラストもダイナミックで、でもそれほど不自然でもなく納得できるし、とてもいい展開だと思います。
しかしスタローン、アナタはカッチョいいよ、いい役してるよホント。


 
 リーサル ・ ウェポン 2  



シリーズ1〜4まで出てるのですが、2が一番好きです。1も良いけどね。何といっても、出演してるヒロイン、リカが好き!
ちなみにこの後の3、4は、リッグスに新しい恋人が出来るため、リカが好きな私はどうも嫌悪感があったりして ・ ・ ・ まるで亡くなった母親の面影を大切にし、父親の再婚相手を好きになれない娘のような気持ちなのでした。(何じゃそりゃ)

アクションシーンが盛りだくさんだし、見せ場も沢山あるし、大満足!
マータフの命が危なくなった場面で、
「危ないから専門の俺達に任せとけ」
と他の刑事に言われても、てこでも動かないと意志表示するリッグスの目、大好き。そんな彼を見るマータフの表情も好き。
最高にカッコいいですね、この2人。刑事アクションものではダントツです。


 
 明日があるなら  



シドニィ ・ シェルダンの作品は他にも映画化されていて、どれも原作に忠実でとても良いですが、やはり最初に見たこちらが強烈に印象に残っているのでした。
この作品はビデオでは3本になり、第1集は刑務所からの脱出、第2 ・ 3集は泥棒稼業の話です。
個人的には刑務所の中のシーンが好きです。何といっても、終身刑のトレイシーがどうやって刑務所から出るのかという、原作のアイデアがもう素晴らしいです! 私がシドニィ ・ シェルダンの作品に出会ったのは、この映画が最初だったのですが、ここで完全に焼きつけられました。
どんでん返しという点では、後の泥棒稼業で、ハトを使って宝石を運ぶ際、警官に見咎められるシーンもそうですね。「ああっ!」 と思うんですが、こちらの解決法 (?) もシドニィ ・ シェルダンならではの鮮やかな手法です。
この方の作品は本当に面白いです。活字が苦手だという方はもちろん、本を既に読まれた方もぜひ、映画をお楽しみになる事をお勧めしちゃいます。


 
 ザ ・ インターネット  



カッチョいい。この1言です。私みたいなパソコン初心者から見たら、自在にパソコンを操るアンジェラは見ていても気持ちがいい。
でも同時に怖くなったなあ。だって個人データをちょろちょろっと替えるだけで、本当に犯罪者扱いされて逮捕されちゃうんだもんね。まあ現実にはこんな事はないだろうけど ・ ・ ・ というより、あったら困るよ。

とにかくパソコンを使っての攻防戦がスリル満点! インターネットに接続したら、相手にすぐ居場所が分かってしまうので、どんどん追い詰められてしまうのが、んもうハラハラドッキドキです。

ラストの反撃というのが、ちゃんと伏線が張られていて、感心しました。伏線が張られているのに弱いのです。


 
 ショーシャンクの空に  



アンディの淡々とした様子がいい。レッドもいい味出してます。なんたって作品中のナレーションというか語り手はレッドですしね。
みんなが屋根の上でビールを飲むシーンが好きです。私も飲みたい〜。 ( ← いつも飲んでるだろ)
図書室のオジイちゃんは可哀相だったなあ。それにあのカラス、野生に戻ってうまく生きて行けたのだろうか? ということまで考えちゃった。

アンディが起こした 「奇跡」 は、全然予測していませんでした。「これラストどうなるんだろー?」 とは思ってたけど、まさかああなるとは。最初分かんなかったですもん。レッドと一緒にドキドキしてましたよ。
『看守にも誰にも手出しできないものがある。それは心の中の希望だ』 というアンディのセリフ、カッチョいい。確か音楽に対しても同じように言ってたと思いますが、なるほどと思いました。
そしてラストシーンがとても良いです。これは曖昧に終わってほしくなくて、「最後まで映してね!」 と祈ってたんですが、映してくれて良かったあ。満足です。
しかし刑務所という所は、必ず同性愛者がいるんだなあ。ネットでこの映画の寸評を見ていたら、「掘られたら掘り返す」 と言ってた方がいて、思わず笑ってしまいました。うまいッ!(笑)


 
 スパイ ・ ゲーム  



ブラッド ・ ピットがカッチョいい! あら違う? ストーリーも本当に面白いです。
国際問題にもなりうるため、ビショップの存在そのものを隠しこのまま見殺しにしようとする機関。それを欺きながら、1人極秘に救出計画を進めるネイサン。お互い背中合わせで、バレないかとハラハラです。
ネイサンのハッタリや、また解析図を盗むのにわざとタバコを忘れて一瞬の間に懐におさめる手順もお見事です。百戦連磨の諜報部員なら朝飯前なんでしょうが、手際の良さ、咄嗟の判断、計画性に思わずうなってしまいました。
また優秀な秘書の功績もかなりありますね。信頼関係がしっかりと築かれていて、ああいう関係は大好きです。

最初のうち、
「ビショップ (ブラッド ・ ピット) が出てこないじゃないの!」
と思われる方もいらっしゃるでしょうがしばしお待ちを。ビショップはネイサンの回想シーンでわんさかと出てきますから。むふふ。
野生的で、正義感があって、そして女性にも一途。この作品のブラッド ・ ピットは本当にカッコいい! (いやだからビショップだって)

伏線の張られたストーリーが最高です。ラストもとてもいい。


 
 他人の向こう側  



古い映画なんですが、観る価値は十分!
初めて見たのは中学生の時で、一緒に観ていた父親と一緒に、
「何これ、一体どういうことなの!?」
と叫びっぱなしでした。事件の真相が最後に分かった時は、本当にビックリした。想像もしてなかったから。
誰が敵なのか味方なのか、一体真相は何なのか? これって結構サスペンスだと思う。ゾクゾクッと来るシーン、何回もあったもんね。


 
 ニキータ  



卒業テストがドキドキしすぎ! 訓練所でのシーンも凄かったし。

でも不満なのはラストシーン。まあハッピーエンド、よく考えるともうこれ以上はないってくらいのハッピーエンドなんだろうけど、ちょっと地味だったな、と。それまでが凄く迫力があって良かったから、余計にそう思うのかも。ラストがイマイチ不完全燃焼だったのだけが残念です。


 
 ゆりかごを揺らす手  



題名もイイですね。サスペンスと呼ぶに相応しい 凄い映画だと思います。
クレアがペイトンの罠に気付いていく段階が実に衝撃的で、
「そうそう、そうなんだよう! 早く早く〜!」
とアセるアセる!
これって、ペイトンの復讐の相手はあくまでも生まれた男の子ではなく、クレアだという点も、なかなかポイントのような気がします。男の子のことはとても可愛がってましたもんね。でもこれも、生まれて来なかった自分の子供と重ねて見てたんでしょうね。母乳をあげるシーンがゾッとした。

ハラハラドキドキのクライマックスを経て、ラストシーンがとても好き! クビにしてしまった庭師に対して、誤解も解け、クレアが彼に優しく掛ける、ある言葉。
「あ〜、これで本当にハッピーエンドになった! 良かった」
と、心からホッとして、泣けます。


 
 グレムリン  



続編の”2”も出てますが、1のが断然いいです。
ギズモが可愛い。ぬいぐるみも出てるんですよね。(そういやシャープペンを持ってるんだ、私)

これにも忘れられないシーンがあるんですが、ビリーのガールフレンドの事。彼女の父親は数年前のクリスマスの日、サンタの真似をして煙突から家に入ろうとしたものの 中で身動きが取れなくなってしまい、後日遺体で発見されたという悲しい思い出があるんですね。それを知らないビリーは、彼女に、どうして君はクリスマスをお祝いしないのと尋ねると、
「他の祝日はみんな何も言わないのに、クリスマスだけどうしてお祝いしないと変な目で見るのかしら」
と憎々しげに言う彼女。当時私はまだ子供でしたが、ああ、人って色々な事情があるものなんだな、ということを知った瞬間だったかも。


 
 バタリアン  



いやあこれのおかげでゾンビものにハマりまして、全て観たけど、やっぱりこれが断然NO.1! なんと言ってもバタリアンは、
「1.動きが早い! (遅いのもいるけど)
2.何をしても死なない」
のが実に恐ろしいのであります。
この映画はかなり何度も観てて、とある年末なんか、
「年越しはバタリアンと一緒に」
と、大晦日の深夜から元旦にかけて観るという、不気味な行為をしたこともあります。
スプラッタが平気な人はぜひ観て欲しい。(でもそれほどエグイ映像はないので、ホラーが平気な人なら多分OK)
また、字幕と吹き替えでは、個人的には吹き替えがおススメです。
一体ラストはどうなるんだろうと思っていたら、実に意外な、でも納得出来る方法でしたね。伏線も張られていたし。
あ〜、この、「ヤツらに捕まったら即座に死ぬ!」鮪という危機感、たまんないっす。でも最近は心臓弱くなったのか、とても耐えられそうにない。


 
 ゾンビ  



ゾンビと名のつく映画は他にもあるものの、これがダントツ! これもかなり繰り返し観ました。
先のバタリアンと違い、動きがゆったりしてて、頭を撃ち抜けば動かなくなるんだけど、それはそれでコワイんですよ。ゆっくり歩いて来るのが、何とも不〜気〜味〜で。
また 「快適なバランスが崩れる」 原因というのが、ゾンビになってしまった仲間が原因というのも皮肉めいていて、展開としては良いと思います。
それにラストも好き。結末が分かっていても、何度観てもハラハラドキドキします。


 
 ルパン三世 カリオストロの城  



ルパンの中ではこれが一番好き、という人が多いですね。私もそうです。もちろん本編のアニメも 原作のルパンも、それぞれに違った魅力があって好きですけど。
湖の浮かぶ古城の舞台のせいか、荘大な作品というイメージが私の中にあります。中でも、お城の屋根から屋根に飛び移る空中戦(?)は、ルパン作品ならではだなという気がして、楽しくて好き。
あと、不二子ちゃんがクラリスの前で自分を正体を明かし、服を脱ぎ捨てるシーンがカッコいい! 不二子ちゃんてカッコいいですよね。
あとは銭形さんがいい味出してる。ルパンと2人でお城の地下に潜り込み、ニセ札の事を知った時、そして上役に捜索願いを拒否され、出動体勢の部下に解散命令を出した時 ・ ・ ・ くう渋い! カッチョいい! その後のTVカメラの前で暴露した時の、「わざとらしい演技」 が最高 (笑) 


 
 風の谷のナウシカ  



初めて観たのは高校生の時で、でも十分に映画の意味を理解したのは、その後何度も観てから。大人にも観て欲しいアニメだと言われていた意味がよく分かりました。
好きなのは、腐海の底に迷い込んだナウシカが腐海の意味を知るシーンと、ラストの、昔からの言い伝えの人物とナウシカの姿が重なるシーン。
余談ですが 「もののけ姫」 は、どうも作品の主旨がナウシカとかぶってる気がする。サンは好きだし、絵柄的には断然キレイになってるけど、個人的には 「ナウシカ」 を観れば十分なのではと思う。


 
 銀河鉄道999  



小さい頃からTVで観てて、銀河鉄道の荘大なダイナミックさ、メーテルのミステリアスさ、車掌さんの怪しさ (笑) にもうドキドキして引き込まれてました。
でも真剣にハマッたのは高校生くらいからで、中学の時、先生が自習時間に視聴覚室で999のビデオを観せてくれて、その時は子供の観点とはまた少し違う 「おもしろさ」 で感動しました。(しかし男子は 「メーテルには乳首がない!」 とガハガハ喜んでました。男子ってバカ ・ ・ ・ )
高校の時にマンガを全巻集めて、暗くなってから電車で帰るとまるで999に乗っているようで、うっとりしたりしてました。それでわざと帰りを遅くしていたんですよね。(というのはウソです)
最終駅に着く時のシーンが好き。そしてクライマックス、真意を明らかにしたメーテルが、
「私はこの時のために、涙を飲んで若者を送り込んできたのです!」
というセリフを言うシーンでは、常にクールに見えたメーテルがそんな想いを抱えていたなんて、と切なくなりました。

ラストもいいし、ゴダイゴのエンディング ・ テーマもとても良い。
銀河鉄道が現実になる時代はさすがにこないでしょうから、これは永遠のSFロマンなのだと思います。


 
 紅の豚  



待ちに待った宮崎監督の新作で、当時とてもワクワクして映画館に向かったのを覚えています。赤い飛行挺ということで、私のクルマも赤だったので妙に嬉しかった。作品の雰囲気が好き! そして何といってもフィオが良い! 私は宮崎作品のこのくらいの年代の女性が大好きで、予備知識は全く観たんですが、フィオが出てきた瞬間、
「あ、このコは絶対に私のタイプだ!」
と電撃的に思いましたが、本当にその通りでした。
それはそうと、ポルコのアジトは本当に素敵な所ですね。南の島が大好きな私には、きれいな浅瀬の海は憧れです。フィオみたいに野宿してみたい。
それにしても、そもそもどうしてポルコが豚になってしまったのか、またラストはどうなったのかなど、イマイチ謎が多い作品でした。特にラスト、どうなったんだか知りたい! ついでに言うとフィオの大人になった姿も見てみたい!


 
 魔女の宅急便  



一番数多く観た宮崎作品はこれ。50回以上観てます。セリフが全部言えると言うと、「じゃあ一番最初のセリフは?」 とよく聞かれるんだけど、「ジジ、今夜に決めたわ、出発よ!」 で、なんとなく恥ずかしくて言いづらくて、いつも困ってました。

宮崎さんの作品は、登場人物がどれも空を飛ぶシーンがありますが、その中でも、ホウキでいつでもどこでもビュンッと飛ぶことの出来るこの作品は、爽快感が確別だと思います。映画を観て、「飛ぶわけないけど」 と思いつつ、ほうきにまたがってみた人は多いのではないでしょうか。もちろん私もこっそりやりました (笑) 
それはそうとキキが出発する時、木にぶつかって鈴が鳴るシーンがありますが、あれは原作の中で、まだ小さかったキキが 空を飛びながら考え事をしていてだんだん高度が下がって来た時に注意を促すために、両親が鈴をつけたという設定なんだそうです。映画化の際、原作者の角野栄子さんから、この鈴が鳴るシーンは出して欲しいと強い希望があったため、あのシーンになったそうです。

パン屋のおソノさんは、サバサバしてて大好き。キキを住まわせると決めた時、「部屋代と電話代なしでいいよ」 と言ったのに対し、一緒に観ていた友達が 「電話は仕事の依頼でかかって来るだけだから、電話代はかからないんじゃない?」 と突っ込んだのには笑えましたが。
おソノさんのダンナさんもいい! 当時は、「良い人みたいだけど、ちょっとねえ」 と思っていたものの、現在ではこの人の良さがとても分かる (笑) 

どのシーンもそれぞれに好きですが、やっぱりラストは格別です。映画館で初めて観た時、身体が震えて鳥肌が立ちっぱなしでした。
エンディングでの映像もすごくいい。何度も映画館で観ていたのですが、エンディングが始まると早々に席を立つ人達を見て、「ふっ、何も知らないで」 と心の中で思ってました (笑) 



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