Windy day  - 車窓から

トラックの窓を開けると…運ちゃんってどんな人?
あおって来るトラック…どうすればいいの?
気になるあのランプ…3つの緑ランプの謎
しゃべる運ちゃん…1人で? いえいえ違います
運ちゃんはパッシングがお好き…右折のタイミング
車窓から…お姉さんパンツ見えてます




トラックの窓を開けると…

トラックの運転手さんというと、どんな人を想像するでしょう?

話題をふっといて何ですが、私だって全国の運転手のみなさんとお会いした訳ではないので、分かりません。
でも周りの人に聞いてみると、
「体格のいい、ちょっとコワそうな男の人」
というイメージが平均的なようです。

果たしてトラックの運転手さんは、本当に体格が良く、コワい人ばかりなのか?
いやそんなことはないはず。ならどうしてこういうイメージなのか。

一つは、やはりクルマの大きさではないでしょうか。まあトラックといっても2t車からトレーラーまで「トラック」になりますが、2t車などだと、最近増えている女性ドライバーなんかが乗ってるイメージで、なんだかホノボノ〜として来ます。
作業しやすいようポニーテールなんかにして、宅配便などを明るい笑顔で届けてくれてる、という感じじゃあないですか。うーん、サワヤカ。よっ 姉ちゃん、頑張ってるねえ、と缶コーヒーの一本も買ってあげたくなっちゃうお兄さんも多いはず。

しかしこれがトレーラー、見たことないけどトリプルトレーラーという想像を絶する大きさのものまであります。あーんな大きいモノを動かしてるなんて、とそれだけで怖い。
大きい車なんだからきっと運転手も体が大きい人なんだろう、となーんとなく思ってしまう訳です。

さて、これで「体格の大きいイメージ」の謎は解けました。(そうか?)
次は問題の、「コワい人が多い」 ということ。

体格が大きい=コワいとなるフシもありますが、それだけではないはず。
確かに、運送関係は「コワい人率」が高い職場だと思います。一般のマジメな会社員の人たちとは比べものになりません。
でも運送関係の中でも、職種によって、「コワイ人率」はまた違ってきます。

私が思うに、最も「コワイ人率」が高いのは、長距離トラッカー。それとダンプ業界でしょう。
長距離はその名の通り、長〜〜い距離を走ります。ほとんど日本列島縦断してる人もいます。
長旅は疲れます。途中渋滞に巻き込まれたり、指定の時間が迫って来るとイライラもします。
だからこそ、途中に横着な車がいたりすると爆発してしやすくなるわけです。

爆発した長距離運ちゃんの話をいくつか聞くうちに、すっかり私の中では「長距離」は、「コワい人率」が高い業種となってしまったのでした。

さて、次はダンプ業界です。っておいおい、私が今やってる仕事じゃないの。(当時)
もうハッキリ言っちゃいますが、はい、ダンプ会社は、バックに「その筋の人」がついてる場合が大変多いです。当然そこで働く人たちも、
「その筋の人」
「昔、その筋だった人」
「ちょいカスッてる人」
と、よりどりみどりです。

8時から5時まで、お仕事中だけのお付き合いだとそれほどは感じませんが、たまに休日などにみんな集まってバーベキューしたりすると、どう見ても前日にケンカして殴られたような青アザを顔につくっていたり、夏の海辺でTシャツを脱がなかったりする人は必ず1人はいたりします。

でも運ちゃん達は、パッと見は確かにコワい顔だったとしても、話してみるととても気さくで、面倒見が良い人ばかりです。

が、ここで安心するのは早いです。確かに運ちゃん達は仲間には優しいですが、横着なクルマなどには容赦なくコワいです。
だからみなさん、県外ナンバーの大型トラックとダンプカーは、仮にムッとする事があっても間違ってもケンカ売らない(買わない)方がいいです。車内で「糞トラックが!」と毒づくだけにしておきましょう。
おおコワい。やっぱり運ちゃんはコワい人が多いって事ですね。





あおって来るトラック。どうすればいいの?

対向車が途切れることのない片側一車線道路。
後ろを走っている車、なーんかイライラしてるみたい…

と思ってたらやはり、あおって来た! 車間距離を狭めてすぐ後ろについたり、過激な奴はパッシングしてきたり。

車をよく運転するあなたなら、一度くらいはこんな経験があるのでは?

あなたの前にずらりと車が繋がっているのなら、これ以上急ぐことは出来ないんだから気にする必要はありません。「1人でイライラしてお疲れさん」と鼻で笑っておきましょう。

が、問題はあなたの前がスカッと空いている場合。すなわち後続車はあなたに、「もっと早く走らんかいオラオラ」と態度で示しているワケです。

「っのヤロー、んなに近づくなよッ!」
とバックミラーを睨みつけても効果ナシ。こういう場合、どうするのがベストか?

1.思い切り急ブレーキを踏んでやる
2.遅い、と言ってるワケだから、仕方なくもっとスピードを上げる
3.窓を開けて顔を出し、キッと睨みつけるなどして威嚇する
4.止まるか適当な駐車場に入るかなどして、とにかく後続車を先に行かせる。

さあ、アナタはどうしますか?

私の個人的意見ですが(そもそもこのページは全てそうです)、まず絶対にやめた方がいいのが「1」。これはヘタしたら本当に追突される可能性もあります。

追突されても過失割合は10:0なのですが、修理費は相手負担だとしても車はやはり事故車になってしまうし、事故手続きであなたも不便な思いをすることになるし、ムチ打ちなど体に不具合が出ることもあるし、また後続車がその筋の野郎だった場合、なんと追突事故でもあなたにもいくらかの過失があるように力づくで持って行かれることもあるのです。
それに事故にはならなくても、ブレーキを踏まれて「ケンカ売ってんのかゴルァ!」とブチ切れた運転手に車を止めさせられ ぶん殴られる可能性もあります。

これはトラックに限らず、乗用車でも十分にあり得ます。(トラックの運ちゃんだって通勤途中は乗用車に乗ってる訳だし)

最近では本気でキ○ガイな野郎もいて刺される可能性なんかもありますから、車間距離を空けさせるためにブレーキを踏むのでしょうが、やめておいた方がいいです。



じゃあ「2」はどうだ? スピードを上げる。

もちろんそれが出来るならしてください。最初からしてください。
でも、
「こんなにスピード出すのは恐いよう」
と思うなら、そんな無理してまで出さなくていいです。もしそれで事故に遭っても、後ろからあおってた運ちゃんが責任持ってくれる訳じゃないんですから。

とりあえずなるべく後ろを気にしないようにしてそのまま走り、後の「4」を実行して下さい。



徹底抗戦!「3」だという頼もしい(無謀な?)あなた。

ちょっとにらんだくらいでは、車を降りてまで怒鳴りに来る運ちゃんはいないと思いますが(いたらゴメン)、これもあまりおススメは出来ません。

後続車の運転手がどんな人なのか分からんぞ、という事を念頭に置いといてください、くれぐれも。運転免許試験をパスしたからといって、健全な精神の持ち主であると保障されてる訳ではありません。か〜なり短気で、乱暴で、力持ちで、木刀でも車内に積んでる人かもしれません。

ケンカ売られてムカつくのはよーく分かりますが、先に書いたように本気のキ○ガイもいますから、くれぐれも刺激しないようにしましょう。



では最後「4」。あおってる車を先に行かせる。これが一番ベストだと思います。
道を譲ってあげたのに、わざわざ自分も止まって、
「…テメーよお、遅いってんだよぉ!」
と文句言う運ちゃんはまずいません。

でもこの時に気をつけたいのが、あおられたりパッシングされたからといって、対向車が来てて今すぐは追い越し出来ない状況なのに、止まってしまうこと。とにかくこういう運転手は止まるのはもちろん、減速もなるべくしたくないのです。

対向車が来てたり道沿いに駐車場がなくて今すぐ追い越してもらうのは無理な場合、とにかくそのまま走って(少しでもスピードを上げれるなら上げた方がいいですが、無理することはくれぐれもないです)、対向車が途切れるか車線が増えるのを待ちましょう。

そしてそうなった時、そのまま走りながらハザードを点灯させるだけでOK。行かせてくれるんだな、と察して、とっとと抜いて行くでしょう。

あおっていたのがトラックでも基本同じです。
あおられるとムカつきますが、血の毛の荒い奴はどこにでもいるもの。はいはい1人でカッカしながらさっさと行ってスピード違反でも事故でも何にでも遭えや、とでも思って見下しておきましょう。





気になるあのランプの謎

トラックを正面から見た時、フロントガラスの上に 3つ並んでいる、緑のランプ。あれは一体何なのだ?

速度をランプによって表示しているんだと見当がついてる、勘の良い人もいるハズ。その通り、このランプはそのまま「速度表示灯」といって、5t以上の大型トラックに付いています。
(このランプがないものは4t未満なので、普通免許があれば運転可能)

向かって一番右の助手席側のランプが0-40kmで点灯。次に左端の運転席側が40-60km。真ん中のランプは60km以上出ている時に初めて点灯。

それは分かったけど、あれは一体何のためなのだ?
さあ、分かりません。そしてなぜ大型車のみについてるのか。何ででしょうね。
と言ってしまうと話が終わってしまうので、理由は分かんないけど付いてるこの表示灯の利用方をひとつ。

まずこんな場面。
交差点、あなたは右折しようとしてます。信号が黄色になりました。すぐ赤に変わり、右折の矢印が出るでしょう。
でも、向こうから大型トラックが交差点に差し掛かる手前を走って来てます。止まるのか、来るのか。止まるのか来るのか止まるのか来るのか…

こんな場面に遭遇したことのある人も少なくないはず。ここでそのトラックに表示灯が付いてるなら、素早く見ましょう。

真ん中のランプが点いていたらトラックは60kmは少なくとも出ているということ。交差点手前のキワドイ距離にいてもなおそのスピードなら、当然トラックは突っ込んで来るでしょう。右折するのはちょい待ちましょう。

と同時に、トラックの後ろにいて信号が見えておらず、一緒について突っ込んで来ちゃう乗用車もたまにいます。右折するのはもうちょい待ちましょう。

でもここで、「そっか、じゃあ真ん中のランプが点いてなかったら、60km以下ってことなのね」
と思い込んでしまうのもちょっと待った。それがそうとも限らないのです。

どういうことかというと、表示灯が切れているのにそのままにしてあったり、中にはわざと電球を緩めて点かないようにしている人もいます。
少数派でしょうがそうしてる人はたまーにいますので、くれぐれも表示灯を鵜呑みにはしないで、臨機応変に利用してくださいね。



※速度表示灯は、トラックを輸入する際の弊害や一般への認知度の低さなどから1999年に廃止されました。
それ以降の大型トラックには90km/hで動作するスピードリミッターの装着が義務付けられています。





しゃべる運ちゃん。こ、こわい?

あなたは見かけたことないでしょうか? トラックを運転しながら、1人でしゃべっている運ちゃんを。携帯電話も持ってないし、何を1人でしゃべってるんだ? おいおい、今度は笑ってるよ…

うーん。想像すると確かにブキミだ。

だけど運ちゃん達は決して、アブない人ではいなんですよ〜。(まあ本当にそんな人も中にはいるのかもしれんけど)
実はかくいう私も、仕事中のトラックの中で「1人で」しゃべっちゃっていたのです。

どういうことかと言うと、正体は、無線。アマチュアとかパーソナルとか種類はいろいろですが、要はトラックにアンテナを立てて、離れた人とマイクを通してしゃべっているのです。

このマイクが問題で、しゃべっている間じゅう手で持っていなきゃいけないというと面倒だし、片手運転になって危険だし。

ということで運ちゃん達は、マイクを固定して取り付けておくわけです。
マイクのON・OFFスイッチは、操作しやすい位置、大抵はギアの横などに固定してあります。
マイクは小型なので外からは見えにくく、
「…1人でしゃべってる…」
と思えてしまうワケです。

無線はその種類や手を加えることによって、どのくらいの距離にいる人と話せるかにかなり差が出てきます。
遠くの人と話をするためには、当然電波を強く出力する必要があります。トラックがお店の前を通ると自動ドアが開いたりすることがたまにありますが、そのためです。(現在は法規制が厳しくなり、違法電波は少なくなったそうですが)

運ちゃんの全てが無線をつけているのか、というとそうではありませんが、まあ大半はついてると思っていいようです。
特に運転している時間が長いダンプや長距離の運ちゃんなどはつけている人が多いでしょう。

無線はパソコンで言えばチャットのようなもの。チャンネルを合わせれば、そこにいる不特定多数の人と話すことが出来ます。
会話には参加せずこっそり聞いてることもでき、こちらはチャットと違って、立ち聞き状態の人が果たして何人いるのか、確認する術はありません。自分の会話が何人の人にこっそり聞かれているか分からないのです。
そのため無線では個人の住所や電話番号、会社名などは言わないことが一つのマナーとなっていて、ニックネーム(パソコン上でのハンドル)でお互い呼び合っています。

気になるその話の内容は?
しゃべっている多くが20代〜の男の人なので、男三人寄ればムフフ、ってことわざはありませんが、まあちょいとHな話からすごーくHな話まで、さまざまです。ってHな話ばかりじゃあなくって、仕事や家庭でのことを始めとした世間話、それにスピード違反の取り締まりや事故渋滞の情報提供などいろいろです。

分かって頂けましたでしょうか。長距離の運ちゃんにとっては道路情報は特に重要ですし、しゃべっていれば眠気覚ましにもなる。無線はなかなか重要な役割を果たしているワケです。
だからみなさん、1人でしゃべってる運ちゃんを見かけたら、どうか暖かく見守って下さい。「ヘンな人!」なあーんて目で見るのはやめてね、お願い!





運ちゃんはパッシングがお好き?

片側一車線の道路で右折しようと止まると、車の後ろに後続車がズラーリ、ということがよくあります。

右折しようとしてるのが自分だった場合、やはり何となくアセるもの。
とにかく対抗車が途切れるのを待つしかないわけですが、たまに、減速して行かせてくれる車もいます。

「おう行かせてやるぜ。ふっ、優しいなオレって…」
と、気が利いて車の流れを分かっている人なら、結構思ってくれるもの。

そういう車の見分け方というのは、まず明らかに減速してくれてる場合。
その上、パッシングしてくれたならもうほとんど確実。「ありがとう!」と手を上げるか頭を軽く下げるかして、サッと右折しましょう。

親切な対向車は、乗用車の場合ももちろんありますが、トラックやバスの方が少し確率は高いようです。
これは別にトラックやバスに親切な人が多いというわけではなくて、(いえ多くないというワケでもないですが)やはり日頃から運転しまくっているので、クルマの流れも分かっており、そういう状況にも慣れているから対応できるのです。

そして更に、あなたの後ろで待たされているのがトラックだった場合、対向車のトラックやバスが行かせてくれる確率は、ぐぐーんッと高くなります。
これはトラック同士は何となく仲間意識がある上に、いったん減速したり停まったりすると加速が大変だということを身を持って知っているからです。

右折するあなたの後ろで待っている(または後ろから近付いて来てる)のがトラックで、対向車線からトラックまたはバスがやって来た場合は、行かせてくれる可能性がぐっと高まりますので、発進の心構えをしておきましょう。
明らかに減速してくれたりパッシングされた場合は、まず間違いなく行かせてくれるということですから、素早くサッと曲がりましょう。

ただこの時に注意したいのが、歩行者や自転車がいないかということ。 対向車がパッシングしてくれたので慌てて右折し、歩行者や自転車、対向車のバイクなどを轢いてしまうという「サンキュー事故」は実はとても多いのです。交差点では特に注意です。
なので右折待ちの時はボケーッとしているのではなく、いつ対向車が途切れても、赤信号になって右折矢印が出ても、パッシングして行かせてくれる対向車がいてもいいように、歩行者や自転車がいないかどうか、常に気を配っていてください。そうしていれば「行ける」状況になった場合スムーズに発進、右折できます。

あとちなみに、右折した時に対向車にパッシングされるのは、
「危ねーだろコノヤロ!」
と怒っているので、気をつけてくださいね〜。





車窓から

サブタイトルが『お姉さんパンツ見えてます』。変なタイトルでごめんなさい。

何なのかというと、あなたがタイトスカートを穿いた女性で、2車線の道路を走っていて 左側にトラックが並んだ場合、パンツ見られてますよーということなのです。

 ↑ こんな感じ

トラックからの視点は言うまでもなくかなり高いので、トラックの右側(運転席側)に乗用車が並んだ場合、トラックの運ちゃんからは、乗用車の運転してる人の首から下がちょうど見えるのです。
乗用車からはトラックの運転手の顔は見えないので、まさか自分が見られているとは思わない人がほとんどでしょうが…案外、見られているもの。

乗用車の多くの人は無防備で、高速道路などでものすごく渋滞してる時など、カップルのクルマが移動ヘルスになってたとウハウハ喜んでる(うらやましがってる?)運ちゃんの話は何度か聞いたことがあるし、本当に気をつけた方がいいです。

仕事中に無線を聴いていても、運ちゃんはしょっちゅう、
「おっ、おネエちゃん、キレイな脚」
「今のおネエちゃん、ミニスカートだったぞう!」
とか言ってたりします。全くくっだらないですが、可愛と言えば可愛い男心です。(そうか?)

「脚くらい見せてもいいわよーん」
という女性は構いませんが、
「ええッ、見られてるなんて知らなかった!」
と思われるなら、スカートの上にハンカチなど広げて乗せるなどしておきましょう。



ちなみに私がまだトラック業界に入る前、乗用車で走っていて、無線を聴いていると、
「おっ、赤い車のおネエちゃん。ミニスカート♪」
と嬉しそうな男の人の声。なんとそれは偶然にも、すぐ左側を走っていたダンプの運ちゃんだったのです。

すぐに分かれ道になって、お互い左右に分かれていくと、
「ああ、ミニスカートのおネエちゃん、さよーなら〜」
と言ってたのがカワイかった(笑)

あの時、
「私のことですか?」
と無線に入って行ってたら さぞビックリしたろうなあ(笑)





トラックの窓から見たイロイロ。
参考になりましたでしょうか…?
(何の?)




  TOP