-1999年2月- 日記 





99/2/1 (月)

 

今朝は (も) 寒かったです。

仕事に行こうとトラックのドアを開けようとしたら、凍ってる。
うぬぬッ! と力をこめたら開いたものの、今度は閉まらなくなっちゃいました。
ドアのストッパーのような所が、戻らなくなっちゃったんですね。

うーむ、これはマズい・・・
でも仕方ないので、そのまま発進、現場へ向かいます。
一応ドアは閉じてあるものの、走ってると、
「ふわわわ〜」
と開いてきてしまう。その度に慌てて閉めるのですが、さすがに対向車とすれ違う時は危ないので、車が来るたびにドアを内側から引っぱってました。
とほほ・・・何なんだ。

ドアのパッキンがゆるくなってて、雨漏りするのはまだ許す。
助手席などシートがベッタベタに濡れてしまうのも、まあ許す。私は助手席関係ないし。
んでもドアくらい、ちゃんと閉まって欲しいっす・・・

まあこの場合はクルマがボロだから (社長ゴメンなさい、でもホントのことだよね) じゃなく、凍っちゃったからですが。
しばらくして少し暖かくなって来ると、きちんとドアは閉まりました。


寒い朝は本当、イヤですね。

昨夜はバイトで眠るのが遅かったせいもあって、今朝、
「ああ〜 もう朝なのね。仕事なのね。お弁当作らなきゃいけないのね」
とやっとの思いで起きて、クークー眠っているうちのネコを見て、
「・・・変わりたいッ」
と本気で思いました。

そういえば、高校生の時にもすごく寒い冬の日、学校に行くのがイヤでイヤで、ストープの前で気持ち良さそうに丸くなってる当時のうちのネコを見て、
「ああ〜、変わりたい。私もストーブの前で、チーズのようにとろけたい、モチのようにのびてたいッ」
と本気で思ったっけ。

高校の時と変わってないんですね、私って・・・




99/2/2 (火)
 

ついにやられた・・・風邪引いちゃいました。

といっても大したことはなく、喉が少し痛いだけ。熱も少しあるみたいですが、いつも計りません。
だって、熱を計って、
「うわ、こんなにある! ツラいはずだわ、うう・・・」
って余計ツラくなっちゃいそうなんだもん。


仕事を終えて帰って来たら、母親が、
「どうしたの? 風邪?」
「・・・・・・」 (うん、と言うと本当に風邪になりそうなので返事しない私)
「病院行ったら?」
「いいよいいよ」
やだよ〜、そんなの。
この時期の病院って ほとんど風邪の人たちばっかりで、余計ひどくなりそうなんだもん。

「それはいいからさ、加湿器 貸して」
「はいはい。でもさ、あまり湿度を高くすると、パソコンには悪いんじゃない?」
と母親。
「いいのいいの」
パソコンより私だよ、私! 私あってのパソコンなんだから。

と加湿器を部屋に持って行き、思いっ切り連続運転にしてやりました。


それにしても喉の風邪はツラいですね〜。

「風邪は全部ツラいんだよ!」
と他の症状の方には怒られちゃいそうですが、喉が痛いと息するだけでもツラいじゃないですか。
「息をする」
この無意識で不可欠な行為がツラい、これは結構ストレスです。

去年の冬も風邪を引いて喉をやられて、栄養ドリンクを朝っぱらから飲んであまりの苦さにウゲゲッとなったり、のどアメを1日じゅう食べ続けて結局3缶も空けちゃったりなどしましたが、効果はイマイチだったような。

は〜あ。何かいい方法ないかな?

仕事中、他のダンプの運ちゃん (オジさん) に言ってみたら、
「暖めてくれるカレシを探せば?」
と言われました。

相談するんじゃなかった・・・




99/2/3 (水)
 

また雪です。
ももええっちゅうのに・・・まあ自然現象だから仕方ないですが。

またしてもトラックのドアは凍るわ、ワイパーも窓に張りついてるわで、朝から大変でした。

道路もすっかり圧雪のうえ凍っていて、普段なら10回コースの現場なのに7回しか走れないし、川の堤防からダンプが滑って落ちそうになるし (それも2台も)、これまた大変なのでした。


そして私の方も、実は大変なのでした。
今日になって風邪が悪化しまして、とってもツラかったです。
早退しようかとも思いましたが、ほとんど意地だけで最後まで仕事して、でも家に帰ってからはもう、病院に行く元気もなく、ふらふらになって着替えて寝てました。

1時間ほどしてから母親が来て、
「ちょっとちょっと何してんの、アンタ。ツライの? そんな寝てたってダメよ。病院行きなさい病院! 何なら往診してもらう? そうしましょ、じゃあ先生を呼ぶから、どこがどんな風にツライの? ん?」

う、うるさい・・・
いやうるさいなんて言っちゃいけないんですが、せめて小声でしゃべって下さい・・・



10分後再び、おかゆを手に母親登場。
「さっ、これ食べて。あらあ何アナタ、お昼も食べなかったの? ダメよそんなんじゃあ。とにかくこれ食べてなさい。往診してもらうようお願いしといたからねッ」

げげっ。本当に往診頼んだの?
こんな雪の中わざわざ・・・
と思ったものの反論するパワーもなく、言われるままおかゆを食べてました。



それから1時間後。
チャイムが鳴ったので、先生が来たのかなと思い、玄関まで出て行きました。
「・・・じゃあ、お父さんにうつらないようにしなきゃなあ、ハッハハ!」
などと玄関から、やたら元気の良いオジさんが入って来た。
あら、どうやら先生じゃないぞこりゃ、と思い、とっさに隠れようとしたものの間に合わない。
でもなんと、元気オジさんは立ちつくしている私を見て、
「おっキミか、熱が出たのは。ん?」
などと言う。
白衣など着ておらず、ジャンパーにジーンズといういでたちのやたら明るい50半ばの元気オジさん、なんとこの人が先生なのでした。

この先生は診察の間も、
「熱はどのくらい? え、計ってないの、そうかそうか!」
「どこの会社に勤めてんの? ん?」
「おっ、絵が飾ってあるなあ。こういうの好きなの?」
など、とにかく明るいしよくしゃべる。

そして看護婦さん (この人はさすがにちゃんと白衣を着ていた) に、
「よおし、注射だ注射、点滴もしよう」
と言いつけると、点滴の針をぷすっと刺し、ちゃららーんとお帰りになりました。

後から母に聞いたところによるとこの先生は、寝たきりのうちの父親も時々往診に来てもらっているそうです。
親子二代でお世話になっちゃいました。ははーっ、先生ありがとう。

この日はもちろん、次の日も、パソコンも出来ないまま寝たきりで過ごしてました。
そして仕事も休んじゃうことになるのでした。

そしてまた先生に来ていただくことになるのでした・・・とほほ〜お。
先生ホントにありがとう!




99/2/4 (木)
 

昨日の日記にも書いたとおり、今日は仕事を休んでます。
昨日の、といっても、ついさっき書いたんですが。

一昨日から、とてもじゃないけどパソコンが出来る状態じゃなくて、5日にまとめて日記書いてます。
なんて、しなくていい暴露話までしちゃってるし。まだ熱あるのでしょうか、私。ちなみに熱はいまだに計ってません。



それにしても今日は、食事で数回起き上がるだけで、あとはずっと眠ってました。夜もしっかり寝てました。
いやはや、よくこれほど眠れるもんだなと自分でも呆れちゃいます。

んでもおかげでバッチリ元気! ・・・とまではいかないものの、ほとんど回復しました。明日一日様子を見て、明後日は仕事に出れると思います。

って、相変わらずのこの雪なので、仕事があればの話ですけど。




99/2/5 (金)
 

今日は体の具合も大分いいです。
例の先生に、ぱんぱかぱーんと再登場していただかなくてもいいみたい。


朝起きたらかなり部屋が冷え込んでいたので、ストーブを点けました。

部屋のドアを少〜しだけ開けて。
たまに換気すればいいんだけど、もし眠っちゃったりしたらダメだもんね。密閉したお部屋の中でストーブ点けっぱなしで長時間いたら、頭の中が酸素足りなくなって危なそうなので。

でもドアをきちんと閉めておかないと、うちのネコが、
「ふみゃ〜ああ〜」
と鳴きながら部屋に入って来て、ネコ幅にドアが開いてしまうと、かなり寒いです。仕方ないのでもうちょい閉めとく。
するってーとまたネコが、
「ふみゃふみゃ・・・」
とか何とか鳴きながら、気を変えて部屋を出て行く。

寒い・・・また少し閉める・・・またネコが入って来る・・・また出て行く・・・の繰り返しで、最初は、
「まあまあ、ネコのやる事だし」
と黙ってドアを繰り返し閉めるんですが、さすがに、
「もうええかげんにせいっちゅうんじゃ!」
とオシリ叩きの刑に処してしまいました。
入るか出てくかどっちかにせいっちゅーの! また熱出てきそう。




99/2/6 (土)
 

予想通り仕事はなくて、お休みです。

でもアルバイトはあります。
セキがまだ出るんだけど、大丈夫かなあ。

と思いつつ行ったら、やっぱり大丈夫じゃありませんでした・・・
でも、ちょっと早めにあがらせてもらおうかなと考えているうちに、閉店になっちゃいました。はは。



そして帰ろうと、車に乗り込もうとしたら、向かいの居酒屋さんがやけにニギヤカです。

見ると、店先で10人くらいの人が、すっかりゴキゲンで大きな声でしゃべってます。
と、うち2人の男の人が特にハシャいで、服を脱いでほぼハダカ同然になり出したじゃあ〜りませんか。
よほど酔っ払っているんでしょうけど、何ちゅうヤツ。この寒いのに。

「若いモンには負けてられないぜえ〜!」
と叫んでましたが、負けてもいいと思います。

見てる方が寒くなってきちゃったので、早く帰ろう・・・




99/2/8 (月)
 

仕事がなくてお休みです。

のんびり起きて部屋でぼーっとしてたら、社長から電話があって、
「おーい、仕事出れる?」
と言われました。

「はい、大丈夫です。お昼からですか?」
「うん、そう。福祉センターだってさ」
「分かりました〜」
福祉センターって・・・ああ確か国道沿いにあったな。

早めにお昼ゴハン食べて、家を出ました。
う〜ん仕事に出るの4日ぶり。久し振りだな。


で福祉センターとやらに行ったんですが、あらっ、どこも工事なんてやってないよ。

念のためトラックから降りて見に行ったけど、やっぱりやってない。
んもう、作業服姿でジャンパー羽織って長靴はいて、センターの建物一周しちゃいましたよ。ここじゃないわけ?

仲介の人に電話してみたら、
「N公園の福祉センターだよ」
とのこと。
公園ったって、その辺のジャングルジムやらお砂場やらがあるだけの公園じゃあなくって、ミニ動物園やら何やらある、N山の広〜い公園らしいです。

んもう、ちゃんとそう言ってよね。N公園はここから近いからまだ良かったけど。
しかし困った。N公園のどこから入ればいいのやら。
大通りを2往復くらいしちゃって、それでも入り口が分かんない。
うう、ヤバい。もうすぐ1時になっちゃうよう。

アセって頭の中が福祉センター福祉センター福祉センター・・・となってきました。
と、通り沿いの駐車場に停まって、お昼休みをとっているらしいダンプの運ちゃんが、私にニコニコと手を振っている。

ん、誰だ?
実は私は、人の顔を覚えるのが異常に苦手なのです。一度や二度会ったくらいではさっぱり覚えられない。
ダンプの運ちゃんで、顔見知りの人は、ざっと50人以上はいて、トラックですれ違ったらお互い手を振り合ったりしてるんですが、実はそれは、全てのナンバーの番号を暗記してそれを見ているからで、顔を覚えている人はあまりいないのでした、私は。

今回のこの人は、ナンバーにもトラックにも見覚えがナイ。
ひょっとしてトラックを乗り換えたかな? う〜む誰だったか・・・
んでも今は、この人が誰かということより、現場が先だ! と、ゆーわけでトラックを止めると、ニコニコして降りてその人のところへ行き、
「お疲れさまで〜す。あの、この近くに福祉センターがあると思うんですけど、分かります?」
と尋ねちゃいました。もちろん、
「あの、どちら様でしたっけ?」
なあんては聞かないで、「お久し振りですう」 的な態度で。とほほ。
幸いその人はうんうんと肯いて、
「ああ、この道をもうちょっと行くと右側に見えるよ」
と親切に教えてくれました。どうもありがとう! 誰だか分かんないけど。

だけど、行ってみたN山の福祉センターでも、どこも工事はやってない。
どうなっているの? んもう1時5分前になっちゃったじゃないの。
もう一度電話して、今度は現場会社の社長さんの電話番号も教えてもらい、直接聞こうとそこへかけてみました。
プルル、プルル・・・カチャッと相手が出たので、
「あの、お疲れさまですT建設ですけどあのお昼からそちらの福祉センターの現場へ行くように言われたんですけど見当たらなくってどこも工事やってなくて今N公園にいるんですけどもここではないんでしょうか?」
と一気に尋ねたら、
「・・・あの、おかけ違いだと思うんですけど・・・」
と女性の声。
あら?
「あの、T組さんじゃありません?」
「ええ違います」
し、失礼しました!
もう一度番号を確認してみたら、最後の数字が間違ってました・・・

かけ直したら、
「おおっ、優希ちゃん」
と、今度はちゃんと社長さんの声。ホッ。
「ああ福祉センターの現場ね。今 N公園のとこ? そいじゃあねえ・・・」
と道順を教えてもらいました。
なんだ、全然違うじゃん。誰だ福祉センターなんて言ったの。
と思ったら、
「この、今作ってる建物が、福祉センターになるんだよ」
だって!
なな何だ〜。そんなの知りませんよねえ、もう。



結局現場に着いたのは、1時30分過ぎでした。はー。




99/2/9 (火)

今日も朝から仕事です。いやそれが普通なんですけど。
先週後半は立て続けになかったもので。

朝、現場に行く途中、昨日道を教えてもらった人とすれ違いました!
ちゃんと満面の笑顔で手を振りましたよん。んもうブンブンッと。
相変わらず、誰なのか思い出せないけど・・・


さてお昼休み。とあるパチンコ屋さんの駐車場で止まりました。

一緒に止まってた運転手さんは、パチンコしに行っちゃいました。このためにここでお昼休みにしようって言ったわけじゃあるまいな。

私はパチンコには興味ないので、お弁当を食べ終えた後は、トラックのタイヤを一通り見て回りました。パンクしてたり釘が刺さってたりするとダメだもんね。

しかし、汚れてるなあ・・・
なんちゅう汚いクルマなのだ。
まあダンプは、舗装された道路じゃないドロドログチャグチャの現場に入って行くことが多いから、普通のクルマよりは汚れるのは仕方ないんですけどね。それにしても汚い。

そういえば、年が明けてからまだ一度も洗ってなかったなあ。
雨の日や雪の日や、風の日、いや違った風邪の日があったりして、ついつい洗わないで今日まで来ちゃってたのでした。

社長に見られたらヤバいな。かくなる上は・・・見られないようにしよっと。 (おいおい)


そんなことより (そんなことか?)、大変です。パソコンの調子がおかしいです!

メール受信しようとしたら、なんか見たことないワケ分かんないメッセージが表示されて、なんとか受信は出来たものの、開いて見ることができない。
なんなんだこのメッセージ? んもう、ワケ分かんない。

こんな日に限って、いっぱいメールが届いてる。う〜ん嬉しいな♪ ・・・って、だから読めないんだよ。

ニフティに接続した状態でなら 受信したメールを読むことが出来るんですが、接続したままじゃ ゆっくりお返事も書けないし。

うう、お返事書かなきゃいけない人も沢山いるのに。
昨日のうちに、書ける人は書いときゃあ良かった・・・私のバカバカ。




99/2/10 (水)
 

仕事終わりました!

今日はこれから、人手が足りないとのことできゅうきょバイトなのですが、とりあえず本職は明日はお休みだー。

とルンルンしながら帰っていたら、電話が。
ディスプレイを見ると社長から。
「げっ・・・まさか、『明日仕事出たんだけど』とか言うんじゃないだろな」
と思いつつ、でも取らないわけにいかないので出たら、休み明け、金曜日の仕事内容のコトでした。
「それからオレ、週末までいないから、土曜と月曜のぶんの仕事のことは、○○ (先輩) に電話して聞いてな」
とのこと。

え、今週いっぱいいない!?
また、韓国あたりに行くんですね。

奥さんならまだしも、社長じゃ、お土産も買って来てくんないだろな。
韓国の海苔って、ビールのおツマミに最高なんだけどな〜。




99/2/11 (木)
 

お休みです。

友達のY美ちゃんと、お昼ゴハンを兼ねて会うことに。
しかし、
「どのお店に行く?」
との初期段階で、意外なほど悩む私たち。

考えてみると、Y美ちゃんちゃんとはもうずっと「飲みに行く」 ばかりだったので、こんなふうに昼間っから、もちろんお酒ヌキで食事するのは久し振り。
居酒屋さんだと大抵のものはあるから、何が食べたいかを無理に決めなくても、お店に行けばなんかあるし。



まあでも、和食のお店に決定。

私はアルバイトで飲食店のウエイトレスをしているので、お店に来ると、つい店員さんの対応などを観察してしまうんですが、このお店は良かったです。食事もとても美味しかったし。

12時過ぎにお店に入ったんだけど、なんとY美ちゃんは3時から、お菓子屋さんで包装の臨時アルバイトがあるという。
食事しちゃうと、あと2時間たらずしかない。ん〜、ちょっとハンパだなあ。
一緒に買い物でもしようかと思ってたんだけど、どうしよう?

と心配していたものの、んもう話が弾む弾む! 結局食事を終えた後も、そのお店にずっといました。

ちなみに私はミニカツ丼とミニ天ぷら蕎麦、白玉おしることクリームあんみつ (デザートはY美ちゃんと半分コしたんですよ)、あと注ぎに来てくれるまま、お茶を4杯も飲んじゃって、んもうお腹いっぱい。

食べ過ぎですよ。完璧な食べ過ぎ。
ちなみに、この日は夜の8時過ぎになっても全然お腹空きませんでした。


その後は1人で買い物へ。

何を買うかというと、もちろんバレンタインのチョコレート!
ちゃーんとあげる人がいるんだもんね♪ ・・・日曜日だからアルバイト先のレストランの人たちと、あと父親に・・・とほほ(笑)

バレンタインに関しては、
「元はといえばお菓子屋さんの仕掛けじゃない」
「義理チョコなんて風習はくだらん!」
とか、いろいろ言う人がいるけれど、私自身は、
「そんなに目くじら立てて反対することもないじゃん」
という感じです。まあこの辺は、14日当日に詳しく書くつもりですが。

さて、デパートのチョコレート売り場に来たものの、バイト先の人たちへのチョコレート、どんなのにしようかな。
全部同じのばかりにするか、1つ1つ違うのにするか。
同じ方が買う立場としては楽だけど、みなさんには、更衣室の机の上に置いておいたのを、帰る時に1つずつ持って帰ってもらうようになると思うんですよね。
全部同じだと、いかにも、
「義理です」
という感じで、それが10個近く山になってたら、
「義理です義理です義理です義理です義理です義理です義理です」
っていう感じで、それは何か淋しな。
というわけで、1個1個違うのにしました。

7〜8人分だと、義理とはいえ結構するんですよね。まあでも、日頃お世話になってる人たちだし、お中元みたいなものだからいいか。

でもチョコレートひとつでも、深〜く考えてしまう私の性格は相変わらずで、
「ん〜、包装紙は赤やピンクの、華やかなものがいいよね」
「おっ、葉っぱの形のチョコレートがあるぞ。うーんでもチョコレート色の葉っぱだと ”落ち葉” って感じだよねえ。こう、部屋に帰ってから1人でパッと箱を開けたとき、枯れ葉ではなあ」
「ハート型のチョコって可愛らしいけれど、万が一にでも誤解されると困るなあ」
と取り越し苦労をしたり相手の立場に立ったりと、すごく時間がかかりました。

それはそうと このデパートでは、チョコレートの催事場が開かれていて、とにかくすごい数のチョコレートでした。
んもう右を見ても左を見てもチョコレート。と、それを選ぶ女のコたち。世の中にはこんなにもチョコレートと女の人がいるのかあッ、というくらい。ってのはオーバーですが。
でも人出がスゴイのは確かでした。レジでは15分待ちだったし。

今年は日曜にあたるからとか不況のあおりだとかで、チョコレートの売り上げも例年に比べて少ないと言われているけれど、本当かなあ。

ふと見ると、おお、チョコレートの超一流ブランド、ゴディバのがあるじゃあないですか。ここのってめちゃめちゃ美味しいらしいですね。
しかしそれだけに値段も素晴らしく、1粒が2〜300円くらいします。

でも食べてみたいなあ・・・だけどもう自分のを買う余裕もあまりないし。

考えた結果、父親へのチョコレートを、例年通りウイスキーボンボンにしようかと思ってたけど、これにすることにしました。
そして1つ (もしくは2つか3つ)、食べさせてもらおう〜っと♪

6コ入りのを買いましたが、それにしても高い・・・
たかだか6コ入りのチョコレートに1800円も使っていいものだろうか? これは5つくらいもらわなくちゃ。

バイト先の人へのチョコにも、 ”当たり ” としてゴディバを1箱混ぜておくのも面白いな〜と思ったのですが、思っただけでやめときました。




99/2/12 (金)
 

今日は自分1人での仕事です。

いや〜気楽。で帰ってからはゆっくりと、まる2日間できなかったHPの更新などしよう、とルンルンになってたのですが。

が。
トラックをちょっと、グニャッとやってしまいました・・・
しかも日が悪い。明日は第二土曜とのことで、修理工場はお休みなのです。
いつも、とてもよくしてくれている修理工場のお兄ちゃんがあちこち問い合わせてくれたお陰で、無事外注に回すことになりましたが。

当たった場所も悪かった。トラックの柔らかい部分で、普通なら 「ガツン」 で終わってしまう所が、飴のようにぐにゃりと曲がってしまったのでした。
こういうことがあると、本当に、
「この仕事向いてないんじゃないか。辞めた方がいいんじゃないか」
と自分で思います。

トラックの運転というと、絶えず何かにぶつかる危険性と隣り合わせなわけで、今回は相手がいなかったから良かったようなものの、いつ人身事故の当事者にならないとも限らない。そのことを、こういうことがあると強烈に思い知らされます。

「もう、ウエイトレスだけで生活した方がいいかもしれない」
とも思う。
ウエイトレスなら、ミスと言っても せいぜいオーダーミスや料理を引っくり返したりするくらい。
事故の重責の危険性を負うという心配は、仕事上では必要なくなる。

私は実家に住んでいるのだし浪費癖もないし、毎日マジメに働けば、ウエイトレスのお給料だけで十分に生活は出来る。辞めたってなんら支障はないんですねえ。

それなのになんで辞めないのか?
支えてくれた周りの人たちのおかげ、ということもあるけど、やっぱり、辛いこと以上にこの仕事が好きだからでしょうね。それしか考えられない。

仕事に片思いしてるようなもんですね。とほほ。




99/2/13 (土)
 

今日は朝一番で、トラックを修理工場へ持って (乗って) 行かなくちゃ。

朝一番で・・・朝一番・・・

結局、起きたのは8時。予定では工場に着いてる時間です。
やっぱ早起きはツラい・・・

おまけに、帰ってからまた寝てるし。


お昼の12時。母親登場。

「ゴハン食べなさい、作ったから」
ああ・・・どうもすみません。 ( ← まだ寝てた私)
「今日これから、お母さんの友達たちとキムチ鍋パーティーするんだけど、あんたも混ざらない?」
はあ?
いやパーティーとは言いませんでしたが、お友達をうちへ呼んで、鍋を囲むらしいです。
へええ、珍しい。

でも私は熱い物はダメ (買ったばかりのホットコーヒー、作りたてのラーメンはとても口にできない)、辛いモノはダメ (カレーは中辛が限界) なんですよ。
キムチ鍋なんて、熱い & 辛いのダブルパンチじゃん。絶対ダメです。

そういえば2年くらい前の冬の日、仕事が終わってから、
「今日は寒かったな。よし、近くの店に行こう」
と社長。
その時私は、ちょうど風邪を引きかけで体が辛かったんですが、
「う〜んそうか。じゃあ、暖かいもの食べて、早めに帰ればいいよ」
と言われて、これもお付き合いかなとついて行きました。

が、そこで社長が、
「あったまるぞ〜」
と気をきかせて注文してくれたのは、なんと豚キムチ鍋!
食べれないことはないものの、やはりキムチは冷めてもちょっとキツイので、
「本当に辛いのダメなんです」
と必死に言ったものの、
「ぬあ〜に言ってるんだあ、これがあったまるんだ、これが!」
の一点張り。
とほほ・・・まあでもいただきましたけど。

ちなみに翌日、風邪はひどくなってました・・・




99/2/14 (日)
 

バレンタインデーですね。

私はこの日、大好き。
といっても、別に自分が何かするわけじゃないんですが。今年チョコレートあげるのって、バイト先の人と父親だけだし。 (とほほ)

そうじゃなくて他の、バレンタインに告白しようという女性たちにとっては、すごく良い日だと思うんですよ。

だって考えてみると、ただ単にチョコレートを渡すだけで、
「好きなんです」
「実は愛しているのです」
「もうどうにでもして下さいッ」
っていう意味があるわけでしょ。(ちょっと違う?)
ただ物を渡すだけで、自分の好意を率直に伝えられる、こんな機会はそうそうないですよ。

でもこう言うと、
「だったらラブレターでもいいじゃない。渡すだけでいいんだし、第一バレンタインなんかとは違って、こちとら一年中有効だぞ」
という意見もあるかもしれませんが、それは違います。
もちろん 「渡すだけで気持ちが伝えられる」 というのは同じですが、大事なのは 「渡される」 側。

だって、バレンタイン以外の普通の日に、
「今日ひょっとすると、オレって告白されちゃうかも・・・」
なんて何の根拠もなく思ってる男性ってそういないですよね。
だけどバレンタインの日は、どんな男の人でも、
「ひょっとすると今日、チョコレートが・・・」
と考えるものだと思う。要するに、「告白」 を受け入れる体勢が出来てるってこと。

もちろん、告白されりゃいいってもんじゃない、その返事はそれぞれでしょう。
だけど少なくとも、心構えが出来てるのとそうじゃないのとは、やっぱり違うと思うのです。

男性の受け入れ態勢が出来てるこの日は、成就する可能性も高いですよね。
だから世の女性、ガンバッて! 告白されて悪い気する人はいないって。


バイトです。

お店の人たちへのチョコレートは、まとめてカウンターの隅に置かせてもらい、帰る際に1つずつ持って帰ってもらうことにしました。

義理チョコについては、
「そもそも真剣な愛の告白の日なのに!」
と反対派の方もいらっしゃるみたいだけど、私は用意して良かった!
今日はそのおかげで、今まであまりお話したことのない厨房の人たちとも、チョコレートをきっかけにお話できたんですよ。
嬉しかったな。やっぱり仲良くできてた方が、人間関係って断然楽しいですもんね。


この日はちょっとしたハプニングがありました。

9時半頃、お店に入って来ようとしてるお客さんの顔を見たら、げげっ!
女の人と2人連れで来た男の人は、前にうちの会社にいて、今は別の会社でダンプに乗っている人じゃないの。ヤバいッ! バイトは仕事関係の人には秘密なのです。

「厨房に隠れてなよ、早く早く!」
と店員さんに言われ、その人が帰るまで、厨房でお皿洗いなどしてました。とほほ。
「仕方ないもんね、いいよいいよ」
とホールの店員さん達は言ってくれたし、その人も30分くらいで帰ったので、まだ良かったですが。ふう。

んでもその間、これまでほとんど話したことのなかった、厨房のS井さんとたくさんお話できて嬉しかったし、すご〜く楽しかったです♪
まあ話題のほとんどは、なぜか私の過去の恋愛暦についてばかりでしたが。(だってS井さんが聞いて来るんだもん)

ハプニングも、却ってありがたかった1日でした。
まあバレなかったから言えるコトなんですけどね、




99/2/15 (月)
 

月曜の朝です。おはようございます。

みなさんは朝、どうやって起きますか?

目覚まし時計? テレビやラジオや音楽などをセットしておく? 母親に起こしてもらう?恋人からのモーニングコール? (うらやましい)

私はというと、起きる時間の15〜20分前、まずラジオのスイッチが入るようセットしておいて、起きなきゃいけない時間に目覚まし時計が鳴るようにしておきます。

なんですが今朝は、
「6時45分をお知らせします」
とのパーソナリティーの爽やかな声で、バッチリ目が覚めました。
「45分ッ!?」
とホントに声に出して、がばあっと布団から起き上がりました。
ヤバい!
遅刻ではないけれど、7時過ぎには家を出なきゃならないのに。

今朝は朝ゴハンの時間はないなあ。パン持ってって食べようっと。
とりあえずお弁当です、お弁当。
ゴハンをつめて、オカズはまず、冷蔵庫にあるモノで炒め物をして・・・あら、ちょっと量が多すぎた?

そういえば、今日からお弁当箱を変えたんだった。
今までのより小さめなので、炒め物を入れたらいっぱいになっちゃいました。

詰めてみると、思ったとおり、オカズはこれでいっぱいに。
これじゃあオカズが一品だけになってしまうけど・・・まあいいか。どうせお昼はトラック内で食べるんだから、誰に見られるわけじゃなし。

でもここで全国の方に暴露しちゃってますけど。




99/2/16 (火)
 

今日の仕事先は山なんですが、ここへ来るのは久し振り。

ふと見ると、荷物 (土) を積んでくれる重機機械の運転手さんは、知ってる人。

そして仕事してたらしばらくして、無線からどこかで聞いたことのある声が。
なんと、その機械の運転手さんでした。
「久し振り!」
「どうもどうも〜」
と挨拶を交わし、いろいろ話してましたが、
「優希ちゃんはいくつになったの? 24歳くらい?」
と聞かれたので、
「まさか! 今年の秋で6ですよ。今、25」
と言ったら、
「ええっ、もうそんなになる!? (呟くように)・・・結構いってるなあ・・・」
わ、悪かったですね(笑)
「でも、20歳って言うとちょっと無理あるけど、23、4で十分イケるよ」
あら、それはどうも。
「そっか〜、26かあ」
いえ、まだ25なんですけど。
「うちの会社のダンプのヤツらが、あのコいくつかなあって話しててさ、オレ、23か4くらいじゃないかなって言ってたんだよ。そっかあ、もう26かあ・・・」
いえだから、まだ25ですってば。今年の秋に6です。あと半年以上あるんですッ。
「もうそんなになるとはなあ・・・26かあ・・・」
だからまだ25だっつーの!

と、少々取り乱してしまいました、失礼しました。


山で積んでもらった土は、とある現場まで持って行ってます。

そこの社長さんが、帰り際、
「今夜はオレ、これから温泉なの」
と言ってて、くうっ、羨ましい。
まあ県内の温泉なんでしょうけど、それでもいいなあ。

悔しいから、今夜のお風呂は 「温泉の素」 を入れて、ちょっぴり熱めのお湯に入っちゃる!
そんで上がったらビール飲んで夕食食べちゃる。平日の夕食はいつも母親が作ってくれるので、上げ膳据え膳なんですよね。これで温泉宿に来た気分になっちゃうもんね。

ところが家に帰ってみたら 「温泉の素」 は切れてて、仕方なく、
「いいの。無味無臭の温泉なのッ」
と言い聞かせながら熱めのお湯のお風呂に入っていると、
「ちょっとちょっと」
とガラス越しに母親の声。
「悪いけどちょっと急用で出かけるから、夕食は自分で何かしてね」
と言い残して行きました。

うう、せっかくの温泉宿気分、上げ膳据え膳が・・・

というわけで、温泉気分計画は失敗でした。
って、最初からムリのある計画でしたね。
というかバカバカしいというか・・・




99/2/17 (水)
 

ポカポカ陽気のお昼休み。

お弁当を食べてノンビリしていると、コツコツ、とクルマを叩く音がしました。
ん? 誰?

けど周りを見回しても、誰もいない。
な、何なの・・・気持ち悪いじゃん。

と、またもコツコツと音が。ひ、ひええ〜!

よく見たら、運転席の屋根の上をカラスが歩いてて、それの足音でした。ああビックリした・・・


クイズです。

一緒に仕事していた運ちゃんに言われたんですが、
「もし優希ちゃんが釣りをしてたら、オレはなんの魚になって釣られたいと思ってるでしょう?」
だって。何だと思います?

答えは明日!




99/2/18 (木)
 

昨日のクイズの答えです。お待たせしました!

何の魚かというと、「鰈 (カレイ)」。

「オレ、優希ちゃんの彼 (カレ) になりたいから♪」
とのことでした。たはは・・・

他の運ちゃん達は、
「なあ〜んだ、オレ、「鯉 (コイ : 恋) 」かと思ったよ」
とか、
「「鱚 (キス : KISS) 」だと思った〜」
などと言ってました。(ちなみに私もキスだと思った)

毎日とは言いませんが、まあ無線ではこういう会話をしてるんです。
バカバカしいでしょ? でも楽しそうでしょ(笑)




99/2/19 (金)
 

仕事から帰って、お風呂に入ったら、後は夕食を済ませるだけ。それから後は自由時間です。
1日のうち、この時間が一番好き♪

さあ、今日の夕食は何かな?
と部屋へ行くと・・・なあ〜んにも、用意してありません。

おいおい、どうなってんの? 今から作るわけ?
うう、お腹空いたよう。

そこへ母親登場。
「今日? 焼き肉なのよ。ほらほら、ホットプレート出して野菜切って」
なんだそうか。ヨカッタヨカッタ。

しかしうちの焼き肉っていつも、カルビだけなんでよね。もちろんカルビも好きなんですが、たまにはタン塩も食べたいな。
と母親に言ってみたら、
「タン塩? イヤ〜よ、私好きじゃないもん」
って、あのね、別にお母さんに食べろって言ってるワケじゃないでしょ。買って来てくれるだけでいいんだから。

「あなた、タン塩なんて好きなの? 私知らなかったもん、そんなこと」
ううむ、そういえば・・・
母親と焼き肉行くことなんてないしね。

そういや、ハヤシライスを1度食べてみたくて、つい1、2か月前に母親にリクエストしたんだった。その時も、
「ハヤシライス? そんなの食べたいの?」
って言われたもんね。

意外と食べ物の好みって知られてないのかも。う〜ん、今度から意識的に話すようにしてみよう。
そうしたら私の好きな献立にしてくれることが増えるかも。

って、いややっぱそれは、あまり期待できないかも。
やっぱり父親の好み優先の、今のままだろうな。はあ。夫婦仲が良いのはいいんですけどね・・・

いいもん。家で食べれないんだったら、ハヤシライスもタン塩も、外食の時は必ず注文するもんねー。


ネット上での知り合いの方から先日連絡をもらい、とあるTV局が、女性のトラック運転手のことを取材したがっていると言われました。

なのでTV局の人と連絡を取り、電話でいくつか質問を受けました。
面白かったですよー。 番組の意向としては、トラックの仕事中だけでなくプライベートの姿も紹介したいとのことなので、かなり突っ込んだ話もしてました。

ところがそんな中、電話で取材を受けた女性の人が、何と私のHPを見てくれていたことが判明。
(私の寝たきりの父親のことを話してたら、「え、ひょっとして!? 」 となったのでした)

結構 隅々までしっかり見て下さっていたようです。知り合い以外でHPを見てくれてる方とお話するのは初めてだったので、なんかすごく感激でした。

とりあえず今日のところは、いくつか質問を受けただけでしたが、
「まだ未定なんですが、もしディレクターが直接お話を伺いたいと言ったら大丈夫ですか? またTV出演は可能でしょうか?」
と、最後に聞かれました。
「は、はい、大丈夫です」
と答えちゃいましたが、ええっ私、ひょっとしてTV出ちゃうかもしれないの!?

って、ンなわけないか・・・
だけど自分がTVに出る姿を想像してみたら、それだけで冷や汗が出て来る気がする。

そう考えてTV番組を見てみると、なんちゅうか、バカバカしいことをやっている人達でさえも、うう〜ん大したモンだと思えて来る。
実にこう、みなさんカメラの前でも堂々と、自然に振る舞ってますよね。その上 歌を歌ったりヘンな顔をしてみたり女装したり (どんな番組だ)、部屋で1人でやったとしても、自分が情けなくなってきちゃうようなことをやってのけている。
まあそれが芸なのでしょうが、それにしても信じられない度胸というか神経ですよね。大したもんだなあ。(誉めてるのか?)




99/2/20 (土)
 

仕事がなくて、またお休みです。

雪が降ってるけど、久し振りに出かけようかな。買い物でもして来よっと。

その前に、お昼をどこかで食べることにしたんですが、アルバイト先の人の知り合いがオープンしたというお店に行ってみることにしました。

1人では喫茶店や映画には行けない、という人もいるらしいけど、私は結構平気です。
なのでとっととお店の中へ。

店内は小ぢんまりしていて、なかなかいい雰囲気です。
お昼時だったので5、6席あるテーブルは満席。
「すみません、カウンターしか空いてないんですが・・・」
と店員さんが申し訳なさそうに言うので、
「あ、カウンターでいいですよ」
とさっさと座りました。

カウンター席ってあまり座りたがらない人もいるようですが、私は全然平気です。たとえ満席でなくても、混む時間帯だったら、進んでカウンターに行っちゃいます。
自分がお店で働く立場に今まで何度もなっているので、そのせいかも。



メニューを一通り見て、ハンバーグオムライスを注文しました。
「少々お時間がかかると思うんですが、すみません」
と店員さんが申し訳なさそうに言うので、これも、
「ああ、いいですよ〜」
とニッコリ。本でも読んでりゃいいんだもんね。

お店で働く側の立場でつい見てしまうので、多少のことならOKなのです。
でもこれも、店員さんの対応が一生懸命なのが条件ですけどね。
「どうもすみません!」
と本当に申し訳なさそうに言われたら、
「ああ、いいですよ〜」
って思っちゃいますよね。でもそれが横柄な態度だったりすると、
「何なんだあ、その態度はあ!」
となっちゃう。

ほどなくして店員さんが、
「すみません、お待ちの間、これお飲みになってて下さい」
と、アイスティーを持って来てくれました。
あら、どうもありがとうございます。
サービスの良さに感激です。うちのお店も見習わなくちゃ。

それほど待つことなくオムライスが出て来て、おいしかったです。

ここでまたも、お店で働く側としての意識が出て来て、
「残さず食べなければ」
とオムライスとサラダはもちろん、添えつけのパセリまでもムシャムシャ食べちゃいました。

食事を済ませた後、こちらの店長さんに、バイト先の人の紹介で来たんです、と一言ご挨拶しました。
もちろんお気遣いされないよう、ちゃんとレジを済ませてから。

店長さんはとても愛想良くて腰が低くて、すごくいい感じでした。このお店、流行るといいなあ。





99/2/21 (日)
 

やりました!

何をと聞かれると、まあ大したことではないんですが、髪をちょっと切りました。

いや、ちょっとのつもりが、切りすぎた・・・しまった・・・
「こうしたい」 という髪型になるのは、これでまた1年以上先になってしまいました。
まあその頃には、気が変わって別の髪型をしてるような気がするけど。


バイト中。

お客様として、50半ばくらいのご夫婦がいらしたんですが、なんか見たことある方達のような気がします。

と思いつつオーダーを取りに行きました。コーヒー2つにトーストですね、はい。

注文のお料理を持って行ってからも、チラチラと気付かれないように伺ってはみるものの、む〜、思い出せない。
このままではお客様の様子を伺う、ただの怪しいヤツになってしまうッ。

と思っていたら、あー、思い出した!
高校の時、冬休みの間だけアルバイトしていたおそば屋さんの店長さん & 奥さんだ!

スッキリしたけど、向こうは私に気付いてないような感じです。

清算の時、私が行って話かけてみようと思ってたんですが、別の店員さんが行っちゃって、結局お話できずじまいでした。

せっかく感動の再会になるチャンスだったのに・・・って、感動ってほどでもないか。




99/2/22 (月)
 

仕事中、無線でのお話です。

一緒に仕事してた人が、
「今日、Hの日だって知ってる?」
Hの日? なんで?

「2月22日で、ニャンニャンだから」
はっは、なるほどー。

実際に今日は、ニャンニャンで猫の日だそうです。



この 「Hの日なんだって」 と言っていた運ちゃんは、いつもすごく面白い人です。

その後のラジオでも、
「今日のリクエストは、春を呼ぶ曲です」
とのことで、キャンディーズの 「春一番」 がかかりました。
そしたら曲が始まると同時に、無線のマイクのスイッチを入れて、
「雪〜がぁ溶けて川〜になって流れていきぃますうぅ〜♪」
と同時にいきなり歌い出して、笑い上戸の私は、トラックの中で1人で思いっきり吹き出してしまいました。

その後、イルカの 「なごり雪」 がかかった時も、突如無線のスイッチをONにして、
「なぁごりぃ雪の〜降る時にいぃ〜♪」
って一緒に歌ってたし。
ラジオを聴いてなかった人はワケ分からなかっただろうけど、もう最高におかしかったなー。

ホント面白い人だ〜♪ 仕事もすごく出来るし。いいね、こういう人。

既に結婚しちゃってるのが残念ですが。世の女性はイイ男を早く見つけるのがうまいなあ。




99/2/23 (火)
 

今日もまた仕事がありません。

一応、7時に目覚まし代わりのラジオをセットしておいたんですが、そんなもので起きられるはずもなく、布団の中でウトウトしてました。

と、そこへ携帯電話が。
こんな時間にかかってくるといえば、社長からの 「仕事が入ったぞ」 コールしかないので、途端にがばあッと布団を押しのけて飛び起きる私。まるで 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 で、部長が現れた時の両さんのよう。

寝起きの声だとマズいので、
「もしもし、もしもし。よし」
と発声練習をしてから、
「もしもし、おはようございますッ!」
「ああ、おはよう。仕事すぐ出れるだろ?」
と社長。
「はい、すぐ出れますッ!」
と、パジャマ姿で髪もめちゃめちゃで顔もまだ洗ってない私は、正直に言いました。

「じゃあすぐ出て。まあオマエん家から近い場所だけど・・・」
と場所の説明。

電話を切って、急いで身支度を整える。とその間に、
「お母さんゴメン、仕事入ってすぐ出てかなきゃならないから、私が身支度してる間にお弁当用意しといてくれる? ありあわせでいいから」
と言うと、
「え゛っ!? ゴハン炊いてないわよ〜!」
なっ・・・
じ、じゃあ、いいです。
途中コンビニで買ってきます。

「コンビニのお弁当なんて、栄養ないからダメよお」
と母親は言ってましたが、私がいつも作っていくお弁当よりは確実にオカズの数も多いだろうし、栄養あると思います。




トラックでコンビニに乗りつけ、朝食と昼食と、おっと、やっぱり朝食はサンドイッチよりオニギリにしよう。あ、買い置きの缶ジュースの紅茶もなかったっけ。あといつも読んでるこの雑誌も。それに夜のおつまみのポテトチップスも買っとこう。そうだ、ガムもなかったな・・・
と、朝っぱらからコンビニで、2千円分もの買い物をしちゃいました。急がなきゃいけないってのに。

でも、山に着いたのが8時10分。
他の人と同じ回数ちゃんと出来たし、まあいいじゃん。(いくない?)


3日前に買って来た小説をもう読んじゃいました。
800ページもあったのに・・・

明日からまた、お昼休みがヒマです。困ったな




99/2/24 (水)
 

うちには2匹ネコがいますが、うち一匹は、いつもゴハンを食べに来るノラネコちゃんの来るのを じい〜っと待ってることが多いです。

寝てるかゴハン食べてるか待ってるか、というほど。
来たら来たで、ニャーニャー鳴きながら窓ガラスを一生懸命引っかきます。(爪は出してないけど)

う〜ん、なんてけなげなんでしょ。
よしよし、私は愛する2人の恋路を邪魔するほど野暮じゃありません。
うちのネコは春で3歳になるんだけど、人間で言うと25歳くらいなんだそうな。(あらっ、私と一緒じゃん)
恋するのに早すぎるってお年頃では決してないもんね。さあ、心ゆくまでジャレ合いなさ〜い♪
かかと、理解ある私が窓をそっと開けてやると、2匹は顔を近づけて・・・
「・・・ふう〜っ!」
「うう〜〜っ!」
とオッソロシー顔で威嚇し合ってました。
な、何なの? 愛し合ってたんじゃないの、アナタ達!?

慌てて窓を閉めましたが、それから何度もやってみたけど、いつもこう。
何なんだ、じゃあ何でいつも待ってるわけ? 何でいとおしそうに窓ガラスを引っかくわけ??

わ、分からん・・・
人間の女性の心も複雑ですが、ネコも複雑です。




99/2/25 (木)
 

25日といえば、お給料日ですね!
(そうじゃない人ゴメン)


今日は仕事が終わってから、仕事関係の人達と飲みに行って来ました。

お店は初めて行く所。。
一品料理店のような感じで、カウンターだけのこじんまりしたお店です。
う〜む、ちょっと騒ぎづらい雰囲気だなあ・・・

オヤジさんはなかなかこだわり派らしく、生ビールもジョッキでなく、陶器なんですよ。まあそれはいいんですが。
お腹空いたから何か頼もう、と壁に貼られてあるメニューを見ても、達筆 (だと思う) すぎて半分くらい読めない。
「適当にみつくろってちょ」
とも、このオヤジさんにはなんだか言いづらいし、うう、困った・・・

1人がイカのお刺し身を注文して、私に、
「食べるだろ?」
と聞いて来ました。
でも、実は私は、生のお魚はダメなのです。食べれるのはエビだけ。
「生のお魚は食べれなくって・・・」
と言うと、カウンターの向こうにいたオヤジさんがキラリーンッ、と私を見て、
「魚がダメじゃあ、この店では食うモンないよ」
と一言。ひええ。
「あ、でも火を通してあれば大丈夫なんですけど」
と慌てて付け加えたものの既に遅く、オヤジさんはイカをさばきに奥へ入って行ってしまいました。
ううッ、怖いよう。

なんだかすっかり気をくじかれてしまい、ビールをチビチビと飲みながら、手羽先餃子や湯豆腐などをなんとか注文しました。

しばらくしてイカ刺し登場。
と、よく見ると、イカの切り身がピクピクッと動いているじゃあないですか。
「ああ、生きてるヤツをさばいてもらったからな〜」
とみんな、平気な顔で食べてましたが、私はピクピク動いてるイカを横目で見ながら、、
「どどうして切られているのに動くのだ! 体が動くのは脳からの指令で、神経がつながってなきゃ不可能なハズではないのか?」
などとドキドキしてました。
まあこれは意識的に動いている訳でなく、一種の反射のようなものなんでしょうが。
それにしても生き作りとか踊り喰いとか、ああいうのはやっぱ苦手だな〜。


2軒目。スナックかバーかよく分からんお店へ。

店内はカウンターは満席。私たちはボックス席へゆったりと座って、他の人がカラオケを歌うのを聴きながら、おツマミをポリポリ食べてました。

と、1つ1つ小さい袋に入ったチョコレートがありました。ピッと袋を破って食べようとしましたが、何だこれは・・・
小指くらいの大きさのそのチョコレートは、よく見ると、なんと男性自身の形をしています。
「げげっ!」
と心の中で叫び、辺りをそっと見まわしても、連れの人達は誰も気付いてないらしく、陽気に店員のおネエちゃんと喋ったりカラオケの本を見たりしてます。
う〜む、まあ、いいか。
とポリポリ食べちゃってましたが。それにしてもこのテのワケ分かんないお菓子は、一体どこで売られているのか謎です。


他の人たちは3軒目に行ったらしいですが、もういい時間だったし、私はお先に退散して来ました。これ以上飲めないし。

明日も仕事なので、もう寝ます。

そういえば明日も、知り合いと飲みに行く約束してたんだっけ。




99/2/26 (金)
 

芸能人や映画については、人によって好き嫌いがあるからあまり書かないようにはしてたんですが。
今回だけちょっと、あえて書かせてもらっちゃいます。




週刊誌などでかなり騒がれたのでご存知の方も多いと思いますが、歌手の華原朋美さん。
あの事故はやはり自殺未遂だったんじゃないかとか、彼女をプロデュースしてくれていた恋人との別れとか、いろいろあって今は事実上活動停止のような状態になっちゃってるらしいです。

別に私は彼女の大ファンというわけではないです。それが何で急にこんなことを書くのかというと、つい先日、ビデオテープの整理をしてたら、1年ほど前に録った歌番組の中で、彼女が歌っているシーンがあったの。
実際に歌っているのを初めて聴いたんですけど、歌、うまいんだよね。

今いろいろ大変な状態なんだろうけど、ぜひ歌で頑張って欲しいって思った。
パンドラの箱じゃないけど、これだけ歌えるんだもん、希望はあると思います。


昨日行った2軒目のお店で、彼女のその歌を歌ったんだけど、・・・

ホントに歌うまいよ、彼女は・・・
と、自分が歌ってみて、改めて思い知ったのでした・・・とほほ。




99/2/27 (土)
 

レストランのアルバイトです。
私が高校の時にアルバイトしてた、おそば屋さんのご夫婦がいらっしゃいました。
先日も来られたんですが、その時は私、気付くのが遅れて、結局ご挨拶出来なかったんですよね。

そして今日、
「いらっしゃいませ」
とお冷やとメニューを持って行った時、
「・・・あの、おそば屋さんのご主人ですよね? 私のこと、覚えてらっしゃいます?」
と声をかけてみたら、
「覚えてるよお〜!」
とご主人、ニヤッと笑うじゃあないですか。おおっ、良かった〜。

「この間いらっしゃった時、お帰りになられてから、私思い出して・・・」
と私が言うと、ご主人は、
「オレは最初ってから分かってたヨン」
とのこと。なあんだ。お声かけて下されば良かったのに。
やっぱり私が何も言わなかったから、気付かないフリをして下さってたんですね。

久し振りの再会で、奥さんともども、少しお話できました。
「しょっちゅう来るんだよ」
とおっしゃってたので、またのご来店お待ちしています!


9時半になった頃、
「店長から」
と、店員全員に、メロンシャーベットがふるまわれました。
おおっ、何だ何だ。余ったのかな?
お客様に見えないよう、厨房の方に引っ込んで、交代で食べました♪

う〜ん、アイスクリームなんて久し振り。
コーヒーカップに入れられたシャーベットをティースプーンでしゃりしゃり食べてたら、厨房のK島さんに、
「甘いモン好きなの?」
と言われちゃいました。そ、そんなに嬉しそうに食べてました、私?


閉店してからは、オーダーミスで余ったチョコレートパンケーキを、2枚も食べちゃってました。

確か夜9時以降は、甘い物は食べない方がいいって言われてるような気がするけど・・・
もう夜の12時なんですけど・・・

まっいいや、これは明日の朝ゴハン!
明日は日曜だし、お昼頃に起きて、1日2食にすればちょうどいいもんね。

・・・ホントにこれでいいのだろーか?




99/2/28 (日)
 

バイト中。

私がバイトに入るのは、土日 ・ 祝日の夜と決まってるので、一緒に仕事する人も決まってます。

社長の息子のN村さんと、ベテランウエイトレスのA美さん。このお2人は婚約中♪
カウンターの I 瀬さん、そして仲良しの、大学生のY枝ちゃん。

皆さんにはとても良くして頂いて、おかげでバイトはとっても楽しいです。


そんな今日のこと。

カウンターのお兄さん ・ I瀬さんが、唐突に、
「高木さんて、FBIに入りたいと思いません?」
といきなり。

私は即座に、
「あ、思いますよ。私、高校卒業する時、探偵社に片っ端から電話して、社員募集してないか聞きましたもん」
それを横で聞いていた社長の息子、N村さんが、
「ちょっ、ちょっとオマエら」
と必死に笑いをこらえながら、
「いきなり、” FBIになりたくない? ” って聞く I 瀬も面白いけど、それに即座に答える高木さんもかなり面白いぞ!」
と、かなりウケてました。
そ、そんなにおかしかったっすか?
う〜ん、唐突だったからねえ・・・まあでもこの話は本当で、卒業を間近に控えた高校時代、クラスメートが次々に就職先を決めていく中、私はのほほんとしてて、
「どういう所に就職しようかな〜。探偵社ってなんかいいかもね」
と思い、電話帳を見て、市内の探偵社全てに片っ端から 「社員募集してませんか?」 と電話したのでした。
結局、全滅だったわけですけど。でも中で1社、
「あの、こんな所に電話してないで、ちゃんとした会社に入られた方がいいですよ・・・」
って忠告? して下さる方もいて、なんかおかしかったな。


私のこういう経験って、大抵の人は、
「面白〜い! 行動力あるねえ」
と感心 (?) して、大笑いするんですよね。

この他にも、
「普通の人はやらないよ、アンタそんな・・・」
と言うようなことを、私は他にも色々してる。

どうかなあ、行動力がある、とは自分でも思うけれど。
でもさ、行動しないと面白くないじゃん。考えてるだけじゃ。

でも私の場合、行動しすぎなのかも。





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