Windy day  - ウエディング・イブ

 はじめに

このページは、誰にでもできる結婚披露宴の撮り方のちょっとしたコツをご紹介しています。
普通のカメラで一般的な披露宴 (色打掛で入場、来賓の挨拶、乾杯、お色直し、ケーキカット、スピーチや余興、キャンドルサービス、花束贈呈)に出席したと仮定しています。

今はいろんなウェディングの形式がありますので、一般的な披露宴でなくても、これから紹介させていただくポイントを応用して頂ければと思います。

結婚式前夜に読んでほしい、そんなページです。




 まず会場を

式場に入る前に、その建物を撮っておきましょう。
建物と一緒に空も写るようにして、当日のお天気が分かるように。あくまでも当日の記録ですので、雨や曇りでも気にすることはありませんが、雨の日はレンズに水滴がつかないように気を付けて。



 

受付
両家のそれぞれの人達と、あと人が来るのを待って、受付中の所も。


 思い切って開宴の前の会場も

会場にはたいてい早めに着いて、披露宴開始まで案外時間があるもの。準備中の会場も一枚押さえておくと面白いかもしれません。

ただ当然スタッフの方達が慌ただしく準備していますので、ウロウロすると邪魔になりますし、式場によっては立入禁止の所も多いでしょう。なのでドアをそっと開けて素早く一枚だけパチリ、にしておいた方がいいかもしれません。

開宴前、ケーキを並べている所。
こういうのも面白い



 少しの工夫で、普通より差をつけた写真を

わざとカメラを斜めに構えたり、2人に見つめ合ってもらって撮ると、すごくステキな写真に仕上がります。
見つめ合ってもらう場合、おそらくほとんどのお2人が目を合わせた瞬間「プッ」と照れ笑いするでしょうので、その瞬間を収めるため、すぐに撮れるようカメラを構えておきましょう。
わざとカメラを斜めに構える
見つめ合ってもらって



 いよいよ開宴!

会場に入る前には、新郎新婦、ご両親が並んでお客様をお出迎えする場合があります。(最近では少ないですが) このシーンもぜひ撮っておきましょう。
新郎新婦はもちろん、それぞれのご両親も撮っておくと喜ばれます。

お客様が歩いて前を通るので、撮るタイミングは少々難しいですが、ファインダーを覗いたまま根気良く待ちましょう。今だと思ったらすぐにシャッターを押して。ここは瞬間勝負です。
根気はいりますが、じっくり待てば待っただけ、良い写真が撮れますよ。

お迎えしているシーンや、新郎新婦はもちろん、ご両親も



 席札でちょっと工夫を

披露宴会場に入ったら、まだ来ていない新郎新婦の席に行き、席札を外してお花の上に置いて撮っておきましょう。フラッシュを点けると光ってしまうのでOFFにして。
撮り終ったら席札を戻すのを忘れずに!



 入場です。披露宴の始まり!

新郎新婦の入場です! 席を立って写しに行ってもOK。

少し遠くからと、ぐっと近くに来た時とを撮るようにします。他のシーンでもそうですが、遠くからと近くから(またはズームを使って)バストアップなどもまじえて撮るように心がけると、メリハリのついた写真になります。

立ち位置の基本は向かって左が新郎、右が新婦です。歩く際は新婦は新郎の少し後を歩くようになるので、新郎側から撮ろうとすると新婦が陰に隠れて見えなくなってしまうので、必ず新婦側から撮るようにします。
動いてる2人を撮るので、シャッターチャンスは案外難しいです。カメラを覗きながら追いかけるようにして待ち、素早く撮りましょう。

少し遠くからと、近くに来た時にパチリ



 乾杯!♪

厳粛ムードでなかなかウロウロできませんが、乾杯したら食事も始まり、一気にざっくばらんな雰囲気になります。どんどん動いていきましょう!
新郎新婦席には写真やお酌で人が来る前に、すぐに行って、もう一度乾杯してもらってぜひ押さえておきましょう。



 お酌しに回るご両親を

乾杯が終わって少しすると、新郎新婦のご両親がお酌に回ることがあります。気が付いたら、そのシーンもぜひ。
お酌は来賓席、友人席、親類の順に回ります。笑顔になった所をパチリ。



 カメラ目線ばかりじゃつまらない

写真を撮る時は大抵、「○○ちゃ〜ん!」とこちらを向いてもらって撮ることが多いですが、カメラを意識したおすまし顔ばかりでは後から見返した時にちょっと物足りない。
ぜひカメラの方を向いていない自然体の写真も撮っておきましょう。お酌されてたり、他のお友達とおしゃべりしていたり、スピーチを聞いたり余興を見ている時などなど。
余興はつい私達もステージの方ばかりを見てしまいがちですが、それを笑顔で眺めるお2人はとてもいい表情をしています。そっと振り返って、ぜひ撮っておきましょう。
カメラ目線のとそうでない自然なのと両方の写真があると、メリハリがついて良いですよ。

笑っていたり拍手していたりするシーンは、楽しそうな様子がよく伝わる



 お花を利用して

新郎新婦席の前のお花や、左右にあるケーキやキャンドルを入れて、新郎新婦を撮ってみましょう。
お花やケーキ、キャンドルは全て、ファインダーの3分の1くらいほど入るようにし、その前や上に2人が来るように撮ります。構図としては縦にカメラを構えた方がいいでしょう。
ただこの時、フラッシュをONにしておくと、手前のお花に光が当たりすぎて色が飛んだり、肝心の人物が暗っぽくなってしまいます。思い切ってフラッシュをOFFにして撮ってみましょう。この時シャッタースピードがわずかに遅くなるので、カメラはしっかり構えてブレないように注意。


× フラッシュON
ケーキに光が当たりすぎ
○ フラッシュOFF
全体的に同じ明るさに



 山場はやっぱりこれ! ケーキカット

ケーキカットの時は司会者の方が、
「カメラ、ビデオをお持ちの方は前の方にどうぞ」
と声をかけてくれます。いい場所を取るため、サッと席を立って行きましょう。
ベストポジションは、ケーキと新郎新婦の姿がキレイに写るよう、正面や横すぎでなく斜め。

ケーキにナイフを入れた後はしばらくそのままでいてくれるはずですから、タテ、ヨコと持ち替えて数枚撮っておきます。



 お料理もいい記念です

心づくしのお料理もぜひ、記念に残しておきましょう。
自分のテーブルに運ばれてきたものを一皿ずつ撮るのも良いですが、枚数がかさんでしまうので、ここは新婦席のがおススメ。
新婦はほとんどお料理に手をつけてない(つけられない)ことが多く、なのでお皿も下げられずにテーブルに残されていることが多いです。最後のデザートが出るまで待つことはありませんが、何皿か出たら、新婦がお色直しなどで席にいない時、そっとひな壇に上がって撮ってきましょう。

ほとんど食べられない新郎新婦のために、写真だけでも?



 スピーチはしてる人ごと

スピーチの時は、その人だけ撮ってもいいですし、斜め後ろから新郎新婦も入るように撮ると、その時の雰囲気がよく分かる写真になります。



 プレゼント

余興などで、新郎新婦から列席の人へ、プレゼントを渡したり渡されたりするシーンがあります。そこはぜひ手渡した瞬間を狙って!
手渡す時はお互いニッコリ顔を見合わせていることが多いですし、良いシャッターチャンスになります。



 キスは前後も

余興の罰ゲームや逆に勝利したごほうび? などで、友人がキスをリクエストする時があります。そうなったら素早く2人の前へ!
キスしてる瞬間はもちろんですが、キスする前、またはその後も、お互いテレて見つめ合っている様子はとても微笑ましくてステキです。ぜひぜひ撮っておくといいですよ。


キスの瞬間はもちろん、
前後もイイ感じ♪



 動きの早いシーンは必ずフラッシュをONにして

余興はゲームだけでなく、空手やダンス、太鼓など、さまざまに催されます。また胴上げやブーケトスなど、動きが早いものは、必ずフラッシュを点けましょう。フラッシュの一瞬の光はどんな早い動きでも止めてくれます。
太鼓など手元をブラして動きを表現したい場合は、わざとフラッシュを点けないで撮るのもアリです。しかし、顔もブレてしまうことがあるので、OFFにするのは1、2枚程度に抑えて、基本的にはフラッシュONにした方が安心です。
早い動きはフラッシュで止める!



 控え室にも行ってみよう!

お色直しで退場して10分くらいしたら(着物→ドレスの場合はもう少し経ってから)、控え室へ行ってみましょう。(女性に限りますし、事前に新郎新婦さんに行ってOKかどうか確認しておくこと!)
ヘアメイクしてる所やドレスを着せてもらっている所をアップや全身で、また部屋の様子が分かるようにわざと少し遠くから撮るのもおもしろいです。
ただしくれぐれも美容師さんの邪魔にならないようにだけ注意!

ステップアップした技としては、鏡に向かっている新婦さんを後ろから撮る方法。鏡の新婦さんの顔が見える所に立ち、後ろ姿と一緒に写しましょう。この時、鏡に自分の姿が映らないよう注意。自分が映っているとマヌケですし、鏡にフラッシュの光が反射してしまいます。それに注意して、ぜひチャレンジしてみて下さい。

また遅れて新郎さんが退場して来たら、新郎さんも着替える場合があるので、パンツ一丁姿は新婦友人にあまり見られたくないかもしれないので 速やかに退室します。

× 自分も鏡に映ってしまうと、フラッシュの光が!

○ 後ろ姿と鏡が重ならない所から



 ○○家、の看板も

会場の前の案内板も、ぜひ撮っておきましょう。
立ったままだと見下ろす感じになってしまうので、しゃがむか膝をつくかして、カメラを同じ高さに持っていって。
この時気をつけたいのが、フラッシュの光の反射です。まともに正面から撮ると光が白く反射して写ってしまうので、少し斜めから撮るようにするとうまくいきます。

× 正面からだとフラッシュの光が反射してしまう
  

○ 斜めからだとOK



 非常口に気をつけて!

会場の中や廊下など、入り口には 『非常口』 の緑のランプが灯っています。安全仕方ないことですが、やはり絵柄的にはない方がいいもの。
どうしても入ってしまう時は仕方ないですが、自分や相手が少し動けば入らなくなる場合は、なるべく入れないようにしましょう。
非常口だけでなく、撮る時は背景に気をつけて。ロビーや廊下では特に、トイレや自動販売機の前で撮ってる人を時々見かけますが、もったいないです。

× タテだと非常口が入ってしまう…

○ 思い切って近付いて横取りにすれば解消



 スタッフさんが近くに来たらチャンス!

新郎新婦には当日、進行係と介添えのスタッフがつきます。
新郎新婦にとってはお世話になり、思い出深い人達のはず。近くに来た時はチャンスです、撮っておきましょう。
進行係の人は、入場や退場の前、ケーキカットの前などのたびに進行の説明をしたり誘導したりしますので、その時が狙い目。
介添の人も同じく、新婦さんの衣装を直したり、お色直し入退場の前後には新婦の側についてますので、見逃さずに素早く撮りましょう。


キャンドルサービス入場の前
  

手紙を読んでいる時、ハンカチを渡す瞬間
  

お色直しでロビーを歩いてる所を前から



 カラオケしてる人も

カラオケしてる人も撮っておきましょう。
ぐっと近寄って上半身だけでも全身でもどちらでも。モニターも一緒に写すと、カラオケだと分かって良いです。


デュエットしてる人は見つめ合った瞬間を



 後ろ姿も

披露宴の見所はなんといっても新婦さんの衣装!
でも後ろ姿の写真は案外なかったりします。ドレスもですが、色打掛は特に後ろ姿も華やかでキレイですので、新婦が通り過ぎた後、撮っておきましょう。


正面はもちろん、

後ろ姿もイイですね♪



 一歩引いて、撮ってる人ごと撮ってみる

当日、新郎新婦2人の写真はたくさん撮るでしょうが、同時に他の人も撮っていた場合、あなたがいくら撮っても同じような写真になるだけ。こういう時は思い切って一歩後ろに下がって、写真を撮ってる人ごと撮ってみましょう。
楽しそうな雰囲気がすごくよく伝わる、一風違った写真になります。


人数が多いほど楽しそうで良い



 キャンドルサービスの時はついて歩きましょう

いよいよ宴もたけなわ、キャンドルサービスです!(やらない場合もありますが)
この時はじっと座って自分のテーブルに来るのを待つだけでなく、席を立って、2人について歩きましょう。全てのテーブルを回るので、シャッターチャンスは十分。慌てずしっかり狙って撮りましょう。

ポイントとしては、ご両親のテーブルではご両親も一緒に写るようテーブルごと、また新郎の友人のテーブルは、キャンドルにイタズラしたり、みんなで「バンザーイ!」とやってくれたり盛り上がる場合が多いので、必ずおさえておきましょう。
その他は2人を中心に、タテやヨコで何枚か撮ります。点火している所ばかりでなく、テーブルの前で一礼している瞬間や、歩いてる所などもあるとバッチリ。
そして意外にイイのが後ろ姿。点火の時、新郎は新婦の腰に腕を回していますので、後ろ姿もステキです。

キャンドルサービスは山場!
シャッターチャンスは各テーブルごとに何度もありますので、いろんな構図で撮っておきましょう



 メインキャンドルも

各卓に点火後はいよいよメインキャンドル!
この時もケーキカットと同じく斜めからがベストポジションですが、会場のお客さま側だと邪魔になるので、会場の壁側に位置取るようにします。(メインキャンドルは会場正面の向かって右側に設置されていることが多いので、右斜めから)

キャンドル点火では会場が暗いままになっていますので、フラッシュありで撮った後はフラッシュなしでも挑戦してみましょう。(設定をスムーズに変えられるよう事前に練習しておくとよい)
フラッシュオフにするとシャッタースピードがどうしても遅くなる(フラッシュの光がないぶん、シャッターを長く開けて少しでも光を採りこもうとカメラがする)ので、足を肩幅に開いて脇を締めて、しっかりカメラを持ちます。


キャンドルのみも記念に。
点火前
点火後



 どとうの感動シーン! 新婦からのお手紙

いよいよクライマックス、新婦からご両親へのお手紙です。感動しますね。うるうる。
新郎新婦にぐっと寄ってと、あと少し斜めからご両親と一緒に。お互いの顔が見えるように、それぞれ撮っておくと、ご両親にもきっと喜ばれるでしょう。

この時はご両親も主役。新郎新婦のご両親もそれぞれ撮っておきましょう



 花束贈呈

花束贈呈の時もプレゼントと同様、渡した瞬間を素早く撮ります。
この時も斜めから撮るようにするといいですが、邪魔にならないよう注意。

渡す瞬間を、カメラをのぞきながら待ちましょう



 少し後ろから

後ろに整列してる新郎新婦とご家族だけと、あと少し後ろから列席者もファインダーに入れて撮ると、会場の雰囲気がすごく分かって良いです。

フラッシュの光はとても届きませんし スポットがあたっているのでつけなくても大丈夫ですが、手ブレ防止のためにわざとフラッシュをつけて撮った方がうまくいきます


*その他のポイント

昼間のガーデンパーティーでない限り、ほとんどがフラッシュ撮影となりますので、電池の消耗は早くなります。新品を用意して、念のため替えも持って行くと安心です。


 あとがき


結婚披露宴はいかがだったでしょうか?

結婚式って、とても素敵なイベントですよね。たくさんの人が2人のために集まってくれて、お祝いしてくれる…当事者の2人にとって、そしてご両親にとって、忘れられない日になることでしょう。
そんな思い出の日を、1枚でも多く素敵な写真として残しておけたら。そのお手伝いをほんの少しでもできたらと、未熟ながらせんえつですが、このようなアドバイスのページをもうけさせていただきました。

ここで紹介したのは、撮影ポイントのほんの一部です。私自身まだまだ勉強中ですし、披露宴によってはオリジナルに富んでいて形式が全然違ったものもあるでしょう。これを参考にして、あなた自身が応用して、いろいろな撮り方にチャレンジしてみて下さいね。

どうかあなたの大切な身内の、同僚の、友人の方々がご結婚される際の、ステキな思い出づくりのわずかなお手伝いになれれば幸いです。



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